94 / 588
II メドース・リガリァと北部海峡列国同盟
どきどきの初登城 2 メドース・リガリァとユッマランドの停戦、 ユティトレッド王の野望
しおりを挟む
スピネルが前線の陣地に戻るとえらい騒ぎになっていた。これまで連戦連勝、破竹の勢いで勝ち進んでいた物が、突然魔戦車や歩兵の皆が戦闘を行う事無く撤退、それに続いて半壊したディヴァージョンを抱えてデスペラードが帰って来たとあって、これまで楽観的に戦の推移を見ていた連中が急に慌てだした。
「えらい騒ぎだなこんな程度で。歩兵の皆さんには何の損害も出て無いのだから、慌てる事も無いであろうに……」
「ちょっと! どうしたのよっ! 心配したじゃないのっ!! 馬鹿ッ!!」
デスペラードから降り、作戦の推移と撤退の経緯を簡単に説明して、今日はもう仮眠を許されて自分のテントに帰って来た直後の事だった、突然いつもの弁当屋の娘が飛び付いて来た。
「どうしたのと言われても。それがしは命令されて出撃して帰って来たに過ぎん……」
「サッワさんはボロボロになって担架で運ばれて来たって言っていたわ! 私心配で心配で……剣士さまにもしもの事があったらって!!」
「それは済まぬ。自分でも見た所何も無いと思うが……」
スピネルは自分の身体各所を見てみた。
「ふざけているのっ!? べ、別に貴方の事ばかり考えていた訳じゃないけど……本当に少しだけ心配してたのよ……」
(困ったな……どうすれば良いのだこの娘は)
「あぁ……そうだ、貴殿いつものアレは持っておられるのか?」
弁当屋の娘は目頭を指で拭っていた。
「……こんな時間だけど……剣士さまがまた粗食だといけないから……偶然持っていたわっ! 腐ると勿体無いから食べて……今すぐ」
娘は待ち構えていた様に鞄から即座に弁当を出した。
「うむ……丁度腹が減っていた所だ……」
スピネルも何を話して良いか分からないので、間を繋ぐ為に即座に食べ始めた。
「剣士さま……剣士さまがそんな単純な話じゃないって言っていた事が判ったの。今日一回初めて負け戦ってだけで、みんな大慌てで……国に帰ろうだの、貴嶋さまは本当に大丈夫なのかとか……みんな掌を返した様に噂し合って……私怖い……お願い剣士さま……その、いつも無事で帰って来て欲しいの、お弁当食べる人が居なくなると困るから……」
「くくく……くく……」
無言でお弁当を食べていたスピネルが突然笑い出した。いつものぼくとつな剣士さまが、良く分からないツボでフォークを震わせながら、突然不気味に笑い出した事に激しく戸惑う弁当屋の娘。
「ど、どうされたの剣士さま……?」
「くくく、負け戦だって? ここは遥か前線、君の国は無事だし帰る場所もまだある、こんなのは負けてるとは言わない。本当に国が亡びるまではもう少し間があるだろう。それがしをわ、笑い死にさせる気であろうか、くくく……」
「へ、変よ……いつもの剣士さまじゃない……それにメドース・リガリァが亡びたりしないわ……よしてっ」
いつもより激しい戦闘からの帰投直後で興奮しているのか、いつもと違う雰囲気の剣士さまに、娘はさらに戸惑った。
「なんという事だ……デスペラードは無事で何よりだが、ディヴァージョンはボロボロではないか! 操縦者のサッワもショックで重傷同然、一体どうすれば良いのだ!!」
弁当屋の娘が言う様に一般人処か、貴嶋や将軍達のいる軍府ですら大慌ての状態であった。
「迂闊であった! 今まで一般兵相手に破竹の勢いであったからと、魔ローダーも同じであろうと甘く見ておった……スピネルの報告では相手方にも相応の損害があると言うが……こちらの魔ローダーは修理は効くのか……」
将軍たち、重臣たちの目は貴嶋に向かった。
「この度の撤退、一重に私の采配ミス、いずれ責任は取ろう。しかし今はまだ私の指揮に従って欲しい。そして現在の状況を打破する策として、ユッマランドと和議を結ぼうと思う」
「その様な事が可能でしょうか?」
「可能だ! こちらから攻めるまで魔ローダー魔戦車を保有しながら何もしなかった国だ。こちらが引けば相手も喜んで引く。かならずそうなる!!」
貴嶋は内心どうなるか不安があったが、今はそう言うしか無かった。
「は、分かりました……早速使者を立てましょう」
「そして後は魔ローダーの修理であるが……何とか魔王軍に話を繋ぐしかあるまい。それまで国境線にゴーレム部隊を配置しておけ!!」
「はっ!!」
緊急会議は一応解散し、貴嶋は一人でテントで休んでいた。
「申し訳ありませぬ女王陛下……一戦すら敗退が許されぬ戦で……」
貴嶋が一人で呟いた直後だった。
「あらあら……こんな程度で大慌て、ぬるま湯で育ったせいか、結構打たれ弱いのですわね……」
貴嶋がテントの中を見ると、ココナツヒメが居た。以前神出鬼没と分かったので、今回は驚くまいと思った。
「そなたか……話を聞いておられたなら話は早い。魔ローダーの修理をお願い出来るであろうか?」
「当たり前の事を聞かないで下さらないかしら……魔王軍はアフターサービスも万全ですわ! て、言うよりももう技術者を派遣しておりますの。現地、此処でもう修理を致しますわ」
ココナツヒメはふわーっと貴嶋に接近すると、顎クイをしようと指を伸ばした。
「止めて頂きたい。あ、いや、触らないで頂きたいという意味です。修理については有難い。しかし……一体何がお望みでここまで世話をして頂けるのか? とてもただでとは信じられぬ」
貴嶋は顔を軽く背けて顎クイを回避した。
「まあ……純情なのね……そうね、見返りは何が良いかしら……次に会うまでに考えておきますわ、うふふふふふふふふ……」
「不気味な女だ……」
貴嶋はココナツヒメがぼうっと消えたテントの屋根を見つめた。
―ユッマランド王城。
「信じられない、何故和議なの!? 連中絶対、再び準備が整い次第攻めて来るのは目に見えているのに! こんな一時しのぎに付き合うお父様も重臣たちも生温いですわっ! 私達だけでも攻めに行きたい……」
王女美魅ィは和議に憤懣やるかたないという感じであった。
「美魅ィさま……ご心中お察しします……」
しかし璃凪は内心ホッとしていた。和議が成立して欲しいと思っていた。
「失礼致します! 美魅ィさまっ和議が成立しましたぞ!!」
突然家臣の者が部屋に入って来て、大喜びで和議の成立を伝えると去って行った。
「チッッ!!」
王女美魅ィは、はしたなく舌打ちした。メドース・リガリァとユッマランドは一時停戦となった。
―ユティトレッド魔導王国王城。
「メドース・リガリァの馬鹿者共めっ! 一体どうやってこちらから仕掛けるかと思案しておった所に、わざわざ自分から戦端を開きおった。しかもユッマランドにまで手を出してむざむざと撤退。手早く魔ローダーを与えておいて良かったわい。これで何時でもこちらから攻め込む大義名分が出来た物よ。ラ・マッロカンプにも魔ローダーしかと与えたな?」
「はっ! 速やかにお届けします……」
「ふふふ、後は雪乃フルエレを如何に使おうか……彼女の初登城が近付いておるはずじゃ、フルエレはどうしておるか? 自らの影響力を拡大させ組織を作っておるか? また私兵を養い軍団を作っておるか? 闇の者共を使い旧勢力を手懐けておるかな??」
「……えーーーっと、フルエレさんは……んーーっと言い難いのですが、ほぼ毎日遊んでいますね……」
「ほほぅ? 遊んでおるとな?」
「はい、グルメにショッピングにと……まあ孤児の為の基金のみ準備中との事ですが」
「ほほぅ?? 孤児の為の基金とな? セレブが良くやる手じゃ……してセレネはどうしておるか??」
「……どうやら連中に取り込まれつつある様です」
「何!? あの子が心を開いておるのか……信じられん……一度呼び出してみたい……砂ナントカも含めて」
「列国同盟計画の方の準備も整いつつあります、賛同国も増えております!」
「ふむ……しかし儂はさらに新しい策を思い付いた。我らの傀儡新ニナルティナを中心とする同盟軍と、勢力を拡大するメドース・リガリァとの戦い、これはセブンリーフの覇権を賭けた戦いとなるであろう。そして当然我らが勝つ!! そして……勝利の暁には、魔王軍を除くセブンリーフ有力国三十か国の王を、全て一同に揃えた会議を興さん!!!」
「なんと!! 大それた……」
「その為にも早く列国同盟の調印式を行いたい……もどかしいのう」
言いながらユティトレッド魔導王国国王は白く長い髭を触り続けた。
「えらい騒ぎだなこんな程度で。歩兵の皆さんには何の損害も出て無いのだから、慌てる事も無いであろうに……」
「ちょっと! どうしたのよっ! 心配したじゃないのっ!! 馬鹿ッ!!」
デスペラードから降り、作戦の推移と撤退の経緯を簡単に説明して、今日はもう仮眠を許されて自分のテントに帰って来た直後の事だった、突然いつもの弁当屋の娘が飛び付いて来た。
「どうしたのと言われても。それがしは命令されて出撃して帰って来たに過ぎん……」
「サッワさんはボロボロになって担架で運ばれて来たって言っていたわ! 私心配で心配で……剣士さまにもしもの事があったらって!!」
「それは済まぬ。自分でも見た所何も無いと思うが……」
スピネルは自分の身体各所を見てみた。
「ふざけているのっ!? べ、別に貴方の事ばかり考えていた訳じゃないけど……本当に少しだけ心配してたのよ……」
(困ったな……どうすれば良いのだこの娘は)
「あぁ……そうだ、貴殿いつものアレは持っておられるのか?」
弁当屋の娘は目頭を指で拭っていた。
「……こんな時間だけど……剣士さまがまた粗食だといけないから……偶然持っていたわっ! 腐ると勿体無いから食べて……今すぐ」
娘は待ち構えていた様に鞄から即座に弁当を出した。
「うむ……丁度腹が減っていた所だ……」
スピネルも何を話して良いか分からないので、間を繋ぐ為に即座に食べ始めた。
「剣士さま……剣士さまがそんな単純な話じゃないって言っていた事が判ったの。今日一回初めて負け戦ってだけで、みんな大慌てで……国に帰ろうだの、貴嶋さまは本当に大丈夫なのかとか……みんな掌を返した様に噂し合って……私怖い……お願い剣士さま……その、いつも無事で帰って来て欲しいの、お弁当食べる人が居なくなると困るから……」
「くくく……くく……」
無言でお弁当を食べていたスピネルが突然笑い出した。いつものぼくとつな剣士さまが、良く分からないツボでフォークを震わせながら、突然不気味に笑い出した事に激しく戸惑う弁当屋の娘。
「ど、どうされたの剣士さま……?」
「くくく、負け戦だって? ここは遥か前線、君の国は無事だし帰る場所もまだある、こんなのは負けてるとは言わない。本当に国が亡びるまではもう少し間があるだろう。それがしをわ、笑い死にさせる気であろうか、くくく……」
「へ、変よ……いつもの剣士さまじゃない……それにメドース・リガリァが亡びたりしないわ……よしてっ」
いつもより激しい戦闘からの帰投直後で興奮しているのか、いつもと違う雰囲気の剣士さまに、娘はさらに戸惑った。
「なんという事だ……デスペラードは無事で何よりだが、ディヴァージョンはボロボロではないか! 操縦者のサッワもショックで重傷同然、一体どうすれば良いのだ!!」
弁当屋の娘が言う様に一般人処か、貴嶋や将軍達のいる軍府ですら大慌ての状態であった。
「迂闊であった! 今まで一般兵相手に破竹の勢いであったからと、魔ローダーも同じであろうと甘く見ておった……スピネルの報告では相手方にも相応の損害があると言うが……こちらの魔ローダーは修理は効くのか……」
将軍たち、重臣たちの目は貴嶋に向かった。
「この度の撤退、一重に私の采配ミス、いずれ責任は取ろう。しかし今はまだ私の指揮に従って欲しい。そして現在の状況を打破する策として、ユッマランドと和議を結ぼうと思う」
「その様な事が可能でしょうか?」
「可能だ! こちらから攻めるまで魔ローダー魔戦車を保有しながら何もしなかった国だ。こちらが引けば相手も喜んで引く。かならずそうなる!!」
貴嶋は内心どうなるか不安があったが、今はそう言うしか無かった。
「は、分かりました……早速使者を立てましょう」
「そして後は魔ローダーの修理であるが……何とか魔王軍に話を繋ぐしかあるまい。それまで国境線にゴーレム部隊を配置しておけ!!」
「はっ!!」
緊急会議は一応解散し、貴嶋は一人でテントで休んでいた。
「申し訳ありませぬ女王陛下……一戦すら敗退が許されぬ戦で……」
貴嶋が一人で呟いた直後だった。
「あらあら……こんな程度で大慌て、ぬるま湯で育ったせいか、結構打たれ弱いのですわね……」
貴嶋がテントの中を見ると、ココナツヒメが居た。以前神出鬼没と分かったので、今回は驚くまいと思った。
「そなたか……話を聞いておられたなら話は早い。魔ローダーの修理をお願い出来るであろうか?」
「当たり前の事を聞かないで下さらないかしら……魔王軍はアフターサービスも万全ですわ! て、言うよりももう技術者を派遣しておりますの。現地、此処でもう修理を致しますわ」
ココナツヒメはふわーっと貴嶋に接近すると、顎クイをしようと指を伸ばした。
「止めて頂きたい。あ、いや、触らないで頂きたいという意味です。修理については有難い。しかし……一体何がお望みでここまで世話をして頂けるのか? とてもただでとは信じられぬ」
貴嶋は顔を軽く背けて顎クイを回避した。
「まあ……純情なのね……そうね、見返りは何が良いかしら……次に会うまでに考えておきますわ、うふふふふふふふふ……」
「不気味な女だ……」
貴嶋はココナツヒメがぼうっと消えたテントの屋根を見つめた。
―ユッマランド王城。
「信じられない、何故和議なの!? 連中絶対、再び準備が整い次第攻めて来るのは目に見えているのに! こんな一時しのぎに付き合うお父様も重臣たちも生温いですわっ! 私達だけでも攻めに行きたい……」
王女美魅ィは和議に憤懣やるかたないという感じであった。
「美魅ィさま……ご心中お察しします……」
しかし璃凪は内心ホッとしていた。和議が成立して欲しいと思っていた。
「失礼致します! 美魅ィさまっ和議が成立しましたぞ!!」
突然家臣の者が部屋に入って来て、大喜びで和議の成立を伝えると去って行った。
「チッッ!!」
王女美魅ィは、はしたなく舌打ちした。メドース・リガリァとユッマランドは一時停戦となった。
―ユティトレッド魔導王国王城。
「メドース・リガリァの馬鹿者共めっ! 一体どうやってこちらから仕掛けるかと思案しておった所に、わざわざ自分から戦端を開きおった。しかもユッマランドにまで手を出してむざむざと撤退。手早く魔ローダーを与えておいて良かったわい。これで何時でもこちらから攻め込む大義名分が出来た物よ。ラ・マッロカンプにも魔ローダーしかと与えたな?」
「はっ! 速やかにお届けします……」
「ふふふ、後は雪乃フルエレを如何に使おうか……彼女の初登城が近付いておるはずじゃ、フルエレはどうしておるか? 自らの影響力を拡大させ組織を作っておるか? また私兵を養い軍団を作っておるか? 闇の者共を使い旧勢力を手懐けておるかな??」
「……えーーーっと、フルエレさんは……んーーっと言い難いのですが、ほぼ毎日遊んでいますね……」
「ほほぅ? 遊んでおるとな?」
「はい、グルメにショッピングにと……まあ孤児の為の基金のみ準備中との事ですが」
「ほほぅ?? 孤児の為の基金とな? セレブが良くやる手じゃ……してセレネはどうしておるか??」
「……どうやら連中に取り込まれつつある様です」
「何!? あの子が心を開いておるのか……信じられん……一度呼び出してみたい……砂ナントカも含めて」
「列国同盟計画の方の準備も整いつつあります、賛同国も増えております!」
「ふむ……しかし儂はさらに新しい策を思い付いた。我らの傀儡新ニナルティナを中心とする同盟軍と、勢力を拡大するメドース・リガリァとの戦い、これはセブンリーフの覇権を賭けた戦いとなるであろう。そして当然我らが勝つ!! そして……勝利の暁には、魔王軍を除くセブンリーフ有力国三十か国の王を、全て一同に揃えた会議を興さん!!!」
「なんと!! 大それた……」
「その為にも早く列国同盟の調印式を行いたい……もどかしいのう」
言いながらユティトレッド魔導王国国王は白く長い髭を触り続けた。
0
お気に入りに追加
36
あなたにおすすめの小説
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
転生したら男女逆転世界
美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。
※カクヨム様にも掲載しております
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる