286 / 588
III プレ女王国連合の成立
メドース・リガリァ国への総攻撃開始
しおりを挟む
―トリッシュ城。朝4時。
「トリッシュ王よ、お休みの所早朝からまことに申し訳無い。これより五時からのメドース・リガリァ国総攻撃に出撃する為にお別れの挨拶にござる」
律儀に早朝四時にきっちり身支度をして起きてくれていたトリッシュ王に対して、既に三時から準備をしていた砂緒が深々と頭を下げた。その後ろにはイェラや衣図ライグ、メランも居た。
「うむ、何のお役にも立てず申し訳無い。そなた達の勝利を願っておりますぞ。後ろの守りはお任せ下され」
トリッシュ王も深々と頭を下げた。しかし内心の半分程は同盟軍がやっと去ってくれてヤレヤレと言った所であった。
「では諸準備がありますので、これでっ!」
砂緒はいつもの給仕服のまま、シュタッと格好よく片手を上げると、スタスタと玉座の間を離れて行った。
―ソーナサ・ガ国、同じ朝四時数分頃。
「こらっ起きろY子殿、同じ事を繰り返すな! 五時キッカリに両面同時総攻撃だぞ! もう四時前には砂緒から魔法秘匿通信があったからな!」
前と同じ様にセレネがY子のテントの入り口をバンバン蹴りまくる。
「あ~~眠いわ~~~何よも~~いじわる~~~」
今度は一応いつものY子の姿になった状態で、また兜の中に手を突っ込んでよろよろと出て来た。
「よし、合格だな、早速ブリーフィングをして五時には出撃するからな! それでもう終わりだ」
「あいあい」
セレネとY子こと雪乃フルエレ女王の後ろには無言でカレンが付いて来ていた。
(サッワくん……今頃どうしてるの??)
―メドース・リガリァ王国。
「いよいよ同盟軍の連中が東と西双方から同時に攻めて来るようだ。スピネルからの吉報を待って、出来る限り同盟軍を食い止めようぞ」
作戦地図を前に貴嶋がサッワやココナツヒメ以下、居並ぶ諸将に重い口調で言った。
「お任せ下さい貴嶋さま、連中に対して超長距離攻撃が効かない場合の最後の戦い方があります!」
「うふふ、出来上がった魔砲弾二十四発、使い切って敵を撃滅してみせますわ」
ココナツヒメも不敵に笑った。最後の戦い方と言っても特に画期的という訳でも無く、普通の戦い方なのだが、それでもシュミレーションでは同盟軍の魔ローダーの半数は倒せる想定だ。
「よし、頼むぞ行け!!」
「ハッ」
「は~~い」
サッワとココナツヒメは指令室を後にした。しばらくすると痩せた顔をさらに暗くしたクレウが廊下に立ち尽くしていた。しかしココナツヒメの顔を観ると、さっと頭を下げた。
「あら、出て行かなかったの?」
「もはや私に同盟に帰る場所はありません……」
「じゃあ一緒に戦ってくれるの?」
ココナツヒメは多少意地悪い顔をして聞いた。
「そ、それもお許し下さい。裏切者となろうとも、やはりフルエレ様に弓引く事は出来ません」
さらにクレウは深々と頭を下げる。
「なら指を咥えて留守番しててちょうだいな、あ、でもお夕食とお掃除とお洗濯をお願いね!」
「はい……それならば」
クレウは胸に手を当てた。それを見る事も無く二人はその場を後にする。
「ココナツヒメさま変わりましたか? 最初貴方にお会いした時は、気に入らない人間はザクッと突然刺してしまわれる様な雰囲気がありましたが。それに近付くと感じていた冷気も今はありませんね」
久しぶりにサッワはココナツヒメのシールスーの胸をまじまじと見ながら言った。
「あれ……キャラ作りの為にわざと冷気出してたのよ……本当は冷え性なの。もうサッワちゃんは家族だからそんな演出要らないでしょ?」
「ええっもちろんです! うふふ」
サッワは歩きながらにこっと笑った。そしてサッワは長距離魔砲ライフルを持ったレヴェルに、ココナツヒメは一人でル・ワンに乗り込んだ。その後ろでは生き残りのシャクシュカ隊Ⅱの美女達もレヴェルに乗り込んで行った。
―再びソーナサ・ガ国、五時直前。
セレネとY子は同盟軍の旗機、日蝕白蛇輪に乗り込んでいた。その背後には十機のSRV部隊が控え、そのさらに後ろには魔戦車部隊と一万の歩兵部隊が並んでいる。
「セレネどうぞ」
「よし、Y子良いな、魔法剣展開!!」
セレネが操縦桿に氷魔法を伝えると、魔法剣に霜が張り付き、やがて巨大な氷の刃が形成された。
(サッワくん……これから私達戦うの?)
「砂緒の合図で東西同時侵攻開始だ!」
「ええ」
Y子の操縦席の後ろではカレンが固唾を飲んで見守っていた。
―トリッシュ国周辺の荒野。五時直前。
『えーー宴もたけなわでは御座いますが、そろそろメドース・リガリァ総攻撃の時間となりました。お集まりの皆さまには御足もとの悪いなか装備をして行軍して頂き感謝しきりで御座います。魔呂の手に握られているという変な立場では御座いますが、では出陣の挨拶としたいと思います。雪乃フルエレ女王陛下の北部海峡列国同盟軍、出陣!!』
巨大な魔ローダール・ツーの黒い手に握られた状態の砂緒が魔法外部スピーカーを通してトリッシュ国郊外から全軍に出陣を命じ、ル・ツーのメランと兎幸が先頭で行進を開始し、続いて十七機のSRV部隊や五十二両の魔戦車部隊、衣図ライグやイェラが率いる一万四千の歩兵各部隊がそれに続いた。
「出陣だ!」
「よし、出陣!!」
「行くわよ!! 兎幸ちゃん!」
「あいあい」
「行け~~~~!!」
ル・ツーの手に握られた砂緒が叫ぶと、メランの操縦するル・ツーが早足で突き進む。
「兎幸ちゃん、魔ローン二機上空展開、残りを待機してあらゆる事態に想定して!」
「あいあいっ」
兎幸の合図で魔ローン二機が展開され、上空で敵からの超長距離魔砲攻撃の監視を開始した。
『ココナツヒメさま、敵が堀に掛かった所で、東西交互に砲撃を開始します!』
『ええ、そうしましょう!!』
サッワは射撃する為に作られた高台で魔砲ライフルを構え、魔法スコープを覗き込んだ。ココナツヒメは敵が進軍と同時に結界くんを設置している為に瞬間移動斬り込みが出来ない事に歯ぎしりした。だが、敵にある程度接近を許した時点で、残りのレヴェルと共に決死の斬り込みは行う予定ではあった。
「トリッシュ王よ、お休みの所早朝からまことに申し訳無い。これより五時からのメドース・リガリァ国総攻撃に出撃する為にお別れの挨拶にござる」
律儀に早朝四時にきっちり身支度をして起きてくれていたトリッシュ王に対して、既に三時から準備をしていた砂緒が深々と頭を下げた。その後ろにはイェラや衣図ライグ、メランも居た。
「うむ、何のお役にも立てず申し訳無い。そなた達の勝利を願っておりますぞ。後ろの守りはお任せ下され」
トリッシュ王も深々と頭を下げた。しかし内心の半分程は同盟軍がやっと去ってくれてヤレヤレと言った所であった。
「では諸準備がありますので、これでっ!」
砂緒はいつもの給仕服のまま、シュタッと格好よく片手を上げると、スタスタと玉座の間を離れて行った。
―ソーナサ・ガ国、同じ朝四時数分頃。
「こらっ起きろY子殿、同じ事を繰り返すな! 五時キッカリに両面同時総攻撃だぞ! もう四時前には砂緒から魔法秘匿通信があったからな!」
前と同じ様にセレネがY子のテントの入り口をバンバン蹴りまくる。
「あ~~眠いわ~~~何よも~~いじわる~~~」
今度は一応いつものY子の姿になった状態で、また兜の中に手を突っ込んでよろよろと出て来た。
「よし、合格だな、早速ブリーフィングをして五時には出撃するからな! それでもう終わりだ」
「あいあい」
セレネとY子こと雪乃フルエレ女王の後ろには無言でカレンが付いて来ていた。
(サッワくん……今頃どうしてるの??)
―メドース・リガリァ王国。
「いよいよ同盟軍の連中が東と西双方から同時に攻めて来るようだ。スピネルからの吉報を待って、出来る限り同盟軍を食い止めようぞ」
作戦地図を前に貴嶋がサッワやココナツヒメ以下、居並ぶ諸将に重い口調で言った。
「お任せ下さい貴嶋さま、連中に対して超長距離攻撃が効かない場合の最後の戦い方があります!」
「うふふ、出来上がった魔砲弾二十四発、使い切って敵を撃滅してみせますわ」
ココナツヒメも不敵に笑った。最後の戦い方と言っても特に画期的という訳でも無く、普通の戦い方なのだが、それでもシュミレーションでは同盟軍の魔ローダーの半数は倒せる想定だ。
「よし、頼むぞ行け!!」
「ハッ」
「は~~い」
サッワとココナツヒメは指令室を後にした。しばらくすると痩せた顔をさらに暗くしたクレウが廊下に立ち尽くしていた。しかしココナツヒメの顔を観ると、さっと頭を下げた。
「あら、出て行かなかったの?」
「もはや私に同盟に帰る場所はありません……」
「じゃあ一緒に戦ってくれるの?」
ココナツヒメは多少意地悪い顔をして聞いた。
「そ、それもお許し下さい。裏切者となろうとも、やはりフルエレ様に弓引く事は出来ません」
さらにクレウは深々と頭を下げる。
「なら指を咥えて留守番しててちょうだいな、あ、でもお夕食とお掃除とお洗濯をお願いね!」
「はい……それならば」
クレウは胸に手を当てた。それを見る事も無く二人はその場を後にする。
「ココナツヒメさま変わりましたか? 最初貴方にお会いした時は、気に入らない人間はザクッと突然刺してしまわれる様な雰囲気がありましたが。それに近付くと感じていた冷気も今はありませんね」
久しぶりにサッワはココナツヒメのシールスーの胸をまじまじと見ながら言った。
「あれ……キャラ作りの為にわざと冷気出してたのよ……本当は冷え性なの。もうサッワちゃんは家族だからそんな演出要らないでしょ?」
「ええっもちろんです! うふふ」
サッワは歩きながらにこっと笑った。そしてサッワは長距離魔砲ライフルを持ったレヴェルに、ココナツヒメは一人でル・ワンに乗り込んだ。その後ろでは生き残りのシャクシュカ隊Ⅱの美女達もレヴェルに乗り込んで行った。
―再びソーナサ・ガ国、五時直前。
セレネとY子は同盟軍の旗機、日蝕白蛇輪に乗り込んでいた。その背後には十機のSRV部隊が控え、そのさらに後ろには魔戦車部隊と一万の歩兵部隊が並んでいる。
「セレネどうぞ」
「よし、Y子良いな、魔法剣展開!!」
セレネが操縦桿に氷魔法を伝えると、魔法剣に霜が張り付き、やがて巨大な氷の刃が形成された。
(サッワくん……これから私達戦うの?)
「砂緒の合図で東西同時侵攻開始だ!」
「ええ」
Y子の操縦席の後ろではカレンが固唾を飲んで見守っていた。
―トリッシュ国周辺の荒野。五時直前。
『えーー宴もたけなわでは御座いますが、そろそろメドース・リガリァ総攻撃の時間となりました。お集まりの皆さまには御足もとの悪いなか装備をして行軍して頂き感謝しきりで御座います。魔呂の手に握られているという変な立場では御座いますが、では出陣の挨拶としたいと思います。雪乃フルエレ女王陛下の北部海峡列国同盟軍、出陣!!』
巨大な魔ローダール・ツーの黒い手に握られた状態の砂緒が魔法外部スピーカーを通してトリッシュ国郊外から全軍に出陣を命じ、ル・ツーのメランと兎幸が先頭で行進を開始し、続いて十七機のSRV部隊や五十二両の魔戦車部隊、衣図ライグやイェラが率いる一万四千の歩兵各部隊がそれに続いた。
「出陣だ!」
「よし、出陣!!」
「行くわよ!! 兎幸ちゃん!」
「あいあい」
「行け~~~~!!」
ル・ツーの手に握られた砂緒が叫ぶと、メランの操縦するル・ツーが早足で突き進む。
「兎幸ちゃん、魔ローン二機上空展開、残りを待機してあらゆる事態に想定して!」
「あいあいっ」
兎幸の合図で魔ローン二機が展開され、上空で敵からの超長距離魔砲攻撃の監視を開始した。
『ココナツヒメさま、敵が堀に掛かった所で、東西交互に砲撃を開始します!』
『ええ、そうしましょう!!』
サッワは射撃する為に作られた高台で魔砲ライフルを構え、魔法スコープを覗き込んだ。ココナツヒメは敵が進軍と同時に結界くんを設置している為に瞬間移動斬り込みが出来ない事に歯ぎしりした。だが、敵にある程度接近を許した時点で、残りのレヴェルと共に決死の斬り込みは行う予定ではあった。
0
お気に入りに追加
36
あなたにおすすめの小説
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
異世界もふもふ召喚士〜俺はポンコツらしいので白虎と幼狐、イケおじ達と共にスローライフがしたいです〜
大福金
ファンタジー
タトゥーアーティストの仕事をしている乱道(らんどう)二十五歳はある日、仕事終わりに突如異世界に召喚されてしまう。
乱道が召喚されし国【エスメラルダ帝国】は聖印に支配された国だった。
「はぁ? 俺が救世主? この模様が聖印だって? イヤイヤイヤイヤ!? これ全てタトゥーですけど!?」
「「「「「えーーーーっ!?」」」」」
タトゥー(偽物)だと分かると、手のひらを返した様に乱道を「役立たず」「ポンコツ」と馬鹿にする帝国の者達。
乱道と一緒に召喚された男は、三体もの召喚獣を召喚した。
皆がその男に夢中で、乱道のことなど偽物だとほったらかし、終いには帝国で最下級とされる下民の紋を入れられる。
最悪の状況の中、乱道を救ったのは右ふくらはぎに描かれた白虎の琥珀。
その容姿はまるで可愛いぬいぐるみ。
『らんどーちゃま、ワレに任せるでち』
二足歩行でテチテチ肉球を鳴らせて歩き、キュルンと瞳を輝かせあざとく乱道を見つめる琥珀。
その姿を見た乱道は……
「オレの琥珀はこんな姿じゃねえ!」
っと絶叫するのだった。
そんな乱道が可愛いもふもふの琥珀や可愛い幼狐と共に伝説の大召喚師と言われるまでのお話。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
俺、貞操逆転世界へイケメン転生
やまいし
ファンタジー
俺はモテなかった…。
勉強や運動は人並み以上に出来るのに…。じゃあ何故かって?――――顔が悪かったからだ。
――そんなのどうしようも無いだろう。そう思ってた。
――しかし俺は、男女比1:30の貞操が逆転した世界にイケメンとなって転生した。
これは、そんな俺が今度こそモテるために頑張る。そんな話。
########
この作品は「小説家になろう様 カクヨム様」にも掲載しています。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる