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骸龍編
大罪人
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クロナは1人平原を歩く
魔物を探すように周りを見渡す
……逃げた? いや違うか。まだ見られてる。潜んだかな
警戒していると魔物が襲いかかってくる
剣を抜いて一太刀で切り伏せる
剣をくるっと一回転させて仕舞う
「特に異常はなし、もう少し見回ろ」
適当な事を呟きながら歩き回る
そして少しずつ接近する
魔物を見つけたら魔物と戦闘をする
魔物の殲滅も目的の1つ
……私は魔法も魔力も使えない。だから間合いは短い、相手は魔法を使えるだろうから戦うなら接近が必須
ナイフを投擲するなどの技術はあるが戦闘は剣の間合いがメイン
時間をかけて遠回りしながら近付く
速攻で向かうのも可能だがそれでは即バレて逃げられてしまう
周りを見渡す時に確認する
木の上に人を見つけた
姿ははっきりとは見えないが人だと分かる
……やっぱり人、だけど妙な気配、もう良いかな
だいぶ距離を詰めた
まだ遠いが隙があれば接近出来る
隙を待っていると視線が逸れた
別の冒険者を見ているようだ
……今
地を蹴り接近する
会話を試みる前に敵の利を奪う
視線の主が乗っている木を確認する
両断出来る太さの木
素早く剣を振るって木を両断する
気付くのが遅れた敵は木から飛び降りる
「殺意を混ぜてこっち見てたけど何者かな? もしかして今回の騒動の犯人とか?」
「…………」
敵は喋らない
姿を確認する
黒い服を身に付けている
機械的な黒いマスクを付けている
腰にはベルトと携帯用のバックを左右に2つずつ付けている
……上も下もポケットがある。なんか仕込んでそうだなぁ。鎧を付けてないし無駄な装飾も付けてない戦闘用って感じかな
「喋らないなら捕まえる」
剣を向けると赤黒い剣を取り出す
「手っ取り早い」
地を蹴り突っ込む
そして剣を振るう
生け捕りを試みるが手足の1本程度は切り落とすつもりで戦う
クロナの素早い攻撃に反応して剣を振るい受ける
……へぇ中々
押し込んでも押し切れない、仕切り直す為に軽く弾き大きく振りかぶりもう一度剣を振るう
逆手に変えてその一撃も防いでくる
「良い反応速度だね!」
素早く連続で切りかかる
敵はその全てを受け切り突きを繰り出してくる
頭を逸らして回避して剣を切り上げるが後ろに飛んで回避される
……身体強化の魔法? それとも純粋な剣技?
切り合う
剣を強く握り振るう
敵は剣で受ける、赤黒い剣が砕ける
飛び退いて壊れた剣を捨てる
「大人しく捕まりなさい~」
「…………」
「もしかして言葉がわからないとか?」
無言でポケットから小さな赤黒い短剣を取り出す
そしてその短剣は形を変えて剣へと変化する
……あれは魔法かなぁ
赤黒い剣を振るって攻撃を仕掛けてくる
剣で受ける
ひたすら切り合う、赤黒い剣が壊れるとすぐに新しい物を取り出す
「何個あるのさ」
無言で襲いかかってくる
動きが早く互角の勝負がやっと
間違いなく強敵
埒が明かないと思ったのか敵は新しい行動を取る
「魔力出力50%」
ぞくりと悪寒が走る
本能的に感じる、これはやばいと
後ろに飛び退いて剣を構える
……魔力出力? 本気じゃないって事かな。何この魔力気持ち悪い
魔力が無いだけで魔力を感じる事は出来るクロナは目の前の人間から放たれる異様な魔力を感じ取っていた
人の魔力のようには思えない
「君本当に何者?」
「教える必要は無い」
初めて返答をする
マスク越しではっきりとは声音は分からない
「ようやく喋ったと思ったら冷たいなぁ」
相手もまた警戒している
魔力を使っているようには見えない
なのに身体強化した自分の動きに追いついている
それどころか僅かに押されている
だがそれは先程までの話
魔力出力50%は現状扱い切れる最大値
先程までは20%、半分にも満たない
魔力による身体強化に上乗せして魔法で身体能力を強化して剣に纏う魔力を増やす
地を蹴る、地面が抉れる
高速で接近する
そしてそのまま剣を振るう
並の人間なら反応が出来ない
ましてや身体強化もしていない人間なら反応出来る筈がない
ガキッン
音が響く
「なんで」
驚きの表情をする
剣で受け止められただけでなく剣が弾かれた
反応され尚且つ力負けをした
「貴女……人間じゃないの」
「失敬な、私は人間だよ。純度100%の人間だよ」
魔力すら纏っていない相手に力負けをした
……使っている事が分からないほどの隠蔽能力? それを人間が?
「投降した方がいいよ」
「断る」
「別にお縄につけとは言ってないんだけどただ理由を聞くつもりなだけなんだけど」
「理由?」
「遠くからこっちを見てた理由と殺意を込めてた理由」
「貴女も貴族でしょ」
「いや? 辺境の村出身の平民だよ」
「なら勘違い……いやでも彼女は」
……私を貴族と間違えた? どういう事だろ。貴族だから殺意を向けたってなると相当貴族恨んでるのかな?
「彼女?」
「こっちの話、違うなら良い」
立ち去ろうとする
「待てぇい! 自己完結しないで欲しいんだけど」
「貴族だったら殺していたってだけの話」
「成程ぉ、スタンピード起きるっぽいから紛らわしい事しないで欲しいなぁ」
「スタンピード……そう言えば骸龍が暴れていた」
「強いし協力してくれないかな?」
「は?」
立ち去る
敵対の意思はもう無いので逃す
本気でやり合ったとして勝てるか分からない
……なんで貴族に間違えられたんだろ
身なりからして冒険者、見た目では貴族とは間違えようがない
貴族は冒険者にはぼぼならない、なるとしても騎士
相当の物好きが偶に冒険者になるがそう多くは無い
「まぁいいかぁ。新しい情報手に入れたし充分かなぁ」
魔物を倒しながら城門へ向かう
城門に戻ると門番とユイラが待機していた
クロナの姿を確認してすぐにユイラが駆け寄ってくる
「大丈夫でしたか? 怪我は?」
「大丈夫、ただ逃した」
「そうですか。相手は何者だったんですか?」
「貴族が嫌いな人だった」
「貴族が嫌いですか」
「私を貴族と間違えたらしいんだよね」
「そうなんですか……それって」
ユイラには1つ思い当たる事がある
「結構強かったよ~」
「どのくらいですか?」
「私と互角でやり合うくらい?」
「マジですか……」
「大マジ」
クロナの実力を知っているユイラは驚く
互角にやり合えると言うのは相当の実力が無ければ難しい
「なんか捕まるのを嫌がってたなぁ」
「捕まるのは誰でも嫌だとは思いますよ? ただ罪人の可能性はありますね。貴族と言えば貴族殺しですかね」
「貴族殺し? なにそれ」
「2年ほど前にある貴族が殺されたんですよ。当時その貴族と接触していた少女を指名手配しましたが目撃情報すら皆無で未だに捕まっていないと」
「ほへぇ」
「ただ犯人の身元は分かっていて殺された貴族に恨みを持っているであろう元クルース家、長女ミラ・クルースだと言われています」
「ミラ・クルース、元?」
「元貴族です。とある罪で家族は処刑されているんですがたった1人ミラだけは処刑されずその後姿を眩ませていて2年前に突如現れてそしてまた姿を消しました」
「成程、確かに女性っぽい喋り方してたしそうなのかな」
声音は分からなかったが女性的な喋り方をしていた
「一応騎士などに伝えた方が」
「いや、それよりスタンピードの準備の方が優先だよ」
「そうですか?」
「王都が落とされたら指名手配どころの話じゃないからね。それに骸龍が暴れているのはほぼ確定っぽい」
「そうなんですか。分かりました」
2人は門番と一緒に城門付近で待機する
魔物を探すように周りを見渡す
……逃げた? いや違うか。まだ見られてる。潜んだかな
警戒していると魔物が襲いかかってくる
剣を抜いて一太刀で切り伏せる
剣をくるっと一回転させて仕舞う
「特に異常はなし、もう少し見回ろ」
適当な事を呟きながら歩き回る
そして少しずつ接近する
魔物を見つけたら魔物と戦闘をする
魔物の殲滅も目的の1つ
……私は魔法も魔力も使えない。だから間合いは短い、相手は魔法を使えるだろうから戦うなら接近が必須
ナイフを投擲するなどの技術はあるが戦闘は剣の間合いがメイン
時間をかけて遠回りしながら近付く
速攻で向かうのも可能だがそれでは即バレて逃げられてしまう
周りを見渡す時に確認する
木の上に人を見つけた
姿ははっきりとは見えないが人だと分かる
……やっぱり人、だけど妙な気配、もう良いかな
だいぶ距離を詰めた
まだ遠いが隙があれば接近出来る
隙を待っていると視線が逸れた
別の冒険者を見ているようだ
……今
地を蹴り接近する
会話を試みる前に敵の利を奪う
視線の主が乗っている木を確認する
両断出来る太さの木
素早く剣を振るって木を両断する
気付くのが遅れた敵は木から飛び降りる
「殺意を混ぜてこっち見てたけど何者かな? もしかして今回の騒動の犯人とか?」
「…………」
敵は喋らない
姿を確認する
黒い服を身に付けている
機械的な黒いマスクを付けている
腰にはベルトと携帯用のバックを左右に2つずつ付けている
……上も下もポケットがある。なんか仕込んでそうだなぁ。鎧を付けてないし無駄な装飾も付けてない戦闘用って感じかな
「喋らないなら捕まえる」
剣を向けると赤黒い剣を取り出す
「手っ取り早い」
地を蹴り突っ込む
そして剣を振るう
生け捕りを試みるが手足の1本程度は切り落とすつもりで戦う
クロナの素早い攻撃に反応して剣を振るい受ける
……へぇ中々
押し込んでも押し切れない、仕切り直す為に軽く弾き大きく振りかぶりもう一度剣を振るう
逆手に変えてその一撃も防いでくる
「良い反応速度だね!」
素早く連続で切りかかる
敵はその全てを受け切り突きを繰り出してくる
頭を逸らして回避して剣を切り上げるが後ろに飛んで回避される
……身体強化の魔法? それとも純粋な剣技?
切り合う
剣を強く握り振るう
敵は剣で受ける、赤黒い剣が砕ける
飛び退いて壊れた剣を捨てる
「大人しく捕まりなさい~」
「…………」
「もしかして言葉がわからないとか?」
無言でポケットから小さな赤黒い短剣を取り出す
そしてその短剣は形を変えて剣へと変化する
……あれは魔法かなぁ
赤黒い剣を振るって攻撃を仕掛けてくる
剣で受ける
ひたすら切り合う、赤黒い剣が壊れるとすぐに新しい物を取り出す
「何個あるのさ」
無言で襲いかかってくる
動きが早く互角の勝負がやっと
間違いなく強敵
埒が明かないと思ったのか敵は新しい行動を取る
「魔力出力50%」
ぞくりと悪寒が走る
本能的に感じる、これはやばいと
後ろに飛び退いて剣を構える
……魔力出力? 本気じゃないって事かな。何この魔力気持ち悪い
魔力が無いだけで魔力を感じる事は出来るクロナは目の前の人間から放たれる異様な魔力を感じ取っていた
人の魔力のようには思えない
「君本当に何者?」
「教える必要は無い」
初めて返答をする
マスク越しではっきりとは声音は分からない
「ようやく喋ったと思ったら冷たいなぁ」
相手もまた警戒している
魔力を使っているようには見えない
なのに身体強化した自分の動きに追いついている
それどころか僅かに押されている
だがそれは先程までの話
魔力出力50%は現状扱い切れる最大値
先程までは20%、半分にも満たない
魔力による身体強化に上乗せして魔法で身体能力を強化して剣に纏う魔力を増やす
地を蹴る、地面が抉れる
高速で接近する
そしてそのまま剣を振るう
並の人間なら反応が出来ない
ましてや身体強化もしていない人間なら反応出来る筈がない
ガキッン
音が響く
「なんで」
驚きの表情をする
剣で受け止められただけでなく剣が弾かれた
反応され尚且つ力負けをした
「貴女……人間じゃないの」
「失敬な、私は人間だよ。純度100%の人間だよ」
魔力すら纏っていない相手に力負けをした
……使っている事が分からないほどの隠蔽能力? それを人間が?
「投降した方がいいよ」
「断る」
「別にお縄につけとは言ってないんだけどただ理由を聞くつもりなだけなんだけど」
「理由?」
「遠くからこっちを見てた理由と殺意を込めてた理由」
「貴女も貴族でしょ」
「いや? 辺境の村出身の平民だよ」
「なら勘違い……いやでも彼女は」
……私を貴族と間違えた? どういう事だろ。貴族だから殺意を向けたってなると相当貴族恨んでるのかな?
「彼女?」
「こっちの話、違うなら良い」
立ち去ろうとする
「待てぇい! 自己完結しないで欲しいんだけど」
「貴族だったら殺していたってだけの話」
「成程ぉ、スタンピード起きるっぽいから紛らわしい事しないで欲しいなぁ」
「スタンピード……そう言えば骸龍が暴れていた」
「強いし協力してくれないかな?」
「は?」
立ち去る
敵対の意思はもう無いので逃す
本気でやり合ったとして勝てるか分からない
……なんで貴族に間違えられたんだろ
身なりからして冒険者、見た目では貴族とは間違えようがない
貴族は冒険者にはぼぼならない、なるとしても騎士
相当の物好きが偶に冒険者になるがそう多くは無い
「まぁいいかぁ。新しい情報手に入れたし充分かなぁ」
魔物を倒しながら城門へ向かう
城門に戻ると門番とユイラが待機していた
クロナの姿を確認してすぐにユイラが駆け寄ってくる
「大丈夫でしたか? 怪我は?」
「大丈夫、ただ逃した」
「そうですか。相手は何者だったんですか?」
「貴族が嫌いな人だった」
「貴族が嫌いですか」
「私を貴族と間違えたらしいんだよね」
「そうなんですか……それって」
ユイラには1つ思い当たる事がある
「結構強かったよ~」
「どのくらいですか?」
「私と互角でやり合うくらい?」
「マジですか……」
「大マジ」
クロナの実力を知っているユイラは驚く
互角にやり合えると言うのは相当の実力が無ければ難しい
「なんか捕まるのを嫌がってたなぁ」
「捕まるのは誰でも嫌だとは思いますよ? ただ罪人の可能性はありますね。貴族と言えば貴族殺しですかね」
「貴族殺し? なにそれ」
「2年ほど前にある貴族が殺されたんですよ。当時その貴族と接触していた少女を指名手配しましたが目撃情報すら皆無で未だに捕まっていないと」
「ほへぇ」
「ただ犯人の身元は分かっていて殺された貴族に恨みを持っているであろう元クルース家、長女ミラ・クルースだと言われています」
「ミラ・クルース、元?」
「元貴族です。とある罪で家族は処刑されているんですがたった1人ミラだけは処刑されずその後姿を眩ませていて2年前に突如現れてそしてまた姿を消しました」
「成程、確かに女性っぽい喋り方してたしそうなのかな」
声音は分からなかったが女性的な喋り方をしていた
「一応騎士などに伝えた方が」
「いや、それよりスタンピードの準備の方が優先だよ」
「そうですか?」
「王都が落とされたら指名手配どころの話じゃないからね。それに骸龍が暴れているのはほぼ確定っぽい」
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