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I ニナルティナ王国とリュフミュラン国
ニナルティナ王国崩壊 2 や、やっぱり乗ります…… 根名ニナルティナ王
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「いいんですか~またまた冒険者ギルド放置しちゃって……まともに運営にタッチした事ありますか!?」
魔輪のサイドカーで猫呼が大声で叫ぶ。
「都合よく兎幸ちゃんが来たから今日はいいの! 二人に任せましょう!」
雪乃フルエレは、イェラの進言に従い猫呼を元気付ける為に、魔輪に乗っけて走っているのだが、猫呼は案外非常に嬉しそうで一安心した。
「どこか目的地があるんですか?」
「う、うん私の魔ローダーが酷い扱い受けてないか覗きに行こうと思って……」
砂緒とフルエレが歴代の王に似せて、表面を固めていた像から見つけ出した魔ローダーは当然の如く王家に接収され、今は各種調査を受けたり他に搭乗の適正者は居ない物かと試験を繰り返したりしていた。出現時は百メートルを超えていた全高が、何故かその後に等身はそのままに二十五メートル程に縮んでしまったとは言え、非常に目立つ巨体であり、今は城横に巨大な仮設の天蓋を建て、そこに収納されていた。
「グハッもうこれ以上は駄目です! これ以上は死にます!! ガハッ」
巨大天蓋の中で座ったり足踏みしたり、腕を振り回したりするだけの微妙な動きを数分繰り返していた魔ローダーが突然四つん這いになり、ハッチがバシャッと開くと中から魔導士が一人転がり出て来て、下に敷いてあった衝撃吸収マットにドスッと落ちる。さらに魔導士はぐはっと吐血までしていた。
「う、うあ……」
「フルエレのアレ、すっごい危険なブツですよ……」
フルエレと猫呼が滝汗を流しながら天蓋の隙間から覗き見ている。
「やはり、もう一度あの子に乗ってもらうしか無いのか……」
王宮技術者達がぶつぶつ言い合っている。
「ほらほら、フルエレの事言っていますよ!」
猫呼が嬉しそうに言った。フルエレも確かにそう思った。
「あの~そこで何をしてらっしゃるんですか? もしかして怪しい者の方ならぶち倒しますよ?」
「うわっ!」
「ち違います! 怪しい者の方じゃないですよ! ほ、ほほほほ本当です」
フルエレと猫呼は怪しい者にしか見えない慌てぶりで必死に否定した。
「あ!? もしかしてフルエレ様と美少女冒険者組合支配人の猫呼ちゃんですか!?」
二人を呼び止めた者は一両の魔戦車で複数の敵魔戦車を破壊した黒い魔導士服の少女だった。この少女にとって砂緒とフルエレは謎の凄い遊び人で、猫呼が冒険者ギルドの主になっていた。
「失礼しました……、てっきり敵の怪しい間者か何かかと……すいません今呼ばれてるんです。いつかちゃんと自己紹介したいです。私今『速き稲妻』と呼ばれてる、魔導士のメランと言います! 光栄です見てて下さいねっ!」
メランと名乗った黒いトンガリ帽子の魔導士の少女はぺこりと頭を下げると、たたたと天蓋の中に走って行った。彼女は城を守り切った功績から、既に速き稲妻という二つ名を持つ有名人になっていた。最も稲妻は砂緒の電気攻撃と多少混同されていたが当人はお気に入りだった。
「おお、メラン君丁度今君の噂をしていた所だ、もう乗っても大丈夫かね?」
「はい! 一日疲れを取って今は又乗りたくて仕方ないです!!」
そう言うと彼女は、さっき魔導士が吐血しながら落ちて来たハッチから梯子で飛び乗ると、バシャッとハッチを閉じすぐに魔ローダーを立つ姿勢に戻した。
「では剣の素振りのポーズ出来るかね?」
「はいっ!」
王宮技術者の指令がかかると、すぐに魔ローダーが棒を握った様なポーズになり、振り被ったり振り下ろしたり斜めに構えたりした。
「大丈夫かね? 無理しなくとも良いのだよ」
「大丈夫です!! 気合です!!」
十分ほどが経った。
「す、すいません……もう正直しんどいです……はぁはぁ」
魔法力によるスピーカーの様な物から息も絶え絶えなメランの声が聞こえ出した。
「構わない、すぐに降りなさい!」
「素晴らしい……どんな高位な魔導士でも二~三分が限界なのに……」
降りて来たメランは冷や汗をかき、片目をつぶりよろよろの状態だった。周囲の大人たちが走り寄り、フルマラソンを走り切ったメダリストを迎える様にケアを開始した。
「もっと……もっと長く乗ってみせます! フルエレ様だけに負担はかけませんよ」
「あの子は無限の魔力があるのか凄いのだが……多少精神的に浮き沈みが激しいのかもしれない。その事も考慮しなくてはならないね……」
「フルエレ行こ……」
年下の猫呼に気を遣われ、天蓋を後にする二人。これではどっちが接待役か分からない。心なしかフルエレはとぼとぼ歩きだした。
「ちょ、ちょっとやっぱり猫呼ちゃん待ってて」
だが突然フルエレは切羽詰まった様な顔になると天蓋の中に走り入った。
「おわっ!?」
「フルエレ……さん?」
軽く悪口を言っていた技術者達がバツが悪そうな顔をする。
「魔ローダーには私が乗ります! この魔ローダーは砂緒と私が二人で見つけたんです! 私の物です!! 勝手に……乗らないで下さい……」
半泣きで叫びさっき言われた通り、精神的に浮き沈みが激しい事を証明してしまうフルエレ。
「あちゃ~」
猫呼は猫耳の頭を抱えた。
「私が、今度の侵攻にも一人で乗ります!」
「フルエレさん……彼女の言う通り……これは彼女の、大切な物なのよね……」
メランが苦しい中で笑顔を作り、フルエレに賛同した為に話は決まった。
「どうした酒が足らんぞ! 美女達はどこに行った!?」
豪華なローブを身に纏い、大仰な玉座に座りながら赤い酒を飲んでいる男が怒鳴り散らす。
「美女達は昨日の内に全員消えました」
お付きの者が恐る恐る伝える。
「何い! 我が大恩を忘れ逃げただと!? どいつもこいつも許せん、斬れ!!」
赤い酒が入ったグラスを床に叩き付けて割る男。この者こそかつてセブンリーフ大陸の盟主と謳われた強国ニナルティナ王国の王、根名ニナルティナ王その人だ。リュフミュランに限らず周囲の大半の国から侵攻の通告を受けるという風前の灯火の今、この国の王城ハルカ城はかつて無い程の混乱の極みにあった。勝手に消える家臣、兵隊と共に敵国に降る将軍、差し出す為に王の命を狙う者。王自身も疑心暗鬼にかかり罪なき者を罰し、今まで蓄えた金銀財宝を周囲に並べ、それを眺めながら酒に溺れる日々を送っていた。
「おやおや、やはり国が亡びる時というのは、どこも似たり寄ったりな物なのですねえ、実にわびさびがあります」
全身の怪我を隠す様に大きな黒いマントを羽織り、口に四葉のクローバーを爪楊枝の様に咥えた三毛猫仮面がフラリと現れては、王の玉座の飾りが沢山付いた背もたれに腰を掛ける。
「今頃何をしに来た! この役立たずの用心棒が!」
王が振り返って無礼にも背もたれに腰掛ける三毛猫を怒鳴り散らす。
「これまで貰った分はそこそこ働いていますよお、感謝してもらいたい物ですねえ。今わざわざ舞い戻って来たのは、センチメンタルと言いましょうか」
「あんな物を持っているなら何故最初から出さなかった!?」
「あれは家宝な物でおいそれと出せないのです。しかし、センチメンタルな気分になったので出してみようかなと思いまして。これはサービス残業の様な物です」
「まあよい……儂が北の小島に逃げる時間を稼ぐくらいの働きはしてみせよ」
急に小声になり三毛猫の耳元で話すニナルティナ王。彼は早々に戦争を諦め、部下達に最後まで戦わせながら、自分は北の小島から船で脱出しようと計画していた。
「ははは、それくらいはお安い御用です。心置き無くお逃げなさい」
「これ、声が大きいわい」
王が家臣から差し出された別のグラスで赤い酒を飲み干す。
「おい、魔導士を呼べ! サーペントドラゴンの召喚の準備をさせておけ!」
「王よ、あれは制御が効かず、防御兵器としては不向きで御座います!」
側近の者が恐る恐る諫言する。
「うるさい! 儂の言う様にやっておれば良いのだ!」
ばしゃっと赤い酒を頭からぶっかける王。
「もうやっておれません、さらばで御座います!」
また一人家臣が逃げた。
「魔導士共には私から伝えておきましょう。連中は実戦で魔法が使えれば何でも良い狂った連中です。喜んで命に従うでしょう。しかし街がグチャグチャになってしまうでしょうが」
「もはや離れる身なれば街など壊れた方がせいせいするわい。儂の事を愛さぬ民等、国と共に壊れてしまえば良いのじゃ」
「これはこれは……」
(これはこれは、センチメンタル等と言ったが、私の故郷と比べると、さしもの故郷にも申し訳ない様な三流国家と三流王でしたな、せいぜい滅びに華を添えましょうか)
三毛猫仮面は最大限見下した顔で根名ニナルティナ王を見た。
魔輪のサイドカーで猫呼が大声で叫ぶ。
「都合よく兎幸ちゃんが来たから今日はいいの! 二人に任せましょう!」
雪乃フルエレは、イェラの進言に従い猫呼を元気付ける為に、魔輪に乗っけて走っているのだが、猫呼は案外非常に嬉しそうで一安心した。
「どこか目的地があるんですか?」
「う、うん私の魔ローダーが酷い扱い受けてないか覗きに行こうと思って……」
砂緒とフルエレが歴代の王に似せて、表面を固めていた像から見つけ出した魔ローダーは当然の如く王家に接収され、今は各種調査を受けたり他に搭乗の適正者は居ない物かと試験を繰り返したりしていた。出現時は百メートルを超えていた全高が、何故かその後に等身はそのままに二十五メートル程に縮んでしまったとは言え、非常に目立つ巨体であり、今は城横に巨大な仮設の天蓋を建て、そこに収納されていた。
「グハッもうこれ以上は駄目です! これ以上は死にます!! ガハッ」
巨大天蓋の中で座ったり足踏みしたり、腕を振り回したりするだけの微妙な動きを数分繰り返していた魔ローダーが突然四つん這いになり、ハッチがバシャッと開くと中から魔導士が一人転がり出て来て、下に敷いてあった衝撃吸収マットにドスッと落ちる。さらに魔導士はぐはっと吐血までしていた。
「う、うあ……」
「フルエレのアレ、すっごい危険なブツですよ……」
フルエレと猫呼が滝汗を流しながら天蓋の隙間から覗き見ている。
「やはり、もう一度あの子に乗ってもらうしか無いのか……」
王宮技術者達がぶつぶつ言い合っている。
「ほらほら、フルエレの事言っていますよ!」
猫呼が嬉しそうに言った。フルエレも確かにそう思った。
「あの~そこで何をしてらっしゃるんですか? もしかして怪しい者の方ならぶち倒しますよ?」
「うわっ!」
「ち違います! 怪しい者の方じゃないですよ! ほ、ほほほほ本当です」
フルエレと猫呼は怪しい者にしか見えない慌てぶりで必死に否定した。
「あ!? もしかしてフルエレ様と美少女冒険者組合支配人の猫呼ちゃんですか!?」
二人を呼び止めた者は一両の魔戦車で複数の敵魔戦車を破壊した黒い魔導士服の少女だった。この少女にとって砂緒とフルエレは謎の凄い遊び人で、猫呼が冒険者ギルドの主になっていた。
「失礼しました……、てっきり敵の怪しい間者か何かかと……すいません今呼ばれてるんです。いつかちゃんと自己紹介したいです。私今『速き稲妻』と呼ばれてる、魔導士のメランと言います! 光栄です見てて下さいねっ!」
メランと名乗った黒いトンガリ帽子の魔導士の少女はぺこりと頭を下げると、たたたと天蓋の中に走って行った。彼女は城を守り切った功績から、既に速き稲妻という二つ名を持つ有名人になっていた。最も稲妻は砂緒の電気攻撃と多少混同されていたが当人はお気に入りだった。
「おお、メラン君丁度今君の噂をしていた所だ、もう乗っても大丈夫かね?」
「はい! 一日疲れを取って今は又乗りたくて仕方ないです!!」
そう言うと彼女は、さっき魔導士が吐血しながら落ちて来たハッチから梯子で飛び乗ると、バシャッとハッチを閉じすぐに魔ローダーを立つ姿勢に戻した。
「では剣の素振りのポーズ出来るかね?」
「はいっ!」
王宮技術者の指令がかかると、すぐに魔ローダーが棒を握った様なポーズになり、振り被ったり振り下ろしたり斜めに構えたりした。
「大丈夫かね? 無理しなくとも良いのだよ」
「大丈夫です!! 気合です!!」
十分ほどが経った。
「す、すいません……もう正直しんどいです……はぁはぁ」
魔法力によるスピーカーの様な物から息も絶え絶えなメランの声が聞こえ出した。
「構わない、すぐに降りなさい!」
「素晴らしい……どんな高位な魔導士でも二~三分が限界なのに……」
降りて来たメランは冷や汗をかき、片目をつぶりよろよろの状態だった。周囲の大人たちが走り寄り、フルマラソンを走り切ったメダリストを迎える様にケアを開始した。
「もっと……もっと長く乗ってみせます! フルエレ様だけに負担はかけませんよ」
「あの子は無限の魔力があるのか凄いのだが……多少精神的に浮き沈みが激しいのかもしれない。その事も考慮しなくてはならないね……」
「フルエレ行こ……」
年下の猫呼に気を遣われ、天蓋を後にする二人。これではどっちが接待役か分からない。心なしかフルエレはとぼとぼ歩きだした。
「ちょ、ちょっとやっぱり猫呼ちゃん待ってて」
だが突然フルエレは切羽詰まった様な顔になると天蓋の中に走り入った。
「おわっ!?」
「フルエレ……さん?」
軽く悪口を言っていた技術者達がバツが悪そうな顔をする。
「魔ローダーには私が乗ります! この魔ローダーは砂緒と私が二人で見つけたんです! 私の物です!! 勝手に……乗らないで下さい……」
半泣きで叫びさっき言われた通り、精神的に浮き沈みが激しい事を証明してしまうフルエレ。
「あちゃ~」
猫呼は猫耳の頭を抱えた。
「私が、今度の侵攻にも一人で乗ります!」
「フルエレさん……彼女の言う通り……これは彼女の、大切な物なのよね……」
メランが苦しい中で笑顔を作り、フルエレに賛同した為に話は決まった。
「どうした酒が足らんぞ! 美女達はどこに行った!?」
豪華なローブを身に纏い、大仰な玉座に座りながら赤い酒を飲んでいる男が怒鳴り散らす。
「美女達は昨日の内に全員消えました」
お付きの者が恐る恐る伝える。
「何い! 我が大恩を忘れ逃げただと!? どいつもこいつも許せん、斬れ!!」
赤い酒が入ったグラスを床に叩き付けて割る男。この者こそかつてセブンリーフ大陸の盟主と謳われた強国ニナルティナ王国の王、根名ニナルティナ王その人だ。リュフミュランに限らず周囲の大半の国から侵攻の通告を受けるという風前の灯火の今、この国の王城ハルカ城はかつて無い程の混乱の極みにあった。勝手に消える家臣、兵隊と共に敵国に降る将軍、差し出す為に王の命を狙う者。王自身も疑心暗鬼にかかり罪なき者を罰し、今まで蓄えた金銀財宝を周囲に並べ、それを眺めながら酒に溺れる日々を送っていた。
「おやおや、やはり国が亡びる時というのは、どこも似たり寄ったりな物なのですねえ、実にわびさびがあります」
全身の怪我を隠す様に大きな黒いマントを羽織り、口に四葉のクローバーを爪楊枝の様に咥えた三毛猫仮面がフラリと現れては、王の玉座の飾りが沢山付いた背もたれに腰を掛ける。
「今頃何をしに来た! この役立たずの用心棒が!」
王が振り返って無礼にも背もたれに腰掛ける三毛猫を怒鳴り散らす。
「これまで貰った分はそこそこ働いていますよお、感謝してもらいたい物ですねえ。今わざわざ舞い戻って来たのは、センチメンタルと言いましょうか」
「あんな物を持っているなら何故最初から出さなかった!?」
「あれは家宝な物でおいそれと出せないのです。しかし、センチメンタルな気分になったので出してみようかなと思いまして。これはサービス残業の様な物です」
「まあよい……儂が北の小島に逃げる時間を稼ぐくらいの働きはしてみせよ」
急に小声になり三毛猫の耳元で話すニナルティナ王。彼は早々に戦争を諦め、部下達に最後まで戦わせながら、自分は北の小島から船で脱出しようと計画していた。
「ははは、それくらいはお安い御用です。心置き無くお逃げなさい」
「これ、声が大きいわい」
王が家臣から差し出された別のグラスで赤い酒を飲み干す。
「おい、魔導士を呼べ! サーペントドラゴンの召喚の準備をさせておけ!」
「王よ、あれは制御が効かず、防御兵器としては不向きで御座います!」
側近の者が恐る恐る諫言する。
「うるさい! 儂の言う様にやっておれば良いのだ!」
ばしゃっと赤い酒を頭からぶっかける王。
「もうやっておれません、さらばで御座います!」
また一人家臣が逃げた。
「魔導士共には私から伝えておきましょう。連中は実戦で魔法が使えれば何でも良い狂った連中です。喜んで命に従うでしょう。しかし街がグチャグチャになってしまうでしょうが」
「もはや離れる身なれば街など壊れた方がせいせいするわい。儂の事を愛さぬ民等、国と共に壊れてしまえば良いのじゃ」
「これはこれは……」
(これはこれは、センチメンタル等と言ったが、私の故郷と比べると、さしもの故郷にも申し訳ない様な三流国家と三流王でしたな、せいぜい滅びに華を添えましょうか)
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