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第14話 スティックシュガー7
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日向が着ているものを脱ぎ、闇の中に裸体がさらけ出された。
広夢からするとひとつしか違わないのに、この人はどうしてこんなに大人びて見えるのだろう。
読書灯のわずかな光に浮かび上がった体は完璧で、彫刻のように美しかった。
彼の肩から胸へ、それから腹へと広夢は視線を滑らせていく。
脇腹の辺りに引きつれたような傷がある。
それは昔、スケートボードで転んだと、前に寮の風呂場で聞いていた。
そこを見ていると、目の端に大きく反り返った陰茎が映った。
広夢ののどが、無意識のうちにひゅっと音をたてて閉まる。
日向がまたベッドの上へ戻ってきた。
彼は仰向けになった広夢のひざの間に割り込んでくる。
日向の両手が広夢の腰を押さえ込んだ。
「やっぱり細いな」
彼は小さくため息をつく。
「男も女も、こんな細いやつ抱いたことがない」
「すみません、俺……」
せめて軽く筋肉でもついていればよかったのに。
スポーツをしてこなかった自分を呪った。
「別に細いのは嫌いじゃない。壊しそうで怖いだけだ」
「壊れるって……どういう状況ですか」
広夢としてもそのあとのことは恐ろしい。
「さあ知らん」
「壊しそうで怖い」と言ったのは彼自身なのに、日向は興味なさげに答えた。
それから唐突に、広夢の両脚が持ち上げられる。
「わっ!」
今度は指ではなく、もっと生々しい感触のものが押し当てられた。
サイズ的に、入るとは思えない。
しかし日向の先端は熱くてぬるぬるしていて。
それを擦りつけられること自体は気持ちいい気がした。
「日向先輩……」
ぬちぬちという摩擦音が、返事の代わりに聞こえる。
日向は吐く息を乱し、擦りつける動作に集中しているようだった。
広夢の会陰をなぶるようにして、濡れた亀頭が何度も行き来する。
「先輩っ、先っぽ、感じますか……?」
「はあっ、無駄なこと言ってるとねじ込むぞ」
彼の発達した陰茎が、さっきから絶えず粘液を吐き出していた。
「気持ちいい、ですよね……」
脚の間へ手を伸ばし、日向の先端をつかむ。
彼はびくっと体を揺らして動きを止めた。
「蒼井広夢」
突然日向にフルネームで呼ばれる。
「はい?」
「合ってるか?」
「え、合ってます」
もう3カ月の付き合いなのに、今さら名前を確認された。
「なんで、知ってますよね?」
「念のため」
言いながら、シーツの上の腰をずるりと引き寄せられる。
その瞬間、広夢の内側に太いペニスが侵入してきた。
広夢からするとひとつしか違わないのに、この人はどうしてこんなに大人びて見えるのだろう。
読書灯のわずかな光に浮かび上がった体は完璧で、彫刻のように美しかった。
彼の肩から胸へ、それから腹へと広夢は視線を滑らせていく。
脇腹の辺りに引きつれたような傷がある。
それは昔、スケートボードで転んだと、前に寮の風呂場で聞いていた。
そこを見ていると、目の端に大きく反り返った陰茎が映った。
広夢ののどが、無意識のうちにひゅっと音をたてて閉まる。
日向がまたベッドの上へ戻ってきた。
彼は仰向けになった広夢のひざの間に割り込んでくる。
日向の両手が広夢の腰を押さえ込んだ。
「やっぱり細いな」
彼は小さくため息をつく。
「男も女も、こんな細いやつ抱いたことがない」
「すみません、俺……」
せめて軽く筋肉でもついていればよかったのに。
スポーツをしてこなかった自分を呪った。
「別に細いのは嫌いじゃない。壊しそうで怖いだけだ」
「壊れるって……どういう状況ですか」
広夢としてもそのあとのことは恐ろしい。
「さあ知らん」
「壊しそうで怖い」と言ったのは彼自身なのに、日向は興味なさげに答えた。
それから唐突に、広夢の両脚が持ち上げられる。
「わっ!」
今度は指ではなく、もっと生々しい感触のものが押し当てられた。
サイズ的に、入るとは思えない。
しかし日向の先端は熱くてぬるぬるしていて。
それを擦りつけられること自体は気持ちいい気がした。
「日向先輩……」
ぬちぬちという摩擦音が、返事の代わりに聞こえる。
日向は吐く息を乱し、擦りつける動作に集中しているようだった。
広夢の会陰をなぶるようにして、濡れた亀頭が何度も行き来する。
「先輩っ、先っぽ、感じますか……?」
「はあっ、無駄なこと言ってるとねじ込むぞ」
彼の発達した陰茎が、さっきから絶えず粘液を吐き出していた。
「気持ちいい、ですよね……」
脚の間へ手を伸ばし、日向の先端をつかむ。
彼はびくっと体を揺らして動きを止めた。
「蒼井広夢」
突然日向にフルネームで呼ばれる。
「はい?」
「合ってるか?」
「え、合ってます」
もう3カ月の付き合いなのに、今さら名前を確認された。
「なんで、知ってますよね?」
「念のため」
言いながら、シーツの上の腰をずるりと引き寄せられる。
その瞬間、広夢の内側に太いペニスが侵入してきた。
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