50 / 53
災いの誓い
しおりを挟む
「やはりこれを……」
(なんでそこまで押すの? 思い入れでもあるの? 訓練用ならせめて他の見つけて)
バルフェリアは呪いのネックレスをオススメに出す
「思い入れとは少し違うがな」
(何かあるんだ……そういえばアルセスとかと知り合いっぽいけどダンジョン出来る前?)
「あぁそうだ。我らダンジョンの主と呼ばれる存在はあそこに生まれた訳では無い」
(唯一リポップしないのがダンジョンの主、まぁそこまで驚かないかな。どういう経緯?)
「詳しくは分からん。気づいたらあそこに居たのだ。そのような異能は聞いた事がない。ならば恐らく我らの神の仕業だろう」
(神?)
「唯一我らが従う存在、どのような存在なのかは分かっていない。だが我らを生み出したのは神である」
魔物は神が生み出した存在、そしてダンジョンもまたその神が生み出している
魔物はその存在を知っているが謎多く何をしたいのか何が目的なのかなどは全く分かっていない、ただ戦いの本能を抱えながらダンジョンを死守している
(成程……そっちも宗教みたいなのがあるのかな? それで呪いのネックレスはなんで?)
「呪いでは無いそのネックレスの名は災いの誓いと言う物だ」
(ほぼ呪いじゃん)
「そしてそれは他の魔物が持っていた物だ」
(持っていた? その魔物は?)
「戦いに敗れ死んでいる」
(……それは人間に?)
「いや違う、奴は弱い魔物でな。異能は持っていたが魔物の世は戦いが激しい、その闘争に巻き込まれて奴は死んだ」
(そ、そうなんだ……その魔物とはどういう関係だったの?)
「生まれた時が同じだった、だからと言って馴れ合っていたという訳では無いが……死の間際奴がそれを抱えていたのを覚えている。最もその直後から記憶が無く気付いたらあそこに居たんだがな」
表情は分からない、だが声に感情がこもっていた
悲しみ、その魔物はバルフェリアにとって掛け替えの無い存在だったのだろう
生まれた時から一緒だったとなればかなり長い関係だったのだろう
そうなれば大抵情も湧く
(そうなんだ……凄い野暮だけど)
「なんだ?」
(このネックレスその魔物が死んだ原因なんじゃない?)
能力を半分にする魔導具、それを持っていたとなれば敗北した時能力が半分になっていた可能性はあるだろう
効果を知らずに持ってしまって戦いに巻き込まれたのなら悲劇が重なった悲しい出来事だろう
「……可能性はある。能力を半分にされれば格下相手でも為す術なくやられる」
(そうか……)
言葉を止める
バルフェリアにかける言葉が思い付かない
魔物の世は弱肉強食、いつ誰がどのように死ぬかなんて分からない
昨日見た魔物が今日になった時には死んでいるなんて事もよくある話
バルフェリアの強さの基準は分からないが弱い魔物がバルフェリア、アルセスやあのドラゴンなどが居る世界でそこまで生き残っていたのは奇跡に近いと言える
「魔物の世には魔導具が存在していた、使えぬ者も居るが使える者は使っていた。だからこそ多くの者と戦った我は魔導具の効果が分かるのだ」
(成程、体験していたから知っているって事か。バルフェリアは何か魔導具使っていたの?)
「我は使っていない。全て我が自慢の牙と爪で切り裂いてやったわ」
(……その時はまだ覇王にはなってないんだよね?)
「無論、至ったのはあの時だ」
(その時から無双してたんだ……)
現状の澪と同じ異能で様々な異能持ちの魔物がひしめく戦いに身を投じて殆どの敵を返り討ちにしていた
そう考えればバルフェリアの強さは分かる
(アルセスと言い4級ダンジョンに居ていい魔物じゃなくね?)
「殆どの魔物は初見で仕留められたからな。アルセスには躱されたがな。……その首輪型の魔導具はどうだ?」
チョーカーのような魔導具
(首輪……効果は?)
