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呪いをかけられた後、初めてのダンジョン
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門を通ると景色が一変する
1階層は青々とした草原が広がるエリア、空もあり陽の光が辺りを照らす
「これがダンジョン……配信で見てはいたが凄いな」
「思ったよりリアクションが薄いな」
「驚きとか感動? 後良い景色だから頭の中纏まらない」
「低階層の魔物は基本的に発見次第襲いかかってくる。あんな風にな」
「うん?」
ある方向を指を差す
狛は指が差された方向を見る
こちら目掛けて魔物が突っ込んできている
黒いモヤを纏う小型の人型の魔物
「魔物か。確か名前は」
「リザール、レベル1の雑魚だ」
魔物のレベルを確認する事が出来る
一定の魔法を持つ魔物やレベル差のある魔物のレベルは確認出来ない
「レベル1か」
「試しだ戦ってみろ」
「戦うって」
体が震えている
初戦闘だ、相手が弱いとはいえ命のやり取り
震える者が多い、探索者になる時の最初の関門
「そのハンマーで殴れば一撃だ。魔物は死体は残らん」
……当たればな
「そ、そうか分かった」
狛は覚悟を決めて前に立つ
……念の為に援護出来るようにしとくか
万が一の事がないように魔法を発動させて準備する
「翼よ我が怒りに答えたまえ」
黒い翼が1枚現れる
狛が走って近付いてハンマーを振って攻撃を仕掛ける
遅い一撃は余裕で回避される
リザールはレベル1の中では強い方で小柄な体格を利用した接近が厄介
「うぉぉぉぉ!」
ハンマーを適当に振り回すが当たらない
小柄な事もあって当てづらいのだろう
「くっそ、当たらない。当たれ!」
更に踏み込む
……そういえば言ってなかったな
ハンマーの攻撃を避けたリザールは懐に入る
リーチのある武器を使う際、懐に入られると弱い
武器の間合いを理解していない初心者が良くやらかす
そして懐に入ったリザールの攻撃が鎧に当たる
レベル1程度では鎧に傷1つ付けられないが攻撃を受けた事に怯む
……無理か
スキルを利用して接近しようとした瞬間
狛はリザールを蹴り上げる
「は?」
鎧は筋肉に補正が入る、リザールは小柄で軽い
しかし、レベル1のステータスで蹴り飛ばせるほど軽くは無い
空中を舞うリザールに全力で振るわれたハンマーが襲いかかる
回避も防御も出来ない、ハンマーが当たり吹き飛ぶ
リザールは消滅した
「よし倒した」
「油断するな!」
「えっ? うわっ」
戦闘音に気付いた他の魔物が近くに来ていた
「縮地」
スキル、ダンジョン内の経験によって習得できる魔法とは異なる力
縮地は対象に高速で近づくスキル
……スキルは問題なく使えるか。いや遅いな
翼を操る
大きく振るい数体の魔物を薙ぎ払う
「た、助かった」
お礼を言う狛を無視して魔物に突っ込み翼を叩き付けて倒す
魔物は倒すまで油断出来ない
短剣を取り出して剣先を近くの魔物に向ける
「弾け!」
短剣から突風が吹く
一点集中の風
鋭い突き攻撃を食らったかのように吹き飛び消滅する
「おぉ……凄いな。今ので経験値は入ったのか?」
「入ってるぞ。早くレベル2にするか」
「何体くらい倒せばいいんだ?」
「レベル2なら数体で良いはずだ」
「それじゃ早く上げよう」
「狛は一体に集中しろ。他に居たら俺がやる」
「……わかった」
広い草原で魔物を探す
他の探索者が魔物と戦っている
初心者のようで苦戦している
「そこそこ探索者居るな」
「ここで戦闘の練習する奴は多い。他の階層に比べて比較的弱いからな」
「確かにここである程度レベル上げてからが良いか」
「1階層だとレベル3以上には上がらないぞ」
「え?」
「その仕組みについては後で話す」
探索者が戦っていない魔物を捜索する
ちょうど湧いた魔物を見つける
数は3体
「居たな、どうする?」
「左の奴をやれ」
「分かった」
縮地で接近して翼で攻撃を仕掛けて分断する
そして狛がハンマーで1体の魔物と戦う
……この程度ならすぐ倒す。次は翼だけでやるか
翼による戦闘に慣れないと行けない
……と言っても接近して翼で叩くだけど中距離攻撃とか出来るのか?
魔法の説明には翼による攻撃、防御、飛行が可能としか書かれていない
攻撃を翼で受ける
攻撃を受けた際の痛みは無い
翼を振るう
……刺せないか?
試す、接近して翼で突きを繰り出す
翼の先が魔物の肩に突き刺さる、引き抜いて首に一撃叩き込む
翼は的確に魔物の首をへし折る
魔物は倒れて消滅する
もう一体の攻撃を躱して蹴りを入れる
魔物はビクともしない
「かたっ……」
むしろ蹴った足が痛い
身体能力が下がっている上、慣れてない肉体での蹴りをしたせいでよろける
……蹴り弱っ!?
そこを狙われる
隙を狙われた、短剣による防御は間に合わない
体勢が悪く回避も出来ない
咄嗟に翼で攻撃を防ぐ
「危なっ……1回下がる」
攻撃を防いだ翼に力を入れて魔物の攻撃を弾く
そして一旦下がり短剣を構える
「弾け!」
突風を起こして魔物を攻撃して倒す
「これだいぶきついな」
身体能力低下を舐めていた
単純に体力が減っているだけでは無かった
この姿は男の時より筋肉量も減っているのは知っていたが恐らく呪いの効果で力も下がっている
か弱い一撃など魔物には効果が無い
……ステータスをそっち方向に底上げしないと近接攻撃はほぼ無理か
2体倒し終えて考える
狛はまだ戦っている
今戦っているのはさっきの魔物リザールでは無い
初戦闘の魔物だが1体のみなら狛1人でも勝てる
リザールは狛の装備と相性が悪かった
それでもフィジカルで突破した、それを考えれば余裕だろう
……しかし、翼は魔法だ。魔法寄りのステータスにしないと伸びないだろう。両立するには呪いが邪魔過ぎる
「何とか倒した、さっきの奴よりは戦い易かった」
「お疲れ、まだ体力はあるか?」
「時間かかっただけで体力には余裕だ」
「……一先ず水飲め」
バックからペットボトルを取り出して押し付ける
「わかった」
狛は素直に受け取り水を飲む
座り込んで休憩する
狛は初心者、体力の配分などは考えていない
だから今はこまめな休憩を挟みながらレベルを上げる
ダンジョンで焦っては行けない、焦りは命を落とす原因になる
1階層は青々とした草原が広がるエリア、空もあり陽の光が辺りを照らす
「これがダンジョン……配信で見てはいたが凄いな」
「思ったよりリアクションが薄いな」
「驚きとか感動? 後良い景色だから頭の中纏まらない」
「低階層の魔物は基本的に発見次第襲いかかってくる。あんな風にな」
「うん?」
ある方向を指を差す
狛は指が差された方向を見る
こちら目掛けて魔物が突っ込んできている
黒いモヤを纏う小型の人型の魔物
「魔物か。確か名前は」
「リザール、レベル1の雑魚だ」
魔物のレベルを確認する事が出来る
一定の魔法を持つ魔物やレベル差のある魔物のレベルは確認出来ない
「レベル1か」
「試しだ戦ってみろ」
「戦うって」
体が震えている
初戦闘だ、相手が弱いとはいえ命のやり取り
震える者が多い、探索者になる時の最初の関門
「そのハンマーで殴れば一撃だ。魔物は死体は残らん」
……当たればな
「そ、そうか分かった」
狛は覚悟を決めて前に立つ
……念の為に援護出来るようにしとくか
万が一の事がないように魔法を発動させて準備する
「翼よ我が怒りに答えたまえ」
黒い翼が1枚現れる
狛が走って近付いてハンマーを振って攻撃を仕掛ける
遅い一撃は余裕で回避される
リザールはレベル1の中では強い方で小柄な体格を利用した接近が厄介
「うぉぉぉぉ!」
ハンマーを適当に振り回すが当たらない
小柄な事もあって当てづらいのだろう
「くっそ、当たらない。当たれ!」
更に踏み込む
……そういえば言ってなかったな
ハンマーの攻撃を避けたリザールは懐に入る
リーチのある武器を使う際、懐に入られると弱い
武器の間合いを理解していない初心者が良くやらかす
そして懐に入ったリザールの攻撃が鎧に当たる
レベル1程度では鎧に傷1つ付けられないが攻撃を受けた事に怯む
……無理か
スキルを利用して接近しようとした瞬間
狛はリザールを蹴り上げる
「は?」
鎧は筋肉に補正が入る、リザールは小柄で軽い
しかし、レベル1のステータスで蹴り飛ばせるほど軽くは無い
空中を舞うリザールに全力で振るわれたハンマーが襲いかかる
回避も防御も出来ない、ハンマーが当たり吹き飛ぶ
リザールは消滅した
「よし倒した」
「油断するな!」
「えっ? うわっ」
戦闘音に気付いた他の魔物が近くに来ていた
「縮地」
スキル、ダンジョン内の経験によって習得できる魔法とは異なる力
縮地は対象に高速で近づくスキル
……スキルは問題なく使えるか。いや遅いな
翼を操る
大きく振るい数体の魔物を薙ぎ払う
「た、助かった」
お礼を言う狛を無視して魔物に突っ込み翼を叩き付けて倒す
魔物は倒すまで油断出来ない
短剣を取り出して剣先を近くの魔物に向ける
「弾け!」
短剣から突風が吹く
一点集中の風
鋭い突き攻撃を食らったかのように吹き飛び消滅する
「おぉ……凄いな。今ので経験値は入ったのか?」
「入ってるぞ。早くレベル2にするか」
「何体くらい倒せばいいんだ?」
「レベル2なら数体で良いはずだ」
「それじゃ早く上げよう」
「狛は一体に集中しろ。他に居たら俺がやる」
「……わかった」
広い草原で魔物を探す
他の探索者が魔物と戦っている
初心者のようで苦戦している
「そこそこ探索者居るな」
「ここで戦闘の練習する奴は多い。他の階層に比べて比較的弱いからな」
「確かにここである程度レベル上げてからが良いか」
「1階層だとレベル3以上には上がらないぞ」
「え?」
「その仕組みについては後で話す」
探索者が戦っていない魔物を捜索する
ちょうど湧いた魔物を見つける
数は3体
「居たな、どうする?」
「左の奴をやれ」
「分かった」
縮地で接近して翼で攻撃を仕掛けて分断する
そして狛がハンマーで1体の魔物と戦う
……この程度ならすぐ倒す。次は翼だけでやるか
翼による戦闘に慣れないと行けない
……と言っても接近して翼で叩くだけど中距離攻撃とか出来るのか?
魔法の説明には翼による攻撃、防御、飛行が可能としか書かれていない
攻撃を翼で受ける
攻撃を受けた際の痛みは無い
翼を振るう
……刺せないか?
試す、接近して翼で突きを繰り出す
翼の先が魔物の肩に突き刺さる、引き抜いて首に一撃叩き込む
翼は的確に魔物の首をへし折る
魔物は倒れて消滅する
もう一体の攻撃を躱して蹴りを入れる
魔物はビクともしない
「かたっ……」
むしろ蹴った足が痛い
身体能力が下がっている上、慣れてない肉体での蹴りをしたせいでよろける
……蹴り弱っ!?
そこを狙われる
隙を狙われた、短剣による防御は間に合わない
体勢が悪く回避も出来ない
咄嗟に翼で攻撃を防ぐ
「危なっ……1回下がる」
攻撃を防いだ翼に力を入れて魔物の攻撃を弾く
そして一旦下がり短剣を構える
「弾け!」
突風を起こして魔物を攻撃して倒す
「これだいぶきついな」
身体能力低下を舐めていた
単純に体力が減っているだけでは無かった
この姿は男の時より筋肉量も減っているのは知っていたが恐らく呪いの効果で力も下がっている
か弱い一撃など魔物には効果が無い
……ステータスをそっち方向に底上げしないと近接攻撃はほぼ無理か
2体倒し終えて考える
狛はまだ戦っている
今戦っているのはさっきの魔物リザールでは無い
初戦闘の魔物だが1体のみなら狛1人でも勝てる
リザールは狛の装備と相性が悪かった
それでもフィジカルで突破した、それを考えれば余裕だろう
……しかし、翼は魔法だ。魔法寄りのステータスにしないと伸びないだろう。両立するには呪いが邪魔過ぎる
「何とか倒した、さっきの奴よりは戦い易かった」
「お疲れ、まだ体力はあるか?」
「時間かかっただけで体力には余裕だ」
「……一先ず水飲め」
バックからペットボトルを取り出して押し付ける
「わかった」
狛は素直に受け取り水を飲む
座り込んで休憩する
狛は初心者、体力の配分などは考えていない
だから今はこまめな休憩を挟みながらレベルを上げる
ダンジョンで焦っては行けない、焦りは命を落とす原因になる
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