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Ⅵ 女王
神スキル 国引き ② 大猫乃主の決意
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『………………』
意気込んだ猫弐矢の宣言にも、もはや疲れ切ったクラウディア王国と神聖連邦帝国側からは特に声は無くて彼は戸惑った。
『みんな!?』
『猫弐矢さんありがとう……お気持ちだけ受け取っておくわ』
周囲のなんとない意を汲んでフルエレが口を開いた。
『最初から他人になど期待していません』
『ま、しょせん此処が縁の切れ目って事だな』
さばさばとした砂緒とセレネは早めに見切りを付けた。
「おおっ見ろ! 千岐大蛇がウインドウ湖湾から出て行くぞ!!」
「やったっ!!」
「ふう完全に助かった……」
「まるで動く陸地だな」
「動く島よ……」
「スピードが速まっている気がするぞ」
近くの海岸線から見ていた漁民達からも歓声が上がった。その声をル・ツーのマイクから大猫乃主は静かに聞いていた。
『フルエレちゃん、急がないと海岸沿いにどんどん南西に動いているよ』
白鳥號の紅蓮は、当然このまま助太刀してセブンリーフまで追いかけるつもりなのか、フルエレに声を掛けた。
『そうね、急がないと……これ以上此処の人達に迷惑は掛けられないわ』
『フルエレくん僕も!!』
しかし声を上げるのは猫弐矢のみで、ヌッ様を動かすフゥーを始め誰も何も言い出さない。
『否!! 待たれいフルエレ女王よ、猫弐矢良く言った。それでこそクラウディア当主じゃ! ワシの目に狂いは無かった様だな……嬉しいぞ』
『父上』
しばらく沈黙が続いた後、突然ル・ツーに乗る大猫乃主が声を上げた。
『……悩む必要は無い! あのチマタノカガチをセブンリーフに上陸させず止める方法がある』
猫乃は自信ありげに言った。しかしセブンリーフ組は何となくカガチの正体を知っているので、厚かましく便乗する気にもなれなかった。
『父上?』
『では、どう止めると言うのでしょうか??』
こういう時に嫌われ役の貴城乃シューネが聞き役となった。
『……これまで蛇輪もしくは砂緒殿で誘引出来ていた事からも、理由は不明じゃがカガチはセブンリーフに縁深く帰巣本能的に当地に向かっておるのだろう……カガチはこのままアナを通り過ぎ、中間の海を越えセブンリーフのリュフミュラン辺りから上陸し、中央部を横断して西部のとある国に向かうつもりなのであろう。だがそこに勝機がある!!』
半信半疑で皆言葉も無かった。だがフルエレのみカガチに残る蛇輪のかすかな意思が、宝物殿に帰ろうとしていると悟った……
『しかして、一体どの様に?』
『ピコーン拙者も分かり申した!!』
シューネと猫弐矢が首を傾げた時、蛇輪の中の砂緒も負けじと突然声を上げた。
『では同時に言おうか砂緒殿』
『ええ』
一呼吸置いた。
『ヌッ様の国引きとやらを使うのだな!』
『アナを通り過ぎ中心の洲(東の地)とセブンリーフの中間地点に位置した時に、ヌッ様の神マローダースキル国引きを発動する!!』
砂緒と大猫乃主は同時にズレて喋り出して、皆に一部意味が伝わらなかった……
『なな、なんだよ?』
『と、言うと?』
『つまり国引きを発動し、東の地(中心の洲)とセブンリーフと三角島の三点でカガチをガッチリと結びつけ、さらにカガチ自体をも島と見なして縫い合わせ完全固定し、その状態で再び私の衛星爆撃を敢行する……という事であろう大猫乃主よ』
『いかにも!』
砂緒と猫乃以外、猫弐矢ですらあまりの事にポカーンとした。
『ハッハッハッこりゃあいい』
シューネが大笑いした。
『そんな事が出来るの?』
『マジカヨ』
皆ヌッ様を見上げて言った。
『出来るかどうか悩んでる暇は無いでしょう。セブンリーフにはイェラや猫呼や七華、リコシェ五華など私の大切な女性達、それにまだまだ見ぬ美女たちが眠っておるのです。命に掛けて守りますよ! やりましょう!!』
『かっこいいんだか、動機が不純何だか良く分からんわ』
セレネは目を細めた。
『そんな大それた事が出来るのかしら』
『でも私……やり方が良く分かりませんから』
肝心のフゥーがぼそっと言った。
『では、実際に出来るかどうかリハーサルをしてみましょう! そうですね~対岸の荒涼回廊の余った地をちょこっと貰ってみましょう』
『えっいいんですかそんな事して、叱られませんか??』
『ハッハッハッいにしえより荒涼回廊の民は太っ腹にござるよゲヒヒヒヒヒ』
砂緒の謎の笑いによりリハーサルは強行される事となった……
「フゥーちゃんリラックスしてヌッ様の声を良く聞いてみて」
「ヌッ様の声って」
フゥーはまだまだ不満げだった。
「つべこべ言わずにフルエレさんに従えって」
「貴方本当に乱暴者ね」
「フゥーくん頑張ってくれ!」
ヌッ様内にはフゥーの他に猫弐矢と雪乃フルエレとセレネと渋々美柑が居た。
「ふぅ~~~ではやって見ます、静かにして下さい……」
フゥーは静かに目を閉じた。
(お願いヌッ様、私に力を貸して下さい……)
フゥーが静かに祈り続けると、彼女の心にヌッ様の声が聞こえた様な気がした……
ピチョーーーン……
フゥーの脳内に雫が落ちた波紋の様にヌッ様の声なき声が響いた。
『出来そうな気がします……行きます!! 神マローダースキル・国引きっ!!!』
ビキッ!!
フゥーが叫ぶと、片腕のままのヌッ様の手から明石海峡大橋のメインケーブル以上に太い光の綱が発生していた。フゥー達からは見えないが、その光の綱の端は荒涼回廊の東の海岸に掛かっていた。
『凄い……』
「それで引っ張れば良いのです!!」
『国来国来と言いながら引いてみよっ!』
砂緒の声は無視し大猫乃主の言葉にフゥーは素直に従った。
『クニコクニコ!! オーーーーーーッ』
ビシュウッ!!
遥か彼方海の向こう一直線に伸びた光の綱がしゅるしゅると引っ張られ始めた。
「遅い!! 急いで下さい!!」
『言われ無くとも!!』
砂緒の言葉にビキッとなったフゥーが一気に引っ張り上げた。小波を立てながら、引きちぎられた小さな土地がサーフィンの様に海の上を走って来る。
ドォシーーーーーン!!
『きゃっ!?』
軽い揺れにメランが声を上げた時、クラウディア王国の北西の岬に新たに土地が増えて光の綱は消えた……
『凄い……本当に出来ちゃった……』
『返さなくていいんかよコレ』
『そんな小さな事気にしてる時間はありません、ささ早速行きますよ!』
気の早い砂緒が、早速カガチを再び追い掛けようと言い掛けた時に、シューネが声を上げた。
『ちょっと待って頂こう、この計画には大きな欠陥があると思うのだが』
『また要らん事をごちゃごちゃ抜かす気か貴様?』
『いや、シューネは性格は別として無意味な事は言わないよ聞いてみよう』
紅蓮が砂緒を止めた。
『移動するカガチを国引きで固定するのは良いとして、当の国引きが発動するまで任意の位置にどうやって、海中の中心にカガチを固定するのかな? それが出来ねばこの計画はまさに絵に描いた餅』
シューネの言った事は的確であった。皆言葉が無かった。
『そ、そんなもん勢いでギャーってやったらいいんじゃっ!』
砂緒に肩入れしたいセレネが適当な事を叫んだ。
『確かにシューネの言う通りだ、不確実過ぎる……』
『安心せい猫弐矢よ。カガチを固定する役割はちゃんと考えておるわい』
落ち込む猫弐矢にル・ツーの大猫乃主が言った。
『と、言いますと父上??』
『うむ、ル・ツー漆黒ノ天は泳ぎが得意じゃ。カガチを任意の地点に引き付けておく為に、ワシがル・ツーで水中で闘い続けようぞ』
猫乃はル・ツーの腕を組みながら事も無げに言った。しかしそれはほぼ命を投げ出すに等しい言葉であった。その決意にしばらく誰も賛否の声を上げる事が出来なかった。
意気込んだ猫弐矢の宣言にも、もはや疲れ切ったクラウディア王国と神聖連邦帝国側からは特に声は無くて彼は戸惑った。
『みんな!?』
『猫弐矢さんありがとう……お気持ちだけ受け取っておくわ』
周囲のなんとない意を汲んでフルエレが口を開いた。
『最初から他人になど期待していません』
『ま、しょせん此処が縁の切れ目って事だな』
さばさばとした砂緒とセレネは早めに見切りを付けた。
「おおっ見ろ! 千岐大蛇がウインドウ湖湾から出て行くぞ!!」
「やったっ!!」
「ふう完全に助かった……」
「まるで動く陸地だな」
「動く島よ……」
「スピードが速まっている気がするぞ」
近くの海岸線から見ていた漁民達からも歓声が上がった。その声をル・ツーのマイクから大猫乃主は静かに聞いていた。
『フルエレちゃん、急がないと海岸沿いにどんどん南西に動いているよ』
白鳥號の紅蓮は、当然このまま助太刀してセブンリーフまで追いかけるつもりなのか、フルエレに声を掛けた。
『そうね、急がないと……これ以上此処の人達に迷惑は掛けられないわ』
『フルエレくん僕も!!』
しかし声を上げるのは猫弐矢のみで、ヌッ様を動かすフゥーを始め誰も何も言い出さない。
『否!! 待たれいフルエレ女王よ、猫弐矢良く言った。それでこそクラウディア当主じゃ! ワシの目に狂いは無かった様だな……嬉しいぞ』
『父上』
しばらく沈黙が続いた後、突然ル・ツーに乗る大猫乃主が声を上げた。
『……悩む必要は無い! あのチマタノカガチをセブンリーフに上陸させず止める方法がある』
猫乃は自信ありげに言った。しかしセブンリーフ組は何となくカガチの正体を知っているので、厚かましく便乗する気にもなれなかった。
『父上?』
『では、どう止めると言うのでしょうか??』
こういう時に嫌われ役の貴城乃シューネが聞き役となった。
『……これまで蛇輪もしくは砂緒殿で誘引出来ていた事からも、理由は不明じゃがカガチはセブンリーフに縁深く帰巣本能的に当地に向かっておるのだろう……カガチはこのままアナを通り過ぎ、中間の海を越えセブンリーフのリュフミュラン辺りから上陸し、中央部を横断して西部のとある国に向かうつもりなのであろう。だがそこに勝機がある!!』
半信半疑で皆言葉も無かった。だがフルエレのみカガチに残る蛇輪のかすかな意思が、宝物殿に帰ろうとしていると悟った……
『しかして、一体どの様に?』
『ピコーン拙者も分かり申した!!』
シューネと猫弐矢が首を傾げた時、蛇輪の中の砂緒も負けじと突然声を上げた。
『では同時に言おうか砂緒殿』
『ええ』
一呼吸置いた。
『ヌッ様の国引きとやらを使うのだな!』
『アナを通り過ぎ中心の洲(東の地)とセブンリーフの中間地点に位置した時に、ヌッ様の神マローダースキル国引きを発動する!!』
砂緒と大猫乃主は同時にズレて喋り出して、皆に一部意味が伝わらなかった……
『なな、なんだよ?』
『と、言うと?』
『つまり国引きを発動し、東の地(中心の洲)とセブンリーフと三角島の三点でカガチをガッチリと結びつけ、さらにカガチ自体をも島と見なして縫い合わせ完全固定し、その状態で再び私の衛星爆撃を敢行する……という事であろう大猫乃主よ』
『いかにも!』
砂緒と猫乃以外、猫弐矢ですらあまりの事にポカーンとした。
『ハッハッハッこりゃあいい』
シューネが大笑いした。
『そんな事が出来るの?』
『マジカヨ』
皆ヌッ様を見上げて言った。
『出来るかどうか悩んでる暇は無いでしょう。セブンリーフにはイェラや猫呼や七華、リコシェ五華など私の大切な女性達、それにまだまだ見ぬ美女たちが眠っておるのです。命に掛けて守りますよ! やりましょう!!』
『かっこいいんだか、動機が不純何だか良く分からんわ』
セレネは目を細めた。
『そんな大それた事が出来るのかしら』
『でも私……やり方が良く分かりませんから』
肝心のフゥーがぼそっと言った。
『では、実際に出来るかどうかリハーサルをしてみましょう! そうですね~対岸の荒涼回廊の余った地をちょこっと貰ってみましょう』
『えっいいんですかそんな事して、叱られませんか??』
『ハッハッハッいにしえより荒涼回廊の民は太っ腹にござるよゲヒヒヒヒヒ』
砂緒の謎の笑いによりリハーサルは強行される事となった……
「フゥーちゃんリラックスしてヌッ様の声を良く聞いてみて」
「ヌッ様の声って」
フゥーはまだまだ不満げだった。
「つべこべ言わずにフルエレさんに従えって」
「貴方本当に乱暴者ね」
「フゥーくん頑張ってくれ!」
ヌッ様内にはフゥーの他に猫弐矢と雪乃フルエレとセレネと渋々美柑が居た。
「ふぅ~~~ではやって見ます、静かにして下さい……」
フゥーは静かに目を閉じた。
(お願いヌッ様、私に力を貸して下さい……)
フゥーが静かに祈り続けると、彼女の心にヌッ様の声が聞こえた様な気がした……
ピチョーーーン……
フゥーの脳内に雫が落ちた波紋の様にヌッ様の声なき声が響いた。
『出来そうな気がします……行きます!! 神マローダースキル・国引きっ!!!』
ビキッ!!
フゥーが叫ぶと、片腕のままのヌッ様の手から明石海峡大橋のメインケーブル以上に太い光の綱が発生していた。フゥー達からは見えないが、その光の綱の端は荒涼回廊の東の海岸に掛かっていた。
『凄い……』
「それで引っ張れば良いのです!!」
『国来国来と言いながら引いてみよっ!』
砂緒の声は無視し大猫乃主の言葉にフゥーは素直に従った。
『クニコクニコ!! オーーーーーーッ』
ビシュウッ!!
遥か彼方海の向こう一直線に伸びた光の綱がしゅるしゅると引っ張られ始めた。
「遅い!! 急いで下さい!!」
『言われ無くとも!!』
砂緒の言葉にビキッとなったフゥーが一気に引っ張り上げた。小波を立てながら、引きちぎられた小さな土地がサーフィンの様に海の上を走って来る。
ドォシーーーーーン!!
『きゃっ!?』
軽い揺れにメランが声を上げた時、クラウディア王国の北西の岬に新たに土地が増えて光の綱は消えた……
『凄い……本当に出来ちゃった……』
『返さなくていいんかよコレ』
『そんな小さな事気にしてる時間はありません、ささ早速行きますよ!』
気の早い砂緒が、早速カガチを再び追い掛けようと言い掛けた時に、シューネが声を上げた。
『ちょっと待って頂こう、この計画には大きな欠陥があると思うのだが』
『また要らん事をごちゃごちゃ抜かす気か貴様?』
『いや、シューネは性格は別として無意味な事は言わないよ聞いてみよう』
紅蓮が砂緒を止めた。
『移動するカガチを国引きで固定するのは良いとして、当の国引きが発動するまで任意の位置にどうやって、海中の中心にカガチを固定するのかな? それが出来ねばこの計画はまさに絵に描いた餅』
シューネの言った事は的確であった。皆言葉が無かった。
『そ、そんなもん勢いでギャーってやったらいいんじゃっ!』
砂緒に肩入れしたいセレネが適当な事を叫んだ。
『確かにシューネの言う通りだ、不確実過ぎる……』
『安心せい猫弐矢よ。カガチを固定する役割はちゃんと考えておるわい』
落ち込む猫弐矢にル・ツーの大猫乃主が言った。
『と、言いますと父上??』
『うむ、ル・ツー漆黒ノ天は泳ぎが得意じゃ。カガチを任意の地点に引き付けておく為に、ワシがル・ツーで水中で闘い続けようぞ』
猫乃はル・ツーの腕を組みながら事も無げに言った。しかしそれはほぼ命を投げ出すに等しい言葉であった。その決意にしばらく誰も賛否の声を上げる事が出来なかった。
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