24 / 29
呪い編
覚醒と時間切れ
しおりを挟む
すぐに赤黒いナイフを取り出すが素早く魔力を込め切る前に破壊される
クロナが魔力の流れを見れるようになった今魔力の脆いところが分かる
クロナに後ろから赤黒い棘が襲いかかる
地面に刺さった剣を操り形を変えた
棘は素早く切り裂かれる
後ろに飛び退いても離れられない
「無刃」
声を聞き見えない一撃が来ると分かる
回避は間に合わない
本能が死を理解する
回避も防御も間に合わない
魔力出力は現在の50%が扱える限界
それ以上は扱うのが困難な上リスクがある
……仕方ない
出力を引き上げる
55%、魔力が引き上がる
クロナ目掛けて魔力を放つ
魔法では無い魔力をそのままクロナにぶつける
……やばい
クロナは剣を振るい魔力を切り裂く
魔力を見る事が出来るクロナは魔力が更に上がった事を理解する
「かなり上がったね。ってその模様」
顔に赤黒い模様が浮かんでいる
不気味に感じる
……魔石の魔力を引き出してるんだから何かしら代償があるのかな。さっきまでが50なら70くらい? 100ではなさそう
魔力出力量を推測する
そして接近する、魔力の流れに波があるのは変わらない
少ないところを素早く狙う
クロナとミラの間に赤黒い棘が現れて剣を受け止める
隙が出来たクロナに取り出したナイフを振るう
ナイフの攻撃を避けて剣を振るう
ナイフで受け止める
……波が小さい所狙ったけど硬い
「壊」
再び剣を振るいナイフを破壊する
そして続けて素早く複数回切りかかる
多くの魔力を胴体に集めて防御する
少し切れる
「くっ」
魔力を放出して押し返す
ミラは顔を顰める
剣で切られた痛みではなく身体にかかる負荷
身体の内部が焼かれるような感覚に襲われる
「代償があるんだね」
踏み込んで鋭く突きを繰り出す
首を動かしてギリギリで回避して魔力を放つ
剣で素早く切り裂いて接近する
攻撃をギリギリで躱してナイフを飛ばして攻撃をするが容易く避けられる
苦しみを堪えて赤黒い剣で攻撃を仕掛ける
クロナは剣の攻撃を躱して攻撃を仕掛ける
ミラは限界まで強化した目で素早い攻撃を見て防ぐ
魔力を込められた剣であればクロナの力を超える
剣を大きく弾いてすぐに切りかかる
クロナは剣を大きく上に弾かれた事で体勢を崩す
「無刃」
大きく体勢崩した状態から高速の一撃を放つ
ギリギリで剣を手放して回避する
……無刃が反応された
最速の一撃に反応され驚く
素早いとは言え他の攻撃であれば対応されても不思議には思わなかった
しかし、圧倒的な速度の無刃まで反応されるとは思ってもいなかった
「さっきまでは感覚で避けてたのに、身体強化か」
切り合う
互いに攻撃を避ける
どちらも当たれば致命傷になる、回避し合う
僅かに掠り傷が出来る、血が飛び散る
この戦いはそう長くは続かなかった
直ぐにミラは膝を付き戦闘続行が出来なくなった
「はぁはぁ……」
内部を焼かれるような苦しみで立てなくなる
顔にある模様が広がる
広がる度に激痛が走る
クロナは戦闘続行は不可能と判断して剣を仕舞う
剣をしまったクロナを見てナイフを取り出すが手に力が入らず落とす
アルトが土の魔法で拘束する
「アルト、魔石を取り込むってのは人は出来ない? 知ってるっぽい感じだったけど」
魔石を見た時のアルトの反応は魔石を取り込む技術について知っているような口振りであった
……魔石を取り込めれば私も魔力を使えるのかな
「昔から魔石の研究は行われてきました。その中で人工的に人間に魔石を埋め込むという研究も行われましたが成功例は聞いた事がありません。魔石の持つ魔力に耐えられず自壊するか暴走しました」
「なるほど」
「ただ特異魔法の種類によっては制御が可能なのでしょう」
「その特異魔法ってのは? 普通の魔法とは何が違うの?」
「特異魔法と言うのは通常の魔法とは違いその人物、血筋のみが使える特殊な魔法の事です」
「それは凄い。副団長は持ってないの?」
「持っていますよ。私のは血筋で土の特異魔法です」
「土魔法って普通にもない?」
「ありますよ。私の血筋は特殊も特殊で土魔法を発動させた時に少ない魔力で大きな効果を使えると言う物です」
「成程」
骸龍を拘束した魔法を思い出す
「ミラの魔法は多分これだよね?」
赤黒いナイフを拾う
自在に形を変えられる武器そして大量に持ち運べる物、普通の物では無いだろう
「赤黒い……血を操る魔法でしょうか」
「クルース家は特異魔法持っていたの?」
「クルース家の初代当主を特異魔法を持っていたとは聞きましたがどんな魔法かは残ってません」
「成程」
ミラの顔にあった模様が消える
魔力出力を下げたのだろう
異様な魔力も殆ど消えている
……血を操る特異魔法でなんで魔石の力を引き出せるんだろ
「殺せ」
ミラは言う
大罪人であるミラは捕まればほぼ間違いなく処刑される
「殺せって……うーんもう戦えない子を殺すのは気が引けるんだけど」
「捕まればほぼ確実に処刑になります」
「そうなの? あっそうか貴族殺し」
「それだけでなくクルース家の罪もありますから」
「貴族共に殺されるのは断る。抵抗する」
「抵抗って今動けないでしょ」
「数時間あれば50%までなら使えるようになる」
「それはまずい」
魔力出力50%に対応出来るのはクロナか騎士団長、もしどちらも居ない状況で暴れられたら被害は大きいだろう
……ここで生かすとしても捕まるのは確定、アルトがいる以上逃す事は出来ないかと言って処刑は嫌がってるし……仕方ない
剣を引き抜く
結局死ぬ事になるのならせめて望む死をとクロナはミラの真横に移動して剣を首に当てる
息を整える
ミラは目を閉じて無抵抗で居る
「アルト、処刑を免れる手はある?」
「それは難しいですね。ただの殺人であれば処刑までは行きませんが殺した相手は貴族でそれ以外の罪もありますから」
「クルース家の罪って何?」
「王族殺しの主犯と言われています」
「王族殺し? 王族が殺されたの?」
「いえ、未遂です」
「それは本当?」
ミラに聞く
ミラは呆れたように笑う
「さぁ? 知らない。あの時私はまだ10歳だったから大人の陰謀なんて知らない」
処刑されたのは7年前、その当時ミラはまだ10歳の子供であった
そんなミラは真実がどうかなど知らずどちらが正しいかなど分からない
「本当にしたのかもね。証拠もあったんでしょ?」
「証拠ってどんな証拠?」
「知る訳ない」
「王族殺しをしようとした人間との取引情報です」
「取引情報? てかその王族殺し未遂の人は白状したの?」
「いえ、取り押さえる時に死んでいます」
「あっ一番ダメなパターンじゃないそれ?」
「ダメなパターンですか?」
「本人から聞けないんじゃその取引情報正しいかなんて分からないじゃん」
処刑される直前までミラの両親は否定し続けていた
「……確かにそうですね。しかし、あの時は犯人探しに血眼になっていましたから」
王族殺しは未遂とは言え大事件
犯人を見つけ出して手柄を上げようとした者も居るくらいには皆探していた
「犯人だー証拠があるーって言われて全員証拠の正しさなんて考えずにって事かな」
「確かにあの情報を怪しんだ人は居ませんでしたね。その当時の騎士団が調べても他の証拠が出なかったという事も相まって」
「何? あれは嘘だったと?」
「さぁ? 私は関わってないから分からない。でもそれをするメリットは何処にあるんだろと」
……考えられるのは金が動いたとか他国が関係するとか
「……しかし……」
アルトは考えている
ミラの事を知っているのは2人だけ秘密にして見逃す事は出来る
