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1話
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目を開けるとそこは国の近くであった
一通り周りを見渡した後自分の姿を確認する
確認すると言っても腕や足、胴体の確認しか出来ない
男ではないことと幼い事は分かった
服はかなりボロボロで所々穴が空いている
……むっ、大事な部分は見えずともこれは流石に……
「この姿はどう見ても女だよな? それもかなり若い……いや幼いと言った表現の方があっているか」
周りを見た際に湖が少し遠くにある事を確認していたためそこまで徒歩で進み顔を確認する
銀髪の美少女であったが見た感じ人とそれほど変わりがない
「種族が分からない。人間か? それとも類似した種族か……分かる方法ないのか?」
少し考え分からないため地元民に聞いた方が早いだろうと思い国の方に向かおうとしたが声がして足を止める
少女の悲鳴が聞こえた
「悲鳴か、第一村人発見ついでに恩を売りたいな」
走るとかなりの速度で駆ける事が出来た
人の速度を軽く超えていそうな速さであった
「これならマラソンで世界新記録を狙えるな」
くだらない事を考えながら声のした方まで走るとそこに数人の武装した人々がゴブリンの大群に襲われていた
……数は三十以上、人側は5人……圧倒的に不利だけど彼らを一気に助ける事はできないな、何人かを見捨てるかそれともゴブリンを殲滅するか
人側はもう3人が倒れて虫の息であったのに対してゴブリンは数体しか倒れていない
転生したばっかりで何を出来るか分からない今では特に出来る事はない
……チッ、何かできる事はないのか? 種族さえ分かれば良いが
舌打ちをすると1人の少女がこちらに気付き見ると同時にみるみると青ざめていく
「あの銀髪は……吸血鬼だ、あはは、もうおしまいだわ」
「ここまでの頑張りは無駄だったのかよ」
少年が木を力強く叩き悔しがる
……吸血鬼か、確か人離れした身体能力を持ち血を吸う種族だよな? ファンタジー小説などだとさまざまな事ができるがこの世界では何ができる?
「ねぇ、吸血鬼はなにができる?」
「はぁ?なに言ってやがる」
「答えないなら死んで良いよ。喋らなくても良い」
「吸血鬼は自分の血を操る事が出来ます! 自分の血を混ぜる事で他の物体を操ることも」
シスターの姿をした少女が答える
「わかった、ありがとね。それじゃあ……」
……成る程、操れるならゴブリンを殲滅出来る
ニヤッと笑い手元に体内から血を集める
血は真っ赤な球体になる
……こんな感じかな?
ゴブリンの集団の方へ軽く投げる
この場にいる全員が血の方を向いた瞬間に吸血鬼の身体能力を利用して先頭のリーダー格のようなゴブリンの首を手刀で跳ねる
骨を砕き肉を断つ音が一瞬響く
血の塊が落ちる前に全員が再びこちらを見る
……おっ、さすが吸血鬼、思い通りに動いてくれる……そろそろかな、貫け
血の塊がゴブリンの頭の位置まで行った事を確認して血を操る
針のように鋭く周りのゴブリンを貫き貫いたゴブリンの血と自分の血を混ぜる事で攻撃距離を伸ばす
気を取られたゴブリン達は成すすべなく貫かれ絶命する
「はい、終了。さて人類諸君、私はこれからどうするでしょう?」
「助けてくれたのではないのですか? 質問には答えましたが」
「形的にはそう見えるだろうけど別の見方もあるよね? いつ助けると言ったかな?」
「獲物をゴブリンに取られないため……か。抵抗はしてやる」
少年が剣を持ち斬りかかってくるが剣を指一本で止めて吹き飛ばす
少年は木に激突して倒れる
「話は最後まで聞くべきだよ。どうするでしょう?と聞いただけで何をするとはまだ言っていないから早とちりはやめてくれない?」
……これだといざとなれば皆殺しかな。元人間としては殺したくはないが面倒ごとは避けたい
「一体……何をする気ですか?」
「吸血鬼は他にいる?」
「居るはずですが人前には現れません。居ても数人かと」
「成る程、私がどう見える?」
「吸血鬼ですが……結構幼い子供のようで、可愛らしいというか美しいというか」
……感覚は似たようなものか。そこが違うとなるとかなりやばいから助かった
「ほう、子供のよう……」
少し不満そうな顔をするとシスターは怯え始める
「殺さないでください、命だけは」
「殺す気なんてない。ただ色々と聞きたかっただけだし……なんなら彼ら運んであげようか」
虫の息だった3人のうち2人を持ち上げる
……人を片手で持ち上げれるのか
吸血鬼の身体能力の高さに驚きつつも吹き飛ばした少年が立ち上がったのを確認して国の方まで運ぶ
「何故人の味方をする?」
「気分、気分を害されたら皆殺しもあり得るから取り扱いにはご注意を」
冗談まじりの言葉は冗談には聞こえていなかったようでかなり怯えている
道中周りの人々の視線が気になったがギルドと呼ばれる場所まで行き後は回復係に任せギルド内を探索する
さまざまな仕事があり危険度が低いものから高いものまで沢山あった
「なんだこのチビは、餓鬼は帰れ」
ヤクザのような見た目をしているいかにも冒険者という感じの集団に囲まれるが無視をしていると肩が掴まれる
「餓鬼は帰れって言ったんだよ!ここは餓鬼のくる場所じゃねえ」
掴んできた腕を捥ごうと腕を掴もうとした時ハンマーを持った少女が目の前に現れる
「ギルド内での暴力は禁止の筈だよ。それに子供がいてはおかしい訳でもない。帰りな」
少女に睨まれた男性は仲間とともに悪態をつきながら帰っていく
少女はギルドから出て行ったのを確認してこちらを向く
「君が冒険者を助けてくれた吸血鬼だね。感謝するよ。それでも先ほどやろうとした事は許せはしないけど」
「やってないからセーフ」
「まぁね、お礼をしたいから部屋に来て」
少女に案内され奥の部屋に入る
結構偉い人が使ってそうな部屋であった
ソファーがありなかなか高価な素材を使っている雰囲気がある
「ギルド長さん?」
「よく分かったね。私はここのギルド長のシア・リーリドだよ。君の名前は?」
……名前考えてなかった。吸血鬼って結構長い名前使っているイメージあるんだけどどうしようかな
「シャルレーダ・ベネリリス、呼び方は自由で良い」
適当に言葉を繋げて名前を作る
……安直だな、シャルル、レーダー、ベネジクト、リリスの混合とは……まぁ、問題は無さそうだが
「シャルレーダね、お礼と言ったけど何が欲しい物はある?」
「……家が欲しい。住むのには必要」
家が無ければ宿が必要になるがお金を持っていない今では住処を要求するべきと考えた
「場所は? 地区があるけどどの地区?」
「国の外でいい」
「外では用意は難しいかな? 魔物もいる。テントとかであれば渡せるけど……いや、もう使われていない小屋があった筈……あそこはそこまでボロボロではない筈、そこでいいかな? まぁ、報酬は他になるけど」
「それで構わない。生きられる環境があれば良い、他には特にないかな?」
考えてみたが欲しいものが思いつかなかった
……特に今欲しいものはないなぁ~、異世界で何が欲しいかって言われてもぱっと思いつかん……あっ、服
ボロボロの服のままであった事に気付く
「無いのか、どうしようかな? やっぱりお金かな?」
「ちょっと待った、服が必要」
咄嗟に服を頼む
「服ね、どんな服がお望み?」
「全身が隠せる服、色は黒かな? 汚れても目立たない」
そう言うとジーとシアがこちらを見て身体中を見始める
「何かな?」
「……サイズ確認だよ。成る程、大体わかった」
部屋にあるクローゼットを開けると様々な服が並んでいた
その中には戦闘服のような見た目をしている服や普通の女性服のような物などがありその中から服を1着取り出す
「これを羽織ってみて、君の身体の全身を覆える程の大きさがあり様々な魔法を使っているから不自由はない筈」
着てみると少し大きな感じがあるがそこまで気にはならない程度であった
長い髪を服の中に入れフードをつける事で吸血鬼の証となる銀髪を隠せる
銀髪さえ隠せば人と見た目はほぼ変わらない
「それで良いかな?」
「これで良い。助かる、あの服のままは流石に恥ずかしい」
……これに関しては文句言いたい
シアに地図を渡され小屋の場所を教えてもらう
お金もいくつか貰いギルドを出て地図を頼りに小屋へ向かう
一通り周りを見渡した後自分の姿を確認する
確認すると言っても腕や足、胴体の確認しか出来ない
男ではないことと幼い事は分かった
服はかなりボロボロで所々穴が空いている
……むっ、大事な部分は見えずともこれは流石に……
「この姿はどう見ても女だよな? それもかなり若い……いや幼いと言った表現の方があっているか」
周りを見た際に湖が少し遠くにある事を確認していたためそこまで徒歩で進み顔を確認する
銀髪の美少女であったが見た感じ人とそれほど変わりがない
「種族が分からない。人間か? それとも類似した種族か……分かる方法ないのか?」
少し考え分からないため地元民に聞いた方が早いだろうと思い国の方に向かおうとしたが声がして足を止める
少女の悲鳴が聞こえた
「悲鳴か、第一村人発見ついでに恩を売りたいな」
走るとかなりの速度で駆ける事が出来た
人の速度を軽く超えていそうな速さであった
「これならマラソンで世界新記録を狙えるな」
くだらない事を考えながら声のした方まで走るとそこに数人の武装した人々がゴブリンの大群に襲われていた
……数は三十以上、人側は5人……圧倒的に不利だけど彼らを一気に助ける事はできないな、何人かを見捨てるかそれともゴブリンを殲滅するか
人側はもう3人が倒れて虫の息であったのに対してゴブリンは数体しか倒れていない
転生したばっかりで何を出来るか分からない今では特に出来る事はない
……チッ、何かできる事はないのか? 種族さえ分かれば良いが
舌打ちをすると1人の少女がこちらに気付き見ると同時にみるみると青ざめていく
「あの銀髪は……吸血鬼だ、あはは、もうおしまいだわ」
「ここまでの頑張りは無駄だったのかよ」
少年が木を力強く叩き悔しがる
……吸血鬼か、確か人離れした身体能力を持ち血を吸う種族だよな? ファンタジー小説などだとさまざまな事ができるがこの世界では何ができる?
「ねぇ、吸血鬼はなにができる?」
「はぁ?なに言ってやがる」
「答えないなら死んで良いよ。喋らなくても良い」
「吸血鬼は自分の血を操る事が出来ます! 自分の血を混ぜる事で他の物体を操ることも」
シスターの姿をした少女が答える
「わかった、ありがとね。それじゃあ……」
……成る程、操れるならゴブリンを殲滅出来る
ニヤッと笑い手元に体内から血を集める
血は真っ赤な球体になる
……こんな感じかな?
ゴブリンの集団の方へ軽く投げる
この場にいる全員が血の方を向いた瞬間に吸血鬼の身体能力を利用して先頭のリーダー格のようなゴブリンの首を手刀で跳ねる
骨を砕き肉を断つ音が一瞬響く
血の塊が落ちる前に全員が再びこちらを見る
……おっ、さすが吸血鬼、思い通りに動いてくれる……そろそろかな、貫け
血の塊がゴブリンの頭の位置まで行った事を確認して血を操る
針のように鋭く周りのゴブリンを貫き貫いたゴブリンの血と自分の血を混ぜる事で攻撃距離を伸ばす
気を取られたゴブリン達は成すすべなく貫かれ絶命する
「はい、終了。さて人類諸君、私はこれからどうするでしょう?」
「助けてくれたのではないのですか? 質問には答えましたが」
「形的にはそう見えるだろうけど別の見方もあるよね? いつ助けると言ったかな?」
「獲物をゴブリンに取られないため……か。抵抗はしてやる」
少年が剣を持ち斬りかかってくるが剣を指一本で止めて吹き飛ばす
少年は木に激突して倒れる
「話は最後まで聞くべきだよ。どうするでしょう?と聞いただけで何をするとはまだ言っていないから早とちりはやめてくれない?」
……これだといざとなれば皆殺しかな。元人間としては殺したくはないが面倒ごとは避けたい
「一体……何をする気ですか?」
「吸血鬼は他にいる?」
「居るはずですが人前には現れません。居ても数人かと」
「成る程、私がどう見える?」
「吸血鬼ですが……結構幼い子供のようで、可愛らしいというか美しいというか」
……感覚は似たようなものか。そこが違うとなるとかなりやばいから助かった
「ほう、子供のよう……」
少し不満そうな顔をするとシスターは怯え始める
「殺さないでください、命だけは」
「殺す気なんてない。ただ色々と聞きたかっただけだし……なんなら彼ら運んであげようか」
虫の息だった3人のうち2人を持ち上げる
……人を片手で持ち上げれるのか
吸血鬼の身体能力の高さに驚きつつも吹き飛ばした少年が立ち上がったのを確認して国の方まで運ぶ
「何故人の味方をする?」
「気分、気分を害されたら皆殺しもあり得るから取り扱いにはご注意を」
冗談まじりの言葉は冗談には聞こえていなかったようでかなり怯えている
道中周りの人々の視線が気になったがギルドと呼ばれる場所まで行き後は回復係に任せギルド内を探索する
さまざまな仕事があり危険度が低いものから高いものまで沢山あった
「なんだこのチビは、餓鬼は帰れ」
ヤクザのような見た目をしているいかにも冒険者という感じの集団に囲まれるが無視をしていると肩が掴まれる
「餓鬼は帰れって言ったんだよ!ここは餓鬼のくる場所じゃねえ」
掴んできた腕を捥ごうと腕を掴もうとした時ハンマーを持った少女が目の前に現れる
「ギルド内での暴力は禁止の筈だよ。それに子供がいてはおかしい訳でもない。帰りな」
少女に睨まれた男性は仲間とともに悪態をつきながら帰っていく
少女はギルドから出て行ったのを確認してこちらを向く
「君が冒険者を助けてくれた吸血鬼だね。感謝するよ。それでも先ほどやろうとした事は許せはしないけど」
「やってないからセーフ」
「まぁね、お礼をしたいから部屋に来て」
少女に案内され奥の部屋に入る
結構偉い人が使ってそうな部屋であった
ソファーがありなかなか高価な素材を使っている雰囲気がある
「ギルド長さん?」
「よく分かったね。私はここのギルド長のシア・リーリドだよ。君の名前は?」
……名前考えてなかった。吸血鬼って結構長い名前使っているイメージあるんだけどどうしようかな
「シャルレーダ・ベネリリス、呼び方は自由で良い」
適当に言葉を繋げて名前を作る
……安直だな、シャルル、レーダー、ベネジクト、リリスの混合とは……まぁ、問題は無さそうだが
「シャルレーダね、お礼と言ったけど何が欲しい物はある?」
「……家が欲しい。住むのには必要」
家が無ければ宿が必要になるがお金を持っていない今では住処を要求するべきと考えた
「場所は? 地区があるけどどの地区?」
「国の外でいい」
「外では用意は難しいかな? 魔物もいる。テントとかであれば渡せるけど……いや、もう使われていない小屋があった筈……あそこはそこまでボロボロではない筈、そこでいいかな? まぁ、報酬は他になるけど」
「それで構わない。生きられる環境があれば良い、他には特にないかな?」
考えてみたが欲しいものが思いつかなかった
……特に今欲しいものはないなぁ~、異世界で何が欲しいかって言われてもぱっと思いつかん……あっ、服
ボロボロの服のままであった事に気付く
「無いのか、どうしようかな? やっぱりお金かな?」
「ちょっと待った、服が必要」
咄嗟に服を頼む
「服ね、どんな服がお望み?」
「全身が隠せる服、色は黒かな? 汚れても目立たない」
そう言うとジーとシアがこちらを見て身体中を見始める
「何かな?」
「……サイズ確認だよ。成る程、大体わかった」
部屋にあるクローゼットを開けると様々な服が並んでいた
その中には戦闘服のような見た目をしている服や普通の女性服のような物などがありその中から服を1着取り出す
「これを羽織ってみて、君の身体の全身を覆える程の大きさがあり様々な魔法を使っているから不自由はない筈」
着てみると少し大きな感じがあるがそこまで気にはならない程度であった
長い髪を服の中に入れフードをつける事で吸血鬼の証となる銀髪を隠せる
銀髪さえ隠せば人と見た目はほぼ変わらない
「それで良いかな?」
「これで良い。助かる、あの服のままは流石に恥ずかしい」
……これに関しては文句言いたい
シアに地図を渡され小屋の場所を教えてもらう
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※この作品は「小説家になろう」さん、「カクヨム」さん、「ノベルアップ+」さん、「ノベリズム」さんとのマルチ投稿です。
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