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第7話
しおりを挟む私が国を乗っ取った後、しっかりと運営できるかな?
ちゃんと勉強しないで国を乗っ取ったって、国民のためにいいことできるか分からないよ…。
でも、今の王族がそのまま国を支配するよりはマシなのかな?
だって、国民のことを考えようっていう意思はあるもん。
あいつら、この気持ちすらないし。
それに、まず初めにやることと言ったら、教育制度とか病院とか、公共の施設だよね。
それなら、昔やっていた資料があればいいし、そもそも他の国が色々やってうまく言ってるなら、いいとこ取りしちゃえばいいじゃない。
今は、その当たり前すらできていないんだから。
そう考えれば、少し元気が出てきた。
もしすぐ結婚したとして、今の王様が引退するのって何年後かな?
30年後とか?
そんな先まで待っていられないよ。
その時まで待っていたら、本格的にこの国終了してるかもしれないし。
今の王様には引退してもらわないといけないなー。
いくらクソな人間でも、その人が不慮の事故とかで突然亡くなることを願いたくはないし。
さっき読んだ本に少し買いてあったけど、他の国ならは政治をやる人のことを政治家って言った、政治家がお金を不正に使っていたりしたら、国民が怒って政治家辞めさせるんだって。
この国じゃ、それできないもん。
悪いこと、やりたい放題。
一番いいのはあのクソ馬鹿第一王子に入れ知恵して、お父さんのことどうにかしちゃいなよって言うことなのかな?
後王子のことだから、「今の王様よりあなたの方がとても良く国を治められると思うわ。だから、王様のこと排除しちゃったら?」って言ったら、本気にしそうだし。
うーん、でもやっぱり、王様が亡くなるのはまずいよね。
国民を見殺しにしてるんだから、そのくらいは願ってもいいのかな?
そうだよね、国民が死ぬの見殺しにしてるんだもん。
その責任くらい、自分の命でとってほしいよね。
そうだよ。
第一王子に「消しちゃえば?」って言えば、済む話だよね。
決めた。
そうしよう。
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