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教会編
病弱聖女は本気で魔法を放つ
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「私は聖女の名を持って悪しき者を拒絶する!」
私は詠唱を始める
「聖女の御業は我が声我が命によって顕現する!」
男性の表情が変わる
この魔法の事は教会の人間なら知っていてもおかしくない
止める事は出来ない
「聖女の洗礼!」
魔法を発動させる、魔法の狙いは教会の建物
眩い光が扉とその周辺の壁を包み込んで消滅させる
「流石に全部は消せないか」
思っていたよりは範囲が狭い、もっと広い範囲だと思っていた
それでも魔物1体を消し飛ばした威力は再確認出来た
……流石は聖女の魔法、魔物消し飛ばすのも頷ける強さ
「とんでもないな」
「え? えぇ……建物が抉れ……えぇ……」
レオナルドさんは笑う
アルトは状況が飲み込めていない
無理は無い、急に破壊行動を取ったのだから
寧ろこれでアルトが理解した方が怖いまである
「きょ、教会が……」
男性は腰を抜かして尻もちをついている
自分の仕事場の一部が消滅したんだから腰を抜かすくらいはするだろう
音を聞いた人々がなんだなんだとゾロゾロ集まってくる
「うわっ、教会が」
「なにこれ攻撃された??」
「誰に?」
「わかんねぇ」
野次馬がザワザワとし始める
野次馬の殆どは教会勤めでは無い本当に普通の平民
私は野次馬をスルーして笑みを浮かべて男性に話しかける
「これで聖女として認めて貰えますよね?」
これは脅しだ
聖女の力は見せた、これで認めないなんて言わないよねと言う脅し
敵に容赦はしない
聖女の味方であるはずの教会が聖女の敵をするのなら要らないと思っている
敵に慈悲は要らず味方にこそ慈悲の心で接する
「今の魔法は聖女の魔法だ。聖女の名を関する正真正銘の」
「ま、待て、別の魔法の可能性がある。……使えないはずだ」
「使えないはず?」
「何故お前がそれを知っている」
「あっ、いや……それは」
言葉が詰まる
焦りから本音が零れたのだろう
私は教会に行っていない、教会の人々に力を見せていない
だから彼等が私の力の詳細を知るはずが無いのだ
私の治療を教会の人間が見ていたという事も無い
私は教会の人々の着ている服を見た事がない、治療したのは兵士や騎士のみ、その中に怪我人を装って紛れていたとも考えづらい
「私の力について詳しく知っているのは王様、レオナルドさん、家族くらいです」
「何の話だ……」
「となると繋がっているか。あの件も通じてる可能性あるな」
あの件、私が森に捨てられた時の話だろう
確かにその可能性はある
私が死んでも平民は聖女は1人だと教えられているから動揺は広がらない
となれば2年前から準備していた計画となる
……わざわざ私を殺す為にそこまでの準備を?
「ありますね」
「ふざけているな!」
アルトが怒り声を荒らげる
本当にふざけた事だ
「どういう理由かは知らないが聖女様と分かっていながら否定するか。神に仕える教会の人間がその無礼を働くとは!」
剣を引き抜き男性に向ける
今にも斬りかかりそうだが止めはしない
アルトの声で野次馬達が更にザワつく
「司教様?」
「なんだなんだ」
「騎士様が剣を向けてるどういう事?」
「何が一体」
「皆様は戻ってください。我々で対応します」
シスター達が野次馬を追い払っている
これは一大事、彼等からすれば隠したいのだろう
平民達に嘘を吹き込んでいるなんてバレたらどうなる事か分からない
「これは一度教会内部を調べないとな」
「ですね。間違いなく金の流れがありますね」
「あるだろうな。ティロス家は古くから貴族階級の一家だ。金は多くある」
シスター達の働きのお陰で野次馬達が居なくなる
野次馬が居なくなった後、怒り狂ったように司教と呼ばれた男性が叫ぶ
「騎士風情が教会に楯突くか! 我々は神の使徒、我々が聖女を見極めねばならないのだ! 我々は認めぬ」
司教は豹変した
いや本性を出したと言うべきか
教会は教会で国とは別に権力を持つ
国の意向で聖女に不利益を与えるような事にならない為に教会の動きを国に邪魔されてはならないから
独立しているとも言われている
「聖女の魔法を使う私を認めないと」
「あぁ! 認めないとも小娘風情がどうなるか分かっているのか。聖女を騙る異端者めが」
「そうですか。では要りません」
「はぁ? 要らない?」
初代聖女様の時代が聖女を助けてきた教会
だが内部が腐ってしまってはその役目は果たせまい
そして神の使徒たる聖女の敵となるのならそれは不要
そしてあの忌々しき家族と繋がって私を貶めようとしていたのなら一切の遠慮は要らない
「聖女たる私が愚かな悪しき者に裁きを与えます」
「裁き?」
「この国の教会は聖女の敵となった。それが総意となれば関わる者は聖女様に反旗を翻したという事だ、教会の人間よ! 命が惜しい者は地に伏せろ! さもなければ皆斬る」
レオナルドさんが宣言する
アルトも剣を抜く
これから戦闘が始まる
間違いなく王様は頭を抱える事になるが仕方が無い
「聖騎士よ、我らに歯向かう異端者共を追い払え!」
教会の中から騎士が現れる
アルトやレオナルドさんのような騎士とは服装が違う
教会の人間が武力行使に出る際に出てくる実行部隊、聖騎士という名を持つ
聖騎士は男、女の実行部隊はシスターの中に紛れている
剣を構えて向かってくる
武装しているが魔物に比べたら怖くない、それに私には優秀な護衛騎士も居る
「光よ聖女の名を持って命じる、剣となりて悪しき者を打て! 光の罪剣」
光の剣が騎士達を貫く
騎士達が付けている鎧を貫通し身体に突き刺さる
この程度の事に時間をかける訳には行かない
人に攻撃をするのには抵抗があるがやらねばこちらがやられる
敵となる可能性を考えた時点で戦う覚悟は決めている
「歯向かう者は敵と看做し容赦はしません、安心してください。死ななければ治して差し上げます」
殺さないように気をつけながら攻撃を仕掛ける
近付いてきた敵は2人が切り伏せる
片方は最強の騎士、この国にその名を知らぬ者は居ないと言える程の有名人
敵は狼狽える、勝ち目が無いのが目に見えている
近づけば切り伏せられる
もう1人の騎士も強い、戦い慣れている
しかし、聖騎士は切り伏せられても治癒魔法で傷が治り立ち上がる
「今、傷を癒せば苦しみが増えるだけですよ」
光の剣が足を腕を切り落とす
利き腕を失えば剣を振るえる力は落ちる
足を失えば立ち上がるのが難しくなる
教会の魔法では欠損は治せない、確実に戦力を減らせる
「奴は強い、俺が出る。支援魔法を」
「この異端者が!」
周りの人々とは雰囲気の違う聖騎士とシスターが突っ込んでくる
仲間の支援魔法を受けているようだ
……2人とも早い
聖騎士が素早く私に向かって剣を振るう
レオナルドさんが剣を受け受け流して蹴り飛ばす
「こいつは私がやろう」
蹴り飛ばされた聖騎士は立ち上がり剣を構える
レオナルドさんが聖騎士と対峙する
兜を付けていて表情が見えない
「悪いがこちらは聖女の支援を貰っている」
「それは楽しみだな」
「楽しめるとでも?」
もう1人、素早く接近してきたシスターに対応するのはアルト
蹴りを避けて剣を振るう
咄嗟に避けられ浅い傷しか付けられない
「浅いか」
「異端者が、図に乗るな!」
シスターは荒々しい口調でアルトに牙を剥く
冷静にアルトは剣を構えて様子を伺う
「本当に図に乗っているのはどちらかな。お嬢さん」
「潰す!」
激しい戦闘が始まる
2人の心配はしない、彼らは優秀
相手は強そうだがそうそう負けはしない
問題は2人が戦っている間、私はフリーとなる
敵がその隙を逃す訳が無い
「奴は1人だ! やれ!」
「奴を殺せば終わりだ」
「叩き掛けろ!」
聖騎士達が私に向かって剣を振るう
しっかり囲み逃げられないように仕留めに来ている
聖騎士達も戦い慣れている
「抵抗しなければ楽に殺してあげるよ」
私はため息をつく
強い仲間で護衛を抑えて囲んだまでは良い、その先が駄目、恐らく護衛騎士を抑えている2人ほどの実力者が居ない
普通の相手ならこれでも対応出来るが私は普通では無い
詠唱を始める
「私は拒絶する、悪しき者を、恐ろしき敵を」
「不味い」
「殺せ!」
「詠唱させるな!」
詠唱を終える前に殺そうとする
身体能力は低い、けど私は目は良い
支援系魔法で強化された私の目なら彼等程度の攻撃なら見える
詠唱をしながら別の魔法を使う
防御系の魔法の1つシールド
ヒールと同じ聖女の魔法の基礎
攻撃が薄透明なバリアで防ぎ凌ぐ
「詠唱しながら別の魔法だと」
「クッソ当たらねぇ」
「私は守護する、正しき者を、勇敢なる仲間を守聖女の守護」
私の周囲に障壁が展開される
薄透明な障壁は敵の攻撃を防ぎそのまま衝撃を敵に打ち返す
防御系の魔法の1つ
「グッ……」
「聖女の魔法は君達の魔法の比では無い。つまり、君達じゃ私は殺せない」
この障壁は外部の攻撃を遮断して内側からの攻撃を通す
つまりこちらからは魔法が撃ち放題
光の剣が聖騎士やシスターを貫き倒す
まだゾロゾロと出てくる
……準備でもしていたのかな
人数が多い、これは骨が折れる
私は詠唱を始める
「聖女の御業は我が声我が命によって顕現する!」
男性の表情が変わる
この魔法の事は教会の人間なら知っていてもおかしくない
止める事は出来ない
「聖女の洗礼!」
魔法を発動させる、魔法の狙いは教会の建物
眩い光が扉とその周辺の壁を包み込んで消滅させる
「流石に全部は消せないか」
思っていたよりは範囲が狭い、もっと広い範囲だと思っていた
それでも魔物1体を消し飛ばした威力は再確認出来た
……流石は聖女の魔法、魔物消し飛ばすのも頷ける強さ
「とんでもないな」
「え? えぇ……建物が抉れ……えぇ……」
レオナルドさんは笑う
アルトは状況が飲み込めていない
無理は無い、急に破壊行動を取ったのだから
寧ろこれでアルトが理解した方が怖いまである
「きょ、教会が……」
男性は腰を抜かして尻もちをついている
自分の仕事場の一部が消滅したんだから腰を抜かすくらいはするだろう
音を聞いた人々がなんだなんだとゾロゾロ集まってくる
「うわっ、教会が」
「なにこれ攻撃された??」
「誰に?」
「わかんねぇ」
野次馬がザワザワとし始める
野次馬の殆どは教会勤めでは無い本当に普通の平民
私は野次馬をスルーして笑みを浮かべて男性に話しかける
「これで聖女として認めて貰えますよね?」
これは脅しだ
聖女の力は見せた、これで認めないなんて言わないよねと言う脅し
敵に容赦はしない
聖女の味方であるはずの教会が聖女の敵をするのなら要らないと思っている
敵に慈悲は要らず味方にこそ慈悲の心で接する
「今の魔法は聖女の魔法だ。聖女の名を関する正真正銘の」
「ま、待て、別の魔法の可能性がある。……使えないはずだ」
「使えないはず?」
「何故お前がそれを知っている」
「あっ、いや……それは」
言葉が詰まる
焦りから本音が零れたのだろう
私は教会に行っていない、教会の人々に力を見せていない
だから彼等が私の力の詳細を知るはずが無いのだ
私の治療を教会の人間が見ていたという事も無い
私は教会の人々の着ている服を見た事がない、治療したのは兵士や騎士のみ、その中に怪我人を装って紛れていたとも考えづらい
「私の力について詳しく知っているのは王様、レオナルドさん、家族くらいです」
「何の話だ……」
「となると繋がっているか。あの件も通じてる可能性あるな」
あの件、私が森に捨てられた時の話だろう
確かにその可能性はある
私が死んでも平民は聖女は1人だと教えられているから動揺は広がらない
となれば2年前から準備していた計画となる
……わざわざ私を殺す為にそこまでの準備を?