「風纏、名の通り風を纏う能力、出力自体は低いが発動時間が長く風が移動や攻撃の速度の補助をしてくれる。風そのものは攻撃には使えんがな」
(戦闘サポートの能力……これは良いな。これなら確かに鈴音って子にも使えるし普通に私も使える)
「貴様はサポートよりその腕輪をつけておけ」
(1人だけデバフ……まぁ戦闘時外せばいいか)
「ずっと付けるからこそ意味があるのだぞ?」
(戦闘時に重力増えるのは厳しくない? まぁ1.1倍とかなら)
「だがその状態で動けるようになればかなり成長出来るぞ。無論10倍だが」
(それはもう動けないと思うんだけど)
「仕方ない3倍程度で妥協してやる」
(うーん……まぁ10倍よりはかなり楽)
訓練用の魔導具重力の輪、恋歌に渡す様の魔導具受け身の守護、鈴音に渡す様の風纏と災いの誓いを購入する
災いの誓いを使う気は一切無いがバルフェリアの知り合いの持っていた言わば遺品
他の人の手に渡るより持っていた方が良いかと思い購入する
全部能力不明の魔導具の為安く買える
(あっ、そう言えばダンジョンに呼ばれた?魔物の異能だけなのかな?)
「何がだ?」
(人に宿る異能)
「さぁな、そうかもしれないがそうでは無いかもしれん」
(そうか)
澪は1つ思う
もし魔物の世で戦いに敗れた魔物と同じ異能が人の中にも宿るのなら
「形は違うけど再会出来るかも知れないな」
小声で呟く
「なんだ?」
「何でもない」
(なんでそこまで押すの? 思い入れでもあるの? 訓練用ならせめて他の見つけて)
バルフェリアは呪いのネックレスをオススメに出す
「思い入れとは少し違うがな」
(何かあるんだ……そういえばアルセスとかと知り合いっぽいけどダンジョン出来る前?)
「あぁそうだ。我らダンジョンの主と呼ばれる存在はあそこに生まれた訳では無い」
(唯一リポップしないのがダンジョンの主、まぁそこまで驚かないかな。どういう経緯?)
「詳しくは分からん。気づいたらあそこに居たのだ。そのような異能は聞いた事がない。ならば恐らく我らの神の仕業だろう」
(神?)
「唯一我らが従う存在、どのような存在なのかは分かっていない。だが我らを生み出したのは神である」
魔物は神が生み出した存在、そしてダンジョンもまたその神が生み出している
魔物はその存在を知っているが謎多く何をしたいのか何が目的なのかなどは全く分かっていない、ただ戦いの本能を抱えながらダンジョンを死守している
(成程……そっちも宗教みたいなのがあるのかな? それで呪いのネックレスはなんで?)
「呪いでは無いそのネックレスの名は災いの誓いと言う物だ」
(ほぼ呪いじゃん)
「そしてそれは他の魔物が持っていた物だ」
(持っていた? その魔物は?)
「戦いに敗れ死んでいる」
(……それは人間に?)
「いや違う、奴は弱い魔物でな。異能は持っていたが魔物の世は戦いが激しい、その闘争に巻き込まれて奴は死んだ」
(そ、そうなんだ……その魔物とはどういう関係だったの?)
「生まれた時が同じだった、だからと言って馴れ合っていたという訳では無いが……死の間際奴がそれを抱えていたのを覚えている。最もその直後から記憶が無く気付いたらあそこに居たんだがな」
表情は分からない、だが声に感情がこもっていた
悲しみ、その魔物はバルフェリアにとって掛け替えの無い存在だったのだろう
生まれた時から一緒だったとなればかなり長い関係だったのだろう
そうなれば大抵情も湧く
(そうなんだ……凄い野暮だけど)
「なんだ?」
(このネックレスその魔物が死んだ原因なんじゃない?)
能力を半分にする魔導具、それを持っていたとなれば敗北した時能力が半分になっていた可能性はあるだろう
効果を知らずに持ってしまって戦いに巻き込まれたのなら悲劇が重なった悲しい出来事だろう
「……可能性はある。能力を半分にされれば格下相手でも為す術なくやられる」
(そうか……)
言葉を止める
バルフェリアにかける言葉が思い付かない
魔物の世は弱肉強食、いつ誰がどのように死ぬかなんて分からない
昨日見た魔物が今日になった時には死んでいるなんて事もよくある話
バルフェリアの強さの基準は分からないが弱い魔物がバルフェリア、アルセスやあのドラゴンなどが居る世界でそこまで生き残っていたのは奇跡に近いと言える
「魔物の世には魔導具が存在していた、使えぬ者も居るが使える者は使っていた。だからこそ多くの者と戦った我は魔導具の効果が分かるのだ」
(成程、体験していたから知っているって事か。バルフェリアは何か魔導具使っていたの?)
「我は使っていない。全て我が自慢の牙と爪で切り裂いてやったわ」
(……その時はまだ覇王にはなってないんだよね?)
「無論、至ったのはあの時だ」
(その時から無双してたんだ……)
現状の澪と同じ異能で様々な異能持ちの魔物がひしめく戦いに身を投じて殆どの敵を返り討ちにしていた
そう考えればバルフェリアの強さは分かる
(アルセスと言い4級ダンジョンに居ていい魔物じゃなくね?)
「殆どの魔物は初見で仕留められたからな。アルセスには躱されたがな。……その首輪型の魔導具はどうだ?」
チョーカーのような魔導具
(首輪……効果は?)
「風纏、名の通り風を纏う能力、出力自体は低いが発動時間が長く風が移動や攻撃の速度の補助をしてくれる。風そのものは攻撃には使えんがな」
(戦闘サポートの能力……これは良いな。これなら確かに鈴音って子にも使えるし普通に私も使える)
「貴様はサポートよりその腕輪をつけておけ」
(1人だけデバフ……まぁ戦闘時外せばいいか)
「ずっと付けるからこそ意味があるのだぞ?」
(戦闘時に重力増えるのは厳しくない? まぁ1.1倍とかなら)
「だがその状態で動けるようになればかなり成長出来るぞ。無論10倍だが」
(それはもう動けないと思うんだけど)
「仕方ない3倍程度で妥協してやる」
(うーん……まぁ10倍よりはかなり楽)
訓練用の魔導具重力の輪、恋歌に渡す様の魔導具受け身の守護、鈴音に渡す様の風纏と災いの誓いを購入する
災いの誓いを使う気は一切無いがバルフェリアの知り合いの持っていた言わば遺品
他の人の手に渡るより持っていた方が良いかと思い購入する
全部能力不明の魔導具の為安く買える
(あっ、そう言えばダンジョンに呼ばれた?魔物の異能だけなのかな?)
「何がだ?」
(人に宿る異能)
「さぁな、そうかもしれないがそうでは無いかもしれん」
(そうか)
澪は1つ思う
もし魔物の世で戦いに敗れた魔物と同じ異能が人の中にも宿るのなら
「形は違うけど再会出来るかも知れないな」
小声で呟く
「なんだ?」
「何でもない」
0
お気に入りに追加
109
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

社畜探索者〜紅蓮の王と異界迷宮と配信者〜
代永 並木
ファンタジー
井坂蓮二、23歳 日々サービス残業を繰り返し連続出勤更新し続け精神が疲弊しても働き続ける社畜
ふと残業帰りにダンジョンと呼ばれる物を見つけた
ダンジョンとは10年ほど前に突如現れた謎の迷宮、魔物と呼ばれる存在が闊歩する危険なダンジョンの内部には科学では再現不可能とされるアイテムが眠っている
ダンジョンが現れた影響で人々の中に異能と呼ばれる力を得た者が現れた
夢か金か、探索者と呼ばれる人々が日々ダンジョンに挑んでいる
社畜の蓮二には関係の無い話であったが疲れ果てた蓮二は何をとち狂ったのか市販の剣(10万)を持ってダンジョンに潜り己の異能を解放する
それも3等級と呼ばれる探索者の最高峰が挑む高難易度のダンジョンに
偶然危機に瀕していた探索系配信者竜胆天音を助け社畜の傍ら配信の手伝いをする事に
配信者や異能者に出会いながら探索者として活躍していく
現2章
思想で溢れたメモリー
やみくも
ファンタジー
幼少期に親が亡くなり、とある組織に拾われ未成年時代を過ごした「威風曖人亅
約5000年前に起きた世界史に残る大きな出来事の真相を探る組織のトップの依頼を受け、時空の歪みを調査中に曖人は見知らぬ土地へと飛ばされてしまった。
???「望む世界が違うから、争いは絶えないんだよ…。」
思想に正解なんて無い。
その想いは、個人の価値観なのだから…
思想=強さの譲れない正義のぶつかり合いが今、開戦する。
補足:設定がややこしくなるので年代は明かしませんが、遠い未来の話が舞台という事を頭の片隅に置いておいて下さい。
21世紀では無いです。
※ダラダラやっていますが、進める意志はあります。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

社畜の俺の部屋にダンジョンの入り口が現れた!? ダンジョン配信で稼ぐのでブラック企業は辞めさせていただきます
さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。
冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。
底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。
そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。
部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。
ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。
『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
豊穣の剣
藤丸セブン
ファンタジー
突如地球を侵略する為に異世界から訪れた組織、ルーラー・ザ・ワールド。その組織の侵攻を防ぐべく、地球人は同じく異世界から来た組織への反抗軍と共に「特別異界対策課」を結成し組織に迎え撃つ。その戦いに偶然巻き込まれてしまった少年、神谷七尾矢は仲間と共に組織と戦う事を強要されてしまう。果たして彼の運命は!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる