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第4章 沢田くんと別荘の夜
沢田くんと積年の思い
しおりを挟むその後、私と小野田くんを含めた厳正なるじゃんけんの結果、罰ゲームをする人間が決定した。
「ちっくしょう! まさか俺になっちまうとは!!【照れるぜ~!!\(//∇//)\】」
なんとそれは小野田くんだった。
【だったら参加しなければいいのに……(・Д・)】と沢田くん。
【卓球してないこいつが何故……_| ̄|○】と森島くん。
会場の皆さんもほぼ同じことを考えています。
全員の虚しさを一身に受けながら、小野田くんは「それじゃあ告白するぜ!」と沢田くんの前に移動した。
【ん? なんでこの人、俺の前に?Σ(゚д゚lll)】
会場がどよめく。沢田くんも驚いている。
【今こそ、我が積年の思いを!】
小野田くんは息を吸い込み、眉間に皺を寄せてものすごく怖い顔になった。
「沢田あああああああ!! てめえ、小・中・高とずっと俺と一緒だったくせに、今までよくも無視してくれたなあああ!!」
【ひいいいいいいいいっ((((;゚Д゚)))))))怖いっ!】
【やった! ずっと沢田と一緒だったことを伝えられたぞ!ヽ(*^ω^*)ノ】
いや、顔! 顔が怖いから! 沢田くん、ビビっちゃってそれどころじゃないよ。
「……ごめん【命だけは助けて(´;Д;`)】」
「しょうがねえ。許してやるよ! その代わり、今日から俺とお前は親友だ! いいな⁉︎」
「親友……?【なにそれ、おいしいの?:(;゙゚'ω゚'):】
沢田くんはパニックを起こしている。
どうする、小野田くん!
「はいって言わなきゃ、ブッ殺す」
「【殺される……((((;゚Д゚)))))))】は、はい……」
無理やり沢田くんに「はい」と言わせた小野田くんは、渾身のガッツポーズをした。
【やったああああああ!!!ヽ(*^ω^*)ノ】
おめでとう、小野田くん。
でもそれは沢田くんには殺人パンチをかます予告のようにしか見えなかったようだ。
【死ぬっ!((((;゚Д゚)))))))】
殴られると思った沢田くんはとっさに【おんみつ】で気配を消し、会場から幽霊のように立ち去った。
急に沢田くんが見えなくなって、みんながパニックになる中、私はふと気がついた。
この会場から、沢田くんの他にあと二人の人間が消えていたことに──。
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