「ありますね」
「ふざけているな!」
アルトが怒り声を荒らげる
本当にふざけた事だ
「どういう理由かは知らないが聖女様と分かっていながら否定するか。神に仕える教会の人間がその無礼を働くとは!」
剣を引き抜き男性に向ける
今にも斬りかかりそうだが止めはしない
アルトの声で野次馬達が更にザワつく
「司教様?」
「なんだなんだ」
「騎士様が剣を向けてるどういう事?」
「何が一体」
「皆様は戻ってください。我々で対応します」
シスター達が野次馬を追い払っている
これは一大事、彼等からすれば隠したいのだろう
平民達に嘘を吹き込んでいるなんてバレたらどうなる事か分からない
「これは一度教会内部を調べないとな」
「ですね。間違いなく金の流れがありますね」
「あるだろうな。ティロス家は古くから貴族階級の一家だ。金は多くある」
シスター達の働きのお陰で野次馬達が居なくなる
野次馬が居なくなった後、怒り狂ったように司教と呼ばれた男性が叫ぶ
「騎士風情が教会に楯突くか! 我々は神の使徒、我々が聖女を見極めねばならないのだ! 我々は認めぬ」
司教は豹変した
いや本性を出したと言うべきか
教会は教会で国とは別に権力を持つ
国の意向で聖女に不利益を与えるような事にならない為に教会の動きを国に邪魔されてはならないから
独立しているとも言われている
「聖女の魔法を使う私を認めないと」
「あぁ! 認めないとも小娘風情がどうなるか分かっているのか。聖女を騙る異端者めが」
「そうですか。では要りません」
「はぁ? 要らない?」
初代聖女様の時代が聖女を助けてきた教会
だが内部が腐ってしまってはその役目は果たせまい
そして神の使徒たる聖女の敵となるのならそれは不要
そしてあの忌々しき家族と繋がって私を貶めようとしていたのなら一切の遠慮は要らない
「聖女たる私が愚かな悪しき者に裁きを与えます」
「裁き?」
「この国の教会は聖女の敵となった。それが総意となれば関わる者は聖女様に反旗を翻したという事だ、教会の人間よ! 命が惜しい者は地に伏せろ! さもなければ皆斬る」
レオナルドさんが宣言する
アルトも剣を抜く
これから戦闘が始まる
間違いなく王様は頭を抱える事になるが仕方が無い
「聖騎士よ、我らに歯向かう異端者共を追い払え!」
教会の中から騎士が現れる
アルトやレオナルドさんのような騎士とは服装が違う
教会の人間が武力行使に出る際に出てくる実行部隊、聖騎士という名を持つ
聖騎士は男、女の実行部隊はシスターの中に紛れている
剣を構えて向かってくる
武装しているが魔物に比べたら怖くない、それに私には優秀な護衛騎士も居る
「光よ聖女の名を持って命じる、剣となりて悪しき者を打て! 光の罪剣」
光の剣が騎士達を貫く
騎士達が付けている鎧を貫通し身体に突き刺さる
この程度の事に時間をかける訳には行かない
人に攻撃をするのには抵抗があるがやらねばこちらがやられる
敵となる可能性を考えた時点で戦う覚悟は決めている
「歯向かう者は敵と看做し容赦はしません、安心してください。死ななければ治して差し上げます」
殺さないように気をつけながら攻撃を仕掛ける
近付いてきた敵は2人が切り伏せる
片方は最強の騎士、この国にその名を知らぬ者は居ないと言える程の有名人
敵は狼狽える、勝ち目が無いのが目に見えている
近づけば切り伏せられる
もう1人の騎士も強い、戦い慣れている
しかし、聖騎士は切り伏せられても治癒魔法で傷が治り立ち上がる
「今、傷を癒せば苦しみが増えるだけですよ」
光の剣が足を腕を切り落とす
利き腕を失えば剣を振るえる力は落ちる
足を失えば立ち上がるのが難しくなる
教会の魔法では欠損は治せない、確実に戦力を減らせる
「奴は強い、俺が出る。支援魔法を」
「この異端者が!」
周りの人々とは雰囲気の違う聖騎士とシスターが突っ込んでくる
仲間の支援魔法を受けているようだ
……2人とも早い
聖騎士が素早く私に向かって剣を振るう
レオナルドさんが剣を受け受け流して蹴り飛ばす
「こいつは私がやろう」
蹴り飛ばされた聖騎士は立ち上がり剣を構える
レオナルドさんが聖騎士と対峙する
兜を付けていて表情が見えない
「悪いがこちらは聖女の支援を貰っている」
「それは楽しみだな」
「楽しめるとでも?」
もう1人、素早く接近してきたシスターに対応するのはアルト
蹴りを避けて剣を振るう
咄嗟に避けられ浅い傷しか付けられない
「浅いか」
「異端者が、図に乗るな!」
シスターは荒々しい口調でアルトに牙を剥く
冷静にアルトは剣を構えて様子を伺う
「本当に図に乗っているのはどちらかな。お嬢さん」
「潰す!」
激しい戦闘が始まる
2人の心配はしない、彼らは優秀
相手は強そうだがそうそう負けはしない
問題は2人が戦っている間、私はフリーとなる
敵がその隙を逃す訳が無い
「奴は1人だ! やれ!」
「奴を殺せば終わりだ」
「叩き掛けろ!」
聖騎士達が私に向かって剣を振るう
しっかり囲み逃げられないように仕留めに来ている
聖騎士達も戦い慣れている
「抵抗しなければ楽に殺してあげるよ」
私はため息をつく
強い仲間で護衛を抑えて囲んだまでは良い、その先が駄目、恐らく護衛騎士を抑えている2人ほどの実力者が居ない
普通の相手ならこれでも対応出来るが私は普通では無い
詠唱を始める
「私は拒絶する、悪しき者を、恐ろしき敵を」
「不味い」
「殺せ!」
「詠唱させるな!」
詠唱を終える前に殺そうとする
身体能力は低い、けど私は目は良い
支援系魔法で強化された私の目なら彼等程度の攻撃なら見える
詠唱をしながら別の魔法を使う
防御系の魔法の1つシールド
ヒールと同じ聖女の魔法の基礎
攻撃が薄透明なバリアで防ぎ凌ぐ
「詠唱しながら別の魔法だと」
「クッソ当たらねぇ」
「私は守護する、正しき者を、勇敢なる仲間を守聖女の守護」
私の周囲に障壁が展開される
薄透明な障壁は敵の攻撃を防ぎそのまま衝撃を敵に打ち返す
防御系の魔法の1つ
「グッ……」
「聖女の魔法は君達の魔法の比では無い。つまり、君達じゃ私は殺せない」
この障壁は外部の攻撃を遮断して内側からの攻撃を通す
つまりこちらからは魔法が撃ち放題
光の剣が聖騎士やシスターを貫き倒す
まだゾロゾロと出てくる
……準備でもしていたのかな
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