「君」とともに、、、

空音

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第一章 悪魔到来

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「なんだ、てっきりお前こーゆうの経験あんのかと思ったのに」

「…は?」

「女みてぇなツラしてっからさ」


くくっ、とさも馬鹿にしたように笑う西尾に、カッとなった俺は自分の置かれている状況も忘れてキレた。

「…ンだとっ、てめぇ!!お前と一緒にすんじゃねぇよ変態!!」



言い切ってから見た西尾の顔は、もう表現しようのないものだった。


「ぅあっ…」

すばやく下着を脱がされ、尻に熱くかたいものが触れる。


あ…やば…


瞬間的に力を入れて防ごうとしたが遅かった。

「っ、…!!!」



すさまじい痛みに背中がのけぞる。

あまりの衝撃に呼吸が乱れ息ができない。


そんな俺をよそに、西尾のモノがギチギチと内壁を削った。

「ぃぁあああ゙あ゙あ゙っ…!!ぃだい…っ、やだっ、抜いてぇ…、ぁあ゙っ!」



慣らしてもいないソコはすでに切れて、血が大量に流れていた。
俺は痛さのあまり泣き叫んだ。


「ああ゙ぁっ…、痛゙っ、ぃあ゙、や、だぁ゙…っ、ぅ…」

「…るせんだよ、黙れっ」


「ふ、ぐ…っ」



思い切り脇腹を殴られる。
何度も、何度も。

俺が静かになるまでそれは止まらなかった。 


その間も西尾のモノは俺の中で暴れ続けていた。
血のおかげで滑りはよくなったものの、変わらない圧迫感に吐き気すら感じた。



誰か、助けて…―

ダレカ…―



「っ…、う…」

叫びたいのに声がでない。
助けを求めたいのに。

もう、泣くことしかできなかった。


「…泣いてんの?」

ぐぃと顎を捕まれて顔を西尾の方へ向けられる。

「泣くぐらいなら、鳴けよ」


西尾の言葉はどこまでも俺を追い詰めていく。

こいつは悪魔だ。

俺はこいつに殺されるのかもしれない。


「ほら…、鳴いてみせろ、よっ…」

「ひあ゙っ…ぅ゙、ぁあ゙…」

最奥を突かれ意識を手放しそうになり、頬を殴られた。
ズチュズチュと卑劣な水音が教室中に響く。

「…なぁ、気持ちいいだろ…?」


西尾の問いに俺はブンブンと首を横に振る。


気持ち悪い。
気持ち悪い。

キモチ、ワル、イ…―


「…ほんとおまえ、可愛くねぇな」

「ひ…っ、や、ゃだやだっ、やめ…っ」


俺の中で一瞬西尾のモノが震えたかと思うと、ドクドクと何かが流れ込んだ。

「、ぁ…」


ズルっと西尾のモノが抜かれ、中からドロリとしたものが溢れて股をつたった。



絶望的だった。

男に犯られたあげく、中出しまでされたのだ。



俺は汚れてしまった…―

そう思うと涙が止まらなかった。
 
 
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