しかし、それは騎士団としてやっては行けない行為、裏切りの行為に等しい
「……王族殺し未遂の罪はどうにも出来ませんが今私達がやっている任務の協力をして貰えれば貴族殺しの罪に関しては減刑出来るかも知れません」
「今やってる任務……そうか」
ミラが殺した貴族の位は子爵
そして今行っている任務は大貴族メメト家の長女の呪い解除
もし協力をして命を救ったとなれば罪の減刑に使えるかも知れない
「わざわざ貴族がこんな場所にと思ったら成程貴族の依頼が」
「まぁそうだねそれで協力は」
「する訳が無い。なんで私が貴族に協力をしないと行けないの?」
「……だよね」
貴族嫌いのミラが貴族の令嬢の呪いを解く協力なんてする訳が無い
「……1つ条件がある」
「条件?」
「任務を完了したらクルース家の罪についてその真実を知りたい。その罪が本当なら私は大人しく処刑台に立つ」
「……分かりました。私も改めてあの騒動について調べて見る必要が出来たので情報を得たらお教えします」
土魔法を解除する
「それでどんな依頼?」
「ユイラ・メメトって子が呪いに掛けられてて呪使いを探してるんだよね」
「その呪使いを殺せばいい?」
「探すだけ」
「分かった。尋問は得意だから任せて」
「頼もしい」
「正直不安ですがまぁ行きましょう」
新しく仲間にしたミラを合わせて3人で目的の酒場に向かう
クロナが魔力の流れを見れるようになった今魔力の脆いところが分かる
クロナに後ろから赤黒い棘が襲いかかる
地面に刺さった剣を操り形を変えた
棘は素早く切り裂かれる
後ろに飛び退いても離れられない
「無刃」
声を聞き見えない一撃が来ると分かる
回避は間に合わない
本能が死を理解する
回避も防御も間に合わない
魔力出力は現在の50%が扱える限界
それ以上は扱うのが困難な上リスクがある
……仕方ない
出力を引き上げる
55%、魔力が引き上がる
クロナ目掛けて魔力を放つ
魔法では無い魔力をそのままクロナにぶつける
……やばい
クロナは剣を振るい魔力を切り裂く
魔力を見る事が出来るクロナは魔力が更に上がった事を理解する
「かなり上がったね。ってその模様」
顔に赤黒い模様が浮かんでいる
不気味に感じる
……魔石の魔力を引き出してるんだから何かしら代償があるのかな。さっきまでが50なら70くらい? 100ではなさそう
魔力出力量を推測する
そして接近する、魔力の流れに波があるのは変わらない
少ないところを素早く狙う
クロナとミラの間に赤黒い棘が現れて剣を受け止める
隙が出来たクロナに取り出したナイフを振るう
ナイフの攻撃を避けて剣を振るう
ナイフで受け止める
……波が小さい所狙ったけど硬い
「壊」
再び剣を振るいナイフを破壊する
そして続けて素早く複数回切りかかる
多くの魔力を胴体に集めて防御する
少し切れる
「くっ」
魔力を放出して押し返す
ミラは顔を顰める
剣で切られた痛みではなく身体にかかる負荷
身体の内部が焼かれるような感覚に襲われる
「代償があるんだね」
踏み込んで鋭く突きを繰り出す
首を動かしてギリギリで回避して魔力を放つ
剣で素早く切り裂いて接近する
攻撃をギリギリで躱してナイフを飛ばして攻撃をするが容易く避けられる
苦しみを堪えて赤黒い剣で攻撃を仕掛ける
クロナは剣の攻撃を躱して攻撃を仕掛ける
ミラは限界まで強化した目で素早い攻撃を見て防ぐ
魔力を込められた剣であればクロナの力を超える
剣を大きく弾いてすぐに切りかかる
クロナは剣を大きく上に弾かれた事で体勢を崩す
「無刃」
大きく体勢崩した状態から高速の一撃を放つ
ギリギリで剣を手放して回避する
……無刃が反応された
最速の一撃に反応され驚く
素早いとは言え他の攻撃であれば対応されても不思議には思わなかった
