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I ニナルティナ王国とリュフミュラン国
初めてのお客さま 2 猫呼クラウディア金づるが転がり込んで来た .
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入って来た猫耳少女を丁寧に座席に案内する雪乃フルエレ。ちょこんと座る姿も可愛い少女。
「いらっしゃいませ、冒険者さまですよね。今ウェルカムドリンクをお持ちしますね」
「ウェルカムドリンク?」
怪訝な顔をする猫耳少女をよそに、砂緒が早く戻って来ないかキョロッキョロッするフルエレ。
「グレープフルーツソーダです。お」
イェラのテーブルにソーダを置いた砂緒が初めての冒険者らしき来客に気付く。突如少女は椅子から立ち上がって砂緒に駆け寄った。
「お、お兄様っ!」
そう叫びながら砂緒に抱き着く。
「えーー!!」
「誰なんですかこの少女は」
砂緒は少女の顔面に掌を当て、一切の何の配慮も無くむぎゅっと男の力で無造作に引き離す。へこむ少女の顔面。
「は、離し方離し方!」
「! ……申し訳ありません」
ぺこりとお辞儀をする猫耳少女。
「本当にごめんなさい、私実は行方不明になってしまった兄を探して旅をしているのです。そちらのお方が私の好みの兄タイプだった物でつい抱き着いてしまいました」
「好みで探すな」
黙っていたイェラがソーダのストローを吸いながら突然突っ込む。
「あ、落ち着いて話してくれますか? 砂緒適当に何かを」
落ち着いて少女は再び席に着いた。コトっと砂緒がテーブルに飲み物を置く。
「有難うございます。私はセブンリーフ大陸の東の海を越えたさらに東にある国からやって来た者です」
「何、セブンリーフの東にも人が住んでいるのか」
イェラが割り込む。
「はい、セブンリーフで百年もの戦乱が続く為に往来が途絶えてしまい、忘れ去られてしまっているのですが、昔は確かに交流があったんです」
フルエレが猫耳に興味津々な様子で続きを促す。
「それで?」
「はい、行方不明の兄を探して旅をする内、遂にセブンリーフのニナルティナやリュフミュラン辺りで猫耳の付いた怪しい男の目撃例があると聞いたのです」
じっと無言で話を聞いていた砂緒の興味が遂に爆発した。無造作に猫耳を触り出す。
「ひゃうっ」
全身がびくっとして動きが止まる少女。耳はぴくぴく動いている。
「ひゃうっ」
砂緒は無言で再び触る。
「ひゃうっ」
「ちょ、ちょっと何してるの砂緒」
「やめい」
もう一度触ろうとした砂緒の胸倉を掴んで引き剥がすイェラ。
「ごめんなさい! 私が悪いんですっ。私がこんな興味をそそり過ぎるアイテムを身に着けている事がっ!」
少女が頭の猫耳に手をかけると、ぱかっと外れる。
「えーっ付け耳だったの?」
フルエレはがっかりして椅子に座る。
「はい、私達の一族は祖先が猫であったという言い伝えから、常に公衆の面前では猫耳を装着する事を強要されているんです」
「ええ強要!? 誰に?」
フルエレがびっくりして聞く。
「自分に」
「自分になんだー。え、でもでも猫耳動いてて、あたかも神経が通ってる様に反応してた気がするの」
「ああ、これは猫耳にあたかも神経が通っているかの様に演技しているのと、猫耳の中に複雑な魔法機械が仕込まれいて自在に動くんです」
そう言うと激しくぴくぴく動かし始めた。
「ひゃうっ」
砂緒は今度は無造作に尻尾を握る。
「砂緒やめてっ。つまりこれも祖先を偲ぶ風習なのね?」
「あ、これは私の趣味です。これもメカで自在に動きます!」
そう言うとにっこり笑って、尻尾をぐるんぐるん回す。
「趣味なんだ……」
「この新聞記事を見て下さい」
「なになに『王都に怪盗三毛猫仮面あらわる!!』ですと……なんですかこれは昭和か」
「三毛猫仮面は流石にネーミングセンスがレッドゾーンに突入しているだろう」
砂緒とイェラが口々に話す。
「これがお兄さんだと言うのね?」
フルエレが二人を遮って話を進める。
「はい……。お二人には兄を探し出す……もしくは手がかりだけでも掴んで欲しいのです。公衆の面前で猫耳を装着する、そんな特殊な羞恥に耐えられるのは私達の一族としか。しかも三毛猫仮面は他称では無く自称なんです。そんな危険なセンス兄としか思えません!」
「自称なのか変態だな」
イェラが飽きれて言う。
「先程から話が見えないのですがフルエレ、この子は口入れ屋と何でも屋を誤解していますね」
「冒険者ギルドですよ。私もその事に今気付きました。でも自分で探して下さいって言うのも冷たい気が」
二人は少女を見ながらこそこそと話す。
「ここに一応報酬の一部、着手金としてこちらの価値で百万Nゴールド分の金をお渡しします。父に旅に出る時に困らないだけもって行けと言われて、魔法のお財布にまだまだあります」
ゴトリと金のつぶてを無造作に置く猫呼。
「魔法の財布とは便利な」
「ひゃ、百万Nゴールド!!」
一瞬で目が眩むフルエレ。
「猫呼の父上とは何をやっている者なのです?」
必要があれば欲しいだけで、別段守銭奴でも何でも無い砂緒が金を目の前にしても変わらぬ態度で聞く。
「強いて言うなら~、引退した王様? 引退したとは言えお家にはお金が唸る程あるんですよ!」
「唸る程……」
フルエレは金のつぶてを見てから完全に目が眩んで態度がおかしい。
「何故引退したのだ?」
イェラは王様や引退というワードに反応した。
「強いて言えば、滅んだ? あ、いい意味で、いい意味で言えば円満に滅んだんです」
「滅亡に良い意味も悪い意味もあるのか」
「何故滅んでしまったの!? ご家族は大丈夫なのかしら」
フルエレが心配して聞く。
「それは言えません……でもみんなピンピンして元気に暮らしています。ご心配して下さって有難うございます」
ほんわかした態度の猫呼クラウディアが初めて曇った顔になった。
「兄はそんな状況が我慢ならなくて『こんな所居られるかボケー(原文ママ)』と叫びながら出てったんです。そんな兄に私達は幸せに暮らしているよと、一言伝えたいんです」
「(原文ママ)なのか激しい兄だな」
イェラが身を乗り出して言った。
「あ、あのねシステム的には猫呼ちゃんが、クエストとして依頼して解決してくれる冒険者が現れるのを待つって感じの場所なの……ここは」
フルエレが猫呼の勘違いを親切に解説する。
「……それでは解決してくれそうな冒険者さんは登録されているのですか?」
「ふ、二人ほど」
涙を流しながら言った。フルエレは結局自分達で最初の冒険者として、自分達のギルドに登録しなければ前に進まないと悟った。
「結局自分達で開設して登録して自分達で解決する、脅威の自己循環システムになり果てましたね。ある意味エコロジーと言えそうです」
「嫌味言わないでお願い」
フルエレが力なく言った直後だった、バタンッカランコロンカランコロンとドアの激しい音が。
「何だこのうるさい物は!」
評判が悪すぎるドアベル。ドアが開くと王都の役人と鎖帷子を着て槍を持った兵達がずかずか入り込んで来る。
「砂緒および雪乃フルエレ、二人をこの館への不法侵入不法占拠、さらには看板の王立の詐称、そして猥褻物陳列罪で逮捕投獄する。裁判は一か月後、それまで牢から出る事は許されない!」
「え、え、え、何かの間違いです! 衣図さん七華王女に聞いてください」
間違いも何もその当の七華王女がプライドを傷付けられた腹いせに、一か月ほど牢にぶち込み、あえて恩赦で恩に着させようという魂胆なだけだった。七華は初めて二人を見た時に、化け物という評判とは裏腹に、決して法律違反や牢破りをする性格では無いと踏んだ上での事だった。
「斬ろうか?」
イェラが剣に手をかける。
「や、やめて下さい、正規手段でちゃんと出ます! 不正規手段はやめて!」
不安感で泣きかけながら砂緒を見た。
「ああ、これが手枷足枷ですか……ヒンヤリして気持ちいいものですね」
謎の感慨に耽っていた。
「だめだ……この人駄目だめだ……」
フルエレは涙を流しながら首を振り続ける。
「雪乃、後で私達がなんとかしよう。耐えろ。何か要る物があるか?」
「う、うう、パジャマとハミガキとおにぎり……それに小銭を……」
「ほら、きりきり歩け!」
容赦なく鉄格子付きの馬車にぶち込まれる二人。
「ね、猫呼ちゃん、事件はちゃんと解決するから、待ってて、待ってて、こんなのいやー」
鉄格子の中で全く説得力無く事件解決を承諾した雪乃フルエレ。
「あ、あの……訳が分からな過ぎて私はどうすれば良いのでしょう」
「お、お屋敷で留守番しててください! えへへ」
少し壊れながらフルエレは応えた。言う間にも何の余韻も無く無情に連れ去られた二人だった。
「いらっしゃいませ、冒険者さまですよね。今ウェルカムドリンクをお持ちしますね」
「ウェルカムドリンク?」
怪訝な顔をする猫耳少女をよそに、砂緒が早く戻って来ないかキョロッキョロッするフルエレ。
「グレープフルーツソーダです。お」
イェラのテーブルにソーダを置いた砂緒が初めての冒険者らしき来客に気付く。突如少女は椅子から立ち上がって砂緒に駆け寄った。
「お、お兄様っ!」
そう叫びながら砂緒に抱き着く。
「えーー!!」
「誰なんですかこの少女は」
砂緒は少女の顔面に掌を当て、一切の何の配慮も無くむぎゅっと男の力で無造作に引き離す。へこむ少女の顔面。
「は、離し方離し方!」
「! ……申し訳ありません」
ぺこりとお辞儀をする猫耳少女。
「本当にごめんなさい、私実は行方不明になってしまった兄を探して旅をしているのです。そちらのお方が私の好みの兄タイプだった物でつい抱き着いてしまいました」
「好みで探すな」
黙っていたイェラがソーダのストローを吸いながら突然突っ込む。
「あ、落ち着いて話してくれますか? 砂緒適当に何かを」
落ち着いて少女は再び席に着いた。コトっと砂緒がテーブルに飲み物を置く。
「有難うございます。私はセブンリーフ大陸の東の海を越えたさらに東にある国からやって来た者です」
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「はい、セブンリーフで百年もの戦乱が続く為に往来が途絶えてしまい、忘れ去られてしまっているのですが、昔は確かに交流があったんです」
フルエレが猫耳に興味津々な様子で続きを促す。
「それで?」
「はい、行方不明の兄を探して旅をする内、遂にセブンリーフのニナルティナやリュフミュラン辺りで猫耳の付いた怪しい男の目撃例があると聞いたのです」
じっと無言で話を聞いていた砂緒の興味が遂に爆発した。無造作に猫耳を触り出す。
「ひゃうっ」
全身がびくっとして動きが止まる少女。耳はぴくぴく動いている。
「ひゃうっ」
砂緒は無言で再び触る。
「ひゃうっ」
「ちょ、ちょっと何してるの砂緒」
「やめい」
もう一度触ろうとした砂緒の胸倉を掴んで引き剥がすイェラ。
「ごめんなさい! 私が悪いんですっ。私がこんな興味をそそり過ぎるアイテムを身に着けている事がっ!」
少女が頭の猫耳に手をかけると、ぱかっと外れる。
「えーっ付け耳だったの?」
フルエレはがっかりして椅子に座る。
「はい、私達の一族は祖先が猫であったという言い伝えから、常に公衆の面前では猫耳を装着する事を強要されているんです」
「ええ強要!? 誰に?」
フルエレがびっくりして聞く。
「自分に」
「自分になんだー。え、でもでも猫耳動いてて、あたかも神経が通ってる様に反応してた気がするの」
「ああ、これは猫耳にあたかも神経が通っているかの様に演技しているのと、猫耳の中に複雑な魔法機械が仕込まれいて自在に動くんです」
そう言うと激しくぴくぴく動かし始めた。
「ひゃうっ」
砂緒は今度は無造作に尻尾を握る。
「砂緒やめてっ。つまりこれも祖先を偲ぶ風習なのね?」
「あ、これは私の趣味です。これもメカで自在に動きます!」
そう言うとにっこり笑って、尻尾をぐるんぐるん回す。
「趣味なんだ……」
「この新聞記事を見て下さい」
「なになに『王都に怪盗三毛猫仮面あらわる!!』ですと……なんですかこれは昭和か」
「三毛猫仮面は流石にネーミングセンスがレッドゾーンに突入しているだろう」
砂緒とイェラが口々に話す。
「これがお兄さんだと言うのね?」
フルエレが二人を遮って話を進める。
「はい……。お二人には兄を探し出す……もしくは手がかりだけでも掴んで欲しいのです。公衆の面前で猫耳を装着する、そんな特殊な羞恥に耐えられるのは私達の一族としか。しかも三毛猫仮面は他称では無く自称なんです。そんな危険なセンス兄としか思えません!」
「自称なのか変態だな」
イェラが飽きれて言う。
「先程から話が見えないのですがフルエレ、この子は口入れ屋と何でも屋を誤解していますね」
「冒険者ギルドですよ。私もその事に今気付きました。でも自分で探して下さいって言うのも冷たい気が」
二人は少女を見ながらこそこそと話す。
「ここに一応報酬の一部、着手金としてこちらの価値で百万Nゴールド分の金をお渡しします。父に旅に出る時に困らないだけもって行けと言われて、魔法のお財布にまだまだあります」
ゴトリと金のつぶてを無造作に置く猫呼。
「魔法の財布とは便利な」
「ひゃ、百万Nゴールド!!」
一瞬で目が眩むフルエレ。
「猫呼の父上とは何をやっている者なのです?」
必要があれば欲しいだけで、別段守銭奴でも何でも無い砂緒が金を目の前にしても変わらぬ態度で聞く。
「強いて言うなら~、引退した王様? 引退したとは言えお家にはお金が唸る程あるんですよ!」
「唸る程……」
フルエレは金のつぶてを見てから完全に目が眩んで態度がおかしい。
「何故引退したのだ?」
イェラは王様や引退というワードに反応した。
「強いて言えば、滅んだ? あ、いい意味で、いい意味で言えば円満に滅んだんです」
「滅亡に良い意味も悪い意味もあるのか」
「何故滅んでしまったの!? ご家族は大丈夫なのかしら」
フルエレが心配して聞く。
「それは言えません……でもみんなピンピンして元気に暮らしています。ご心配して下さって有難うございます」
ほんわかした態度の猫呼クラウディアが初めて曇った顔になった。
「兄はそんな状況が我慢ならなくて『こんな所居られるかボケー(原文ママ)』と叫びながら出てったんです。そんな兄に私達は幸せに暮らしているよと、一言伝えたいんです」
「(原文ママ)なのか激しい兄だな」
イェラが身を乗り出して言った。
「あ、あのねシステム的には猫呼ちゃんが、クエストとして依頼して解決してくれる冒険者が現れるのを待つって感じの場所なの……ここは」
フルエレが猫呼の勘違いを親切に解説する。
「……それでは解決してくれそうな冒険者さんは登録されているのですか?」
「ふ、二人ほど」
涙を流しながら言った。フルエレは結局自分達で最初の冒険者として、自分達のギルドに登録しなければ前に進まないと悟った。
「結局自分達で開設して登録して自分達で解決する、脅威の自己循環システムになり果てましたね。ある意味エコロジーと言えそうです」
「嫌味言わないでお願い」
フルエレが力なく言った直後だった、バタンッカランコロンカランコロンとドアの激しい音が。
「何だこのうるさい物は!」
評判が悪すぎるドアベル。ドアが開くと王都の役人と鎖帷子を着て槍を持った兵達がずかずか入り込んで来る。
「砂緒および雪乃フルエレ、二人をこの館への不法侵入不法占拠、さらには看板の王立の詐称、そして猥褻物陳列罪で逮捕投獄する。裁判は一か月後、それまで牢から出る事は許されない!」
「え、え、え、何かの間違いです! 衣図さん七華王女に聞いてください」
間違いも何もその当の七華王女がプライドを傷付けられた腹いせに、一か月ほど牢にぶち込み、あえて恩赦で恩に着させようという魂胆なだけだった。七華は初めて二人を見た時に、化け物という評判とは裏腹に、決して法律違反や牢破りをする性格では無いと踏んだ上での事だった。
「斬ろうか?」
イェラが剣に手をかける。
「や、やめて下さい、正規手段でちゃんと出ます! 不正規手段はやめて!」
不安感で泣きかけながら砂緒を見た。
「ああ、これが手枷足枷ですか……ヒンヤリして気持ちいいものですね」
謎の感慨に耽っていた。
「だめだ……この人駄目だめだ……」
フルエレは涙を流しながら首を振り続ける。
「雪乃、後で私達がなんとかしよう。耐えろ。何か要る物があるか?」
「う、うう、パジャマとハミガキとおにぎり……それに小銭を……」
「ほら、きりきり歩け!」
容赦なく鉄格子付きの馬車にぶち込まれる二人。
「ね、猫呼ちゃん、事件はちゃんと解決するから、待ってて、待ってて、こんなのいやー」
鉄格子の中で全く説得力無く事件解決を承諾した雪乃フルエレ。
「あ、あの……訳が分からな過ぎて私はどうすれば良いのでしょう」
「お、お屋敷で留守番しててください! えへへ」
少し壊れながらフルエレは応えた。言う間にも何の余韻も無く無情に連れ去られた二人だった。
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