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第6話 友情と大人のおもちゃ3
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「俺、五十嵐の気持ちには応えられないんだけど……」
「知ってるよ。蒼井っち、今は日向先輩に夢中だもんな?」
五十嵐はブジーの先に潤滑ゼリーを落とし、それが軸を伝って手元まで垂れるのを待っている。
その間に広夢は左手の手錠を引っ張ってみたが、それはおもちゃのくせにびくともしなかった。
もう観念するしかないらしい。
「じゃあ、日向先輩のエッチな棒つっこみますよー」
五十嵐にペニスをつかまれながら、広夢は脳裏に自分を見下ろす日向の姿を思い描いた。
あの冷ややかな瞳を思い出すと、全身が鳥肌に覆われる。
ああ、日向先輩……。
心の中で名前を呼んだ瞬間、五十嵐が尿道にブジーの先を挿し入れた。
「……やあっ!」
そこから全身に電流が流れ込む。
太さはたいして違わなくても、ブジーはカテーテルと違い冷たく硬質な肌触りがした。
「あー、ホントに入っちゃったね……」
五十嵐がのんびりした声でつぶやく。
「五十嵐……ゆっくり……」
「おっけー、任せとけよ」
「不安すぎる……」
「大好きな蒼井っちのちんこだもん、悪いようにはしないって」
目が合うと五十嵐は、どこか硬い表情で笑った。
「なあ蒼井っち」
五十嵐がゆっくりと、ブジーの先を進める。
「寮に入って先輩と出会う前に俺っちが告白してたらさ、蒼井っちはそれでも先輩のこと好きになってた?」
「そんなことっ、この状況で考えさせんなよ」
ペニスの中をブジーの先が進む緊張感で、頭なんか回らない。
「あっ、あっ、はっ……」
「蒼井っち感じてんの?」
「ちょっと黙って、今それどころじゃない!」
金属が内壁に擦れる感触と連動して、ぞくぞくするものが背筋を駆けあがった。
「ああんっ、先輩……!」
五十嵐には悪いけど、目を閉じれば、日向先輩にこうされている気がする。
しかもつっこまれているのは先輩が使っていたブジーだ。
玉の汗を浮かべる先輩を想像し、なんともいえない興奮が駆け抜けた。
「あーもー、仕方ないな。今は俺っちのこと、日向先輩だと思っていいから」
五十嵐が甘い声で言って、広夢のひざの間から背中側に回り込んでいく。
そして後ろから抱きすくめられる形になると、広夢は本当に先輩に抱かれているような錯覚を覚えた。
なんだよこれ、この状況。
五十嵐はブジーをほどよいところまで進めると、それをねじって半回転させる。
「ああんっ」
じわっと失禁する時のような快感が太腿全体に広がった。
「これいい?」
五十嵐はさらにブジーを進めながら、広夢が反応を返した動きを繰り返す。
「ああ、いいっ、五十嵐……」
「そこは“先輩”じゃなくていいの?」
笑う吐息が耳の後ろにかかった。
「もうお前でもいい」
快楽に思考を持っていかれてしまって、相手が誰でもよくなっている。
たぶん、安心できる相手なら誰でも……。
「蒼井っちはエッチだなあ」
五十嵐が囁き、ブジーを回しながらまた奥へ進めた。
と、ブジーの先がぐいっと奥へ入り込み、今までになかった快感が突き抜ける。
「知ってるよ。蒼井っち、今は日向先輩に夢中だもんな?」
五十嵐はブジーの先に潤滑ゼリーを落とし、それが軸を伝って手元まで垂れるのを待っている。
その間に広夢は左手の手錠を引っ張ってみたが、それはおもちゃのくせにびくともしなかった。
もう観念するしかないらしい。
「じゃあ、日向先輩のエッチな棒つっこみますよー」
五十嵐にペニスをつかまれながら、広夢は脳裏に自分を見下ろす日向の姿を思い描いた。
あの冷ややかな瞳を思い出すと、全身が鳥肌に覆われる。
ああ、日向先輩……。
心の中で名前を呼んだ瞬間、五十嵐が尿道にブジーの先を挿し入れた。
「……やあっ!」
そこから全身に電流が流れ込む。
太さはたいして違わなくても、ブジーはカテーテルと違い冷たく硬質な肌触りがした。
「あー、ホントに入っちゃったね……」
五十嵐がのんびりした声でつぶやく。
「五十嵐……ゆっくり……」
「おっけー、任せとけよ」
「不安すぎる……」
「大好きな蒼井っちのちんこだもん、悪いようにはしないって」
目が合うと五十嵐は、どこか硬い表情で笑った。
「なあ蒼井っち」
五十嵐がゆっくりと、ブジーの先を進める。
「寮に入って先輩と出会う前に俺っちが告白してたらさ、蒼井っちはそれでも先輩のこと好きになってた?」
「そんなことっ、この状況で考えさせんなよ」
ペニスの中をブジーの先が進む緊張感で、頭なんか回らない。
「あっ、あっ、はっ……」
「蒼井っち感じてんの?」
「ちょっと黙って、今それどころじゃない!」
金属が内壁に擦れる感触と連動して、ぞくぞくするものが背筋を駆けあがった。
「ああんっ、先輩……!」
五十嵐には悪いけど、目を閉じれば、日向先輩にこうされている気がする。
しかもつっこまれているのは先輩が使っていたブジーだ。
玉の汗を浮かべる先輩を想像し、なんともいえない興奮が駆け抜けた。
「あーもー、仕方ないな。今は俺っちのこと、日向先輩だと思っていいから」
五十嵐が甘い声で言って、広夢のひざの間から背中側に回り込んでいく。
そして後ろから抱きすくめられる形になると、広夢は本当に先輩に抱かれているような錯覚を覚えた。
なんだよこれ、この状況。
五十嵐はブジーをほどよいところまで進めると、それをねじって半回転させる。
「ああんっ」
じわっと失禁する時のような快感が太腿全体に広がった。
「これいい?」
五十嵐はさらにブジーを進めながら、広夢が反応を返した動きを繰り返す。
「ああ、いいっ、五十嵐……」
「そこは“先輩”じゃなくていいの?」
笑う吐息が耳の後ろにかかった。
「もうお前でもいい」
快楽に思考を持っていかれてしまって、相手が誰でもよくなっている。
たぶん、安心できる相手なら誰でも……。
「蒼井っちはエッチだなあ」
五十嵐が囁き、ブジーを回しながらまた奥へ進めた。
と、ブジーの先がぐいっと奥へ入り込み、今までになかった快感が突き抜ける。
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