20 / 39
不戦の協定
しおりを挟む
「地上の状況分かったでしょ?」
「あぁ」
「何かあっちでもあったか?」
「魔物が強化されたそうだ」
「強化……それも異能が強化された結果か」
「早く~、早く決めないと……君のせいで多くの人が死んじゃうよぉ?」
人型の魔物はレイを焦らせる
レイは悩む
対話して今回互いに攻撃をしないと約束出来れば一先ずは安全だろう
しかし、真髄に至った魔物を野放しにすればどうなるか分からない
ましてや目の前の魔物の異能は魔物を操る
時間が経てば経つほど脅威となりうる危険性が高い
今は戦う気がないと言うだけならここで犠牲覚悟で倒す方が良い
しかし、もし魔物との対話で魔物が人類に対して攻撃をしないのなら対話が良い
(こっちは2人、勝ち目はある。だが奴の糸には空間切断が通じない。それに魔物の言葉を信じていいのか?)
「それでどうする?」
「真髄に至った魔物を放置するのは危険だ。しかし……」
「おい、魔物」
「何?」
「対話を選べば魔物を撤退させるのか?」
「撤退は分からないけど攻撃は辞めるよぉ? 話し合いに武力は持ち込んじゃダメだからぁ」
両手でバツ印を作る
「一先ず対話を選んでその後考えるべきだ。もし無理なら戦うだけだ」
「そうだな。対話を選ぶ」
「それならぁ、先ずは自己紹介、私の名前はルナルールス、魔物を操る異能を持つ魔物」
対話を選んだ事を喜んでいる
指を鳴らして支配している魔物の行動を止める
元々戦う気が無い、戦う気だったから脅しただけで
ルナルールスが簡単に自己紹介をする
「私は井坂澪、バルフェリアと同じ異能を持つ」
「俺は浮塚葉一、お前の想像通り未来視の異能を持っている」
2人も簡単に自己紹介をする
「やっぱり、未来視の異能も知ってるよぉ」
「それで対話と言うのは?」
「うーん、特に考えてない。そうだねぇ、私と不戦の協定を結ぼうよ」
「協定?」
「魔物側にも協定と言う言葉があるのか。驚きだな」
「あるよ。弱い者が集まり群れを成し強き者が互いを牽制する。その為の協定、魔物には不戦の協定を結んだら守らなければならないと言う鉄則がある。まっ、あっちだと契約の異能があったんだけどね」
多くの魔物が戦い殺し死んでいく世界
例え強い魔物でも戦い続けるのは危険、それ故に不戦の協定が立てられた
「不戦の協定か」
(協定は悪くない、だが)
魔物の言葉を信じていいのかそれが悩みどころ
「信じられないって顔だけどそれはこっちも同じ、こう言った物は裏切った方が得をするの、だけど破ればどちらも損をする。裏切ればただで得を得られる協定を立てるのは馬鹿がやる事」
「この協定を破ってお前は何を損する?」
「私はぁ、君達と戦うことになる。そうなれば流石に負けるかもしれない。それ以外だとぉ……戦いから離れる事が出来なくなるかなぁ」
嫌そうに言う
表情豊かでコロコロ変わるが言葉一つ一つは特に嘘をついているようには見えない
「俺達が破れば……操っている魔物をけしかけるか」
「そうだね、君達は強いけど大量の魔物が一気に押し掛けてきたら流石に犠牲が出るでしょ?」
「あぁ、間違いなく出るだろう。それは避けたい」
都市が崩壊すればもう一度立て直すのは難しい
多くの人間を失えば更に難しくなる
「まぁ他にも条件とか色々と決める必要あるけど取り敢えずこちらが提示するのはこのダンジョンに入らない事、そしてこちらからはダンジョンに入らない限り人間に手を出さない」
ルナルールスは条件を提示する
人類側にとって悪くない条件
「魔物狩りはしていいのか? 知り合いもいるんだろ」
「まぁ別に仲良くないからいいよぉ。そもそもそんな話通じないし」
「そうか、分かった。ひとまずそれで協定を結ぼう」
「地上の魔物は撤退させた。確認どうぞ」
葉一が地上にいる防衛組と連絡を取る
「状況に変化はあったか?」
『魔物が撤退して行っています。急に動きが止まったり撤退したりと一体何が?』
「詳しい事は後で言うがダンジョンの主と不戦の協定を結んだ」
『不戦の協定ですか?』
「あぁ、これ以上魔物は来ない。このダンジョン内には足を踏み入れてはならないという条件付きでな」
「そう、もうこの付近の魔物は人間に攻撃しないよ~」
ルナルールスが会話に入る
『貴女が魔物ですか?』
「ルナルールス、不戦の協定を結んだ魔物だよぉ。戦い嫌いの魔物って覚えてくれればいいよぉ」
『そうですか。分かりました皆に伝えます』
「よろしくね~」
通信を終える
「帰る時魔物が襲わないようにしてあるから安全に帰れるよ」
「そうか、ではな」
「またね~」
2人はボス部屋を出る
ルナルールスは元気良く手を振って見送る
「不戦の協定か」
「まさか魔物と結ぶ事になるとはな」
「警戒は解かずに監視はしておく。騎士及び探索者全員にこのダンジョンの中には入らないように伝えないとな」
「協定を破れば間違いなく攻撃を仕掛けてくるだろうからな」
2人はダンジョンの入口を目指す
道中の魔物は一切動かない
地上防衛組
葉一から連絡を受けて騎士団本部にも防衛の必要が無くなった事の連絡をする
「魔物が撤退して行ったのはそういう理由が」
防衛組には天音から先程の会話の内容を伝えられた
皆驚く
新しい人語を介する魔物にも驚きだがその魔物と不戦の協定を結んだと言うのは驚かない方が無理がある
「不戦の協定……正直信じ難いですね。魔物が」
「魔物がそんな事を?」
「人語を介する魔物2体に不戦の協定……何が何やら」
「俺達が遭遇した魔物も好戦的ではなかったが知性のある魔物はそうなのか?」
「あれは強い存在と戦いたいってタイプだからレイさん達が会った魔物とは違うかな。戦いを嫌う魔物は私も初めて聞く」
レイも戦いを嫌う魔物とは初めて遭遇している
「戦えるだけの力を得てもなお戦わない。変な魔物」
「信じていいんですか?」
「さぁどうだろ。嘘をついてる可能性はあるけど時間があればこちらも戦う準備が出来る」
協定の話が嘘でも時間があれば作戦を練る事や戦闘の準備が出来る
今戦うよりもそちらの方が戦闘を有利に運べる
「それはそうですが……」
「それが騎士団長の判断なら従うしかありません」
「そうだねぇ、ただこの情報は機密情報として扱うから他言無用だよ。後、この付近を立ち入り禁止にして守護隊で見回る」
「機密情報ですか。分かりました言いません」
「付近であれば問題無いようですしね、探索者が入らないように監視する必要がありそうですし見回りのルートを修正しましょう」
「だね」
「皆集まっているか」
2人がダンジョンから出てくる
「本作戦はこれにて終了となる。良くやってくれた。彼らの家族には私から言おう」
「彼らを運んであげよう。君達は動ける?」
「は、はい動けます」
騎士2人の死体を運び城壁へ向かう
城壁には撤退していない騎士達が待機していた
「騎士団長!」
1人が気づき近付いてくる
「残っていたのか」
「はい、遠くに魔物の大群を確認しましたので待機してましたが大群はすぐに撤退していきました。あれは一体?」
「情報を整理してから伝える。帰っても大丈夫だぞ」
「は、はい、残りの作業を終えたら帰宅します」
作業に戻っていく
城壁内に入り解散する
「ゼラさん、一緒に帰りましょう!」
「良いけど私は東の方だよ?」
「私も東側に住んでます」
「そうなんだ」
(東側の住宅街に住んでる人は基本的に見覚えあるんだけど夢は見覚えがないな)
城壁内で東西南北と中央区に分けられている
守護隊の基地があるのが南、騎士団は中央区にある
住宅街は東、西に集中している
北側は海に面している為住宅が少ない
2人は一緒に東の住宅街へ向かう
「あぁ」
「何かあっちでもあったか?」
「魔物が強化されたそうだ」
「強化……それも異能が強化された結果か」
「早く~、早く決めないと……君のせいで多くの人が死んじゃうよぉ?」
人型の魔物はレイを焦らせる
レイは悩む
対話して今回互いに攻撃をしないと約束出来れば一先ずは安全だろう
しかし、真髄に至った魔物を野放しにすればどうなるか分からない
ましてや目の前の魔物の異能は魔物を操る
時間が経てば経つほど脅威となりうる危険性が高い
今は戦う気がないと言うだけならここで犠牲覚悟で倒す方が良い
しかし、もし魔物との対話で魔物が人類に対して攻撃をしないのなら対話が良い
(こっちは2人、勝ち目はある。だが奴の糸には空間切断が通じない。それに魔物の言葉を信じていいのか?)
「それでどうする?」
「真髄に至った魔物を放置するのは危険だ。しかし……」
「おい、魔物」
「何?」
「対話を選べば魔物を撤退させるのか?」
「撤退は分からないけど攻撃は辞めるよぉ? 話し合いに武力は持ち込んじゃダメだからぁ」
両手でバツ印を作る
「一先ず対話を選んでその後考えるべきだ。もし無理なら戦うだけだ」
「そうだな。対話を選ぶ」
「それならぁ、先ずは自己紹介、私の名前はルナルールス、魔物を操る異能を持つ魔物」
対話を選んだ事を喜んでいる
指を鳴らして支配している魔物の行動を止める
元々戦う気が無い、戦う気だったから脅しただけで
ルナルールスが簡単に自己紹介をする
「私は井坂澪、バルフェリアと同じ異能を持つ」
「俺は浮塚葉一、お前の想像通り未来視の異能を持っている」
2人も簡単に自己紹介をする
「やっぱり、未来視の異能も知ってるよぉ」
「それで対話と言うのは?」
「うーん、特に考えてない。そうだねぇ、私と不戦の協定を結ぼうよ」
「協定?」
「魔物側にも協定と言う言葉があるのか。驚きだな」
「あるよ。弱い者が集まり群れを成し強き者が互いを牽制する。その為の協定、魔物には不戦の協定を結んだら守らなければならないと言う鉄則がある。まっ、あっちだと契約の異能があったんだけどね」
多くの魔物が戦い殺し死んでいく世界
例え強い魔物でも戦い続けるのは危険、それ故に不戦の協定が立てられた
「不戦の協定か」
(協定は悪くない、だが)
魔物の言葉を信じていいのかそれが悩みどころ
「信じられないって顔だけどそれはこっちも同じ、こう言った物は裏切った方が得をするの、だけど破ればどちらも損をする。裏切ればただで得を得られる協定を立てるのは馬鹿がやる事」
「この協定を破ってお前は何を損する?」
「私はぁ、君達と戦うことになる。そうなれば流石に負けるかもしれない。それ以外だとぉ……戦いから離れる事が出来なくなるかなぁ」
嫌そうに言う
表情豊かでコロコロ変わるが言葉一つ一つは特に嘘をついているようには見えない
「俺達が破れば……操っている魔物をけしかけるか」
「そうだね、君達は強いけど大量の魔物が一気に押し掛けてきたら流石に犠牲が出るでしょ?」
「あぁ、間違いなく出るだろう。それは避けたい」
都市が崩壊すればもう一度立て直すのは難しい
多くの人間を失えば更に難しくなる
「まぁ他にも条件とか色々と決める必要あるけど取り敢えずこちらが提示するのはこのダンジョンに入らない事、そしてこちらからはダンジョンに入らない限り人間に手を出さない」
ルナルールスは条件を提示する
人類側にとって悪くない条件
「魔物狩りはしていいのか? 知り合いもいるんだろ」
「まぁ別に仲良くないからいいよぉ。そもそもそんな話通じないし」
「そうか、分かった。ひとまずそれで協定を結ぼう」
「地上の魔物は撤退させた。確認どうぞ」
葉一が地上にいる防衛組と連絡を取る
「状況に変化はあったか?」
『魔物が撤退して行っています。急に動きが止まったり撤退したりと一体何が?』
「詳しい事は後で言うがダンジョンの主と不戦の協定を結んだ」
『不戦の協定ですか?』
「あぁ、これ以上魔物は来ない。このダンジョン内には足を踏み入れてはならないという条件付きでな」
「そう、もうこの付近の魔物は人間に攻撃しないよ~」
ルナルールスが会話に入る
『貴女が魔物ですか?』
「ルナルールス、不戦の協定を結んだ魔物だよぉ。戦い嫌いの魔物って覚えてくれればいいよぉ」
『そうですか。分かりました皆に伝えます』
「よろしくね~」
通信を終える
「帰る時魔物が襲わないようにしてあるから安全に帰れるよ」
「そうか、ではな」
「またね~」
2人はボス部屋を出る
ルナルールスは元気良く手を振って見送る
「不戦の協定か」
「まさか魔物と結ぶ事になるとはな」
「警戒は解かずに監視はしておく。騎士及び探索者全員にこのダンジョンの中には入らないように伝えないとな」
「協定を破れば間違いなく攻撃を仕掛けてくるだろうからな」
2人はダンジョンの入口を目指す
道中の魔物は一切動かない
地上防衛組
葉一から連絡を受けて騎士団本部にも防衛の必要が無くなった事の連絡をする
「魔物が撤退して行ったのはそういう理由が」
防衛組には天音から先程の会話の内容を伝えられた
皆驚く
新しい人語を介する魔物にも驚きだがその魔物と不戦の協定を結んだと言うのは驚かない方が無理がある
「不戦の協定……正直信じ難いですね。魔物が」
「魔物がそんな事を?」
「人語を介する魔物2体に不戦の協定……何が何やら」
「俺達が遭遇した魔物も好戦的ではなかったが知性のある魔物はそうなのか?」
「あれは強い存在と戦いたいってタイプだからレイさん達が会った魔物とは違うかな。戦いを嫌う魔物は私も初めて聞く」
レイも戦いを嫌う魔物とは初めて遭遇している
「戦えるだけの力を得てもなお戦わない。変な魔物」
「信じていいんですか?」
「さぁどうだろ。嘘をついてる可能性はあるけど時間があればこちらも戦う準備が出来る」
協定の話が嘘でも時間があれば作戦を練る事や戦闘の準備が出来る
今戦うよりもそちらの方が戦闘を有利に運べる
「それはそうですが……」
「それが騎士団長の判断なら従うしかありません」
「そうだねぇ、ただこの情報は機密情報として扱うから他言無用だよ。後、この付近を立ち入り禁止にして守護隊で見回る」
「機密情報ですか。分かりました言いません」
「付近であれば問題無いようですしね、探索者が入らないように監視する必要がありそうですし見回りのルートを修正しましょう」
「だね」
「皆集まっているか」
2人がダンジョンから出てくる
「本作戦はこれにて終了となる。良くやってくれた。彼らの家族には私から言おう」
「彼らを運んであげよう。君達は動ける?」
「は、はい動けます」
騎士2人の死体を運び城壁へ向かう
城壁には撤退していない騎士達が待機していた
「騎士団長!」
1人が気づき近付いてくる
「残っていたのか」
「はい、遠くに魔物の大群を確認しましたので待機してましたが大群はすぐに撤退していきました。あれは一体?」
「情報を整理してから伝える。帰っても大丈夫だぞ」
「は、はい、残りの作業を終えたら帰宅します」
作業に戻っていく
城壁内に入り解散する
「ゼラさん、一緒に帰りましょう!」
「良いけど私は東の方だよ?」
「私も東側に住んでます」
「そうなんだ」
(東側の住宅街に住んでる人は基本的に見覚えあるんだけど夢は見覚えがないな)
城壁内で東西南北と中央区に分けられている
守護隊の基地があるのが南、騎士団は中央区にある
住宅街は東、西に集中している
北側は海に面している為住宅が少ない
2人は一緒に東の住宅街へ向かう
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
ダンジョン美食倶楽部
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
長年レストランの下働きとして働いてきた本宝治洋一(30)は突如として現れた新オーナーの物言いにより、職を失った。
身寄りのない洋一は、飲み仲間の藤本要から「一緒にダンチューバーとして組まないか?」と誘われ、配信チャンネル【ダンジョン美食倶楽部】の料理担当兼荷物持ちを任される。
配信で明るみになる、洋一の隠された技能。
素材こそ低級モンスター、調味料も安物なのにその卓越した技術は見る者を虜にし、出来上がった料理はなんとも空腹感を促した。偶然居合わせた探索者に振る舞ったりしていくうちに【ダンジョン美食倶楽部】の名前は徐々に売れていく。
一方で洋一を追放したレストランは、SSSSランク探索者の轟美玲から「味が落ちた」と一蹴され、徐々に落ちぶれていった。
※カクヨム様で先行公開中!
※2024年3月21で第一部完!
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
底辺ダンチューバーさん、お嬢様系アイドル配信者を助けたら大バズりしてしまう ~人類未踏の最難関ダンジョンも楽々攻略しちゃいます〜
サイダーボウイ
ファンタジー
日常にダンジョンが溶け込んで15年。
冥層を目指すガチ勢は消え去り、浅層階を周回しながらスパチャで小銭を稼ぐダンチューバーがトレンドとなった現在。
ひとりの新人配信者が注目されつつあった。
死んだと思ったら異世界に
トワイライト
ファンタジー
18歳の時、世界初のVRMMOゲーム『ユグドラシルオンライン』を始めた事がきっかけで二つの世界を救った主人公、五十嵐祐也は一緒にゲームをプレイした仲間達と幸せな日々を過ごし…そして死んだ。
祐也は家族や親戚に看取られ、走馬灯の様に流れる人生を振り替える。
だが、死んだはず祐也は草原で目を覚ました。
そして自分の姿を確認するとソコにはユグドラシルオンラインでの装備をつけている自分の姿があった。
その後、なんと体は若返り、ゲーム時代のステータス、装備、アイテム等を引き継いだ状態で異世界に来たことが判明する。
20年間プレイし続けたゲームのステータスや道具などを持った状態で異世界に来てしまった祐也は異世界で何をするのか。
「取り敢えず、この世界を楽しもうか」
この作品は自分が以前に書いたユグドラシルオンラインの続編です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる