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採取依頼
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城門を抜けて外に出る
そして森へ向かう、問題無く森まで到着する
「ここからが」
予め剣を抜いておく、素人の僕が遭遇した時にすぐに剣を抜いて戦えるとは思えないから
魔物が湧く森に薬草が生えている
警戒して森の中に入る
虫の声がする
周囲に魔物の姿は無い
……早く回収しよう
今回の依頼は魔物討伐ではなく薬草採取
接敵する前にさっさと回収して森を出れば安全に終わる
……まずはこっちの薬草から、これは背が高い草で葉っぱが独特だから探し易い
背の高い草を見て回る
周囲を見ていると少し遠くに見つける
「見つけた。あれだ。一応周囲の確認もして……よし」
周囲に魔物は居ない、すぐに薬草の元へ向かう
一度しっかり近くで確認する、間違いない、必要数だけ回収する
……次、この薬草は背は低いけどこの季節だと花が咲いてる筈
足元を確認する
上に伸びず横に大きく広がる草、紫の花が咲くので見つけやすい
しかし、背が高い草や他の雑草が多いのでしっかり見ないと見逃しやすい
しゃがんで探す
「この辺なら雑草で隠れて伸びると思うんだけど……あ、あった」
薬草を確認してすぐに回収する
これでギルドに報告すれば依頼は完了になる
森を出ようとした時後ろから猛スピードで接近してくる足音が聞こえる
草を踏み締めて走ってくる
……早い、四足?
剣と盾を構える
逃げようにもこの速度は間違いなく僕より早い
どう言う訳かまっすぐ僕の方へ向かってきている
装備を身に付けている僕の足の速さは本来よりかなり落ちている。軽装の僕でも難しいなら今は更に難易度が高い
もし襲いかかってきているなら逃げるのは不可能、背後から攻撃を受ける
防具は兜もあり後頭部などは守れるが衝撃は防げない
……倒せそうなら倒すが傷を負わせて逃げる
盾を前に出して剣先を向けて真っ向から迎え撃つ
襲いかかってきたら盾で受けて剣で突き刺す
戦闘の経験なんてない、剣や盾を自在に操っての複雑な戦闘は難しい
ならやる事は単純な動きで確実に傷を負わせる
足音からして恐らく1体
「姿が草に隠れて見えない。小さいな」
緊張する
これが初戦闘だ
身体が震える
村で魔物は襲い来る恐怖の象徴とされていた
強い魔物なら軽々と村一つを壊滅させる事が出来る
深呼吸をして落ち着かせる
深呼吸した瞬間、草むらから何かが飛び出す
……来た!
姿を確認する、灰色の狼だ
飛び上がって手を振り上げて手の先についてる凶悪な爪を振るってくる
ガキッン
攻撃を盾で防ぐ
盾からそこそこ大きい衝撃が手に伝わって痺れる
……重い
キィィと爪が盾を引っ掻いて耳を塞ぎたくなるような嫌な音がする
しかし、気にしている余裕は無い。剣の柄を強く握る
「あぁぁぁ!」
叫び剣を狼に強く突き立てる
僅かに押し返される感覚がある、硬い物に当たった感覚と音がする
そのまま力一杯剣を前に押し出す
剣が皮膚を肉を貫く
その感覚が手に残る、良い感覚では無い
剣を伝って血が篭手に付着する、狼から流れ出た血だ
狼は血を流し痙攣している
素早く引き剣を抜いて盾を構えながらゆっくり狼を確認する
……倒した? いや、殺るなら確実に行くべき
胴体を見事に貫いたが倒し切れている自信が無い
剣を振り上げて倒れている狼の首目掛けて振り下ろす
動かないから正確に首を切り裂ける
首から大量の血が流れて動きを止める
「た、倒したぁ」
緊張から開放され全身の力が抜ける
初戦闘を勝利で収められた
……装備取引して本当に良かった。彼にお礼を言いたいなぁ
盾が無ければ今回の作戦は使えなかったしそもそも剣が無ければ襲われて抵抗虚しく殺されていたかも知れない
支払った物はそこそこ大きいが充分それだけの価値があった
念の為の準備と言うのは重要だと再確認した
最もまさかその日のうちに装備の有難みを味わうとは思わなかったが
……これからもちゃんと準備して行動しよう
「……早く帰ろう」
これ以上魔物と戦う事が無いように急いで城門へ向かおうとするが足を止める
後ろの魔物の死体を見る
……魔物の素材は金になる……
魔物の素材はギルドに出せば金になる
灰色の狼の魔物は僕一人で対処出来た事から弱い魔物と考えられるが素材はそれでも金になる
今は少しでも金が欲しい
……確か狼系は毛皮と牙が売れるんだったかな。……良し、牙だけ取ろう。時間も掛けたくないし
血の匂いで他の魔物が近付いてくるかも知れない
時間の掛かる毛皮の方は諦めて牙だけ回収する
死体の口から牙を抜き取ってバックに詰める
……これで良し、周囲に魔物は居ない、足音も無い。良し
周りを軽く見渡して音も確認する
早足で城門へ向かう
城門に着いた後、通行証を見せて問題無く中に入れる
そのままギルドへ向かい受付で報告をして依頼の報酬と牙の売却分の金を手に入れる
……これで下着買える……いや、金は取っておいた方が良いか……うーん
スカートの丈が長いからノーパンでも周りにバレない
違和感は物凄くあるがこれは慣れだろう
下着分の金は大した金では無いが安定した収入がない今その分も念の為に取っておきたい
……見られないなら……うん
「……他の依頼を見ようかな」
採取依頼を確認する
採取依頼が何個かある、全部知っている薬草、どう言う場所に生えてるか知っているし1個は今日見掛けた
薬草の生えている場所はあの森の為、魔物に襲われるリスクはあるが魔物討伐のように必ず戦闘しないと行けない訳じゃない
……明日この辺の依頼やろうかな。明日は3つ
今日は疲れたので早いが宿に向かう
そして森へ向かう、問題無く森まで到着する
「ここからが」
予め剣を抜いておく、素人の僕が遭遇した時にすぐに剣を抜いて戦えるとは思えないから
魔物が湧く森に薬草が生えている
警戒して森の中に入る
虫の声がする
周囲に魔物の姿は無い
……早く回収しよう
今回の依頼は魔物討伐ではなく薬草採取
接敵する前にさっさと回収して森を出れば安全に終わる
……まずはこっちの薬草から、これは背が高い草で葉っぱが独特だから探し易い
背の高い草を見て回る
周囲を見ていると少し遠くに見つける
「見つけた。あれだ。一応周囲の確認もして……よし」
周囲に魔物は居ない、すぐに薬草の元へ向かう
一度しっかり近くで確認する、間違いない、必要数だけ回収する
……次、この薬草は背は低いけどこの季節だと花が咲いてる筈
足元を確認する
上に伸びず横に大きく広がる草、紫の花が咲くので見つけやすい
しかし、背が高い草や他の雑草が多いのでしっかり見ないと見逃しやすい
しゃがんで探す
「この辺なら雑草で隠れて伸びると思うんだけど……あ、あった」
薬草を確認してすぐに回収する
これでギルドに報告すれば依頼は完了になる
森を出ようとした時後ろから猛スピードで接近してくる足音が聞こえる
草を踏み締めて走ってくる
……早い、四足?
剣と盾を構える
逃げようにもこの速度は間違いなく僕より早い
どう言う訳かまっすぐ僕の方へ向かってきている
装備を身に付けている僕の足の速さは本来よりかなり落ちている。軽装の僕でも難しいなら今は更に難易度が高い
もし襲いかかってきているなら逃げるのは不可能、背後から攻撃を受ける
防具は兜もあり後頭部などは守れるが衝撃は防げない
……倒せそうなら倒すが傷を負わせて逃げる
盾を前に出して剣先を向けて真っ向から迎え撃つ
襲いかかってきたら盾で受けて剣で突き刺す
戦闘の経験なんてない、剣や盾を自在に操っての複雑な戦闘は難しい
ならやる事は単純な動きで確実に傷を負わせる
足音からして恐らく1体
「姿が草に隠れて見えない。小さいな」
緊張する
これが初戦闘だ
身体が震える
村で魔物は襲い来る恐怖の象徴とされていた
強い魔物なら軽々と村一つを壊滅させる事が出来る
深呼吸をして落ち着かせる
深呼吸した瞬間、草むらから何かが飛び出す
……来た!
姿を確認する、灰色の狼だ
飛び上がって手を振り上げて手の先についてる凶悪な爪を振るってくる
ガキッン
攻撃を盾で防ぐ
盾からそこそこ大きい衝撃が手に伝わって痺れる
……重い
キィィと爪が盾を引っ掻いて耳を塞ぎたくなるような嫌な音がする
しかし、気にしている余裕は無い。剣の柄を強く握る
「あぁぁぁ!」
叫び剣を狼に強く突き立てる
僅かに押し返される感覚がある、硬い物に当たった感覚と音がする
そのまま力一杯剣を前に押し出す
剣が皮膚を肉を貫く
その感覚が手に残る、良い感覚では無い
剣を伝って血が篭手に付着する、狼から流れ出た血だ
狼は血を流し痙攣している
素早く引き剣を抜いて盾を構えながらゆっくり狼を確認する
……倒した? いや、殺るなら確実に行くべき
胴体を見事に貫いたが倒し切れている自信が無い
剣を振り上げて倒れている狼の首目掛けて振り下ろす
動かないから正確に首を切り裂ける
首から大量の血が流れて動きを止める
「た、倒したぁ」
緊張から開放され全身の力が抜ける
初戦闘を勝利で収められた
……装備取引して本当に良かった。彼にお礼を言いたいなぁ
盾が無ければ今回の作戦は使えなかったしそもそも剣が無ければ襲われて抵抗虚しく殺されていたかも知れない
支払った物はそこそこ大きいが充分それだけの価値があった
念の為の準備と言うのは重要だと再確認した
最もまさかその日のうちに装備の有難みを味わうとは思わなかったが
……これからもちゃんと準備して行動しよう
「……早く帰ろう」
これ以上魔物と戦う事が無いように急いで城門へ向かおうとするが足を止める
後ろの魔物の死体を見る
……魔物の素材は金になる……
魔物の素材はギルドに出せば金になる
灰色の狼の魔物は僕一人で対処出来た事から弱い魔物と考えられるが素材はそれでも金になる
今は少しでも金が欲しい
……確か狼系は毛皮と牙が売れるんだったかな。……良し、牙だけ取ろう。時間も掛けたくないし
血の匂いで他の魔物が近付いてくるかも知れない
時間の掛かる毛皮の方は諦めて牙だけ回収する
死体の口から牙を抜き取ってバックに詰める
……これで良し、周囲に魔物は居ない、足音も無い。良し
周りを軽く見渡して音も確認する
早足で城門へ向かう
城門に着いた後、通行証を見せて問題無く中に入れる
そのままギルドへ向かい受付で報告をして依頼の報酬と牙の売却分の金を手に入れる
……これで下着買える……いや、金は取っておいた方が良いか……うーん
スカートの丈が長いからノーパンでも周りにバレない
違和感は物凄くあるがこれは慣れだろう
下着分の金は大した金では無いが安定した収入がない今その分も念の為に取っておきたい
……見られないなら……うん
「……他の依頼を見ようかな」
採取依頼を確認する
採取依頼が何個かある、全部知っている薬草、どう言う場所に生えてるか知っているし1個は今日見掛けた
薬草の生えている場所はあの森の為、魔物に襲われるリスクはあるが魔物討伐のように必ず戦闘しないと行けない訳じゃない
……明日この辺の依頼やろうかな。明日は3つ
今日は疲れたので早いが宿に向かう
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