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第一章 世界図書館と博識者
13話 拠点作成
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挑もうとしてふと手を止める。
「昨日は晴れてたからいいけど雨風凌げる所作るのが先か?」
歩き回るにはまだ不安があるしある程度力をつけるまではここにいた方がいいだろう。
そうして渡された本の山を横目に見つつ拠点を作ることにした。
運の良いことに材木は山のようにある・・・奥義使って自滅した跡だけど。
「たしか本の中に・・・・あった【木工】の本」
【木工】はMPを使い材木を加工する魔法で、木材ならばであれば何でも加工できる。ただしあくまで材木にしか効果は無く生えている木に関しては効果が無いらしい。
「お!思った通りにり丸太が変形する!!」
【木工】を使うと丸太が粘土のようになり、思った形に変形する。
「ふむ。【木工】を止めると元の硬さに戻るのか。」
地面に丸太粘土を積み重ね柱になるように変形させる。
「うーん。釘打ちとかできなし取り合えず一枚板で屋根と壁にするか・・」
柱の脇に同じように丸太粘土を積み重ね今度は壁になるように変形する。
「あとは屋根っと・・届かないから脚立が必要か?いや下からそのまま伸ばせばいけるか?」
壁の近くに屋根用の丸太粘土を置き【木工】で屋根をイメージする。
「おお!!屋根もできてる!!」
取り合えず完成したその建物は直方体の上の部分だけ水が流れるように傾けたシンプルな物だったがまあ初めて作ったのだったらこんなもんだろう。
「さて中に・・・あ!」
入り口作り忘れた。
「床とドアはなんとか作れたけど窓はどうにもならないな・・」
窓枠は【木工】でなんとかなるが肝心のガラスはどうしようもない。
「まあ取り合えず雨風は凌げるからいいか・・」
一応明り取りに壁の上の方に穴は開けてある。
「外に調理用のスペースも作るか」
流石に総木材なので中に作るのはおっかないし、煙とか充満したら辛いしな。
出入り口から屋根を伸ばし渡り廊下のようにして炊事場を作った。炊事場といっても柱と屋根があるだけで特に何も無いが。
「まあこんなもんだ・・」
「ワォォォォーーーーン!!」
遠くの方で狼らしき遠吠えが聞こえる。
「・・・・塀も作っとくか少し高めに。」
昨日襲ってきた狼を想定して3メートルほどの塀を作り今日の作業は終わった。
「昨日は晴れてたからいいけど雨風凌げる所作るのが先か?」
歩き回るにはまだ不安があるしある程度力をつけるまではここにいた方がいいだろう。
そうして渡された本の山を横目に見つつ拠点を作ることにした。
運の良いことに材木は山のようにある・・・奥義使って自滅した跡だけど。
「たしか本の中に・・・・あった【木工】の本」
【木工】はMPを使い材木を加工する魔法で、木材ならばであれば何でも加工できる。ただしあくまで材木にしか効果は無く生えている木に関しては効果が無いらしい。
「お!思った通りにり丸太が変形する!!」
【木工】を使うと丸太が粘土のようになり、思った形に変形する。
「ふむ。【木工】を止めると元の硬さに戻るのか。」
地面に丸太粘土を積み重ね柱になるように変形させる。
「うーん。釘打ちとかできなし取り合えず一枚板で屋根と壁にするか・・」
柱の脇に同じように丸太粘土を積み重ね今度は壁になるように変形する。
「あとは屋根っと・・届かないから脚立が必要か?いや下からそのまま伸ばせばいけるか?」
壁の近くに屋根用の丸太粘土を置き【木工】で屋根をイメージする。
「おお!!屋根もできてる!!」
取り合えず完成したその建物は直方体の上の部分だけ水が流れるように傾けたシンプルな物だったがまあ初めて作ったのだったらこんなもんだろう。
「さて中に・・・あ!」
入り口作り忘れた。
「床とドアはなんとか作れたけど窓はどうにもならないな・・」
窓枠は【木工】でなんとかなるが肝心のガラスはどうしようもない。
「まあ取り合えず雨風は凌げるからいいか・・」
一応明り取りに壁の上の方に穴は開けてある。
「外に調理用のスペースも作るか」
流石に総木材なので中に作るのはおっかないし、煙とか充満したら辛いしな。
出入り口から屋根を伸ばし渡り廊下のようにして炊事場を作った。炊事場といっても柱と屋根があるだけで特に何も無いが。
「まあこんなもんだ・・」
「ワォォォォーーーーン!!」
遠くの方で狼らしき遠吠えが聞こえる。
「・・・・塀も作っとくか少し高めに。」
昨日襲ってきた狼を想定して3メートルほどの塀を作り今日の作業は終わった。
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