1 / 42
2つの呪い
しおりを挟む
「見覚えのない魔物だな」
いつも通りダンジョンの中で魔物を倒していた
そんな中、見覚えのない魔物が現れた
他の魔物とは違う雰囲気を感じる
「嫌な気配だな……スキル起動」
素早く接近して刀を振るう
大抵の魔物であればこの一撃で切り倒せる
魔物は動いていない、魔法を使う様子もない
殺れる
ただ倒せる事を確信した
その瞬間、全身に激痛が走る
全身が焼かれるような痛みが走り刀を落としその場に膝を付く
それから時間にして数秒、体感では数分にも及ぶ苦しみを耐え切り再び刀を握る
刀がやたら重く感じる
周りを見渡すが魔物の姿は無い
「消えた? ……は?」
声を出した事で違和感に気付く
声が高い
普段の声は成人男性らしい低い声、しかし今は少女のような声の高さをしている
他に感じた違和感の確認の為に手を見る
するとそこにあったのは普段見なれた両手ではなかった
綺麗で小さな手をしていた、普段から刀を握り魔物狩りをしている俺の手はこのような見た目ではなかったはず
恐る恐る身体を見るとやはり小さい
使っている戦闘用の服はダンジョン製の装着者のサイズに合わせる物である為ピッタリと合っているが見るからに身体が小さくなっている
「なんだこれは、魔物の魔法……いや呪いの類か」
突然の肉体の変化に驚きを隠せないがすぐに原因を考える
魔物の中にも魔法や呪いと言った類の力を使う者が居る
先程遭遇した魔物がその手の魔物であった可能性はある
聞いた事のない事例だがダンジョンでは未知の事例など日常茶飯事、良くありすぎるくらいな物だ
自身のステータスを確認する
ダンジョンに一度でも入った者はダンジョン内におけるレベルやステータスが数値化された物を見る事が出来る
肉体の変化が生じている今、ステータスに何かしらの影響を与えていてもおかしくない
「なっ……は!? レベル1!?」
レベル1、ダンジョンに入ってすぐの探索者のレベル
ステータスも初期の頃に近いステータスをしている
「呪い」
見覚えのない文字を見かけそれを読む
「性別変換の呪いと弱化の呪い、性別変化の影響でレベル及び身体ステータスリセット+弱化の呪いによってステータスを半分以下に!?」
今ここはダンジョンの中、それも深い階層
レベル1で太刀打ち出来るような場所では無い
付近に魔物は居ないが来ないとは限らない
「仕方ない。一先ず撤退だ」
バックから道具を取り出す
緊急時に入口に移動出来る魔導具
かなりレアな魔導具な上、使い捨て
ダンジョン内で偶然1個だけ見つけて持っていた
地面に叩きつけて砕く
すると足元に陣が浮かび入口に転送される
突然現れた少女に周りの人々は驚く
「うぉっ!? なんだ?」
「突然現れたな」
「転移の魔導具だ……くっそレアな」
「噂には聞いた事あったが」
「美少女だ、あんな探索者居たのか」
「見覚えがないな初心者か」
……見た目が変わっているのは確かみたいだな
周りの声を聞いて自分の姿が少女になっていると再認識する
……呪いや魔法の類でって言って信じるか分からないな。ステータスには表記されているが他人に見えるか分からないな。一先ず試しておくか
受付に行く
「初めての方ですか?」
「違う」
身分証を出す
見た目が全く違うどころか性別も違う為受付の男性は見比べて少し困惑したような表情をする
「えぇっとこの身分証は知人のかな?」
「違う、本人、魔物によって呪いをかけられた」
「呪いですか?」
「証拠」
ステータスを表示して見せるが受付の男性にはその呪いは見えない
「何も異常は無いように見えますが」
……見えない呪いか
「ならなんでもない」
受付を離れる
……身分証が役に立たないとなるとマンションに帰れねぇ。仕方ない、あいつの家に転がり込むか
親友が住むマンションへ向かう
事前にメールを飛ばしておく
「面倒事になった」
『面倒事かそりゃ大変だ』
「身分証使えなくなったから家泊めてくれ」
『身分証が? どういう状況?』
「ダンジョンで呪いを受けた」
『身分証が使えなくなる呪い? そんな現代に生きる者を殺すような限定的な呪いがあるなんて恐ろしい』
「そんな限定的な呪いじゃねぇよ。しかし、説明して分かる物なのか……」
だいぶ特殊な状況、普通に理解し難い状況なのだ
それを見てもいない人物に説明しても理解出来るのか分からない
ましてや相手は探索者では無い
『オタクの理解力舐めるな』
「OK、俺は今少女の姿をしている」
『おぉリアルTS、なるほど確かにそれなら身分証が使えないのも納得だ』
すぐに理解して納得する
……オタクというのは全員こうなのか? まぁいい話が早い方が楽だ
「それじゃお前の家に行くから」
『そういや服は? 少女の姿って体格差あるじゃんいつもの服じゃ無理くね? もしかして裸?』
「その点は心配ない。俺の戦闘服は装着者のサイズに合わせる事が出来る」
『へぇ便利』
親友の住むマンションはダンジョンからそう遠くない
数十分で着く
いつもなら余裕な距離、しかし呪いで身体能力が下がっている為、息切れをする
……体力が減っているのはダンジョン内だけじゃないのか……これは困った往復で息切れするとなると……ダンジョンなぞろくに進めん
高級マンションでありセキュリティが硬い
事前に話していたので問題なく通れ部屋に向かう
「ここか」
ピンポンを鳴らして扉をノックする
扉が開く
背の高い体格のいい男性が出迎える
卯月狛 25歳、学生の頃からの親友
「おぉ美少女」
「入るぞ」
靴を脱いで部屋に入る
「すげぇ呪いだな。その体格の変化、質量保存の法則どこ行ったよ」
「知らん」
いつも使っているソファーに座る
狛がペットボトルのお茶を持ってくる
受け取り飲む
「その呪いの解除方法は?」
「あの魔物を倒すか解呪師だな。しかし、後者は今回は恐らく当てにならん」
「知り合いに居ないのか? 探索者の知り合いは多いだろ?」
「受付で確認したが他人にこの呪いは見えないらしい」
大半の呪いはステータスで見える呪いであり見えない呪いは珍しい
解呪師は呪いを解呪出来る魔法を持つだけで見えない呪いは解呪が出来ない
「見えないと無理なのか?」
「らしい、前に解呪師の知り合いに聞いた事がある」
「成程、それでどうするんだ? ダンジョン潜れるのか?」
「レベルが下がって尚且つ身体能力も低下したからな……かと言って身分証明出来ないから仕事は出来んしな」
「発行とか出来ないのか?」
「そもそもこんな事態を想定しているかどうか」
「確かにイレギュラーが過ぎる」
「せめて魔法が残ってれば」
「確認した?」
魔法の欄を確認していない事を思い出す
あの場で必要な情報だけを見ていた
すぐにステータスを確認する
するとスキルや魔法は残っていた
……残ってるな。なら行けるか、少し厄介だが
「ステータスってゲームみたいだな」
狛が後ろからステータスが表示されている薄透明な画面を見る
探索者では無い狛は初めて見る
「らしいな」
ゲームに余り触れた事の無い俺はピンと来ない
「スキル色々持ってんな。剣術の心得、縮地、防御の心得……全部近接?」
「そうだな。戦闘は近接のみだからな。自然とスキルも近接系が増える」
「近接は身体能力下がってるなら無理じゃね。魔法残ってたら行けるん?」
「いや一つだけ魔法もある。最も一度として使った事は無いがな」
「なんで?」
「発動条件が厄介なんだこれは」
「見せて」
「良いぞ」
ステータスの魔法の欄に書かれた魔法の詳細を開く
いつも通りダンジョンの中で魔物を倒していた
そんな中、見覚えのない魔物が現れた
他の魔物とは違う雰囲気を感じる
「嫌な気配だな……スキル起動」
素早く接近して刀を振るう
大抵の魔物であればこの一撃で切り倒せる
魔物は動いていない、魔法を使う様子もない
殺れる
ただ倒せる事を確信した
その瞬間、全身に激痛が走る
全身が焼かれるような痛みが走り刀を落としその場に膝を付く
それから時間にして数秒、体感では数分にも及ぶ苦しみを耐え切り再び刀を握る
刀がやたら重く感じる
周りを見渡すが魔物の姿は無い
「消えた? ……は?」
声を出した事で違和感に気付く
声が高い
普段の声は成人男性らしい低い声、しかし今は少女のような声の高さをしている
他に感じた違和感の確認の為に手を見る
するとそこにあったのは普段見なれた両手ではなかった
綺麗で小さな手をしていた、普段から刀を握り魔物狩りをしている俺の手はこのような見た目ではなかったはず
恐る恐る身体を見るとやはり小さい
使っている戦闘用の服はダンジョン製の装着者のサイズに合わせる物である為ピッタリと合っているが見るからに身体が小さくなっている
「なんだこれは、魔物の魔法……いや呪いの類か」
突然の肉体の変化に驚きを隠せないがすぐに原因を考える
魔物の中にも魔法や呪いと言った類の力を使う者が居る
先程遭遇した魔物がその手の魔物であった可能性はある
聞いた事のない事例だがダンジョンでは未知の事例など日常茶飯事、良くありすぎるくらいな物だ
自身のステータスを確認する
ダンジョンに一度でも入った者はダンジョン内におけるレベルやステータスが数値化された物を見る事が出来る
肉体の変化が生じている今、ステータスに何かしらの影響を与えていてもおかしくない
「なっ……は!? レベル1!?」
レベル1、ダンジョンに入ってすぐの探索者のレベル
ステータスも初期の頃に近いステータスをしている
「呪い」
見覚えのない文字を見かけそれを読む
「性別変換の呪いと弱化の呪い、性別変化の影響でレベル及び身体ステータスリセット+弱化の呪いによってステータスを半分以下に!?」
今ここはダンジョンの中、それも深い階層
レベル1で太刀打ち出来るような場所では無い
付近に魔物は居ないが来ないとは限らない
「仕方ない。一先ず撤退だ」
バックから道具を取り出す
緊急時に入口に移動出来る魔導具
かなりレアな魔導具な上、使い捨て
ダンジョン内で偶然1個だけ見つけて持っていた
地面に叩きつけて砕く
すると足元に陣が浮かび入口に転送される
突然現れた少女に周りの人々は驚く
「うぉっ!? なんだ?」
「突然現れたな」
「転移の魔導具だ……くっそレアな」
「噂には聞いた事あったが」
「美少女だ、あんな探索者居たのか」
「見覚えがないな初心者か」
……見た目が変わっているのは確かみたいだな
周りの声を聞いて自分の姿が少女になっていると再認識する
……呪いや魔法の類でって言って信じるか分からないな。ステータスには表記されているが他人に見えるか分からないな。一先ず試しておくか
受付に行く
「初めての方ですか?」
「違う」
身分証を出す
見た目が全く違うどころか性別も違う為受付の男性は見比べて少し困惑したような表情をする
「えぇっとこの身分証は知人のかな?」
「違う、本人、魔物によって呪いをかけられた」
「呪いですか?」
「証拠」
ステータスを表示して見せるが受付の男性にはその呪いは見えない
「何も異常は無いように見えますが」
……見えない呪いか
「ならなんでもない」
受付を離れる
……身分証が役に立たないとなるとマンションに帰れねぇ。仕方ない、あいつの家に転がり込むか
親友が住むマンションへ向かう
事前にメールを飛ばしておく
「面倒事になった」
『面倒事かそりゃ大変だ』
「身分証使えなくなったから家泊めてくれ」
『身分証が? どういう状況?』
「ダンジョンで呪いを受けた」
『身分証が使えなくなる呪い? そんな現代に生きる者を殺すような限定的な呪いがあるなんて恐ろしい』
「そんな限定的な呪いじゃねぇよ。しかし、説明して分かる物なのか……」
だいぶ特殊な状況、普通に理解し難い状況なのだ
それを見てもいない人物に説明しても理解出来るのか分からない
ましてや相手は探索者では無い
『オタクの理解力舐めるな』
「OK、俺は今少女の姿をしている」
『おぉリアルTS、なるほど確かにそれなら身分証が使えないのも納得だ』
すぐに理解して納得する
……オタクというのは全員こうなのか? まぁいい話が早い方が楽だ
「それじゃお前の家に行くから」
『そういや服は? 少女の姿って体格差あるじゃんいつもの服じゃ無理くね? もしかして裸?』
「その点は心配ない。俺の戦闘服は装着者のサイズに合わせる事が出来る」
『へぇ便利』
親友の住むマンションはダンジョンからそう遠くない
数十分で着く
いつもなら余裕な距離、しかし呪いで身体能力が下がっている為、息切れをする
……体力が減っているのはダンジョン内だけじゃないのか……これは困った往復で息切れするとなると……ダンジョンなぞろくに進めん
高級マンションでありセキュリティが硬い
事前に話していたので問題なく通れ部屋に向かう
「ここか」
ピンポンを鳴らして扉をノックする
扉が開く
背の高い体格のいい男性が出迎える
卯月狛 25歳、学生の頃からの親友
「おぉ美少女」
「入るぞ」
靴を脱いで部屋に入る
「すげぇ呪いだな。その体格の変化、質量保存の法則どこ行ったよ」
「知らん」
いつも使っているソファーに座る
狛がペットボトルのお茶を持ってくる
受け取り飲む
「その呪いの解除方法は?」
「あの魔物を倒すか解呪師だな。しかし、後者は今回は恐らく当てにならん」
「知り合いに居ないのか? 探索者の知り合いは多いだろ?」
「受付で確認したが他人にこの呪いは見えないらしい」
大半の呪いはステータスで見える呪いであり見えない呪いは珍しい
解呪師は呪いを解呪出来る魔法を持つだけで見えない呪いは解呪が出来ない
「見えないと無理なのか?」
「らしい、前に解呪師の知り合いに聞いた事がある」
「成程、それでどうするんだ? ダンジョン潜れるのか?」
「レベルが下がって尚且つ身体能力も低下したからな……かと言って身分証明出来ないから仕事は出来んしな」
「発行とか出来ないのか?」
「そもそもこんな事態を想定しているかどうか」
「確かにイレギュラーが過ぎる」
「せめて魔法が残ってれば」
「確認した?」
魔法の欄を確認していない事を思い出す
あの場で必要な情報だけを見ていた
すぐにステータスを確認する
するとスキルや魔法は残っていた
……残ってるな。なら行けるか、少し厄介だが
「ステータスってゲームみたいだな」
狛が後ろからステータスが表示されている薄透明な画面を見る
探索者では無い狛は初めて見る
「らしいな」
ゲームに余り触れた事の無い俺はピンと来ない
「スキル色々持ってんな。剣術の心得、縮地、防御の心得……全部近接?」
「そうだな。戦闘は近接のみだからな。自然とスキルも近接系が増える」
「近接は身体能力下がってるなら無理じゃね。魔法残ってたら行けるん?」
「いや一つだけ魔法もある。最も一度として使った事は無いがな」
「なんで?」
「発動条件が厄介なんだこれは」
「見せて」
「良いぞ」
ステータスの魔法の欄に書かれた魔法の詳細を開く
7
お気に入りに追加
45
あなたにおすすめの小説
物理系魔法少女は今日も魔物をステッキでぶん殴る〜会社をクビになった俺、初配信をうっかりライブにしてしまい、有名になったんだが?〜
ネリムZ
ファンタジー
この世界にはいくつものダンジョンが存在する。それは国ごとの資源物資でもあり、災害を引き起こすモノでもあった。
魔物が外に出ないように倒し、素材を持ち帰る職業を探索者と呼ぶ。
探索者にはありきたりなスキル、レベルと言った概念が存在する。
神宮寺星夜は月月火水木金金の勤務をしていた。
働けているなら問題ない、そんな思考になっていたのだが、突然のクビを受けてしまう。
貯金はあるがいずれ尽きる、生きる気力も失われていた星夜は探索者で稼ぐ事に決めた。
受付で名前を登録する時、なぜか自分で入力するはずの名前の欄に既に名前が入力されていた?!
実はその受付穣が⋯⋯。
不思議で懐かしな縁に気づかない星夜はダンジョンへと入り、すぐに異変に気づいた。
声が女の子のようになっていて、手足が細く綺麗であった。
ステータスカードを見て、スキルを確認するとなんと──
魔法少女となれる星夜は配信を初め、慣れない手つきで録画を開始した。
魔物を倒す姿が滑稽で、視聴者にウケて初配信なのにバズってしまう!
だが、本人は録画だと思っているため、それに気づくのは少し先の話である。
これは魔法少女の力を中途半端に手に入れたおっさんがゆったりと殴り、恋したり、嘆いたり、やっぱりゆぅたりする話だ。
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
ダンジョン美食倶楽部
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
長年レストランの下働きとして働いてきた本宝治洋一(30)は突如として現れた新オーナーの物言いにより、職を失った。
身寄りのない洋一は、飲み仲間の藤本要から「一緒にダンチューバーとして組まないか?」と誘われ、配信チャンネル【ダンジョン美食倶楽部】の料理担当兼荷物持ちを任される。
配信で明るみになる、洋一の隠された技能。
素材こそ低級モンスター、調味料も安物なのにその卓越した技術は見る者を虜にし、出来上がった料理はなんとも空腹感を促した。偶然居合わせた探索者に振る舞ったりしていくうちに【ダンジョン美食倶楽部】の名前は徐々に売れていく。
一方で洋一を追放したレストランは、SSSSランク探索者の轟美玲から「味が落ちた」と一蹴され、徐々に落ちぶれていった。
※カクヨム様で先行公開中!
※2024年3月21で第一部完!
超激レア種族『サキュバス』を引いた俺、その瞬間を配信してしまった結果大バズして泣いた〜世界で唯一のTS種族〜
ネリムZ
ファンタジー
小さい頃から憧れだった探索者、そしてその探索を動画にする配信者。
憧れは目標であり夢である。
高校の入学式、矢嶋霧矢は探索者として配信者として華々しいスタートを切った。
ダンジョンへと入ると種族ガチャが始まる。
自分の戦闘スタイルにあった種族、それを期待しながら足を踏み入れた。
その姿は生配信で全世界に配信されている。
憧れの領域へと一歩踏み出したのだ。
全ては計画通り、目標通りだと思っていた。
しかし、誰もが想定してなかった形で配信者として成功するのである。
ダンジョンの最深部でパーティ追放されてボコられて放置された結果、ダンジョンのラスボスの女の子が俺のご先祖様だったから後継者に指名された件
羽黒 楓
ファンタジー
アンデッドダンジョンの最深部で、パーティメンバーに追放宣言されリンチされ放置された俺は、そのまま死ぬはずだった。だが、そこに現れたダンジョンのラスボスは美少女な上に俺のご先祖様だった!
そろそろダンジョンマスターも飽きていたご先祖様は、俺を後継者として指名した。
そんなわけで今や俺がここのダンジョンマスターだ。
おや。またあいつらがこのダンジョンにやってきたようだぞ。
タブレットもあるし、全世界配信もできるな。
クラスメートたちも掲示板で実況盛り上がるだろうなあ。
あいつら俺というタンク役を失って苦戦しているって?
いまさら後悔してももう遅い。
今や俺がラスボスだ。
さて、どんな風に料理してやろうか?
※きわめて残酷な描写がありますのでご注意ください
異世界帰りの俺、現代日本にダンジョンが出現したので異世界経験を売ったり配信してみます
内田ヨシキ
ファンタジー
「あの魔物の倒し方なら、30万円で売るよ!」
――これは、現代日本にダンジョンが出現して間もない頃の物語。
カクヨムにて先行連載中です!
(https://kakuyomu.jp/works/16818023211703153243)
異世界で名を馳せた英雄「一条 拓斗(いちじょう たくと)」は、現代日本に帰還したはいいが、異世界で鍛えた魔力も身体能力も失われていた。
残ったのは魔物退治の経験や、魔法に関する知識、異世界言語能力など現代日本で役に立たないものばかり。
一般人として生活するようになった拓斗だったが、持てる能力を一切活かせない日々は苦痛だった。
そんな折、現代日本に迷宮と魔物が出現。それらは拓斗が異世界で散々見てきたものだった。
そして3年後、ついに迷宮で活動する国家資格を手にした拓斗は、安定も平穏も捨てて、自分のすべてを活かせるはずの迷宮へ赴く。
異世界人「フィリア」との出会いをきっかけに、拓斗は自分の異世界経験が、他の初心者同然の冒険者にとって非常に有益なものであると気づく。
やがて拓斗はフィリアと共に、魔物の倒し方や、迷宮探索のコツ、魔法の使い方などを、時に直接売り、時に動画配信してお金に変えていく。
さらには迷宮探索に有用なアイテムや、冒険者の能力を可視化する「ステータスカード」を発明する。
そんな彼らの活動は、ダンジョン黎明期の日本において重要なものとなっていき、公的機関に発展していく――。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる