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III プレ女王国連合の成立
ル・ツーVSル・ワン 砂緒との再会
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『見ててなさい、誰が乗ってるのかしらないけどマヌケなル・ツーが自らこっちに走って来たわっ大将機を撃破して一気に形勢逆転よ、先程と同じ手はずでやるのよ!』
ココナツヒメが透明化のまま命令すると、部下のレヴェル達がざざっと後ろに下がって、Y子のル・ツーが走って来てそのまま一団に突っ込んで来るのを待ち構えた。
ガシャンガシャンガシャン
Y子のル・ツーはその通り躊躇する事無く、最前列に立つ一機目のレヴェルに突っ込んで行く。
「ミミイの仇よっ!!」
そしてそのまま大きく両手で剣を振り上げた。
『獲った!! 背中に盾を貼り付けててもっ隙間から斬ればっ!!』
先程までと同じ様に透明化していたココナツヒメの魔ローダー、ル・ワンがY子の機体ル・ツーの背中を猛然と斬りにかかる。
「Y子後ろっ!!」
「任せるっ!!」
「あいっっ!」
Y子と一緒に並んで操縦桿を握り合う兎幸が、上空の二機の魔ローンの敵位置探知と機体の動きをリンクさせ、後ろから斬りかかるココナツヒメのル・ワンの攻撃を簡単にヒラリとかわす。
ビュンッッ!!
先程まで百発百中で当てていた攻撃が空振りして、その勢いのまま前につんのめるル・ワン。
「何いぃ? まぐれかっ!!」
「こっちがウッカリさんねっ!!」
味方のココナツヒメの空振りの動きに気を取られていた最前列のレヴェルを、今度はY子がバッサリと前から切り掛かった。本当にうっかりとしていた斬られたレヴェルは、剣を握っていた両手を落とされさらに胴体の装甲を裂かれて煙を上げて膝から崩れ落ちた。Y子による初めての魔ローダー撃破だった。
「わっウソみたい!? 私が勝てちゃった……」
『何てこと、もう一度確実にヤルわよっ!!』
その場面を見た直後に、気を取り直し再びココナツヒメが後ろから斬りかかろうとする。
ビュンッッ!!
しかし兎幸の動かすル・ツーは真っすぐに斬り降ろされた剣を再び寸前で綺麗にかわし、あろうことかさらにル・ワンの後ろに回り込もうとして来て、ココナツヒメを驚かせた。
「どうしてなの!? まるで見えてる者同士の戦いみたいに……」
ココナツヒメは焦りの色を見せたが、実は彼女は自分の姿を隠している事によって全ての動きが本来より手抜きで直線的になっており、それがまるきり見える兎幸やY子にとっては、むしろ普段の彼女よりも戦い易い相手に成り下がっていた。
『でも、それでもレヴェルと同時に斬りかかればっ!! 気を取り直して挟み撃ちよっ!!』
『はいっ!!』
シャクシュカ隊パート2の美女が呼応してY子の前後から挟み撃ちにしようとした時だった。
シュバッッ! ガシーーーーン!!
突然Y子の後ろから付いて来て居た五機のSRVの内の二機が、まるで透明なはずのル・ワンが見えているかの様にル・ワンに切り掛かろうとして、その気配をギリギリ直前でココナツヒメが感じとって、とっさに一機をかわし、一機の剣を受け止めたのだった。
『なんで雑魚魔呂にまで見えている様に襲われる!?』
「Y子、仲間達に位置追跡のマーカーを送っといたよ!!」
「おお、ナイス兎幸!!」
兎幸は仲間の魔ローダー達にココナツヒメの透明化中のル・ワンの位置を追跡するマーカーを送っていた。これでココナツヒメの大体の位置はSRV操縦者達にもある程度分かる事となった。しかし最も剣先の動き等は、あらゆるセンサーを使い立体的に見えている兎幸と違い、カンで予測する以外ないのだが。
「何故なの……先程から何故こちらの動きが……見えているかの様に?」
『……そうだ見えているぞ、もう観念しろ、半透明!!』
Y子は相手の思考回路が読める術者な訳でも何でも無いが、一瞬ル・ワンが躊躇する様な動きを見せたので、操縦者が中で迷っているのではないかと勘を働かせ、適当な台詞を魔法外部スピーカーで投げ掛けてみたのだった。しかしそれが見事にハマった。
「なっ……見えているですって、そんなばかなっ!?」
しかしその声はココナツヒメを惑わせる以上の効果を発揮していた。
(フルエレさまっ!? どの様に声色を低く作っていても今の声はフルエレさまの声だ!!)
「ハッタリだっ騙されないで、クレウ!!」
ココナツヒメは振り返ってクレウに発破を掛けようとしたが、当のクレウは完全に呆然自失としていた。
(ダメだ……いくら裏切り者に堕ちようとも、直接フルエレ様を攻撃する訳には行かない!!)
クレウがそう思った直後、ル・ワンの透明化魔法は手足の先からモザイク状にすーーっと解けて行った。
「ちっクレウ何してるの!!」
「も、申し訳ありません、体調が……」
「ふんっ」
振り返り激怒したココナツヒメだが、すぐに前に向き直す。
「おおっ半透明だっ!!」
『ココナツヒメさまっ!!』
レヴェルとSRV操縦者、それぞれが同時に声を上げた。
「隙ありっ!!」
立ち尽くすココナツヒメの隙を突き、Y子のル・ツーがル・ワンに斬りかかる。ガシーーンと巨大な剣と剣とが火花散らす鍔迫り合いとなった。その二機を見て、残りのSRV五機が一斉にレヴェル四機に襲い掛かる。その直後から五機対六機の乱戦になった。
「おかしいわっ! ル・ツーが何か強い気がする?? 動きを読まれているみたいだわっ!?」
ココナツヒメが戸惑うのも当然だった。Y子のル・ツーの上空の二機の魔ローンのセンサーが、敵の微細な動きの変化を感じ取り、それを魔法モニター上にアラートとして点灯させているので、剣の達人でも何でも無いY子がまるでココナツヒメの動きを先読みするかの様な身のこなしが出来たのだった。さらに兎幸はモニター等無関係に、直接的に各種センサーにリンクされているので、Y子のミスもサポートする事が出来た。
「勝てるわっ兎幸!!」
「あいあい」
―トリッシュ王国、中心の城の直前に出るトンネルの出口付近。
「衣図ライグ様、やはりどうにもならん様な巨大な岩だとか、厚いコンクリだとかで封じられているという事は無く、急場で簡単な土砂で閉じただけという感じです」
衣図ライグに部下の屈強な男が状況を伝えた。
「よし、じゃあ最後は魔導士に一気に掘らせろ!!」
「へいっっ」
衣図ライグの命令で魔導士がトンネルの最後の埋められた部分の前に出る。
「衝撃土竜っっ!!」
魔導士が掘削専門の特殊な魔法を唱えると、ドリュドリュと激しい音を立てて、最後の出口作りが始まった。
―トリッシュ城壁内、市街地から中心の城に向かう地点。
ドーーーン、ドンドン、ドーーンドーーン!!
砂緒が振り返り市街地の方を見ると、激しい戦闘が行われているのか、大きな爆発音が連続して鳴り響き、あちこちに黒い煙が上がっている。それに比して中心の王城の堀周辺は全く人が居ないという感じで、砂緒は大した戦闘も無く突き進む事が出来た。
実際堀の向こうの中心の王城の城壁の中では城兵達の多くが息を潜める様にしていて、市街地に救援に向かう様子は無かった。城の中では降伏するか市街地を救出に行くかの結論の出ない議論が延々と虚しく行われているだけだった。
「イェラ達、かなりはっちゃけてる様ですね……もうすぐ陥落して此処に到達する感じでしょうか」
「ぐむーーぐむーーぐむーーー!!」
と、砂緒が米俵の様に片手で肩に担いだカレンが激しく暴れ出した。彼女は口に猿ぐつわをされ、全身を適当な縄でぐるぐる巻きにされていた。
「OH-可憐な少女、そう暴れないで下さい、まるで私がアブナイ犯罪者に見えてしまうではないですか!」
エセ紳士を気取っている砂緒は見ず知らずの美少女に襲い掛かるなんて事をする訳も無く、貴城乃シューネに使用したのと比べ超低出力の雷でカレンを気絶させると、ぐるぐる巻きにして此処まで連れて来ていたのだった。砂緒なりに偶然出会ってしまった少女が戦闘に巻き込まれない様にとの配慮の気持ちからだった……
バカンッッ!!
その時突然、砂緒の少し遠くの地面から煙が上がり、土が吹き飛んだ。そのまま他人事の様に眺めていると、続々と穴から屈強な兵士達が飛び出して来る。衣図ライグ達の部隊だった。
「敵はいない? おお、中心の城の中じゃなくてやっぱり城の前かよ……結局城攻めなら、俺達だけじゃ無理かよ……市街地に攻め込んでイェラ達と挟み撃ちとするか? よし、お前ら、どんな事があっても一般人、特に婦女子に手を出す……」
前回の反省から真剣な顔で部下達に諸注意をしている衣図ライグの後ろに砂緒が駆け寄った。
「おおーー衣図ライグではないですかっ!! これは奇遇ですなあ」
衣図ライグの前に立つラフが突然ぎょっとした顔をして、後ろに指を差した。
「んっその声は砂緒かあ!! ……て、おい……」
衣図ライグが振り返ると、笑顔の砂緒の肩には涙を滲ませ、猿ぐつわをされたカレンが必死に暴れていた……
ココナツヒメが透明化のまま命令すると、部下のレヴェル達がざざっと後ろに下がって、Y子のル・ツーが走って来てそのまま一団に突っ込んで来るのを待ち構えた。
ガシャンガシャンガシャン
Y子のル・ツーはその通り躊躇する事無く、最前列に立つ一機目のレヴェルに突っ込んで行く。
「ミミイの仇よっ!!」
そしてそのまま大きく両手で剣を振り上げた。
『獲った!! 背中に盾を貼り付けててもっ隙間から斬ればっ!!』
先程までと同じ様に透明化していたココナツヒメの魔ローダー、ル・ワンがY子の機体ル・ツーの背中を猛然と斬りにかかる。
「Y子後ろっ!!」
「任せるっ!!」
「あいっっ!」
Y子と一緒に並んで操縦桿を握り合う兎幸が、上空の二機の魔ローンの敵位置探知と機体の動きをリンクさせ、後ろから斬りかかるココナツヒメのル・ワンの攻撃を簡単にヒラリとかわす。
ビュンッッ!!
先程まで百発百中で当てていた攻撃が空振りして、その勢いのまま前につんのめるル・ワン。
「何いぃ? まぐれかっ!!」
「こっちがウッカリさんねっ!!」
味方のココナツヒメの空振りの動きに気を取られていた最前列のレヴェルを、今度はY子がバッサリと前から切り掛かった。本当にうっかりとしていた斬られたレヴェルは、剣を握っていた両手を落とされさらに胴体の装甲を裂かれて煙を上げて膝から崩れ落ちた。Y子による初めての魔ローダー撃破だった。
「わっウソみたい!? 私が勝てちゃった……」
『何てこと、もう一度確実にヤルわよっ!!』
その場面を見た直後に、気を取り直し再びココナツヒメが後ろから斬りかかろうとする。
ビュンッッ!!
しかし兎幸の動かすル・ツーは真っすぐに斬り降ろされた剣を再び寸前で綺麗にかわし、あろうことかさらにル・ワンの後ろに回り込もうとして来て、ココナツヒメを驚かせた。
「どうしてなの!? まるで見えてる者同士の戦いみたいに……」
ココナツヒメは焦りの色を見せたが、実は彼女は自分の姿を隠している事によって全ての動きが本来より手抜きで直線的になっており、それがまるきり見える兎幸やY子にとっては、むしろ普段の彼女よりも戦い易い相手に成り下がっていた。
『でも、それでもレヴェルと同時に斬りかかればっ!! 気を取り直して挟み撃ちよっ!!』
『はいっ!!』
シャクシュカ隊パート2の美女が呼応してY子の前後から挟み撃ちにしようとした時だった。
シュバッッ! ガシーーーーン!!
突然Y子の後ろから付いて来て居た五機のSRVの内の二機が、まるで透明なはずのル・ワンが見えているかの様にル・ワンに切り掛かろうとして、その気配をギリギリ直前でココナツヒメが感じとって、とっさに一機をかわし、一機の剣を受け止めたのだった。
『なんで雑魚魔呂にまで見えている様に襲われる!?』
「Y子、仲間達に位置追跡のマーカーを送っといたよ!!」
「おお、ナイス兎幸!!」
兎幸は仲間の魔ローダー達にココナツヒメの透明化中のル・ワンの位置を追跡するマーカーを送っていた。これでココナツヒメの大体の位置はSRV操縦者達にもある程度分かる事となった。しかし最も剣先の動き等は、あらゆるセンサーを使い立体的に見えている兎幸と違い、カンで予測する以外ないのだが。
「何故なの……先程から何故こちらの動きが……見えているかの様に?」
『……そうだ見えているぞ、もう観念しろ、半透明!!』
Y子は相手の思考回路が読める術者な訳でも何でも無いが、一瞬ル・ワンが躊躇する様な動きを見せたので、操縦者が中で迷っているのではないかと勘を働かせ、適当な台詞を魔法外部スピーカーで投げ掛けてみたのだった。しかしそれが見事にハマった。
「なっ……見えているですって、そんなばかなっ!?」
しかしその声はココナツヒメを惑わせる以上の効果を発揮していた。
(フルエレさまっ!? どの様に声色を低く作っていても今の声はフルエレさまの声だ!!)
「ハッタリだっ騙されないで、クレウ!!」
ココナツヒメは振り返ってクレウに発破を掛けようとしたが、当のクレウは完全に呆然自失としていた。
(ダメだ……いくら裏切り者に堕ちようとも、直接フルエレ様を攻撃する訳には行かない!!)
クレウがそう思った直後、ル・ワンの透明化魔法は手足の先からモザイク状にすーーっと解けて行った。
「ちっクレウ何してるの!!」
「も、申し訳ありません、体調が……」
「ふんっ」
振り返り激怒したココナツヒメだが、すぐに前に向き直す。
「おおっ半透明だっ!!」
『ココナツヒメさまっ!!』
レヴェルとSRV操縦者、それぞれが同時に声を上げた。
「隙ありっ!!」
立ち尽くすココナツヒメの隙を突き、Y子のル・ツーがル・ワンに斬りかかる。ガシーーンと巨大な剣と剣とが火花散らす鍔迫り合いとなった。その二機を見て、残りのSRV五機が一斉にレヴェル四機に襲い掛かる。その直後から五機対六機の乱戦になった。
「おかしいわっ! ル・ツーが何か強い気がする?? 動きを読まれているみたいだわっ!?」
ココナツヒメが戸惑うのも当然だった。Y子のル・ツーの上空の二機の魔ローンのセンサーが、敵の微細な動きの変化を感じ取り、それを魔法モニター上にアラートとして点灯させているので、剣の達人でも何でも無いY子がまるでココナツヒメの動きを先読みするかの様な身のこなしが出来たのだった。さらに兎幸はモニター等無関係に、直接的に各種センサーにリンクされているので、Y子のミスもサポートする事が出来た。
「勝てるわっ兎幸!!」
「あいあい」
―トリッシュ王国、中心の城の直前に出るトンネルの出口付近。
「衣図ライグ様、やはりどうにもならん様な巨大な岩だとか、厚いコンクリだとかで封じられているという事は無く、急場で簡単な土砂で閉じただけという感じです」
衣図ライグに部下の屈強な男が状況を伝えた。
「よし、じゃあ最後は魔導士に一気に掘らせろ!!」
「へいっっ」
衣図ライグの命令で魔導士がトンネルの最後の埋められた部分の前に出る。
「衝撃土竜っっ!!」
魔導士が掘削専門の特殊な魔法を唱えると、ドリュドリュと激しい音を立てて、最後の出口作りが始まった。
―トリッシュ城壁内、市街地から中心の城に向かう地点。
ドーーーン、ドンドン、ドーーンドーーン!!
砂緒が振り返り市街地の方を見ると、激しい戦闘が行われているのか、大きな爆発音が連続して鳴り響き、あちこちに黒い煙が上がっている。それに比して中心の王城の堀周辺は全く人が居ないという感じで、砂緒は大した戦闘も無く突き進む事が出来た。
実際堀の向こうの中心の王城の城壁の中では城兵達の多くが息を潜める様にしていて、市街地に救援に向かう様子は無かった。城の中では降伏するか市街地を救出に行くかの結論の出ない議論が延々と虚しく行われているだけだった。
「イェラ達、かなりはっちゃけてる様ですね……もうすぐ陥落して此処に到達する感じでしょうか」
「ぐむーーぐむーーぐむーーー!!」
と、砂緒が米俵の様に片手で肩に担いだカレンが激しく暴れ出した。彼女は口に猿ぐつわをされ、全身を適当な縄でぐるぐる巻きにされていた。
「OH-可憐な少女、そう暴れないで下さい、まるで私がアブナイ犯罪者に見えてしまうではないですか!」
エセ紳士を気取っている砂緒は見ず知らずの美少女に襲い掛かるなんて事をする訳も無く、貴城乃シューネに使用したのと比べ超低出力の雷でカレンを気絶させると、ぐるぐる巻きにして此処まで連れて来ていたのだった。砂緒なりに偶然出会ってしまった少女が戦闘に巻き込まれない様にとの配慮の気持ちからだった……
バカンッッ!!
その時突然、砂緒の少し遠くの地面から煙が上がり、土が吹き飛んだ。そのまま他人事の様に眺めていると、続々と穴から屈強な兵士達が飛び出して来る。衣図ライグ達の部隊だった。
「敵はいない? おお、中心の城の中じゃなくてやっぱり城の前かよ……結局城攻めなら、俺達だけじゃ無理かよ……市街地に攻め込んでイェラ達と挟み撃ちとするか? よし、お前ら、どんな事があっても一般人、特に婦女子に手を出す……」
前回の反省から真剣な顔で部下達に諸注意をしている衣図ライグの後ろに砂緒が駆け寄った。
「おおーー衣図ライグではないですかっ!! これは奇遇ですなあ」
衣図ライグの前に立つラフが突然ぎょっとした顔をして、後ろに指を差した。
「んっその声は砂緒かあ!! ……て、おい……」
衣図ライグが振り返ると、笑顔の砂緒の肩には涙を滲ませ、猿ぐつわをされたカレンが必死に暴れていた……
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