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第1章 幼少期
15話 姫学園と交渉
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[コルラド王国 セントランド国営学園 学園長室]
コルラド王達から修学旅行の許可を貰ってから2日後。
マイとソニアは授業の始まる前に学園長にアポを取って面会をする事になった。
コンコン。
マイが学園長室の重そうな扉をノックする。
どうぞと言う声がしたのでソニアがそっと扉を開けマイを中に入れる。
(ソニアは過保護ね…扉位自分で開けれるのに…)
「失礼します」
カイン学園長はソファーに座って飲み物を飲んでいた。
「どうぞお掛けください」
マイはソファーに腰を下ろす。
ソニアはソファーの後ろで待機する。
(毎回これをやるの???)
マイはソファーをそっと叩きソニアを座らせる様に促す。
渋々ソニアがソファーに座る。
一連の流れをカインが紅茶の香りがした飲み物を飲みながら微笑ましく待っている。
「すみませんカイン学園長、お時間を取って頂いて」
マイはまずカインにお礼を伝える。
「いえいえマイ姫が来ることは、アイナ王妃様から早馬にて聞いていました。内容はマイ姫から聞いてほしいと」
(昨日の内に連絡していたのね行動早いなママは…わたしがアポとったのも昨日なのに…)
マイはアイナの行動力の高さに感心していた。
「では、早速ですが、わたしから内容をお伝えします」
カインはお茶を置き頷く。
「まず、単刀直入に申しますと、学園の行事として、わたし達の学年でカジュに行きたいのです。
名目は社会科見学と言う事にしてです。軽く見積もって片道約7日程の旅路です。
滞在期間は3日程、避暑地としてもいい場所かと。
経済の活性化にもなるので各学年も検討できる事項かと、そして旅費はコルラド王が持ちます。
尚、保護者同伴を認めてもらい家族で旅行できるかと。この費用全てコルラド王が出すと言う事です。
お土産等は各自払い。
どうでしょう?検討して頂けませんか?」
カインは口をアングリ開けている……
「それを全てマイ姫が考えたのでしょうか?ユリウス丞相が考えて教えたのでしょうか?」
「わたしが考えて、パパ達に伝えています。ユリウス丞相には協力はしてもらいました。
了承は貰っているので多少の変更等は、わたしの一存で決めれます。
ご不明ご不満等はありませんか?」
またまた、カインはアングリしていた…
(マイ姫ヤバすぎでしょ?経済効果まで考えて行動する5歳児何ていないですよ!!!)
ソニアはうんうんとマイのプレゼンを聞きながら感激している。
カインは冷静ならねばと頭をフル回転させる。
「マ、マイ姫、何点かご質問が……」
「どうぞ」
間髪入れずにマイが答える。
「えーと……まずは……何故カジュなのかと言う所と、貴族達のお子様達が多いので護衛も必要ですよね?
宿泊先の手配等も必要ですし、かなり事前準備が必要です。
それを学園の人員だけで段取りするのは難しいかと、かなり王国に負担になると思います。
世間的にもあまり印象良くは見えないでしょう。
学園の運営もあくまで国民の税で賄っていますので、国民には好印象でありたいかと」
カインは絞り出した質疑をマイにぶつける。
マイは笑顔でうんうんと相槌している。
そしてマイが口を開く。
「要点としては、四つですかね・・・
まずは場所の件、護衛、そして段取りと、国民への配慮でいいでしょうか?」
カインが一生懸命考えた内容を一瞬で整理してしまう。
(え!!こんな簡単に会話を整理できる5歳児いるなんて・・・)
何とかポーカーフェイスを貫き紅茶らしき飲み物を含む。
「ええ、その内容についてマイ姫の考えをお聞かせ下さい」
(なぜか子供と話している感覚が全く無いんだけど!!普通に大人と話している感じ・・・)
それは、マイが転生者であることが大きいが、あくまで17歳の時の知識しか無いのだが、元々成績優秀で前世で某国立大学を今すぐにでも受かると言われるレベルだった事。
ユリウスに個人指導を受けてきたことと、マイの性格がとても真面目であって吸収力が有るためである。
「それでは、まず一つ目のご質問から、カジュにした理由はこの国の一つ最大の問題点がこの北にあること、子供たちは、知らないといけないと考えています。
これは個人では無くこれからこの国を担っていく子供達こそ経験して考えてほしいと思いました。
長い道中にも沢山経験できることがあるかと思います。野営や立ち寄った町や村でも色々な経験ができるでしょう。
そして二つ目、護衛は王城から連れて行きます。実はアイナ王妃が帯同しますので今回は王業の一環として視察も兼ねていますので・・・」
「えーーーー!!」
カインが盛大に驚いている。
「王妃様が参加すると言うことは、私達の(第17部隊)功績が見て頂けると?」
「その通りです・・・何事もなく筒がなく済めば評価されるかと・・・」
「やりましょう!!」
(えええーーー!)
マイとソニアは心の中で盛大なリアクションをしていた。
「いやいや、カイン学園長まだ二つしかお答えしていませんが?」
マイがカインを現実に戻す。
「あっ!そうでしたね・・・ちゃんと聞かないとだめですね・・・マイ姫続けて下さい」
(もうカイン様ノリノリなのでは?姫さまに掛かれば大抵の人は、こうなりますよね・・・)
ソニアはカインの心変わりを見て心底マイのプレゼン能力にほれぼれしていた。
実際マイの内心はもう話さなくても?と言う心境ではあるが、しっかり理解してもらいたいので話を続ける。
「はい・・続けますね・・・三つ目は、段取りですね。これは事前にユリウスに協力してもらいます。
実はもうユリウスは動いていくれています。
まだ決まっていはいない旨は伝えたのですが・・・心配ありませんと言っていました。
宿泊先や野営地は事前に決めて頂く予定です。
今回は王妃も行きますから、かなり厳重にするようです。
町や村にも先触れをする予定です。
四つ目の国民への配慮ですが、
その先々で町村主体の宴を開いて頂こうかと。
これは、町興しになりますし、貴族達と国民との交流の場になります。
かなりの経済効果があるとわたしは思っています。
懸念としては、領主貴族にもお金が流れるので、場所の検討は慎重に選ぶべきかと。
学園側からこう言う授業を行う事を報告してほしいのです。
あくまで学業の一環ですので、一年に一回ほど各学年開催していけばかなりの地方の国民にもお金が流れますので、
周囲の国民からの印象は良好になるはずです。
以上が今回の修学旅行と言う勉強会の内容です」
カインは途中からメモを取るのに必死になっていた。
そして感動している。
(なんて姫なんだろう・・・ここまで考えれる姫はこの大陸全域でも居ない・・・しかもまだ5歳・・・かわいいし・・・)
(姫さま!!!最高です!!!もうこんな真剣にかわいいお声で説明されたらなんでも許しますよ!!!)
ソニアはマイの存在のみですべてを許せる人間である。
それだけ信頼(マイかわいいが正義)があるのだ。
カインとソニアはマイのプレゼン後も各自物思いにふけっていた。
「あの?大丈夫でしたでしょうか?」
マイがコトンと首を傾げている。
「あっいやっ、大丈夫です。日程等の調整も必要だと思いますので、誰と調整していけばよろしいでしょうか?」
カインが今後の話にシフトする。
もう、やる事が決定したのだ。
「まぁ、来月か再来月の夏が本格的に来てからでいいと思います。
担当はユリウス丞相に相談し、担当者を学園に来てもらって、都度報告連絡をする様に伝えますね」
コルラドの王都は春夏秋冬がはっきりしているので夏は暑い。
湿度は低めでカラッとしているが、冷房等が無いため魔法に頼るしかないのだ。
まんまとマイの策に溺れていく大人達。
本当の真実、マイが何故カジュに行きたかったかを知るのは少し先になる。
コルラド王達から修学旅行の許可を貰ってから2日後。
マイとソニアは授業の始まる前に学園長にアポを取って面会をする事になった。
コンコン。
マイが学園長室の重そうな扉をノックする。
どうぞと言う声がしたのでソニアがそっと扉を開けマイを中に入れる。
(ソニアは過保護ね…扉位自分で開けれるのに…)
「失礼します」
カイン学園長はソファーに座って飲み物を飲んでいた。
「どうぞお掛けください」
マイはソファーに腰を下ろす。
ソニアはソファーの後ろで待機する。
(毎回これをやるの???)
マイはソファーをそっと叩きソニアを座らせる様に促す。
渋々ソニアがソファーに座る。
一連の流れをカインが紅茶の香りがした飲み物を飲みながら微笑ましく待っている。
「すみませんカイン学園長、お時間を取って頂いて」
マイはまずカインにお礼を伝える。
「いえいえマイ姫が来ることは、アイナ王妃様から早馬にて聞いていました。内容はマイ姫から聞いてほしいと」
(昨日の内に連絡していたのね行動早いなママは…わたしがアポとったのも昨日なのに…)
マイはアイナの行動力の高さに感心していた。
「では、早速ですが、わたしから内容をお伝えします」
カインはお茶を置き頷く。
「まず、単刀直入に申しますと、学園の行事として、わたし達の学年でカジュに行きたいのです。
名目は社会科見学と言う事にしてです。軽く見積もって片道約7日程の旅路です。
滞在期間は3日程、避暑地としてもいい場所かと。
経済の活性化にもなるので各学年も検討できる事項かと、そして旅費はコルラド王が持ちます。
尚、保護者同伴を認めてもらい家族で旅行できるかと。この費用全てコルラド王が出すと言う事です。
お土産等は各自払い。
どうでしょう?検討して頂けませんか?」
カインは口をアングリ開けている……
「それを全てマイ姫が考えたのでしょうか?ユリウス丞相が考えて教えたのでしょうか?」
「わたしが考えて、パパ達に伝えています。ユリウス丞相には協力はしてもらいました。
了承は貰っているので多少の変更等は、わたしの一存で決めれます。
ご不明ご不満等はありませんか?」
またまた、カインはアングリしていた…
(マイ姫ヤバすぎでしょ?経済効果まで考えて行動する5歳児何ていないですよ!!!)
ソニアはうんうんとマイのプレゼンを聞きながら感激している。
カインは冷静ならねばと頭をフル回転させる。
「マ、マイ姫、何点かご質問が……」
「どうぞ」
間髪入れずにマイが答える。
「えーと……まずは……何故カジュなのかと言う所と、貴族達のお子様達が多いので護衛も必要ですよね?
宿泊先の手配等も必要ですし、かなり事前準備が必要です。
それを学園の人員だけで段取りするのは難しいかと、かなり王国に負担になると思います。
世間的にもあまり印象良くは見えないでしょう。
学園の運営もあくまで国民の税で賄っていますので、国民には好印象でありたいかと」
カインは絞り出した質疑をマイにぶつける。
マイは笑顔でうんうんと相槌している。
そしてマイが口を開く。
「要点としては、四つですかね・・・
まずは場所の件、護衛、そして段取りと、国民への配慮でいいでしょうか?」
カインが一生懸命考えた内容を一瞬で整理してしまう。
(え!!こんな簡単に会話を整理できる5歳児いるなんて・・・)
何とかポーカーフェイスを貫き紅茶らしき飲み物を含む。
「ええ、その内容についてマイ姫の考えをお聞かせ下さい」
(なぜか子供と話している感覚が全く無いんだけど!!普通に大人と話している感じ・・・)
それは、マイが転生者であることが大きいが、あくまで17歳の時の知識しか無いのだが、元々成績優秀で前世で某国立大学を今すぐにでも受かると言われるレベルだった事。
ユリウスに個人指導を受けてきたことと、マイの性格がとても真面目であって吸収力が有るためである。
「それでは、まず一つ目のご質問から、カジュにした理由はこの国の一つ最大の問題点がこの北にあること、子供たちは、知らないといけないと考えています。
これは個人では無くこれからこの国を担っていく子供達こそ経験して考えてほしいと思いました。
長い道中にも沢山経験できることがあるかと思います。野営や立ち寄った町や村でも色々な経験ができるでしょう。
そして二つ目、護衛は王城から連れて行きます。実はアイナ王妃が帯同しますので今回は王業の一環として視察も兼ねていますので・・・」
「えーーーー!!」
カインが盛大に驚いている。
「王妃様が参加すると言うことは、私達の(第17部隊)功績が見て頂けると?」
「その通りです・・・何事もなく筒がなく済めば評価されるかと・・・」
「やりましょう!!」
(えええーーー!)
マイとソニアは心の中で盛大なリアクションをしていた。
「いやいや、カイン学園長まだ二つしかお答えしていませんが?」
マイがカインを現実に戻す。
「あっ!そうでしたね・・・ちゃんと聞かないとだめですね・・・マイ姫続けて下さい」
(もうカイン様ノリノリなのでは?姫さまに掛かれば大抵の人は、こうなりますよね・・・)
ソニアはカインの心変わりを見て心底マイのプレゼン能力にほれぼれしていた。
実際マイの内心はもう話さなくても?と言う心境ではあるが、しっかり理解してもらいたいので話を続ける。
「はい・・続けますね・・・三つ目は、段取りですね。これは事前にユリウスに協力してもらいます。
実はもうユリウスは動いていくれています。
まだ決まっていはいない旨は伝えたのですが・・・心配ありませんと言っていました。
宿泊先や野営地は事前に決めて頂く予定です。
今回は王妃も行きますから、かなり厳重にするようです。
町や村にも先触れをする予定です。
四つ目の国民への配慮ですが、
その先々で町村主体の宴を開いて頂こうかと。
これは、町興しになりますし、貴族達と国民との交流の場になります。
かなりの経済効果があるとわたしは思っています。
懸念としては、領主貴族にもお金が流れるので、場所の検討は慎重に選ぶべきかと。
学園側からこう言う授業を行う事を報告してほしいのです。
あくまで学業の一環ですので、一年に一回ほど各学年開催していけばかなりの地方の国民にもお金が流れますので、
周囲の国民からの印象は良好になるはずです。
以上が今回の修学旅行と言う勉強会の内容です」
カインは途中からメモを取るのに必死になっていた。
そして感動している。
(なんて姫なんだろう・・・ここまで考えれる姫はこの大陸全域でも居ない・・・しかもまだ5歳・・・かわいいし・・・)
(姫さま!!!最高です!!!もうこんな真剣にかわいいお声で説明されたらなんでも許しますよ!!!)
ソニアはマイの存在のみですべてを許せる人間である。
それだけ信頼(マイかわいいが正義)があるのだ。
カインとソニアはマイのプレゼン後も各自物思いにふけっていた。
「あの?大丈夫でしたでしょうか?」
マイがコトンと首を傾げている。
「あっいやっ、大丈夫です。日程等の調整も必要だと思いますので、誰と調整していけばよろしいでしょうか?」
カインが今後の話にシフトする。
もう、やる事が決定したのだ。
「まぁ、来月か再来月の夏が本格的に来てからでいいと思います。
担当はユリウス丞相に相談し、担当者を学園に来てもらって、都度報告連絡をする様に伝えますね」
コルラドの王都は春夏秋冬がはっきりしているので夏は暑い。
湿度は低めでカラッとしているが、冷房等が無いため魔法に頼るしかないのだ。
まんまとマイの策に溺れていく大人達。
本当の真実、マイが何故カジュに行きたかったかを知るのは少し先になる。
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