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*20 “彼”は誰?
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陽だまりの中にいるはずなのに、僕の後頭部から背中にかけては硬く冷たい。じんわりと痛みも感じる僕の上に、暗い影が落ちる。
見上げる目は、それまで僕を見守っていたはずのあたたかい茶色の瞳では、なかった。
「……フィ、ス?」
「――は、してた?」
「え?」
虚ろな茶色の瞳は、空っぽな声で呟く。低く小さな声に僕が聞き直すと、手首をつかんでいる力がぐっと強くなり、フィスの顔が吐息のかかるほどの距離に迫る。その吐息が、いままでに感じたことがないほど熱く、僕は心臓を撫でられたような悪寒を感じ、震える。
やはり、何かがおかしい――だけど、それを訴えるにはあまりに現状は危機的な状況だ。
もう一度フィスの名を口にしようとした時、虚ろだった彼の目が不気味に光り、低い腹に響くような声で問われた。
「こうなること、君は望んでいた? こうなってもいいとわかりきっていたから、俺とここに来た? このすべては、君の妄想からできたもの? リヒト、こうすることは、君にとって都合がいい展開?」
「え……ッあ、っうぅ!」
フィスの言葉が終わるか終わらないかの内に、僕の制服のシャツは引きちぎられるように暴かれ、ボタンが飛んでいく。そして同時に結んでいたタイを強く引かれつつ、露わになった胸元をつねられる。
急に苦しくなった呼吸と甘い痛みの走る状況に、頭の理解がついて行かない。突然襲い掛かって来た状況の把握に、僕の五感は混乱を極めている。
「ッぐ……ッは、あぁ……ッや、め、フィ、ス……!」
「俺が君の妄想の産物だって? 君の都合の良いように動く駒だって? それなら、その駒にこうして襲われる気分はどう? これだって君が望んでいるというなら、お望みのまま、君を愛してあげるよ」
「っや、だ……フィス、やめ……僕ら、幼馴染で、親ゆ……」
「親友? ッはは……本当に、リヒト、君っておめでたいやつだよねぇ……本気でそんなこと信じてたの?」
「え……? フィス?」
「まあ、そこがかわいいんだけど……」そう、暗い瞳が、暗い光をたたえながら歪んで笑う。こんな顔のフィス、僕は知らない。見たことがない……身体が動かなくなるぐらいの恐怖を感じる。震えが止まらない。彼は僕を組み敷いて体をまさぐってはいるものの、刃物を突き付けるような状況下にはないはずなのに、まるで向けられる視線がじっとりと舐めるように絡みついてくる。
「助けて、ハイター……」
反射的に口からこぼれた名前に、フィスの顔が曇り、胸元をつねる力が強くなっていく。
フィスは僕に顔を近づけ、耳朶から首筋にかけて舌を這わせ、そして耳たぶにきつく噛みついてきた。
「ッいぃ! 痛い! やめて、フィス!」
「へぇ……俺が知らない間に、そんなにあいつと仲良くなってたんだ、こっちでも」
「……フィ、ス……?」
いままでにない狂気さえ孕んだフィスの表情に、僕は寒気すら覚え、震える。怖い、このままでは犯されるか、殺されてしまう……怖い、喰われる……頭の中は早鐘のようにそんな言葉がいっぱいに鳴り響く。外の小鳥のさえずりも、鳴っているはずの鐘の音も、他の生徒たちの話し声さえ聞こえない。聞こえるのは、僕の暴れるほど鼓動する心臓の音ばかり。
「リヒト……いや、ヒカル。可哀想に。この世界でもあの男に穢されちゃったんだね」
熱い吐息交じりにフィスが呟いた言葉……いや、名前に、僕は目を見開き驚きを露わにする。
彼は、ハイターがその名を口にするたびに忌々しそうに遮っていたし、良くない言葉のように僕に言っていたはずなのに……いま、彼はその名を、まるで毒々しいほど甘いお菓子の名前のように呟いたのだ。
どうして彼が、嫌っているように見えたその名前を口にするのか。しかも、虚ろな覇気のない、どこか焦点のあっていない目で僕を見つめながら。
何がどうして、フィスが僕のその名をいま呼ぶのだろう。それもうっとりと滴るような笑みを浮かべて。その理由を知ろうと口を開きかけると、すぐ間近にあった彼はまた僕の首筋に舌を這わせつつ体を起こし、その不気味で嫣然とした表情を向けてきて、僕は寒気を覚えた。
彼は、僕の“幼馴染”や“親友”なんかじゃない――僕の命を脅かす、悪しき存在だ。
ようやくそう気づいたけれど、僕よりも体格のいいフィスに跨られている上に、手足も自由が利かないため身じろぎすらできない。
「なんで、その名を……」
「それを知ってどうする? 知ったところで、ヒカルがハルトの手から俺のものになるのは決まっているんだから」
「……ハル、ト?」
改めて耳にした名前を復唱するように呟くと、フィスの顔が滴るように歪む。気味の悪いその表情に、胸が締め付けられるほどに痛み涙がにじむ。
ヒカル、ハルト……僕はその名前を、とてもよく知っている気がする。そして、いま僕が彼からされようとしていることが、単純な強姦である以上に僕の中にある大切なものを傷つけることなのも知っている。
だから僕は、出しうる限りの声で、叫んだ。
「いやだ! やめろ! 誰か、助けて!!」
喉を震わせる言葉に、にじんでいた涙が頬を伝っていく。熱いそれに、僕ははっきりといま僕の上にいるこいつが、幼馴染や親友ではない、最も憎むべき相手だとようやく察知したのだ。
動かない腕や足を、それでも無理に動かして足掻こうとする僕を、より強い力でフィスは抑えこもうとしてくる。圧し掛かってくる体重と、ぎりぎりと締め上げてくる感触がじわじわと僕の命を崖っぷちに追いやっていく。
「そうやって子犬みたいにわめきたてる姿もかわいいよ、ヒカル。ここには誰も来ない。すべては俺の思い通りになるんだから」
「フィス……お前、は、誰、だ……」
「教えてやってもいいけど……どうせ、お前にはもう必要ないよ。ここで俺に愛されながら、あの男に穢された罰を受ける。それがお前の望みなんだ」
「そん、な、の……僕の、望みじゃ、な……っぐ」
「――当たり前だろ。ここはヒカルが創った世界なんかじゃない。俺が創った世界で、これは俺の望みなんだから」
「え……それ、は……どう、いう……っぐ、っは、あぁ」
「神は君じゃないんだよ、ヒカル。俺なんだ。俺こそが、君を永遠に愛するためにこの世界を創ったんだ」
フィスが告げる言葉の意味が解らない。解ってはいけない気がする。そうしてしまったら、僕は……このままこのおかしな世界に閉じ込められてしまう。
だけど、どうやってもいまの状況を打破できない。ささやかれた言葉とともに、タイを引く力が一層増し、ぎゅっと僕の白い細い首に絡み付く赤いそれは、まるで血のような色をしている。
(苦しい……息が、できない……助けて……誰か、助けて……)
見上げる目は、それまで僕を見守っていたはずのあたたかい茶色の瞳では、なかった。
「……フィ、ス?」
「――は、してた?」
「え?」
虚ろな茶色の瞳は、空っぽな声で呟く。低く小さな声に僕が聞き直すと、手首をつかんでいる力がぐっと強くなり、フィスの顔が吐息のかかるほどの距離に迫る。その吐息が、いままでに感じたことがないほど熱く、僕は心臓を撫でられたような悪寒を感じ、震える。
やはり、何かがおかしい――だけど、それを訴えるにはあまりに現状は危機的な状況だ。
もう一度フィスの名を口にしようとした時、虚ろだった彼の目が不気味に光り、低い腹に響くような声で問われた。
「こうなること、君は望んでいた? こうなってもいいとわかりきっていたから、俺とここに来た? このすべては、君の妄想からできたもの? リヒト、こうすることは、君にとって都合がいい展開?」
「え……ッあ、っうぅ!」
フィスの言葉が終わるか終わらないかの内に、僕の制服のシャツは引きちぎられるように暴かれ、ボタンが飛んでいく。そして同時に結んでいたタイを強く引かれつつ、露わになった胸元をつねられる。
急に苦しくなった呼吸と甘い痛みの走る状況に、頭の理解がついて行かない。突然襲い掛かって来た状況の把握に、僕の五感は混乱を極めている。
「ッぐ……ッは、あぁ……ッや、め、フィ、ス……!」
「俺が君の妄想の産物だって? 君の都合の良いように動く駒だって? それなら、その駒にこうして襲われる気分はどう? これだって君が望んでいるというなら、お望みのまま、君を愛してあげるよ」
「っや、だ……フィス、やめ……僕ら、幼馴染で、親ゆ……」
「親友? ッはは……本当に、リヒト、君っておめでたいやつだよねぇ……本気でそんなこと信じてたの?」
「え……? フィス?」
「まあ、そこがかわいいんだけど……」そう、暗い瞳が、暗い光をたたえながら歪んで笑う。こんな顔のフィス、僕は知らない。見たことがない……身体が動かなくなるぐらいの恐怖を感じる。震えが止まらない。彼は僕を組み敷いて体をまさぐってはいるものの、刃物を突き付けるような状況下にはないはずなのに、まるで向けられる視線がじっとりと舐めるように絡みついてくる。
「助けて、ハイター……」
反射的に口からこぼれた名前に、フィスの顔が曇り、胸元をつねる力が強くなっていく。
フィスは僕に顔を近づけ、耳朶から首筋にかけて舌を這わせ、そして耳たぶにきつく噛みついてきた。
「ッいぃ! 痛い! やめて、フィス!」
「へぇ……俺が知らない間に、そんなにあいつと仲良くなってたんだ、こっちでも」
「……フィ、ス……?」
いままでにない狂気さえ孕んだフィスの表情に、僕は寒気すら覚え、震える。怖い、このままでは犯されるか、殺されてしまう……怖い、喰われる……頭の中は早鐘のようにそんな言葉がいっぱいに鳴り響く。外の小鳥のさえずりも、鳴っているはずの鐘の音も、他の生徒たちの話し声さえ聞こえない。聞こえるのは、僕の暴れるほど鼓動する心臓の音ばかり。
「リヒト……いや、ヒカル。可哀想に。この世界でもあの男に穢されちゃったんだね」
熱い吐息交じりにフィスが呟いた言葉……いや、名前に、僕は目を見開き驚きを露わにする。
彼は、ハイターがその名を口にするたびに忌々しそうに遮っていたし、良くない言葉のように僕に言っていたはずなのに……いま、彼はその名を、まるで毒々しいほど甘いお菓子の名前のように呟いたのだ。
どうして彼が、嫌っているように見えたその名前を口にするのか。しかも、虚ろな覇気のない、どこか焦点のあっていない目で僕を見つめながら。
何がどうして、フィスが僕のその名をいま呼ぶのだろう。それもうっとりと滴るような笑みを浮かべて。その理由を知ろうと口を開きかけると、すぐ間近にあった彼はまた僕の首筋に舌を這わせつつ体を起こし、その不気味で嫣然とした表情を向けてきて、僕は寒気を覚えた。
彼は、僕の“幼馴染”や“親友”なんかじゃない――僕の命を脅かす、悪しき存在だ。
ようやくそう気づいたけれど、僕よりも体格のいいフィスに跨られている上に、手足も自由が利かないため身じろぎすらできない。
「なんで、その名を……」
「それを知ってどうする? 知ったところで、ヒカルがハルトの手から俺のものになるのは決まっているんだから」
「……ハル、ト?」
改めて耳にした名前を復唱するように呟くと、フィスの顔が滴るように歪む。気味の悪いその表情に、胸が締め付けられるほどに痛み涙がにじむ。
ヒカル、ハルト……僕はその名前を、とてもよく知っている気がする。そして、いま僕が彼からされようとしていることが、単純な強姦である以上に僕の中にある大切なものを傷つけることなのも知っている。
だから僕は、出しうる限りの声で、叫んだ。
「いやだ! やめろ! 誰か、助けて!!」
喉を震わせる言葉に、にじんでいた涙が頬を伝っていく。熱いそれに、僕ははっきりといま僕の上にいるこいつが、幼馴染や親友ではない、最も憎むべき相手だとようやく察知したのだ。
動かない腕や足を、それでも無理に動かして足掻こうとする僕を、より強い力でフィスは抑えこもうとしてくる。圧し掛かってくる体重と、ぎりぎりと締め上げてくる感触がじわじわと僕の命を崖っぷちに追いやっていく。
「そうやって子犬みたいにわめきたてる姿もかわいいよ、ヒカル。ここには誰も来ない。すべては俺の思い通りになるんだから」
「フィス……お前、は、誰、だ……」
「教えてやってもいいけど……どうせ、お前にはもう必要ないよ。ここで俺に愛されながら、あの男に穢された罰を受ける。それがお前の望みなんだ」
「そん、な、の……僕の、望みじゃ、な……っぐ」
「――当たり前だろ。ここはヒカルが創った世界なんかじゃない。俺が創った世界で、これは俺の望みなんだから」
「え……それ、は……どう、いう……っぐ、っは、あぁ」
「神は君じゃないんだよ、ヒカル。俺なんだ。俺こそが、君を永遠に愛するためにこの世界を創ったんだ」
フィスが告げる言葉の意味が解らない。解ってはいけない気がする。そうしてしまったら、僕は……このままこのおかしな世界に閉じ込められてしまう。
だけど、どうやってもいまの状況を打破できない。ささやかれた言葉とともに、タイを引く力が一層増し、ぎゅっと僕の白い細い首に絡み付く赤いそれは、まるで血のような色をしている。
(苦しい……息が、できない……助けて……誰か、助けて……)
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