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第15話 スティックシュガー8
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広夢は信じられない思いで息を呑む。
「うそ……!?」
「痛いと思うから痛い」
痛いと言う前にけん制された。
「そんなこと思わなくたって、いたっ、痛いですっ!」
反論するけれど、日向は乾いた声で笑うだけで腰の動きを止めない。
「少し我慢してろ」
「ふっ、あっ、ああっ!」
不自然に折りたたまれた全身から冷や汗が噴き出す。
汗に濡れた尻に、繰り返し腰を打ち付けられた。
その衝撃に脳まで揺さぶられる。
まるで体の中心に、熱した鉄の杭でも打ち込まれているみたいだ。
こんなの、我慢しろったって気が遠くなる。
「ひっ、くっ、せんぱい、たすけ、」
助けを求めようとして、覆い被さっている日向の顔を見た。
その瞬間――広夢は息ができなくなってしまった。
汗に濡れた髪、熱い吐息を吐き出す半開きの唇、そして欲望に濡れた瞳に目を奪われる。
普段は無感情、無感動にも見えるこの人が、こんな顔をするのか。
広夢の体の中を、ものすごい速さで血潮が駆け巡った。
「あっ、先輩……俺、先輩になら……何されたって……!」
両手を伸ばし、彼の首にすがるように抱きつく。
日向が背中を丸め、広夢の唇に自分のそれを合わせた。
下半身が焼けるように熱い。けれど胸の中は違う熱におかされた。
抱かれるというのは、こういうことなんだろうか。
痛いけれど嬉しい。
何か、ほんの少しだけれど心で繋がれた気がする。
触れ合う裸の胸から、汗に濡れた肌の感触と内側の鼓動が伝わってきた。
広夢は半ば意識を手放し、その鼓動だけに残りの意識を集中する。
そんな時、突き上げられた下半身に甘い電流が走った。
「ああっ! なに?」
「ここ」
日向が同じ場所を突き上げる。
「ふわっ、何これっ」
「前から鍛えてるならわかるだろ、前立腺」
前からって尿道開発のことか。
確かにブジーでいじって気持ちいいところを裏側から、今ぐりぐり押されている。
「やあん、せんぱい!」
快感が突き抜け、痛みなんてどこかへ飛んでいった。
「うそ……!?」
「痛いと思うから痛い」
痛いと言う前にけん制された。
「そんなこと思わなくたって、いたっ、痛いですっ!」
反論するけれど、日向は乾いた声で笑うだけで腰の動きを止めない。
「少し我慢してろ」
「ふっ、あっ、ああっ!」
不自然に折りたたまれた全身から冷や汗が噴き出す。
汗に濡れた尻に、繰り返し腰を打ち付けられた。
その衝撃に脳まで揺さぶられる。
まるで体の中心に、熱した鉄の杭でも打ち込まれているみたいだ。
こんなの、我慢しろったって気が遠くなる。
「ひっ、くっ、せんぱい、たすけ、」
助けを求めようとして、覆い被さっている日向の顔を見た。
その瞬間――広夢は息ができなくなってしまった。
汗に濡れた髪、熱い吐息を吐き出す半開きの唇、そして欲望に濡れた瞳に目を奪われる。
普段は無感情、無感動にも見えるこの人が、こんな顔をするのか。
広夢の体の中を、ものすごい速さで血潮が駆け巡った。
「あっ、先輩……俺、先輩になら……何されたって……!」
両手を伸ばし、彼の首にすがるように抱きつく。
日向が背中を丸め、広夢の唇に自分のそれを合わせた。
下半身が焼けるように熱い。けれど胸の中は違う熱におかされた。
抱かれるというのは、こういうことなんだろうか。
痛いけれど嬉しい。
何か、ほんの少しだけれど心で繋がれた気がする。
触れ合う裸の胸から、汗に濡れた肌の感触と内側の鼓動が伝わってきた。
広夢は半ば意識を手放し、その鼓動だけに残りの意識を集中する。
そんな時、突き上げられた下半身に甘い電流が走った。
「ああっ! なに?」
「ここ」
日向が同じ場所を突き上げる。
「ふわっ、何これっ」
「前から鍛えてるならわかるだろ、前立腺」
前からって尿道開発のことか。
確かにブジーでいじって気持ちいいところを裏側から、今ぐりぐり押されている。
「やあん、せんぱい!」
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