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第1章 幼少期
14話 姫初めての旅行へ
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[コルラド城内 王族食堂]
沢山の給仕達が慌ただしく準備をしている。
ここはコルラド王族達が毎日食事をする所。
マイのお陰で、食事の質の向上と食材の変革が行われ、料理人達は日々慌ただしく仕込に終われている。
しかし、料理人達はマイの美味しいと、感謝の言葉がが欲しく黙々と料理を作っている。
マイがいち早くソニアと食堂に入って来て食堂の奥にある厨房に入っていく。
これも3歳から毎日の日課になっている。
料理長のザックが当たり前のようにかわいい柄の味見用の小皿に本日のスープをほんの少しだけよそって渡す。
マイはありがとうと言いそっとそれを匂いを嗅ぎ飲み干す。
「とっても美味しいわ!いつもありがとう!」
マイにそう言われたザックは笑顔で深々と頭を下げ感謝している。
ソニアはそれを毎日見てきたが毒味もせずに食べるマイを見てとてもハラハラする。
(何も疑いもせずに食べる姫さまにいつもドキドキします…でもこのお陰で格段に王城の食事が美味しくなったのも事実、食べた事の無いものも沢山ありましたし、私的にはとても姫さまを止められません……)
基本マイに心酔している王城の者はマイがしたい事を最優先にする。危険な事以外はとても止められないのだ。
ザックは今日の献立をマイに教える。
「本日の夕食は、ギュー(モンスターの牛)のクリームシチューとサクサクのクロワッサンです。本当にこれだけで足りますでしょうか?」
「もちろん!シチューも手の込んだ味付けでしたし、クロワッサンも焼き上げたばかりの物を出してくれるのでしょ?3人しか居ないんだし、そんなに沢山の種類の料理を出しても食べきれないもの 、王族だからとか、わたしが嫌いなの知ってるでしょ?パパ達も納得している事だから大丈夫よ」
マイが食事の改革をするまでは、高級な食卓テーブルに所狭しと高級食材料理を並べていた料理長はいつも不敬になるのではとドキマギしているのだ。
しかし1つの料理に時間を掛ける事を覚えた今では何品も作る労力は計り知れないとわかってはいる。
「ありがとうございます。王様達とマイ姫様がご納得しているのであれば私は何も言えません。本当にいつも感謝しています。この味を教えて頂いたことと、マイ姫様に美味しいと感謝を言われるのが、こんなにも嬉しいと思える事が、私たち王城料理人達の生きている意味でございますから」
ザックは日々の感謝をマイ姫に伝える。
「いつも言っているけど、大袈裟よ、でもわたしも皆さんに料理をしてもらい、いつも美味しい食事が出来る事が幸せよ本当に感謝してる。ありがとう」
と言いマイは厨房を後にする。
厨房は歓喜の涙が…これも毎度のお約束である。
ソニアが両手を広げはぁ~とため息を吐くのもお決まり。
マイが食堂に戻るとコルラド王とアイナ王妃が座っていた。
「マイ今日の料理は何かな?」
コルラド王がマイに聞く。
「ひみつ!」
マイがソニアに椅子に座らせられながら答えるこれもいつもの夕飯のお約束。
朝とお昼は家族が中々集まれない事が多いので夕飯は、ちゃんとマイと3人で食べれる時は、食べたいとコルラド王とアイナ王妃が決めたのであった。
席に3人が座ると給仕がそれぞれに出来たての食事を配膳する。
配膳し終わるとザックが厨房からコック帽子を取り出てきて、今日の献立の説明をする。
それを聞いてから3人が一斉に。
『いただきます』
これはマイが浸透させた食事の前の挨拶。
食材と料理を作ってくれた人に感謝をする為に、マイがお喰い初めから言い出した事によりここ3年間で王都全域に浸透していた。
3人はとても美味しいと料理を褒めながら堪能している。
コルラド王とアイナ王妃は南部から献上された葡萄酒も飲んでいる。
「パパ、ママあまりお酒飲みすぎないようにね、適度な量は体にいいけど飲みすぎは体壊しちゃうから程々にね」
マイが2人を心配するように声を掛ける。
ソニアはマイの後ろでマイの恐ろしさをヒシヒシと感じていた…
(姫さまが葡萄酒を、お出しさせてたのを知ってる身としては…気持ちよくさせてから交渉しようと考えてるとしたら…末恐ろしい5歳児ですよ!)
そう、これもマイの計算なのだ。
料理に合う葡萄酒を厳選しそれをちょうどいいタイミングで出すように給仕に頼んでいたマイを知るソニアは恐ろしさより尊敬の念を感じてしまっていた。
『馳走様でした』
3人の感謝の言葉が食堂内に響き渡る。
食事も終わり、余韻に浸りながら最後の葡萄酒(これも食後に出す様にマイに言われた物、甘くデザートの様な味わい)がグラスに注がれる。
そのタイミングでマイが口を開く。
「パパ、ママ、お願いがあるの学校の行事でカジュに行く事になったら行ってもいい?
見聞を広げる為に行きたいのだけど…ダメかな~?」
マイは2人に上目遣いで空色の瞳をぶつける。
少し潤ませた瞳を見る2人は聞かれた事よりこの子の希望を叶えたいと言う方向にスイッチが入る。
これもお酒の力で判断能力が緩やかになっている状況では致し方ないと言わざるを得ない。
(あざと!!!)
これを目にするソニア、ザック、給仕達は驚愕の一言。
でもマイの超絶天使のお願いをされてる2人を羨ましく思ってしまうのがマイに心酔している物達の運命だ。
しかしコルラド王とアイナ王妃も普通の両親ではない。
マイのお願いを最大限考慮しようと少し酔いの回る脳でフル回転させて答えをみつける。
「ほ、保護者同伴でと言うなら許可をしなくもないぞ、マ、マイはまだ小さいし、しかも北の要所となるとモンスターや北の連中とも何かあるやもしれんからな・・・」
コルラド王の精一杯の抵抗と娘に嫌われるのでは?と言う不安の中での答えが保護者同伴作戦だった。
「そうですわね、私もカジュには久しく行ってませんでしたし、王族として視察を兼ねて行きましょうかね~。
あなたは城から離れられないでしょうし」
なんと、アイナ王妃は自分が保護者になりしかも、国の王行にしてしまおうと言う魂胆で来た。
「わざわざママが行かなくても…王族が行くとなると、みんな萎縮してしまうし…」
「あなたも王族よ」
マイの意見を綺麗に躱すアイナ。
これが母親の強さと思わずにはいられない一同であった。
「わかった…ママ一緒に行こ!ありがとう!!後、パパお金はすべて出してね~」
ここは素直に認めるしかないとマイも諦め素直に行ける事への喜びにシフトし語尾でそっとお金の話を入れる。
アイナは、娘と長期旅行に行ける事に大喜びで、マイの語尾を聞かずに、葡萄酒を飲み。
コルラド王は、涙を堪えながら自分が行けないショックを受け葡萄酒を煽っていたのでマイの最後の言葉を聞いていなかったが、頷いていた。
(まずは作戦成功と言う事にしましょう!ママも一緒に行くと言う事は学園側にもメリットがあるし。特にカイン学園長はノリノリになるわ!)
王城食堂の中で5歳のマイ姫が、物凄い心理戦が繰り広げられた事を、後の給仕達や料理人達の語り草となったのである。
(姫さまに敵う知将はこの大陸に居るのでしょうか?)
ソニアのマイに対する忠誠心はうなぎ登りの天井知らずなのだ。
「さぁマイ、ママと一緒におねんねしましょうね。
ソニアはあの人をお願いね」
そう言い残し2人は食堂から退席して行く。
残されたコルラド王は1人やけ酒をする事になるのだが、マイの命令で葡萄酒が途中から葡萄の果実ジュースに変更されてる事をコルラド王は知る由もなく酔い潰れてしまうのであった。
アイナとマイには絶対頭が上がらない事を城内の者は、再認識する場ともなったのであった。
沢山の給仕達が慌ただしく準備をしている。
ここはコルラド王族達が毎日食事をする所。
マイのお陰で、食事の質の向上と食材の変革が行われ、料理人達は日々慌ただしく仕込に終われている。
しかし、料理人達はマイの美味しいと、感謝の言葉がが欲しく黙々と料理を作っている。
マイがいち早くソニアと食堂に入って来て食堂の奥にある厨房に入っていく。
これも3歳から毎日の日課になっている。
料理長のザックが当たり前のようにかわいい柄の味見用の小皿に本日のスープをほんの少しだけよそって渡す。
マイはありがとうと言いそっとそれを匂いを嗅ぎ飲み干す。
「とっても美味しいわ!いつもありがとう!」
マイにそう言われたザックは笑顔で深々と頭を下げ感謝している。
ソニアはそれを毎日見てきたが毒味もせずに食べるマイを見てとてもハラハラする。
(何も疑いもせずに食べる姫さまにいつもドキドキします…でもこのお陰で格段に王城の食事が美味しくなったのも事実、食べた事の無いものも沢山ありましたし、私的にはとても姫さまを止められません……)
基本マイに心酔している王城の者はマイがしたい事を最優先にする。危険な事以外はとても止められないのだ。
ザックは今日の献立をマイに教える。
「本日の夕食は、ギュー(モンスターの牛)のクリームシチューとサクサクのクロワッサンです。本当にこれだけで足りますでしょうか?」
「もちろん!シチューも手の込んだ味付けでしたし、クロワッサンも焼き上げたばかりの物を出してくれるのでしょ?3人しか居ないんだし、そんなに沢山の種類の料理を出しても食べきれないもの 、王族だからとか、わたしが嫌いなの知ってるでしょ?パパ達も納得している事だから大丈夫よ」
マイが食事の改革をするまでは、高級な食卓テーブルに所狭しと高級食材料理を並べていた料理長はいつも不敬になるのではとドキマギしているのだ。
しかし1つの料理に時間を掛ける事を覚えた今では何品も作る労力は計り知れないとわかってはいる。
「ありがとうございます。王様達とマイ姫様がご納得しているのであれば私は何も言えません。本当にいつも感謝しています。この味を教えて頂いたことと、マイ姫様に美味しいと感謝を言われるのが、こんなにも嬉しいと思える事が、私たち王城料理人達の生きている意味でございますから」
ザックは日々の感謝をマイ姫に伝える。
「いつも言っているけど、大袈裟よ、でもわたしも皆さんに料理をしてもらい、いつも美味しい食事が出来る事が幸せよ本当に感謝してる。ありがとう」
と言いマイは厨房を後にする。
厨房は歓喜の涙が…これも毎度のお約束である。
ソニアが両手を広げはぁ~とため息を吐くのもお決まり。
マイが食堂に戻るとコルラド王とアイナ王妃が座っていた。
「マイ今日の料理は何かな?」
コルラド王がマイに聞く。
「ひみつ!」
マイがソニアに椅子に座らせられながら答えるこれもいつもの夕飯のお約束。
朝とお昼は家族が中々集まれない事が多いので夕飯は、ちゃんとマイと3人で食べれる時は、食べたいとコルラド王とアイナ王妃が決めたのであった。
席に3人が座ると給仕がそれぞれに出来たての食事を配膳する。
配膳し終わるとザックが厨房からコック帽子を取り出てきて、今日の献立の説明をする。
それを聞いてから3人が一斉に。
『いただきます』
これはマイが浸透させた食事の前の挨拶。
食材と料理を作ってくれた人に感謝をする為に、マイがお喰い初めから言い出した事によりここ3年間で王都全域に浸透していた。
3人はとても美味しいと料理を褒めながら堪能している。
コルラド王とアイナ王妃は南部から献上された葡萄酒も飲んでいる。
「パパ、ママあまりお酒飲みすぎないようにね、適度な量は体にいいけど飲みすぎは体壊しちゃうから程々にね」
マイが2人を心配するように声を掛ける。
ソニアはマイの後ろでマイの恐ろしさをヒシヒシと感じていた…
(姫さまが葡萄酒を、お出しさせてたのを知ってる身としては…気持ちよくさせてから交渉しようと考えてるとしたら…末恐ろしい5歳児ですよ!)
そう、これもマイの計算なのだ。
料理に合う葡萄酒を厳選しそれをちょうどいいタイミングで出すように給仕に頼んでいたマイを知るソニアは恐ろしさより尊敬の念を感じてしまっていた。
『馳走様でした』
3人の感謝の言葉が食堂内に響き渡る。
食事も終わり、余韻に浸りながら最後の葡萄酒(これも食後に出す様にマイに言われた物、甘くデザートの様な味わい)がグラスに注がれる。
そのタイミングでマイが口を開く。
「パパ、ママ、お願いがあるの学校の行事でカジュに行く事になったら行ってもいい?
見聞を広げる為に行きたいのだけど…ダメかな~?」
マイは2人に上目遣いで空色の瞳をぶつける。
少し潤ませた瞳を見る2人は聞かれた事よりこの子の希望を叶えたいと言う方向にスイッチが入る。
これもお酒の力で判断能力が緩やかになっている状況では致し方ないと言わざるを得ない。
(あざと!!!)
これを目にするソニア、ザック、給仕達は驚愕の一言。
でもマイの超絶天使のお願いをされてる2人を羨ましく思ってしまうのがマイに心酔している物達の運命だ。
しかしコルラド王とアイナ王妃も普通の両親ではない。
マイのお願いを最大限考慮しようと少し酔いの回る脳でフル回転させて答えをみつける。
「ほ、保護者同伴でと言うなら許可をしなくもないぞ、マ、マイはまだ小さいし、しかも北の要所となるとモンスターや北の連中とも何かあるやもしれんからな・・・」
コルラド王の精一杯の抵抗と娘に嫌われるのでは?と言う不安の中での答えが保護者同伴作戦だった。
「そうですわね、私もカジュには久しく行ってませんでしたし、王族として視察を兼ねて行きましょうかね~。
あなたは城から離れられないでしょうし」
なんと、アイナ王妃は自分が保護者になりしかも、国の王行にしてしまおうと言う魂胆で来た。
「わざわざママが行かなくても…王族が行くとなると、みんな萎縮してしまうし…」
「あなたも王族よ」
マイの意見を綺麗に躱すアイナ。
これが母親の強さと思わずにはいられない一同であった。
「わかった…ママ一緒に行こ!ありがとう!!後、パパお金はすべて出してね~」
ここは素直に認めるしかないとマイも諦め素直に行ける事への喜びにシフトし語尾でそっとお金の話を入れる。
アイナは、娘と長期旅行に行ける事に大喜びで、マイの語尾を聞かずに、葡萄酒を飲み。
コルラド王は、涙を堪えながら自分が行けないショックを受け葡萄酒を煽っていたのでマイの最後の言葉を聞いていなかったが、頷いていた。
(まずは作戦成功と言う事にしましょう!ママも一緒に行くと言う事は学園側にもメリットがあるし。特にカイン学園長はノリノリになるわ!)
王城食堂の中で5歳のマイ姫が、物凄い心理戦が繰り広げられた事を、後の給仕達や料理人達の語り草となったのである。
(姫さまに敵う知将はこの大陸に居るのでしょうか?)
ソニアのマイに対する忠誠心はうなぎ登りの天井知らずなのだ。
「さぁマイ、ママと一緒におねんねしましょうね。
ソニアはあの人をお願いね」
そう言い残し2人は食堂から退席して行く。
残されたコルラド王は1人やけ酒をする事になるのだが、マイの命令で葡萄酒が途中から葡萄の果実ジュースに変更されてる事をコルラド王は知る由もなく酔い潰れてしまうのであった。
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