16 / 32
勇者パーティーの悪行
しおりを挟む
俺は男を倒した後ギルドの中に入るとギルドはすでに宴状態だった。
「おらおらー!てめぇらー飲め飲めー!この勇者オサム様の奢りだぜ!」
「さすが勇者様ー」「勇者様最高ー!」とギルドないでオサムを称賛する声が響く。
「今日は俺が人喰いウルフを倒し、王様よりいただいた金でおまえら全員に奢ってやるからよぅ。飲んで食べて叫ぼうぜ!ぎゃははは!」
げびた笑いギルドに響く。何だこれは。なぜオサムが人喰いウルフを倒したことになっている。なぜだ?
「勇者様!待ってください!」
宴で皆騒いでいる中、カムはオサムに向かって叫ぶ。
「あ?何だその汚い女は?そんなやつ俺の宴に呼んだおぼえはないぞ。ガキは早くかえんな!ぎゃははは!」
ギルド内の男や女はカムに向かって「そうだそうだー!」「しらけるからはやく帰りなさいよこのバカ女!」とか叫ぶがカムは怯まずにオサムに言う。
「本当に勇者様が人喰いウルフを倒したのですか?」
「無論だとも?何だ?私は勇者だぞ?勇者の言うことは絶対。だよなぁ。テテスア」
オサムは隣に座っていたテテスアに言う。
「ええ。ええ。そうですとも。勇者様の言うことは絶対。嘘などではないのですよ。そこの小娘。勇者様にはむかうならそれ相応の罰を与えますよ?」
「勇者様が絶対?は!そんなのくそくらえよ!本当はあなた勇者なんかじゃないんじゃない?手柄だけ横取りするクソ野郎なんじゃないかしら?」
カムがオサムに言うとオサムは
「てめぇ。調子にのるなよ。今のは聞かなかったことにしてやる。だから今すぐギルドから出ていけ」
「残念ながら私達が人喰いウルフを倒したと報告しにきたのですよ。だから騒ぐならどこか別の場所で騒いでください。勇者様」
「人喰いウルフを倒した?誰がだよ?まさかお前如きひ弱な剣士が人喰いウルフを?人喰いウルフは冒険者5人がかりでも倒せないようなやつをお前のような小娘が1人でか?」
「いいえ」とカムは言うと俺を指差し
「私ではなくザンサクが人喰いウルフを倒しました」
カムがオサムにに言うと少しシーンっと静まった後、またギルドにいた男、女達、そしてオサム、テテスア、バステア、アルムスは腹を抱えながら笑う。
「ぎゃははは!笑わせないでくれよ!ぎゃははは!あー。腹が痛いよ。ザンサクが人喰いウルフを倒した?荷物持ちでしか使えないようなやつがか?そんな奴が人喰いウルフを倒せるわけがない。夢でもみていたんじゃないか?小娘」
「そんなわけない!ザンサクは倒したって言ったもの!ザンサクは嘘はつかない!」
「しらねぇよ!俺たちは今宴で忙しいんだザンサク!さっさとガキを連れて出ていけ!この雑魚荷物持ち!」
立ち尽くしていた俺にまたコップを投げつけてくるオサム。
カムは「ザンサクは」と言うが俺は
「もういいよカム。行こう」
俺はカムの手を掴んでギルドから出た。
「おらおらー!てめぇらー飲め飲めー!この勇者オサム様の奢りだぜ!」
「さすが勇者様ー」「勇者様最高ー!」とギルドないでオサムを称賛する声が響く。
「今日は俺が人喰いウルフを倒し、王様よりいただいた金でおまえら全員に奢ってやるからよぅ。飲んで食べて叫ぼうぜ!ぎゃははは!」
げびた笑いギルドに響く。何だこれは。なぜオサムが人喰いウルフを倒したことになっている。なぜだ?
「勇者様!待ってください!」
宴で皆騒いでいる中、カムはオサムに向かって叫ぶ。
「あ?何だその汚い女は?そんなやつ俺の宴に呼んだおぼえはないぞ。ガキは早くかえんな!ぎゃははは!」
ギルド内の男や女はカムに向かって「そうだそうだー!」「しらけるからはやく帰りなさいよこのバカ女!」とか叫ぶがカムは怯まずにオサムに言う。
「本当に勇者様が人喰いウルフを倒したのですか?」
「無論だとも?何だ?私は勇者だぞ?勇者の言うことは絶対。だよなぁ。テテスア」
オサムは隣に座っていたテテスアに言う。
「ええ。ええ。そうですとも。勇者様の言うことは絶対。嘘などではないのですよ。そこの小娘。勇者様にはむかうならそれ相応の罰を与えますよ?」
「勇者様が絶対?は!そんなのくそくらえよ!本当はあなた勇者なんかじゃないんじゃない?手柄だけ横取りするクソ野郎なんじゃないかしら?」
カムがオサムに言うとオサムは
「てめぇ。調子にのるなよ。今のは聞かなかったことにしてやる。だから今すぐギルドから出ていけ」
「残念ながら私達が人喰いウルフを倒したと報告しにきたのですよ。だから騒ぐならどこか別の場所で騒いでください。勇者様」
「人喰いウルフを倒した?誰がだよ?まさかお前如きひ弱な剣士が人喰いウルフを?人喰いウルフは冒険者5人がかりでも倒せないようなやつをお前のような小娘が1人でか?」
「いいえ」とカムは言うと俺を指差し
「私ではなくザンサクが人喰いウルフを倒しました」
カムがオサムにに言うと少しシーンっと静まった後、またギルドにいた男、女達、そしてオサム、テテスア、バステア、アルムスは腹を抱えながら笑う。
「ぎゃははは!笑わせないでくれよ!ぎゃははは!あー。腹が痛いよ。ザンサクが人喰いウルフを倒した?荷物持ちでしか使えないようなやつがか?そんな奴が人喰いウルフを倒せるわけがない。夢でもみていたんじゃないか?小娘」
「そんなわけない!ザンサクは倒したって言ったもの!ザンサクは嘘はつかない!」
「しらねぇよ!俺たちは今宴で忙しいんだザンサク!さっさとガキを連れて出ていけ!この雑魚荷物持ち!」
立ち尽くしていた俺にまたコップを投げつけてくるオサム。
カムは「ザンサクは」と言うが俺は
「もういいよカム。行こう」
俺はカムの手を掴んでギルドから出た。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
〈完結〉この女を家に入れたことが父にとっての致命傷でした。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」アリサは父の後妻の言葉により、家を追い出されることとなる。
だがそれは待ち望んでいた日がやってきたでもあった。横領の罪で連座蟄居されられていた祖父の復活する日だった。
十年前、八歳の時からアリサは父と後妻により使用人として扱われてきた。
ところが自分の代わりに可愛がられてきたはずの異母妹ミュゼットまでもが、義母によって使用人に落とされてしまった。義母は自分の周囲に年頃の女が居ること自体が気に食わなかったのだ。
元々それぞれ自体は仲が悪い訳ではなかった二人は、お互い使用人の立場で二年間共に過ごすが、ミュゼットへの義母の仕打ちの酷さに、アリサは彼女を乳母のもとへ逃がす。
そして更に二年、とうとうその日が来た……
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
ズボラ通販生活
ice
ファンタジー
西野桃(にしのもも)35歳の独身、オタクが神様のミスで異世界へ!貪欲に通販スキル、時間停止アイテムボックス容量無限、結界魔法…さらには、お金まで貰う。商人無双や!とか言いつつ、楽に、ゆるーく、商売をしていく。淋しい独身者、旦那という名の奴隷まで?!ズボラなオバサンが異世界に転移して好き勝手生活する!
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる