360 / 588
Ⅳ セブンリーフ新北中同盟女王選定会議
フルエレ一味のリュフミュラン出張 下 箱の中身……
しおりを挟む
「い、一体どっちに? どっちに乗ればいいのでしょうかっ!? うおおおおお」
砂緒は血走った目で頭を抱えて悩み出した。
「そこまで悩む事じゃ無いだろ……お前一生一緒に居て下さいとか言ってただろ……」
セレネは赤面しつつ小声で言った。
(セレネの魔輪に乗れば彼女の華奢な腰に腕を回し、時折彼女の低い胸に手が当たる等の嬉し恥ずかしいハプニングも!? でも久しぶりにフルエレと一緒に走りたい気持ちも大きい……)
「ちょっと砂緒……私は久しぶりに砂緒と一緒に走りたくなったのよ、何を血迷っているの?」
(同じ事思ってるし)
(ちょっとちょっとフルエレさんやっぱりアンタ身勝手だな! まさかアルベルトさんが亡くなった途端に砂緒とヨリを戻すとかトンデモ尻軽破天荒女か? 流石にいい加減にしろよ……)
「あ、あのフルエレさんもセレネさんも目を覚まして下さい! 相手はアノ砂緒さんですよ!? 取り合う必要ありますか? 首に縄を掛けて引きずったら良いんじゃないですかっ!?」
「まあっそれも良いわねメラン!」
フルエレは笑顔で手を合わせた。
「ふぅ……決まりました。首に縄を掛けられるのは御免ですからね。ではセレネの腰に手を回しましょうか」
等と言いつつ砂緒はセレネの魔輪に足を掛け、彼女の腰に腕を回そうとする。
「テイッッ! 何をするつもりだ? タンデムってのはタンデムバー握るもんだろが、何腰掴もうとしてるんだスケベが」
「あうっ」
パシッとセレネが砂緒の手を叩きどけた。
「分かり申した、ではフルエレのサイドカーに乗り申そう」
「分かり易いヤツ!!」
「最初からそうすれば良いのよ」
最近の彼女にしては珍しく、フルエレは終始にこにこしていた。という訳で乗るだけで長時間掛かってようやく三人は出発した。
「もうすぐ私達が作った裂岩の新・幹道ですなあ」
「ええ、直線が続くから凄く気持ちが良い道みたいよ! なんだかこうして走ってると昔を思い出しちゃうよね、砂緒……」
「そうですねえ」
フルエレが金髪をなびかせながら話した。このセブンリーフにヘルメット着用義務は無い。
(何フルエレさん雰囲気醸し出してるんだよ……醸すなよ!)
此処最近はセレネ一辺倒だった砂緒が途端にフルエレと笑顔で会話していてセレネは非常に面白く無かった。メドース・リガリァを滅ぼした日の涙と言葉は何なのかと問い詰めたかった。
「所でフルエレ、後部の巨大ボックスには何が入っているのでしょう?」
「うん、リュフミュラン王に送る粗品の賞味期限切れかけのポーションとハミガキと靴墨とかの雑具よっ!」
フルエレは笑顔で答えた。
「フルエレ……貴方センスが行商目指してた時に退化してないですか?」
「フルエレさんそれ冗談だよな??」
「ホントよ、駄目かしら!?」
「駄目に決まってますよ。そんなの上げたら余計関係がこじれますよ!!」
「じゃあ何を渡せば良いのよ」
しばし砂緒はサイドカーで考えた。
「衣図ライグに聞いた事があるのですが、南リュフミュランの民は金のピィイヨコちゃんなる神の鳥を信奉しておるそうな。その怪鳥を捕獲して剥製にして贈ってみては??」
「神の鳥を剥製にしちゃダメ」
「もういい加減だなあフルエレさん! とにかく何か買ってでも用意しましょうよ」
そして二台の魔輪は裂岩の新・幹道の入り口に入った。
「わ~~~気持ち良い道ねっ! なんだか此処だとどんどんスピードが出ちゃう!!」
「こ、こらフルエレさん自重して下さいよっ」
セレネが警告するもフルエレは久しぶりの小旅行に気持ちが緩みどんどんアクセルを開けて行った……
「うふふ……よ~~し、ぬふわNキロからぬおわNキロに挑戦よっ! うおりゃあああああ」
とことんハイになったフルエレの魔輪がビューーーンと加速を始めた。
「フルエレ!? ヘルメット無しでこの速度はああああああ」
砂緒も危惧する程の速度域に達したが、フルエレの笑顔は消えなかった。
「フルエレさん止まれ―――!!」
もちろんセレネの必死の叫びも聞こえない。
「おほほほほほほほ私は風よっ」
ビューーーーン!! さらにフルエレは加速を続けた。
ウウウ~~~~~ウ~~~~~~ウ~~~
突如、けたたましいサイレン音が鳴り響いた。その瞬間、フルエレとセレネの顔は凍り付いた。
『はい、そこの魔輪二台、待避所に止まりなさい』
「何ですかこの柳○慎○的なスピーカー音声は!?」
砂緒が振り返ると魔法パトライトを光らせたパト魔ー、覆面パトロール魔車が追跡していた。
「どどどどど、どうしよセレネッ逃げましょッ全速力で逃げれば……」
「高速警備兵ですよ、駄目です撃たれますよ! 止まりますよ……」
「うっ」
そうしてフルエレ達は意気消沈しながら停車した。
「はい、住所と名前と年齢言って! 此処60Nキロ制限だよ? 今確か160Nキロ出てたよね? お父さんお母さん知ってるの?」
新ニナルティナに免許証は無いが、スピード違反はあった様だ。
「そ、そんな出てません! そんな恐ろしい事出来ません!」
「ウソ付けよフルエレさん」
「フルエレさん? 貴方同盟女王陛下と同じ名前なの? はぁ面汚しだわ」
「はぁはぁ……此処だけの話ですよ高速警備兵さん、実はわたしその同盟女王なんです!! だから見逃して下さい!!」
意を決したフルエレは指を立てて小声で言った。
「……どこの世界に高速を160Nキロで爆走する女王陛下がいるの?? 貴方達怪し過ぎるわ。その後ろのボックス開けなさい!!」
「ウザいですね、全員雷で消しますか??」
遂に砂緒が切れかけて掌から雷をほとばしりさせ始めた。
「駄目――!! 警備兵さん消しちゃダメ」
「何も怪しい物じゃ無いんです、箱の中身をさっさと見せて下さいフルエレさん」
「そ、そうね!!」
パカッ!!
フルエレは荷台の大型ボックスを開けた。
「ナ~~~ゴ~~~~~」
「………………」
ボックスの中には必死に猫の真似をする猫呼が居たのでフルエレはそっと閉じた。
パフォ。
「今の何!? 開けなさい!!」
「猫です」
「猫じゃないでしょ、女の子でしょ! ますます怪しい!! 警備署まで来なさい!!」
「はい、○時○分現行犯捕縛!!」
「いやっいやよ、セレネ助けて何とかして!?」
「フルエレさん……砂緒余計な事するな、あたしがなんとかするから今は大人しく捕まれ」
「まるきり警察24時じゃないですか……」
砂緒は仕方なく雷を消してパト魔ーに乗り込んだ。
砂緒は血走った目で頭を抱えて悩み出した。
「そこまで悩む事じゃ無いだろ……お前一生一緒に居て下さいとか言ってただろ……」
セレネは赤面しつつ小声で言った。
(セレネの魔輪に乗れば彼女の華奢な腰に腕を回し、時折彼女の低い胸に手が当たる等の嬉し恥ずかしいハプニングも!? でも久しぶりにフルエレと一緒に走りたい気持ちも大きい……)
「ちょっと砂緒……私は久しぶりに砂緒と一緒に走りたくなったのよ、何を血迷っているの?」
(同じ事思ってるし)
(ちょっとちょっとフルエレさんやっぱりアンタ身勝手だな! まさかアルベルトさんが亡くなった途端に砂緒とヨリを戻すとかトンデモ尻軽破天荒女か? 流石にいい加減にしろよ……)
「あ、あのフルエレさんもセレネさんも目を覚まして下さい! 相手はアノ砂緒さんですよ!? 取り合う必要ありますか? 首に縄を掛けて引きずったら良いんじゃないですかっ!?」
「まあっそれも良いわねメラン!」
フルエレは笑顔で手を合わせた。
「ふぅ……決まりました。首に縄を掛けられるのは御免ですからね。ではセレネの腰に手を回しましょうか」
等と言いつつ砂緒はセレネの魔輪に足を掛け、彼女の腰に腕を回そうとする。
「テイッッ! 何をするつもりだ? タンデムってのはタンデムバー握るもんだろが、何腰掴もうとしてるんだスケベが」
「あうっ」
パシッとセレネが砂緒の手を叩きどけた。
「分かり申した、ではフルエレのサイドカーに乗り申そう」
「分かり易いヤツ!!」
「最初からそうすれば良いのよ」
最近の彼女にしては珍しく、フルエレは終始にこにこしていた。という訳で乗るだけで長時間掛かってようやく三人は出発した。
「もうすぐ私達が作った裂岩の新・幹道ですなあ」
「ええ、直線が続くから凄く気持ちが良い道みたいよ! なんだかこうして走ってると昔を思い出しちゃうよね、砂緒……」
「そうですねえ」
フルエレが金髪をなびかせながら話した。このセブンリーフにヘルメット着用義務は無い。
(何フルエレさん雰囲気醸し出してるんだよ……醸すなよ!)
此処最近はセレネ一辺倒だった砂緒が途端にフルエレと笑顔で会話していてセレネは非常に面白く無かった。メドース・リガリァを滅ぼした日の涙と言葉は何なのかと問い詰めたかった。
「所でフルエレ、後部の巨大ボックスには何が入っているのでしょう?」
「うん、リュフミュラン王に送る粗品の賞味期限切れかけのポーションとハミガキと靴墨とかの雑具よっ!」
フルエレは笑顔で答えた。
「フルエレ……貴方センスが行商目指してた時に退化してないですか?」
「フルエレさんそれ冗談だよな??」
「ホントよ、駄目かしら!?」
「駄目に決まってますよ。そんなの上げたら余計関係がこじれますよ!!」
「じゃあ何を渡せば良いのよ」
しばし砂緒はサイドカーで考えた。
「衣図ライグに聞いた事があるのですが、南リュフミュランの民は金のピィイヨコちゃんなる神の鳥を信奉しておるそうな。その怪鳥を捕獲して剥製にして贈ってみては??」
「神の鳥を剥製にしちゃダメ」
「もういい加減だなあフルエレさん! とにかく何か買ってでも用意しましょうよ」
そして二台の魔輪は裂岩の新・幹道の入り口に入った。
「わ~~~気持ち良い道ねっ! なんだか此処だとどんどんスピードが出ちゃう!!」
「こ、こらフルエレさん自重して下さいよっ」
セレネが警告するもフルエレは久しぶりの小旅行に気持ちが緩みどんどんアクセルを開けて行った……
「うふふ……よ~~し、ぬふわNキロからぬおわNキロに挑戦よっ! うおりゃあああああ」
とことんハイになったフルエレの魔輪がビューーーンと加速を始めた。
「フルエレ!? ヘルメット無しでこの速度はああああああ」
砂緒も危惧する程の速度域に達したが、フルエレの笑顔は消えなかった。
「フルエレさん止まれ―――!!」
もちろんセレネの必死の叫びも聞こえない。
「おほほほほほほほ私は風よっ」
ビューーーーン!! さらにフルエレは加速を続けた。
ウウウ~~~~~ウ~~~~~~ウ~~~
突如、けたたましいサイレン音が鳴り響いた。その瞬間、フルエレとセレネの顔は凍り付いた。
『はい、そこの魔輪二台、待避所に止まりなさい』
「何ですかこの柳○慎○的なスピーカー音声は!?」
砂緒が振り返ると魔法パトライトを光らせたパト魔ー、覆面パトロール魔車が追跡していた。
「どどどどど、どうしよセレネッ逃げましょッ全速力で逃げれば……」
「高速警備兵ですよ、駄目です撃たれますよ! 止まりますよ……」
「うっ」
そうしてフルエレ達は意気消沈しながら停車した。
「はい、住所と名前と年齢言って! 此処60Nキロ制限だよ? 今確か160Nキロ出てたよね? お父さんお母さん知ってるの?」
新ニナルティナに免許証は無いが、スピード違反はあった様だ。
「そ、そんな出てません! そんな恐ろしい事出来ません!」
「ウソ付けよフルエレさん」
「フルエレさん? 貴方同盟女王陛下と同じ名前なの? はぁ面汚しだわ」
「はぁはぁ……此処だけの話ですよ高速警備兵さん、実はわたしその同盟女王なんです!! だから見逃して下さい!!」
意を決したフルエレは指を立てて小声で言った。
「……どこの世界に高速を160Nキロで爆走する女王陛下がいるの?? 貴方達怪し過ぎるわ。その後ろのボックス開けなさい!!」
「ウザいですね、全員雷で消しますか??」
遂に砂緒が切れかけて掌から雷をほとばしりさせ始めた。
「駄目――!! 警備兵さん消しちゃダメ」
「何も怪しい物じゃ無いんです、箱の中身をさっさと見せて下さいフルエレさん」
「そ、そうね!!」
パカッ!!
フルエレは荷台の大型ボックスを開けた。
「ナ~~~ゴ~~~~~」
「………………」
ボックスの中には必死に猫の真似をする猫呼が居たのでフルエレはそっと閉じた。
パフォ。
「今の何!? 開けなさい!!」
「猫です」
「猫じゃないでしょ、女の子でしょ! ますます怪しい!! 警備署まで来なさい!!」
「はい、○時○分現行犯捕縛!!」
「いやっいやよ、セレネ助けて何とかして!?」
「フルエレさん……砂緒余計な事するな、あたしがなんとかするから今は大人しく捕まれ」
「まるきり警察24時じゃないですか……」
砂緒は仕方なく雷を消してパト魔ーに乗り込んだ。
0
お気に入りに追加
36
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる