2 / 53
新しい武器
しおりを挟む
勧誘を断ったあとそそくさと逃げて取引所で素材と魔石をお金に変える
「こちらが合計額となります。ご確認を」
「あれ、いつもより高いな」
「今回の素材は前回の素材よりも高いのでその分だと思います」
「ほへぇ、ならあいつ狙ってもう少し潜るかな」
「無理は禁物ですよ?」
「分かってますよ。無理はしてません」
受付嬢に苦笑いをされる
無理をしない人間は高難易度ダンジョンには潜らない
苦笑いをされた事を疑問に思いつつコンビニに寄り2日分のご飯を買って家に帰る
探索配信者の動画を見る、戦い慣れた相手との戦いの解説などをしている
実際に戦っているシーンもあるが
「時間かかり過ぎじゃん」
澪から見てかなりグダグダでかなり時間がかかっている
複数人で戦っている
金が入ったから暫くはダンジョンに行かない予定で家でゲームをやる
するとやっているゲームで新キャラが発表された、見た目が好きなキャラ
「金はあるし課金するか? 完凸結構かかるんよなぁ……明日またダンジョン行くかぁ」
今日は色々やる事やってから布団に入り眠りにつく
翌日10時頃に起きて支度をしてダンジョンに向かう
徒歩で一時間程度、歩いて眠気を覚ます
ダンジョンに着くと見覚えのある少女が立っていた
今回は1人
澪に気づいて走ってくる
「何日も張り込む予定でしたがまさか初日に会えるとは」
「何用?」
「私と一緒に配信を」
「断る。1人でダンジョンに潜るのが性に合う」
ダンジョンに足を踏み入れる
少女も着いてくる
「助けないからな」
「えっ」
「魔物に襲われてても助ける気は無い、お前戦えないだろ?」
「何故それを」
「お前達が逃げる前にしていた会話を聞いていた。その話によればお前は支援をしていた。弓などを持っていないところからすると異能を使っていたんだろ?」
会話から推測する
支援、後方支援をするにしてもダンジョン内で使える中距離武器の弓や投げナイフを持っているようには見えない
そうなると彼女の言う支援は恐らく異能の能力による支援
「せ、正解です。私の異能は七彩、4つのバフと2つの防御、1つの探索能力の合計7つの能力を扱える異能です」
「それは便利だな」
異能者1人につき1つの異能、その能力も大体1つ、炎を操る、水を操るなどそう言った物
1人で7つの能力を扱える異能者は他には居ない
それも戦闘でかなり役に立つ能力
「貴方も異能持ちですよね? それも超レアな空間移動系の」
空間移動系の能力は世界で現在確認されているのは2人、指定した空間と空間を繋ぎ自在に移動する能力と物体の位置を入れ替える能力
「まぁあれは空間移動か。たぶん思ってるのとは違う能力だけどね」
澪の異能は前者2つに比べて使い勝手は良くない
(その2つの異能より弱いが自在に瞬間移動するような異能はないのか)
「2人の異能者の無双配信なんて絶対人気出ますって!」
「強い探索者見つけて頑張りな」
魔物が現れる
少女は距離を取る、戦闘には参加しないつもりのようだ
澪にとってもその方が都合がいい
剣を構えて突っ込む
やり方は昨日と同じ大振りの一撃を避けて背後に回って首を斬り裂く
「おぉ、オークをこんな容易く倒すとは」
「オーク?」
オークとはファンタジーに良く出てくる存在
緑色の太った魔物
黒いモヤに包まれて姿形がはっきり見えないとはいえ特に似ているような印象は無い
「探索者が勝手につけてるんです。ちなみにあの狼はキングウルフです」
「なんか強そう」
「強そうじゃなくて強いですよ! あんな容易く倒すのなんて世界でもそうそういないと思いますよ!」
日本でも強い部類に入る探索者が3人がかりでようやく1体倒せる強さ
それを3体相手にして楽々に倒せる澪は少女から見てかなりおかしい存在
1人で高難易度のダンジョンに潜り続ける変人
「そうなんだ」
話半分に聞いてどんどん進んでいく
少女は着いていく
少女と会った三階層に着く
血の跡は残っていない
数メートル先にキングウルフが現れる
「異能は使わないんですか?」
「異能ばかりに頼るといざと言う時に動きが鈍る」
「な、なるほど」
異能を使わずに戦う
噛みつきを横に飛んで避けて剣を振り下ろす
すぐに反応したキングウルフは後ろに飛び退き回避する
一度唸り声をあげた後雄叫びを上げて突っ込む
回避すれば少女に当たる
助けないとは言ったがこれが原因で死んだら胸糞悪い
剣先をキングウルフに向けて構える
(迎え撃つしかない)
勢いよく地を蹴り剣を前に突き出す
剣と頭がぶつかる、キングウルフの頭蓋は硬い
剣と手にかなりの衝撃が走る
衝撃で一瞬緩んだ手の力を再度込めて全力で剣先を突き立てる
「貫けぇ!」
剣はキングウルフの頭蓋を貫通し仕留める
魔石を落として消滅する
それと同時に剣は砕け散る
今までかなり乱暴に扱っていた
澪は破片を拾う
「今までありがとう」
今まで共に戦った剣に感謝を述べる
「凄い戦いでしたね!」
「そう?」
「キングウルフは頭蓋骨凄い硬いって言われてるんですよ! それを真正面から貫くなんて」
「そのせいで剣が壊れたけどね」
「買いに行きます? それなら良い所知ってますよ。値は張りますがダンジョンから掘り出された武器とかありますよ」
「これみたいなのか。確かに市販の武器はすぐ壊れるからそう言う武器の方がいいか。案内してくれる?」
「はい、勿論」
少女に案内されてある店に向かう
それは取引所であった
「取引所に武器なんて売ってるのか?」
「実は二階が武器屋になってて武器売ってるんですよ」
「ほへぇ」
「行きますよー」
入口から入ってそのまま二階に階段で向かう
二階に着くと装備屋と書いてある看板を見つける
階段を登り切って直ぐに武器や防具、魔導具と呼ばれるダンジョン内で手に入る特殊な道具などが沢山並んでいる
「それで掘り出し物は何処……?」
大量に並べられていてどこに目的の物があるか分からない
「店員さーん!」
少女が近くにいた店員を呼び止める
「ダンジョンで出た武器や防具は何処にありますか?」
「丁度こちらに並んでいるのがダンジョンから掘り出された装備です。お二人は使いたい武器などはありますか?」
「あっ、装備探しに来たのは彼女1人です」
「お前も買えばいい。金は持ってるだろ?」
「はい、結構それなりに」
「結構なのかそれなりなのかどっちだよ。戦闘しないにしろ護身武器や身を守る防具は身につけておけ」
ダンジョン内では何が起きるか分からない
万全の準備をしておくのが探索者の基本とされている
「そうですねぇ。良い機会ですし何か買います。と言うかそう言う貴女も防具付けてないじゃないですか」
「防具は……正直いらないと思ってた」
澪は防具を付けず普通の服で戦っていた
「1人で戦って前衛張ってる貴女は特に要りますよ? むしろ私よりも」
「前衛の方でしたら重装備や軽装備などあります。攻撃を食らう前提なら重装備、攻撃を避ける事を前提とするなら軽装備、平均を取るなら軽装備よりは重いですが重装備よりは軽いと言った装備があります」
「軽装備で」
戦闘スタイル的に重りになる装備は付けたくないのとシンプルに動きづらくなるのが嫌な澪は即答する
「私も軽装備で」
「でしたらこちらにあります」
店員に防具が置いてある場所に案内される
様々な形をした防具がある、全てダンジョンから掘り出された物
入手した人物が要らないと考えて取引所で売った装備
「これが防具?」
「はい、かなり良い繊維の服のようで軽くて頑丈な防具です」
全身を覆う赤を基調とした服、手に持って分かる程軽い
「これ買う」
「おぉ、ありがとうございます」
少女が防具に悩んでいる間に武器を探す
剣や斧、槍、短槍、弓、大剣、短剣、長剣、など様々な種類の武器がある
(やっぱり剣か)
使い慣れている剣を見るが良さそうな物が見つからない
ここにあるのは言ってしまえば余り物、本当に良さそうな武器は自分で保有しているだろう
剣に良さそうな物が見つからず他の武器種を探す
ふと目に付いた槍を手に取る
厨二心を揺さぶるような形をした槍、中々の重さはあるがどうやら短く出来る
本来の長さから長くは出来ないようだが短く出来るのは持ち運びが楽で良い
(これ良いな。短くすれば邪魔にならない。ところでこれ幾らだろ……昨日入ったし金はあるけど高いって言ってたし……)
ダンジョンからの掘り出し物に関しては値段が書いていない
「あの、すみませんこれ2つで幾らくらいになります?」
店員に聞く
店員は暫くお待ちくださいと言って計算をし始める
少女はずっと防具で悩んでいる
「まだ悩んでるのか」
「見た目が重要」
「あぁ配信者はそういう所も気を付けてるらしいな」
昨日動画で見た解説でチョロっと見た目に触れていた
動画では見た目に拘る必要は無いと言っていたが彼らが着けていた防具や武器は間違いなく見た目で選ばれたような物だった
「配信者だからってのもありますけどやっぱ女性なので見た目には気をつけないと!」
「はぁ、そうなんだ」
ファッションに一切の興味が無い澪にとって彼女の言っている事はよく分からない
実用性を優先する
「合計額は……260万です」
「こちらが合計額となります。ご確認を」
「あれ、いつもより高いな」
「今回の素材は前回の素材よりも高いのでその分だと思います」
「ほへぇ、ならあいつ狙ってもう少し潜るかな」
「無理は禁物ですよ?」
「分かってますよ。無理はしてません」
受付嬢に苦笑いをされる
無理をしない人間は高難易度ダンジョンには潜らない
苦笑いをされた事を疑問に思いつつコンビニに寄り2日分のご飯を買って家に帰る
探索配信者の動画を見る、戦い慣れた相手との戦いの解説などをしている
実際に戦っているシーンもあるが
「時間かかり過ぎじゃん」
澪から見てかなりグダグダでかなり時間がかかっている
複数人で戦っている
金が入ったから暫くはダンジョンに行かない予定で家でゲームをやる
するとやっているゲームで新キャラが発表された、見た目が好きなキャラ
「金はあるし課金するか? 完凸結構かかるんよなぁ……明日またダンジョン行くかぁ」
今日は色々やる事やってから布団に入り眠りにつく
翌日10時頃に起きて支度をしてダンジョンに向かう
徒歩で一時間程度、歩いて眠気を覚ます
ダンジョンに着くと見覚えのある少女が立っていた
今回は1人
澪に気づいて走ってくる
「何日も張り込む予定でしたがまさか初日に会えるとは」
「何用?」
「私と一緒に配信を」
「断る。1人でダンジョンに潜るのが性に合う」
ダンジョンに足を踏み入れる
少女も着いてくる
「助けないからな」
「えっ」
「魔物に襲われてても助ける気は無い、お前戦えないだろ?」
「何故それを」
「お前達が逃げる前にしていた会話を聞いていた。その話によればお前は支援をしていた。弓などを持っていないところからすると異能を使っていたんだろ?」
会話から推測する
支援、後方支援をするにしてもダンジョン内で使える中距離武器の弓や投げナイフを持っているようには見えない
そうなると彼女の言う支援は恐らく異能の能力による支援
「せ、正解です。私の異能は七彩、4つのバフと2つの防御、1つの探索能力の合計7つの能力を扱える異能です」
「それは便利だな」
異能者1人につき1つの異能、その能力も大体1つ、炎を操る、水を操るなどそう言った物
1人で7つの能力を扱える異能者は他には居ない
それも戦闘でかなり役に立つ能力
「貴方も異能持ちですよね? それも超レアな空間移動系の」
空間移動系の能力は世界で現在確認されているのは2人、指定した空間と空間を繋ぎ自在に移動する能力と物体の位置を入れ替える能力
「まぁあれは空間移動か。たぶん思ってるのとは違う能力だけどね」
澪の異能は前者2つに比べて使い勝手は良くない
(その2つの異能より弱いが自在に瞬間移動するような異能はないのか)
「2人の異能者の無双配信なんて絶対人気出ますって!」
「強い探索者見つけて頑張りな」
魔物が現れる
少女は距離を取る、戦闘には参加しないつもりのようだ
澪にとってもその方が都合がいい
剣を構えて突っ込む
やり方は昨日と同じ大振りの一撃を避けて背後に回って首を斬り裂く
「おぉ、オークをこんな容易く倒すとは」
「オーク?」
オークとはファンタジーに良く出てくる存在
緑色の太った魔物
黒いモヤに包まれて姿形がはっきり見えないとはいえ特に似ているような印象は無い
「探索者が勝手につけてるんです。ちなみにあの狼はキングウルフです」
「なんか強そう」
「強そうじゃなくて強いですよ! あんな容易く倒すのなんて世界でもそうそういないと思いますよ!」
日本でも強い部類に入る探索者が3人がかりでようやく1体倒せる強さ
それを3体相手にして楽々に倒せる澪は少女から見てかなりおかしい存在
1人で高難易度のダンジョンに潜り続ける変人
「そうなんだ」
話半分に聞いてどんどん進んでいく
少女は着いていく
少女と会った三階層に着く
血の跡は残っていない
数メートル先にキングウルフが現れる
「異能は使わないんですか?」
「異能ばかりに頼るといざと言う時に動きが鈍る」
「な、なるほど」
異能を使わずに戦う
噛みつきを横に飛んで避けて剣を振り下ろす
すぐに反応したキングウルフは後ろに飛び退き回避する
一度唸り声をあげた後雄叫びを上げて突っ込む
回避すれば少女に当たる
助けないとは言ったがこれが原因で死んだら胸糞悪い
剣先をキングウルフに向けて構える
(迎え撃つしかない)
勢いよく地を蹴り剣を前に突き出す
剣と頭がぶつかる、キングウルフの頭蓋は硬い
剣と手にかなりの衝撃が走る
衝撃で一瞬緩んだ手の力を再度込めて全力で剣先を突き立てる
「貫けぇ!」
剣はキングウルフの頭蓋を貫通し仕留める
魔石を落として消滅する
それと同時に剣は砕け散る
今までかなり乱暴に扱っていた
澪は破片を拾う
「今までありがとう」
今まで共に戦った剣に感謝を述べる
「凄い戦いでしたね!」
「そう?」
「キングウルフは頭蓋骨凄い硬いって言われてるんですよ! それを真正面から貫くなんて」
「そのせいで剣が壊れたけどね」
「買いに行きます? それなら良い所知ってますよ。値は張りますがダンジョンから掘り出された武器とかありますよ」
「これみたいなのか。確かに市販の武器はすぐ壊れるからそう言う武器の方がいいか。案内してくれる?」
「はい、勿論」
少女に案内されてある店に向かう
それは取引所であった
「取引所に武器なんて売ってるのか?」
「実は二階が武器屋になってて武器売ってるんですよ」
「ほへぇ」
「行きますよー」
入口から入ってそのまま二階に階段で向かう
二階に着くと装備屋と書いてある看板を見つける
階段を登り切って直ぐに武器や防具、魔導具と呼ばれるダンジョン内で手に入る特殊な道具などが沢山並んでいる
「それで掘り出し物は何処……?」
大量に並べられていてどこに目的の物があるか分からない
「店員さーん!」
少女が近くにいた店員を呼び止める
「ダンジョンで出た武器や防具は何処にありますか?」
「丁度こちらに並んでいるのがダンジョンから掘り出された装備です。お二人は使いたい武器などはありますか?」
「あっ、装備探しに来たのは彼女1人です」
「お前も買えばいい。金は持ってるだろ?」
「はい、結構それなりに」
「結構なのかそれなりなのかどっちだよ。戦闘しないにしろ護身武器や身を守る防具は身につけておけ」
ダンジョン内では何が起きるか分からない
万全の準備をしておくのが探索者の基本とされている
「そうですねぇ。良い機会ですし何か買います。と言うかそう言う貴女も防具付けてないじゃないですか」
「防具は……正直いらないと思ってた」
澪は防具を付けず普通の服で戦っていた
「1人で戦って前衛張ってる貴女は特に要りますよ? むしろ私よりも」
「前衛の方でしたら重装備や軽装備などあります。攻撃を食らう前提なら重装備、攻撃を避ける事を前提とするなら軽装備、平均を取るなら軽装備よりは重いですが重装備よりは軽いと言った装備があります」
「軽装備で」
戦闘スタイル的に重りになる装備は付けたくないのとシンプルに動きづらくなるのが嫌な澪は即答する
「私も軽装備で」
「でしたらこちらにあります」
店員に防具が置いてある場所に案内される
様々な形をした防具がある、全てダンジョンから掘り出された物
入手した人物が要らないと考えて取引所で売った装備
「これが防具?」
「はい、かなり良い繊維の服のようで軽くて頑丈な防具です」
全身を覆う赤を基調とした服、手に持って分かる程軽い
「これ買う」
「おぉ、ありがとうございます」
少女が防具に悩んでいる間に武器を探す
剣や斧、槍、短槍、弓、大剣、短剣、長剣、など様々な種類の武器がある
(やっぱり剣か)
使い慣れている剣を見るが良さそうな物が見つからない
ここにあるのは言ってしまえば余り物、本当に良さそうな武器は自分で保有しているだろう
剣に良さそうな物が見つからず他の武器種を探す
ふと目に付いた槍を手に取る
厨二心を揺さぶるような形をした槍、中々の重さはあるがどうやら短く出来る
本来の長さから長くは出来ないようだが短く出来るのは持ち運びが楽で良い
(これ良いな。短くすれば邪魔にならない。ところでこれ幾らだろ……昨日入ったし金はあるけど高いって言ってたし……)
ダンジョンからの掘り出し物に関しては値段が書いていない
「あの、すみませんこれ2つで幾らくらいになります?」
店員に聞く
店員は暫くお待ちくださいと言って計算をし始める
少女はずっと防具で悩んでいる
「まだ悩んでるのか」
「見た目が重要」
「あぁ配信者はそういう所も気を付けてるらしいな」
昨日動画で見た解説でチョロっと見た目に触れていた
動画では見た目に拘る必要は無いと言っていたが彼らが着けていた防具や武器は間違いなく見た目で選ばれたような物だった
「配信者だからってのもありますけどやっぱ女性なので見た目には気をつけないと!」
「はぁ、そうなんだ」
ファッションに一切の興味が無い澪にとって彼女の言っている事はよく分からない
実用性を優先する
「合計額は……260万です」
0
お気に入りに追加
110
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
私の代わりが見つかったから契約破棄ですか……その代わりの人……私の勘が正しければ……結界詐欺師ですよ
Ryo-k
ファンタジー
「リリーナ! 貴様との契約を破棄する!」
結界魔術師リリーナにそう仰るのは、ライオネル・ウォルツ侯爵。
「彼女は結界魔術師1級を所持している。だから貴様はもう不要だ」
とシュナ・ファールと名乗る別の女性を部屋に呼んで宣言する。
リリーナは結界魔術師2級を所持している。
ライオネルの言葉が本当なら確かにすごいことだ。
……本当なら……ね。
※完結まで執筆済み
私が死んだあとの世界で
もちもち太郎
恋愛
婚約破棄をされ断罪された公爵令嬢のマリーが死んだ。
初めはみんな喜んでいたが、時が経つにつれマリーの重要さに気づいて後悔する。
だが、もう遅い。なんてったって、私を断罪したのはあなた達なのですから。
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる