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II メドース・リガリァと北部海峡列国同盟
盲目の女王 2 美柑の故郷と姉の想い出
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急ぎやってきた城の使いの者により、二人はそのままギルドから城に案内された。
「かつて中部ニ十か国をまとめ上げた偉大なるウェキ玻璃音大王の正統なる血筋を引く、アンジェ玻璃音女王陛下である。二人共頭が高い、頭を垂れよ」
城の天井の高い玉座の間で、玉座に座る女性の前で貴嶋が大声を張り上げる。跪いて言われるまま頭を垂れる紅蓮が横を向いた。
「わざわざ呼んでおいて、頭が高いってね」
「シー、ですよっ!」
「二人共、遠路はるばるご苦労。それでは二人して女王を満足させる冒険譚を披露せよ」
貴嶋が身も蓋も無い言い方をする。これではなんとかグランプリのチャンピオンでも盛り上がる話をするのは困難な状況だった。
「酷いねこれは」
「あはは……」
紅蓮と美柑は苦笑いした。
「止めなさい貴嶋、それでは話せる物も話しづらくなるだけ。二人を瑪瑙の間に案内しなさい。そこでゆっくり話を聞きたいと思います。貴嶋、貴方と貴方の部下達はここで下がりなさい。私の侍女だけで十分です」
まるで遠くから二人の苦笑いが聞こえてたかの様に、女王が適切な対応をする。女王はすくっと立ち上がると、まるで目が見えているかの様に二人に近付くと、侍女達と共に二人を別間に案内しようとした。
「お、お待ち下さい! そんな我らが居ないと危険で御座います!」
「お控えなさい! 貴方達が束になっても敵うお二人では無いという事ですから話を聞くのです。その様な乱暴を働くお二人では無いでしょう。さ、行きます」
女王は突如自主性を発揮してすたすた歩きだした。
瑪瑙の間……という部屋。
「さぁさぁ、お二人ともごめんなさいね。凄く強引な人だけど、悪い人では無いのです。大方無理やり連れてこられたのでしょう。こちらに裏口に通じる道がありますので、侍女に案内させます。お気を悪くなさらないで、ごきげんよう……」
女王は並ぶ椅子に座るでも無く、二人を侍女に帰らせようとした。
「そうだね、それでは」
紅蓮は言われるまま出ようとする。
「私は! わたしは、女王さとお話したい……です!」
美柑が言うと紅蓮は全く躊躇する事無く椅子に座った。
侍女達によってお茶やお菓子が並べられたテーブルに座る二人。少し沈黙が続いたが、美柑が話を切り出した。
「あの、デリカシーが無い事聞いて、すいません、女王様は目は……?」
「うふふ、盲目と聞いていたのに私が倒れたりせず歩くので不思議なのですね? これは耳から聞こえる音と魔法を組み合わせた物で、目の前に居る人や家具や壁等は全てチェスの駒の様な単純な塊として認識出来ているのです。最もチェスの駒自体見た事は無いのですけど」
「そうなんですね! それでは殆ど私達と同じ感覚で生活出来ているんですね! 良かった」
美柑が無邪気に喜ぶ。
「でも……赤い花だとか、青い空だとか、怒った顔、悲しんだ顔……という物は見えないの」
「そ、そうですね……すいません」
「謝る事ではないわ」
再び沈黙に戻る。
「でも……もう本当に、お茶とお菓子をお召し上がりになったら気兼ねなく帰られて良いのですよ。私は強いモンスターを倒しただとか、強い軍を倒しただとか、賞金を得ただとかそういうお話には興味が無いの。お越しくださって本当に有難う。お二人は声からしてまだ十代なのね、早く宿に帰って手を繋ぎ、唇を重ねて激しく愛し合いたいのでしょう?」
ブフーーーー!!
美柑は口に含んでいた紅茶を全て綺麗に噴き出した。無言で侍女達が汚れたテーブルクロスを交換し処理をする。
「す、すすす、すいません! で、でも、私達恋人とか付き合ってるとか、そそそ、そんなのじゃ全然無いんですっ!! それにまだ私十三歳ですから、は、激しく愛し合うとか犯罪です!!」
「美柑の言う通りだよ。僕達はただのパーティーメンバーだから。それに僕にはまだ顔も見た事も無い、きさき、いえ許嫁候補が十人以上居るんだ」
「い、許嫁が十人以上!? マジですか紅蓮!?」
紅茶を吹いた衝撃を忘れて立ち上がってさらに驚く美柑。
「そうなのですか!? 激しく愛し合わないのですか!?」
「あいません!! 何情報なのですか? それは……」
美柑が落ち着いて座り直して聞く。
「侍女が……毎夜飽きさせない様に色々な物語を読んでくれるのです。商家の娘が海賊にさらわれ悪い海賊と争ったりする間に最後は激しく愛し合うだとか、貴族の娘が敵国の王子と電撃的に出会い、戦争の苦難を乗り越えて最後は激しく愛し合うだとか、仕事しか興味が無い女新聞記者が突然敵国の工作員と出会い、色々な危険をかいくぐる内に……」
「最後は激しく愛し合うのですよね?」
「何故!? 分かったのですか??」
(侍女~~ちょっと来~~~い?)
紅蓮は完全に無視してお茶を飲み続けている。
「その……女王様は美男子と美男子が、複雑な関係になっちゃう……みたいなお話は……?」
「複雑な関係に……何ですのそれは?」
「ブンブンブン、い、いいいえ、それは忘れて下さい!!!」
真っ赤になって首と手を振る美柑の速さは、いつしか光速に達していた。
「そう言えば、僕も余り美柑のお姉さんの話、聞いた事無いな」
静かにお茶とお菓子を食べ続けている紅蓮が、突然話を断ち切る様に話題を振る。
「そうだ……女王様、冒険譚では無くて、こんなお話はどうですか? 私は行方不明のお姉さまを探して旅をしているんです……」
「行方不明の……お姉さまを探して旅を!?」
女王がいきなり激しく食い付いた。
「私達の国は海と山とに挟まれたとても小さな王国で、中部小国群の中でも無名でこじんまりとした国で……でも魔王軍の支配地域にも近いのに何故か攻め込まれる事も無くて、凄く平和に幸せに暮らしている国なんです」
魔王軍という言葉が出た所で、紅蓮がぴくりと反応する。
「お姉さまは小さい時から私に優しくて、よく素潜りで雲丹やアワビ、サザエなんかを採って来てくれて……とても美味しかった!!」
「まあ……素潜りで雲丹やアワビを!? なんとワイルドなお姉さまなの」
「素潜りは……全裸で?」
「…………え?」
突然紅蓮が妙な事を聞いて驚く美柑。紅蓮はそんな人間じゃないと思っていたので一瞬何も言えない。
「……違いますよぉ……もちろん水着着てます!」
「だろうね、安心した」
「何が?」
「それでお姉さまは?」
話の腰を折られたが再開する。
「お姉さまはワイルドな一面もあるのですが、実は私達の王国に代々生まれる女性が持つ特殊な能力、予知の能力があって……しかも歴代最強と言われるくらいの能力で、予知は百発百中、絶対に外れる事の無い完全予知の占いを行う事が出来たんです……」
「私も占いで国の政治を助けたり致しますが……百発百中は凄いですね」
「その能力をどの様に生かして来たのかな?」
紅蓮が話を続ける。
「うん、だから一番重要なのは次の年の干ばつだとか雨量だとかを予知して、それに合う作物を選んだり、自然災害が起こるならそれに合う準備を事前にしたり、果ては戦争を仕掛けて来る邪な国があれば、その関係者を事前に暗殺したり……お姉さまの能力で私達の国はますます平和に暮らしていたの」
「暗殺……ですか」
「穏やかじゃないね」
一瞬女王と紅蓮の顔が曇る。
「お姉さまの予知は百発百中だから、事前に大きな戦争になるのを防ぐ為だから……」
美柑は必死に姉を擁護する。
「それが……幸せに暮らしていたのに、どうして行方不明になってしまったの?」
女王が聞くと、美柑の顔が途端に暗く曇った。
「姉は……いいえ、私も一緒に姉は視てはいけない物を占って予知して視てしまって……それで、それ以来予知が出来なくなって……しばらくして姿を消してしまったんです」
三人はしばらく沈黙した。
「その視てしまった物とは、世の終わりとか、魔王とかそういう傾向の物かい?」
紅蓮が興味を抑えきれず聞いた。
「い、いいえそう言った凄い物では全く無いの。当たり前の……女の子なら誰しも占ってしまう様な……ごくごく普通の事……でも、それは占ってはいけないという禁だったのに破ってしまったの……でも言えない。私がけしかけたの……占ってみようよって」
いつしか美柑は震えた声になって、目に涙を貯めていた。
「私の所為なの!!」
ついに美柑は両手で顔を押さえて泣き始めた。
「これで涙をお拭きなさい……きっと貴方の所為じゃないわ、自分を責めないで」
「ありがとう……ございます……」
美柑は涙を拭いた。紅蓮は何とも言えなくてじっと話を聞くだけだった。
「それで、お姉さまはなんというお名前なのかしら?」
「はい……姉の名前は夜宵と言います……」
「やよい……さん? なんて美しい響きのお名前かしら……きっと名前通りの美しいお姉さまなのね」
「はい……夜宵お姉さまは金色の髪が太陽の光に透けて、輝く様な天使の様な美しさなんです!」
美柑は涙を拭いて、夜宵の美しさを思い出すと笑顔で言った。
「きっと会えるさ、案外近くに居るのかもしれないよ……」
紅蓮も美柑を優しく励ました。
「かつて中部ニ十か国をまとめ上げた偉大なるウェキ玻璃音大王の正統なる血筋を引く、アンジェ玻璃音女王陛下である。二人共頭が高い、頭を垂れよ」
城の天井の高い玉座の間で、玉座に座る女性の前で貴嶋が大声を張り上げる。跪いて言われるまま頭を垂れる紅蓮が横を向いた。
「わざわざ呼んでおいて、頭が高いってね」
「シー、ですよっ!」
「二人共、遠路はるばるご苦労。それでは二人して女王を満足させる冒険譚を披露せよ」
貴嶋が身も蓋も無い言い方をする。これではなんとかグランプリのチャンピオンでも盛り上がる話をするのは困難な状況だった。
「酷いねこれは」
「あはは……」
紅蓮と美柑は苦笑いした。
「止めなさい貴嶋、それでは話せる物も話しづらくなるだけ。二人を瑪瑙の間に案内しなさい。そこでゆっくり話を聞きたいと思います。貴嶋、貴方と貴方の部下達はここで下がりなさい。私の侍女だけで十分です」
まるで遠くから二人の苦笑いが聞こえてたかの様に、女王が適切な対応をする。女王はすくっと立ち上がると、まるで目が見えているかの様に二人に近付くと、侍女達と共に二人を別間に案内しようとした。
「お、お待ち下さい! そんな我らが居ないと危険で御座います!」
「お控えなさい! 貴方達が束になっても敵うお二人では無いという事ですから話を聞くのです。その様な乱暴を働くお二人では無いでしょう。さ、行きます」
女王は突如自主性を発揮してすたすた歩きだした。
瑪瑙の間……という部屋。
「さぁさぁ、お二人ともごめんなさいね。凄く強引な人だけど、悪い人では無いのです。大方無理やり連れてこられたのでしょう。こちらに裏口に通じる道がありますので、侍女に案内させます。お気を悪くなさらないで、ごきげんよう……」
女王は並ぶ椅子に座るでも無く、二人を侍女に帰らせようとした。
「そうだね、それでは」
紅蓮は言われるまま出ようとする。
「私は! わたしは、女王さとお話したい……です!」
美柑が言うと紅蓮は全く躊躇する事無く椅子に座った。
侍女達によってお茶やお菓子が並べられたテーブルに座る二人。少し沈黙が続いたが、美柑が話を切り出した。
「あの、デリカシーが無い事聞いて、すいません、女王様は目は……?」
「うふふ、盲目と聞いていたのに私が倒れたりせず歩くので不思議なのですね? これは耳から聞こえる音と魔法を組み合わせた物で、目の前に居る人や家具や壁等は全てチェスの駒の様な単純な塊として認識出来ているのです。最もチェスの駒自体見た事は無いのですけど」
「そうなんですね! それでは殆ど私達と同じ感覚で生活出来ているんですね! 良かった」
美柑が無邪気に喜ぶ。
「でも……赤い花だとか、青い空だとか、怒った顔、悲しんだ顔……という物は見えないの」
「そ、そうですね……すいません」
「謝る事ではないわ」
再び沈黙に戻る。
「でも……もう本当に、お茶とお菓子をお召し上がりになったら気兼ねなく帰られて良いのですよ。私は強いモンスターを倒しただとか、強い軍を倒しただとか、賞金を得ただとかそういうお話には興味が無いの。お越しくださって本当に有難う。お二人は声からしてまだ十代なのね、早く宿に帰って手を繋ぎ、唇を重ねて激しく愛し合いたいのでしょう?」
ブフーーーー!!
美柑は口に含んでいた紅茶を全て綺麗に噴き出した。無言で侍女達が汚れたテーブルクロスを交換し処理をする。
「す、すすす、すいません! で、でも、私達恋人とか付き合ってるとか、そそそ、そんなのじゃ全然無いんですっ!! それにまだ私十三歳ですから、は、激しく愛し合うとか犯罪です!!」
「美柑の言う通りだよ。僕達はただのパーティーメンバーだから。それに僕にはまだ顔も見た事も無い、きさき、いえ許嫁候補が十人以上居るんだ」
「い、許嫁が十人以上!? マジですか紅蓮!?」
紅茶を吹いた衝撃を忘れて立ち上がってさらに驚く美柑。
「そうなのですか!? 激しく愛し合わないのですか!?」
「あいません!! 何情報なのですか? それは……」
美柑が落ち着いて座り直して聞く。
「侍女が……毎夜飽きさせない様に色々な物語を読んでくれるのです。商家の娘が海賊にさらわれ悪い海賊と争ったりする間に最後は激しく愛し合うだとか、貴族の娘が敵国の王子と電撃的に出会い、戦争の苦難を乗り越えて最後は激しく愛し合うだとか、仕事しか興味が無い女新聞記者が突然敵国の工作員と出会い、色々な危険をかいくぐる内に……」
「最後は激しく愛し合うのですよね?」
「何故!? 分かったのですか??」
(侍女~~ちょっと来~~~い?)
紅蓮は完全に無視してお茶を飲み続けている。
「その……女王様は美男子と美男子が、複雑な関係になっちゃう……みたいなお話は……?」
「複雑な関係に……何ですのそれは?」
「ブンブンブン、い、いいいえ、それは忘れて下さい!!!」
真っ赤になって首と手を振る美柑の速さは、いつしか光速に達していた。
「そう言えば、僕も余り美柑のお姉さんの話、聞いた事無いな」
静かにお茶とお菓子を食べ続けている紅蓮が、突然話を断ち切る様に話題を振る。
「そうだ……女王様、冒険譚では無くて、こんなお話はどうですか? 私は行方不明のお姉さまを探して旅をしているんです……」
「行方不明の……お姉さまを探して旅を!?」
女王がいきなり激しく食い付いた。
「私達の国は海と山とに挟まれたとても小さな王国で、中部小国群の中でも無名でこじんまりとした国で……でも魔王軍の支配地域にも近いのに何故か攻め込まれる事も無くて、凄く平和に幸せに暮らしている国なんです」
魔王軍という言葉が出た所で、紅蓮がぴくりと反応する。
「お姉さまは小さい時から私に優しくて、よく素潜りで雲丹やアワビ、サザエなんかを採って来てくれて……とても美味しかった!!」
「まあ……素潜りで雲丹やアワビを!? なんとワイルドなお姉さまなの」
「素潜りは……全裸で?」
「…………え?」
突然紅蓮が妙な事を聞いて驚く美柑。紅蓮はそんな人間じゃないと思っていたので一瞬何も言えない。
「……違いますよぉ……もちろん水着着てます!」
「だろうね、安心した」
「何が?」
「それでお姉さまは?」
話の腰を折られたが再開する。
「お姉さまはワイルドな一面もあるのですが、実は私達の王国に代々生まれる女性が持つ特殊な能力、予知の能力があって……しかも歴代最強と言われるくらいの能力で、予知は百発百中、絶対に外れる事の無い完全予知の占いを行う事が出来たんです……」
「私も占いで国の政治を助けたり致しますが……百発百中は凄いですね」
「その能力をどの様に生かして来たのかな?」
紅蓮が話を続ける。
「うん、だから一番重要なのは次の年の干ばつだとか雨量だとかを予知して、それに合う作物を選んだり、自然災害が起こるならそれに合う準備を事前にしたり、果ては戦争を仕掛けて来る邪な国があれば、その関係者を事前に暗殺したり……お姉さまの能力で私達の国はますます平和に暮らしていたの」
「暗殺……ですか」
「穏やかじゃないね」
一瞬女王と紅蓮の顔が曇る。
「お姉さまの予知は百発百中だから、事前に大きな戦争になるのを防ぐ為だから……」
美柑は必死に姉を擁護する。
「それが……幸せに暮らしていたのに、どうして行方不明になってしまったの?」
女王が聞くと、美柑の顔が途端に暗く曇った。
「姉は……いいえ、私も一緒に姉は視てはいけない物を占って予知して視てしまって……それで、それ以来予知が出来なくなって……しばらくして姿を消してしまったんです」
三人はしばらく沈黙した。
「その視てしまった物とは、世の終わりとか、魔王とかそういう傾向の物かい?」
紅蓮が興味を抑えきれず聞いた。
「い、いいえそう言った凄い物では全く無いの。当たり前の……女の子なら誰しも占ってしまう様な……ごくごく普通の事……でも、それは占ってはいけないという禁だったのに破ってしまったの……でも言えない。私がけしかけたの……占ってみようよって」
いつしか美柑は震えた声になって、目に涙を貯めていた。
「私の所為なの!!」
ついに美柑は両手で顔を押さえて泣き始めた。
「これで涙をお拭きなさい……きっと貴方の所為じゃないわ、自分を責めないで」
「ありがとう……ございます……」
美柑は涙を拭いた。紅蓮は何とも言えなくてじっと話を聞くだけだった。
「それで、お姉さまはなんというお名前なのかしら?」
「はい……姉の名前は夜宵と言います……」
「やよい……さん? なんて美しい響きのお名前かしら……きっと名前通りの美しいお姉さまなのね」
「はい……夜宵お姉さまは金色の髪が太陽の光に透けて、輝く様な天使の様な美しさなんです!」
美柑は涙を拭いて、夜宵の美しさを思い出すと笑顔で言った。
「きっと会えるさ、案外近くに居るのかもしれないよ……」
紅蓮も美柑を優しく励ました。
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