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III プレ女王国連合の成立
Y子&セレネ正座大反省会 敗残兵を追撃、ロータスに向かえ!
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メランやミミイ、砂緒やシャル王それに同盟軍の指揮官や部隊長達がぐるっと取り囲む中、Y子とセレネが正座させられて反省させられていた。二人を正座させたのは事態に激怒したメランだった。メランはこのメンバーの中では特に大きな失点や欠点が無い為、唯一と言っていいくらにY子とセレネに強く出れる人物だった。
「もしあのとき、兎幸さんと私達が間に合わなくて、砂緒さんの命は兎も角ニナルティナと北部海峡列国同盟と女王陛下の象徴、旗機たる日蝕白蛇輪が破壊されていたらどうなったと思います? 今後の戦いの帰趨、ひいては同盟の将来さえ危うくする所だったのですよ、Y子様はそこの所はどうお考えですか? どうしていきなり黒い稲妻Ⅱで蛇輪を攻撃されたのですか? 味方ですよ!」
メランは正座するY子、つまり変装している雪乃フルエレ同盟女王に対してくどくど説教を続けた。Y子自身は変装が上手く行っていると思い込んでいるが、メランはとうに正体がフルエレだと気付いているので、彼女は自覚して女王に説教しているのだった。
「す、すみません~~、ほ、ほんの出来心だったんですぅ~~凄く反省してます、うっうっえぐっ」
黒いボンデージの禍々しいコスチュームとは裏腹に、本気の泣き声で反省して謝罪するY子。
「私の命は兎も角という言葉が引っ掛かるのですが」
「言葉の綾です……」
「あははは、もっと言うたれ言うたれっやーいやーい」
しきりに反省するY子の横で同じく正座中のセレネが囃し立てる。
「ちょっと! セレネさまも同じ立場ですよ? あの時Y子様の挑発に安易にのって蛇輪を降りた事も同罪ですからねっ! 本当に反省されてます? 謝罪して欲しいですね」
調子付くセレネに対してもメランはビシッと言う。
「あら、厳しいわね」
「これくらい当然です!」
「なんでじゃー、なんで同盟軍総司令官のこのあたしが、いち操縦者のメランさんにつべこべ言われなきゃならんのじゃ、普通だったら打ち首だからなっ!」
「それ……本気で言ってます? あの時の行動は総司令官としての行動に相応しく無いから言っているんです。黒い稲妻Ⅱの修理研究所で貴方と初めて砂緒さんと魔輪でデートしてた時ばったりお会いして、とても美人で大人しい素直な優しい方とお見受けしたのですが……あの時と随分変わられました?」
「そ、そんな昔の事、い、今言う必要無いじゃん……」
戦闘時以外のもじもじしている状態の事を言われて半泣きになりかけるセレネ。
「ど、どどどどうした? メランちゃんそんな真面目な優等生委員長キャラだったっけ?」
連続で早口でまくし立てるメランを見て、ミミイが王女がびっくりする。
「周囲の人々がみんなして変な人ばかりなんで、こうなってしまったんです!!」
そんな状況を見て、砂緒がセレネの耳元で囁いた。
「セレネさんセレネさん、私もピンピンしてますし蛇輪も黒い稲妻Ⅱも兎幸も無事、気にする程の事では無いですよ、こんな連中の言う事上辺の口先だけで適当に謝っときゃいいんですよ、チョロいチョロい。今度城に戻ったら暖かいコーヒー淹れてあげますから」
「砂緒ぉ……優しいな……ぐすっ」
セレネは正座しながら砂緒にもたれ掛かる。
「砂緒殿、丸聞こえですぞっ!」
シャル王が砂緒の余りにいい加減な物言いに驚く。
「あーーー砂緒はあれが標準装備なんです。最近なんか常識人に擬態してますが、実は一番滅茶苦茶な人物なんですよ、と聞いてます」
「そ、そうなのですか? わしはてっきり名のある立派な騎士さまだと……」
「シャル王さま、給仕さんの格好した立派な騎士さまってあんまり見た事ないな……」
ミミイ王女がシャル王に解説するがシャル王はいまいち納得出来ないようだった。
「ちょ、ちょっと砂緒殿、なんでセレネ殿の肩ばかり持つのだ?」
くっつく二人を見てY子が抗議の声を上げる。
「何故……おや、貴方はあたし達二人のラヴラヴ関係を御存じ無い? 部外者の貴方に言われる事では無いですな、ねーーーーー砂緒?」
「は、はい……Y子殿はあくまでただの戦友ですので」
セレネは又わざとらしく砂緒にひっついてY子の方を笑顔で見下す。何でもかんでも雪乃フルエレの肩を持っていた砂緒だが、今やそれはセレネに向かっていた。今更になってフルエレは砂緒にいつもえこひいきされ守られていた事を思い知った。
「むっかー、もう一回やるのセレネ?」
「おお、いいじゃん、今度はあたしも本気で斬るよ」
「あわわわわわわ、お二人さん冷静に……」
砂緒が再び喧嘩を始めそうな二人を慌ててなだめる。
「あの……もしかして私を挑発してます?」
「わわっメランまで怒り出した! セレネさん、謝っといて下さいっねっ?」
砂緒が再びセレネに謝罪を促した。
「はいはい、どーも失礼しまちたーーーーー、これで良い??」
セレネは全く反省していないバイトの様な口調で謝罪した。
「もう我慢できないっ!!」
ポカッ!
メランが一瞬ぶち切れてセレネに殴りかかろうとした直前、砂緒が立ちはだかってセレネの頭をポカリと軽く叩いた。セレネの性格的に格下と思っているメランから叩かれると収集付かない事態になると思って、先手を打ったのだった。
「めっ、ちゃんと謝って下さい!」
「……はー、ごめんなさい」
セレネは頬をぷくっと膨らましながらも一応謝罪した。
(えっ……セレネって砂緒の言う事は聞くんだ……)
見ていたY子は衝撃を受けた。
「まーまー、これで反省大会は終わりと致しましょう! 次々決めねばならぬ事がありますゆえ!」
此処でこの場で一番年上の大人のシャル王が取り持つ事となった。二人は正座から痺れた足を引き摺り、よろよろと立ち上がった。
「まずですが、西に向かった約三千から二千五百名程のメドース・リガリァ敗残兵、これがどの様に動くか……もしロータス国に侵入すれば大事ですぞ。ロータス国は小国、兵で言えば五百居るかどうか……そんな所に三千名もの無秩序な兵がなだれ込めば、城壁の中の住民にどんな被害が及ぶか」
「それに住民と敗残兵の区別が付かなくなって、魔ローダーで攻める事も出来なくなるよ」
ミミイ王女が付け加えた。
「じゃ、早く行かなくてはだめではないですか!」
「そうなんだが、砂緒とY子殿に言っておくが、連中がもし城壁に迫っていた場合は躊躇無く蛇輪の雷攻撃で三千の兵、一気に消滅してもらうからな!」
セレネが非情な決断を伝えた。
「な、なんでよ……」
「Y子殿、今の話聞いてないのですか? 敵兵達が城壁内になだれ込む前に殲滅しないと駄目なんですよ! 分かりますよね、もう喧嘩してる暇はありませんよ」
「じゃ、じゃあこうしてられないわよ、一刻も早く出撃しなきゃ! 追撃戦よ!!」
「言われるまでも無いです、シャル王殿、全軍の出発の命令を!」
Y子に続いてセレネも追撃を命じた。
「はい、では私は配下の指揮官達に下命しますゆえ、これで失礼致します」
シャル王は年下の若い子供達に恭しく礼をすると走って行った。
「では私はセレネと蛇輪に、兎幸とY子殿は再び黒い稲妻Ⅱに乗りましょう」
「Y子殿、セレネさんさっき見たいな醜態は絶対駄目ですからね」
砂緒の発言にメランが重ねる。
「え、ええ分かっているわ。だけど私達魔呂の出番は無い事を祈るわ。シャル王には申し訳ないのだけど……」
「そうかな? 砂緒の稲妻で一瞬に消してやる方がむしろ優しいのじゃないかな?」
「なんですって?」
セレネとY子が再び言い合いになるが、慌てて砂緒とメランが引き離した。
「いい加減にして下さい……」
「ええ、そうね急ぎましょう」
「はいはい」
魔ローダー組は魔呂に乗り込んだ。
「メランさん、ミミイさんもこちらへ!」
好青年が手を振ると、メランとミミイも魔戦車に乗り込んで、シャル王が指揮する魔戦車部隊に合流して、急いで西に向かった敗残兵達を追撃にかかった。
「もしあのとき、兎幸さんと私達が間に合わなくて、砂緒さんの命は兎も角ニナルティナと北部海峡列国同盟と女王陛下の象徴、旗機たる日蝕白蛇輪が破壊されていたらどうなったと思います? 今後の戦いの帰趨、ひいては同盟の将来さえ危うくする所だったのですよ、Y子様はそこの所はどうお考えですか? どうしていきなり黒い稲妻Ⅱで蛇輪を攻撃されたのですか? 味方ですよ!」
メランは正座するY子、つまり変装している雪乃フルエレ同盟女王に対してくどくど説教を続けた。Y子自身は変装が上手く行っていると思い込んでいるが、メランはとうに正体がフルエレだと気付いているので、彼女は自覚して女王に説教しているのだった。
「す、すみません~~、ほ、ほんの出来心だったんですぅ~~凄く反省してます、うっうっえぐっ」
黒いボンデージの禍々しいコスチュームとは裏腹に、本気の泣き声で反省して謝罪するY子。
「私の命は兎も角という言葉が引っ掛かるのですが」
「言葉の綾です……」
「あははは、もっと言うたれ言うたれっやーいやーい」
しきりに反省するY子の横で同じく正座中のセレネが囃し立てる。
「ちょっと! セレネさまも同じ立場ですよ? あの時Y子様の挑発に安易にのって蛇輪を降りた事も同罪ですからねっ! 本当に反省されてます? 謝罪して欲しいですね」
調子付くセレネに対してもメランはビシッと言う。
「あら、厳しいわね」
「これくらい当然です!」
「なんでじゃー、なんで同盟軍総司令官のこのあたしが、いち操縦者のメランさんにつべこべ言われなきゃならんのじゃ、普通だったら打ち首だからなっ!」
「それ……本気で言ってます? あの時の行動は総司令官としての行動に相応しく無いから言っているんです。黒い稲妻Ⅱの修理研究所で貴方と初めて砂緒さんと魔輪でデートしてた時ばったりお会いして、とても美人で大人しい素直な優しい方とお見受けしたのですが……あの時と随分変わられました?」
「そ、そんな昔の事、い、今言う必要無いじゃん……」
戦闘時以外のもじもじしている状態の事を言われて半泣きになりかけるセレネ。
「ど、どどどどうした? メランちゃんそんな真面目な優等生委員長キャラだったっけ?」
連続で早口でまくし立てるメランを見て、ミミイが王女がびっくりする。
「周囲の人々がみんなして変な人ばかりなんで、こうなってしまったんです!!」
そんな状況を見て、砂緒がセレネの耳元で囁いた。
「セレネさんセレネさん、私もピンピンしてますし蛇輪も黒い稲妻Ⅱも兎幸も無事、気にする程の事では無いですよ、こんな連中の言う事上辺の口先だけで適当に謝っときゃいいんですよ、チョロいチョロい。今度城に戻ったら暖かいコーヒー淹れてあげますから」
「砂緒ぉ……優しいな……ぐすっ」
セレネは正座しながら砂緒にもたれ掛かる。
「砂緒殿、丸聞こえですぞっ!」
シャル王が砂緒の余りにいい加減な物言いに驚く。
「あーーー砂緒はあれが標準装備なんです。最近なんか常識人に擬態してますが、実は一番滅茶苦茶な人物なんですよ、と聞いてます」
「そ、そうなのですか? わしはてっきり名のある立派な騎士さまだと……」
「シャル王さま、給仕さんの格好した立派な騎士さまってあんまり見た事ないな……」
ミミイ王女がシャル王に解説するがシャル王はいまいち納得出来ないようだった。
「ちょ、ちょっと砂緒殿、なんでセレネ殿の肩ばかり持つのだ?」
くっつく二人を見てY子が抗議の声を上げる。
「何故……おや、貴方はあたし達二人のラヴラヴ関係を御存じ無い? 部外者の貴方に言われる事では無いですな、ねーーーーー砂緒?」
「は、はい……Y子殿はあくまでただの戦友ですので」
セレネは又わざとらしく砂緒にひっついてY子の方を笑顔で見下す。何でもかんでも雪乃フルエレの肩を持っていた砂緒だが、今やそれはセレネに向かっていた。今更になってフルエレは砂緒にいつもえこひいきされ守られていた事を思い知った。
「むっかー、もう一回やるのセレネ?」
「おお、いいじゃん、今度はあたしも本気で斬るよ」
「あわわわわわわ、お二人さん冷静に……」
砂緒が再び喧嘩を始めそうな二人を慌ててなだめる。
「あの……もしかして私を挑発してます?」
「わわっメランまで怒り出した! セレネさん、謝っといて下さいっねっ?」
砂緒が再びセレネに謝罪を促した。
「はいはい、どーも失礼しまちたーーーーー、これで良い??」
セレネは全く反省していないバイトの様な口調で謝罪した。
「もう我慢できないっ!!」
ポカッ!
メランが一瞬ぶち切れてセレネに殴りかかろうとした直前、砂緒が立ちはだかってセレネの頭をポカリと軽く叩いた。セレネの性格的に格下と思っているメランから叩かれると収集付かない事態になると思って、先手を打ったのだった。
「めっ、ちゃんと謝って下さい!」
「……はー、ごめんなさい」
セレネは頬をぷくっと膨らましながらも一応謝罪した。
(えっ……セレネって砂緒の言う事は聞くんだ……)
見ていたY子は衝撃を受けた。
「まーまー、これで反省大会は終わりと致しましょう! 次々決めねばならぬ事がありますゆえ!」
此処でこの場で一番年上の大人のシャル王が取り持つ事となった。二人は正座から痺れた足を引き摺り、よろよろと立ち上がった。
「まずですが、西に向かった約三千から二千五百名程のメドース・リガリァ敗残兵、これがどの様に動くか……もしロータス国に侵入すれば大事ですぞ。ロータス国は小国、兵で言えば五百居るかどうか……そんな所に三千名もの無秩序な兵がなだれ込めば、城壁の中の住民にどんな被害が及ぶか」
「それに住民と敗残兵の区別が付かなくなって、魔ローダーで攻める事も出来なくなるよ」
ミミイ王女が付け加えた。
「じゃ、早く行かなくてはだめではないですか!」
「そうなんだが、砂緒とY子殿に言っておくが、連中がもし城壁に迫っていた場合は躊躇無く蛇輪の雷攻撃で三千の兵、一気に消滅してもらうからな!」
セレネが非情な決断を伝えた。
「な、なんでよ……」
「Y子殿、今の話聞いてないのですか? 敵兵達が城壁内になだれ込む前に殲滅しないと駄目なんですよ! 分かりますよね、もう喧嘩してる暇はありませんよ」
「じゃ、じゃあこうしてられないわよ、一刻も早く出撃しなきゃ! 追撃戦よ!!」
「言われるまでも無いです、シャル王殿、全軍の出発の命令を!」
Y子に続いてセレネも追撃を命じた。
「はい、では私は配下の指揮官達に下命しますゆえ、これで失礼致します」
シャル王は年下の若い子供達に恭しく礼をすると走って行った。
「では私はセレネと蛇輪に、兎幸とY子殿は再び黒い稲妻Ⅱに乗りましょう」
「Y子殿、セレネさんさっき見たいな醜態は絶対駄目ですからね」
砂緒の発言にメランが重ねる。
「え、ええ分かっているわ。だけど私達魔呂の出番は無い事を祈るわ。シャル王には申し訳ないのだけど……」
「そうかな? 砂緒の稲妻で一瞬に消してやる方がむしろ優しいのじゃないかな?」
「なんですって?」
セレネとY子が再び言い合いになるが、慌てて砂緒とメランが引き離した。
「いい加減にして下さい……」
「ええ、そうね急ぎましょう」
「はいはい」
魔ローダー組は魔呂に乗り込んだ。
「メランさん、ミミイさんもこちらへ!」
好青年が手を振ると、メランとミミイも魔戦車に乗り込んで、シャル王が指揮する魔戦車部隊に合流して、急いで西に向かった敗残兵達を追撃にかかった。
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