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VSバステア

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 バステアはオサム達の姿が見えなくなるまで確認し、姿が見えなくなったあと俺たち2人に向きなおる。

「さて。荷物持ち。お前には少しおきゅうをすえねばならないと思っていたんだよ俺は」

「それはこっちのセリフなんだがな。俺のやることなすこと妨害したり、俺と関わった人をボコボコにしたりと何でそんなくだらないことばかりするんだ」

 俺はバステアに聞くとバステアは

「俺は俺に関わらないなら荷物持ちのお前なんざ心底どうでもいいんだが一昨日の俺の子分についての礼はちゃんとしとかないとと思ってな」

「お前の子分?筋肉の男の子とか?あいつに関しては俺は生かしてお前に渡してやったぞ。わざわざ生かしたというのに貴様は殺したがな」

 俺がバステアに言うとバステアは

「そりゃそうだ。たとえ勇者様の命令でお前の言う男をボコボコにしたという事実が俺の子分がしたとなれば俺の評価は下がり勇者パーティーにいられなくなるかもしれん。それだけは避けねばならないからな。仕方なくきるしかなかたんだよ。お前が余計なことをしなければやつはまだ生きていたと言うのに」

 バステアは「全てはお前のせいだと」俺に剣を向けながら言うとカムが俺の前に立ち、バステアの攻撃を止める。

「あなた、本当に勇者パーティーの人間ですか?武器を持たないザンサクを狙うなんて」

「あ?荷物持ちが別に武器を持とうが持つまいが関係ない。魔物の出る森にいるんだ。死ぬ覚悟くらいはこいつにもあるだろ。嬢ちゃんも斬られたくなきゃどきな」

「どくわけないじゃないですか。馬鹿なんですか?あなたは」

 バステアはカムの受け止めていた剣を剣で押し出し、カムを少し後ろに飛ばしたあと

「忠告はしたぞ。死んでも知らないからな。俺は剣聖とまで呼ばれた剣士だぞ。お前のような嬢ちゃんにはやられんよ」

「それはやってみないと分かりませんよ」

 カムは威勢よく剣をかまえるが、俺でもわかるカムじゃバステアには勝てないし瞬殺されるだろ。俺はカムのそんなところは見たくない。

「バステア!少し時間をくれないか!作戦タイムをくれ!」

「ふ。いいだろう。最後の慈悲だ。少しくらいは設けてやるよ」

 俺はバステアに背中を向けた瞬間

「なーんてなぁ!やるわけねぇだろ!ばぁーか!」

 バステアは俺の背中に斬りかかり俺はバステアに斬られる前にリュックから自動追尾型魔法剣ストレアを抜き、バステアの攻撃をギリギリで止める。

「な、何だこの剣は!どこからとりだした!」

「これは俺がカムから預かっていた剣だよ。こいつを渡したいから作戦タイムをくれと言っただけさ」

「な、なぜだ!お前は武器を装備できないはずだ!荷物持ち!」

「装備はできないが持つことくらいならできるさ」

 俺は自動追尾型魔法剣ストレアをカムに渡し「こいつを装備して戦えば勝てるぞ」とカムに言うとカムは「分かりました!」とストレアを装備しバステアの前に立った。
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