しかし、圧倒的な速度の無刃まで反応されるとは思ってもいなかった
「さっきまでは感覚で避けてたのに、身体強化か」
切り合う
互いに攻撃を避ける
どちらも当たれば致命傷になる、回避し合う
僅かに掠り傷が出来る、血が飛び散る
この戦いはそう長くは続かなかった
直ぐにミラは膝を付き戦闘続行が出来なくなった
「はぁはぁ……」
内部を焼かれるような苦しみで立てなくなる
顔にある模様が広がる
広がる度に激痛が走る
クロナは戦闘続行は不可能と判断して剣を仕舞う
剣をしまったクロナを見てナイフを取り出すが手に力が入らず落とす
アルトが土の魔法で拘束する
「アルト、魔石を取り込むってのは人は出来ない? 知ってるっぽい感じだったけど」
魔石を見た時のアルトの反応は魔石を取り込む技術について知っているような口振りであった
……魔石を取り込めれば私も魔力を使えるのかな
「昔から魔石の研究は行われてきました。その中で人工的に人間に魔石を埋め込むという研究も行われましたが成功例は聞いた事がありません。魔石の持つ魔力に耐えられず自壊するか暴走しました」
「なるほど」
「ただ特異魔法の種類によっては制御が可能なのでしょう」
「その特異魔法ってのは? 普通の魔法とは何が違うの?」
「特異魔法と言うのは通常の魔法とは違いその人物、血筋のみが使える特殊な魔法の事です」
「それは凄い。副団長は持ってないの?」
「持っていますよ。私のは血筋で土の特異魔法です」
「土魔法って普通にもない?」
「ありますよ。私の血筋は特殊も特殊で土魔法を発動させた時に少ない魔力で大きな効果を使えると言う物です」
「成程」
骸龍を拘束した魔法を思い出す
「ミラの魔法は多分これだよね?」
赤黒いナイフを拾う
自在に形を変えられる武器そして大量に持ち運べる物、普通の物では無いだろう
「赤黒い……血を操る魔法でしょうか」
「クルース家は特異魔法持っていたの?」
「クルース家の初代当主を特異魔法を持っていたとは聞きましたがどんな魔法かは残ってません」
「成程」
ミラの顔にあった模様が消える
魔力出力を下げたのだろう
異様な魔力も殆ど消えている
……血を操る特異魔法でなんで魔石の力を引き出せるんだろ
「殺せ」
ミラは言う
大罪人であるミラは捕まればほぼ間違いなく処刑される
「殺せって……うーんもう戦えない子を殺すのは気が引けるんだけど」
「捕まればほぼ確実に処刑になります」
「そうなの? あっそうか貴族殺し」
「それだけでなくクルース家の罪もありますから」
「貴族共に殺されるのは断る。抵抗する」
「抵抗って今動けないでしょ」
「数時間あれば50%までなら使えるようになる」
「それはまずい」
魔力出力50%に対応出来るのはクロナか騎士団長、もしどちらも居ない状況で暴れられたら被害は大きいだろう
……ここで生かすとしても捕まるのは確定、アルトがいる以上逃す事は出来ないかと言って処刑は嫌がってるし……仕方ない
剣を引き抜く
結局死ぬ事になるのならせめて望む死をとクロナはミラの真横に移動して剣を首に当てる
息を整える
ミラは目を閉じて無抵抗で居る
「アルト、処刑を免れる手はある?」
「それは難しいですね。ただの殺人であれば処刑までは行きませんが殺した相手は貴族でそれ以外の罪もありますから」
「クルース家の罪って何?」
「王族殺しの主犯と言われています」
「王族殺し? 王族が殺されたの?」
「いえ、未遂です」
「それは本当?」
ミラに聞く
ミラは呆れたように笑う
「さぁ? 知らない。あの時私はまだ10歳だったから大人の陰謀なんて知らない」
処刑されたのは7年前、その当時ミラはまだ10歳の子供であった
そんなミラは真実がどうかなど知らずどちらが正しいかなど分からない
「本当にしたのかもね。証拠もあったんでしょ?」
「証拠ってどんな証拠?」
「知る訳ない」
「王族殺しをしようとした人間との取引情報です」
「取引情報? てかその王族殺し未遂の人は白状したの?」
「いえ、取り押さえる時に死んでいます」
「あっ一番ダメなパターンじゃないそれ?」
「ダメなパターンですか?」
「本人から聞けないんじゃその取引情報正しいかなんて分からないじゃん」
処刑される直前までミラの両親は否定し続けていた
「……確かにそうですね。しかし、あの時は犯人探しに血眼になっていましたから」
王族殺しは未遂とは言え大事件
犯人を見つけ出して手柄を上げようとした者も居るくらいには皆探していた
「犯人だー証拠があるーって言われて全員証拠の正しさなんて考えずにって事かな」
「確かにあの情報を怪しんだ人は居ませんでしたね。その当時の騎士団が調べても他の証拠が出なかったという事も相まって」
「何? あれは嘘だったと?」
「さぁ? 私は関わってないから分からない。でもそれをするメリットは何処にあるんだろと」
……考えられるのは金が動いたとか他国が関係するとか
「……しかし……」
アルトは考えている
ミラの事を知っているのは2人だけ秘密にして見逃す事は出来る
しかし、それは騎士団としてやっては行けない行為、裏切りの行為に等しい
「……王族殺し未遂の罪はどうにも出来ませんが今私達がやっている任務の協力をして貰えれば貴族殺しの罪に関しては減刑出来るかも知れません」
「今やってる任務……そうか」
ミラが殺した貴族の位は子爵
そして今行っている任務は大貴族メメト家の長女の呪い解除
もし協力をして命を救ったとなれば罪の減刑に使えるかも知れない
「わざわざ貴族がこんな場所にと思ったら成程貴族の依頼が」
「まぁそうだねそれで協力は」
「する訳が無い。なんで私が貴族に協力をしないと行けないの?」
「……だよね」
貴族嫌いのミラが貴族の令嬢の呪いを解く協力なんてする訳が無い
「……1つ条件がある」
「条件?」
「任務を完了したらクルース家の罪についてその真実を知りたい。その罪が本当なら私は大人しく処刑台に立つ」
「……分かりました。私も改めてあの騒動について調べて見る必要が出来たので情報を得たらお教えします」
土魔法を解除する
「それでどんな依頼?」
「ユイラ・メメトって子が呪いに掛けられてて呪使いを探してるんだよね」
「その呪使いを殺せばいい?」
「探すだけ」
「分かった。尋問は得意だから任せて」
「頼もしい」
「正直不安ですがまぁ行きましょう」
新しく仲間にしたミラを合わせて3人で目的の酒場に向かう
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話8話。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)

迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
転生の水神様ーー使える魔法は水属性のみだが最強ですーー
芍薬甘草湯
ファンタジー
水道局職員が異世界に転生、水神様の加護を受けて活躍する異世界転生テンプレ的なストーリーです。
42歳のパッとしない水道局職員が死亡したのち水神様から加護を約束される。
下級貴族の三男ネロ=ヴァッサーに転生し12歳の祝福の儀で水神様に再会する。
約束通り祝福をもらったが使えるのは水属性魔法のみ。
それでもネロは水魔法を工夫しながら活躍していく。
一話当たりは短いです。
通勤通学の合間などにどうぞ。
あまり深く考えずに、気楽に読んでいただければ幸いです。
完結しました。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる