4 / 32
ザンサクとカム
しおりを挟む
俺とカムは一通り話を終えるとしばらく黙り込み、数分後に俺は声をかける。
「なぁカム。俺から提案があるんだが」
「はい。なんでしょうザンサク」
「俺とパーティーを組まないか?」
俺はカムに聞くとカムは「え?」と言う。
「俺の職業荷物持ちは戦闘能力はなくてな。そのかわりそれ以外の点でなら役に立つぞ。薬草はいくらでも持てるし薬草の上位の回復薬もいくらでも持てる。何よりクエストでドロップしたものは上限なく拾うこともできるぞ。どうだ?」
「いやその。ザンサクには問題はありませんよ。むしろ私なんかでいいんですか?私、剣しかのうがありませんよ?他のことでは役に立てませんよ?」
「構わないさ。俺はカムがいいんだ。同じパーティーから追放されたものどうし仲良くしようぜ」
俺が手を出してカムに向かって笑うとカムは俺に笑い返して
「こんな私でよければいくらでもつかってください。ザンサク。私をパーティーメンバーに入れてください」
「こちらこそ。これから頑張ろうぜ」
俺とカムはパーティーを組むことにし、2人でアワステルン王国、冒険者ギルドに向かった。
アワステルン王国冒険者ギルドに着くと改めて冒険者登録をしカムと一緒に2人で受ける初クエストはどれにするかと相談する。
「どうするカム?無難にスライムでもいくか?」
「うーん。そうですね。最初ならスライムの方がいいかも知れませんね」
俺とカムでクエストボードを見ながら喋っていると
「おやおやぁ?これはこれは俺様たちのパーティーから追放してやった荷物持ちくんじゃないか。1人じゃ何もできないくせに何をしているのかな?」
ギルドの酒場で飲んでいたもと俺がいた勇者パーティーの剣士、バステアが俺に言う。
「そっちのかわい子ちゃんはどうした?まさか買ったのかな?あ、無理か。無一文で追い出してやったからな。ははは!」
カムを見ながら俺に言うバステア。
俺を馬鹿にするのは構わないけどカムを馬鹿にするのは許せないな。俺はバステアに突っかかろうとしたがカムが俺の手を取り
「行きましょうザンサク。あんな酔っ払いに構う暇はありません」
俺の手を取りクエストの紙をギルドの受付嬢に渡すと俺とカムは早々にギルドから出る。
「なんで止めたんだよ」
「あんなの気にするだけ無駄です。きっと今に後悔しますよ。ザンサクをパーティーから追い出したこと。それじゃスライム倒し、張り切って行きましょー!」
「おー!」と俺はいい、俺とカムはアワステルン王国からでてすぐの森、ガルダラスの森に出た。
「なぁカム。俺から提案があるんだが」
「はい。なんでしょうザンサク」
「俺とパーティーを組まないか?」
俺はカムに聞くとカムは「え?」と言う。
「俺の職業荷物持ちは戦闘能力はなくてな。そのかわりそれ以外の点でなら役に立つぞ。薬草はいくらでも持てるし薬草の上位の回復薬もいくらでも持てる。何よりクエストでドロップしたものは上限なく拾うこともできるぞ。どうだ?」
「いやその。ザンサクには問題はありませんよ。むしろ私なんかでいいんですか?私、剣しかのうがありませんよ?他のことでは役に立てませんよ?」
「構わないさ。俺はカムがいいんだ。同じパーティーから追放されたものどうし仲良くしようぜ」
俺が手を出してカムに向かって笑うとカムは俺に笑い返して
「こんな私でよければいくらでもつかってください。ザンサク。私をパーティーメンバーに入れてください」
「こちらこそ。これから頑張ろうぜ」
俺とカムはパーティーを組むことにし、2人でアワステルン王国、冒険者ギルドに向かった。
アワステルン王国冒険者ギルドに着くと改めて冒険者登録をしカムと一緒に2人で受ける初クエストはどれにするかと相談する。
「どうするカム?無難にスライムでもいくか?」
「うーん。そうですね。最初ならスライムの方がいいかも知れませんね」
俺とカムでクエストボードを見ながら喋っていると
「おやおやぁ?これはこれは俺様たちのパーティーから追放してやった荷物持ちくんじゃないか。1人じゃ何もできないくせに何をしているのかな?」
ギルドの酒場で飲んでいたもと俺がいた勇者パーティーの剣士、バステアが俺に言う。
「そっちのかわい子ちゃんはどうした?まさか買ったのかな?あ、無理か。無一文で追い出してやったからな。ははは!」
カムを見ながら俺に言うバステア。
俺を馬鹿にするのは構わないけどカムを馬鹿にするのは許せないな。俺はバステアに突っかかろうとしたがカムが俺の手を取り
「行きましょうザンサク。あんな酔っ払いに構う暇はありません」
俺の手を取りクエストの紙をギルドの受付嬢に渡すと俺とカムは早々にギルドから出る。
「なんで止めたんだよ」
「あんなの気にするだけ無駄です。きっと今に後悔しますよ。ザンサクをパーティーから追い出したこと。それじゃスライム倒し、張り切って行きましょー!」
「おー!」と俺はいい、俺とカムはアワステルン王国からでてすぐの森、ガルダラスの森に出た。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
亡霊剣士の肉体強奪リベンジ!~倒した敵の身体を乗っ取って、最強へと到る物語。
円城寺正市
ファンタジー
勇者が行方不明になって数年。
魔物が勢力圏を拡大し、滅亡の危機に瀕する国、ソルブルグ王国。
洞窟の中で目覚めた主人公は、自分が亡霊になっていることに気が付いた。
身動きもとれず、記憶も無い。
ある日、身動きできない彼の前に、ゴブリンの群れに追いかけられてエルフの少女が転がり込んできた。
亡霊を見つけたエルフの少女ミーシャは、死体に乗り移る方法を教え、身体を得た彼は、圧倒的な剣技を披露して、ゴブリンの群れを撃退した。
そして、「旅の目的は言えない」というミーシャに同行することになった亡霊は、次々に倒した敵の身体に乗り換えながら、復讐すべき相手へと辿り着く。
※この作品は「小説家になろう」からの転載です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ここは貴方の国ではありませんよ
水姫
ファンタジー
傲慢な王子は自分の置かれている状況も理解出来ませんでした。
厄介ごとが多いですね。
裏を司る一族は見極めてから調整に働くようです。…まぁ、手遅れでしたけど。
※過去に投稿したモノを手直し後再度投稿しています。
いい子ちゃんなんて嫌いだわ
F.conoe
ファンタジー
異世界召喚され、聖女として厚遇されたが
聖女じゃなかったと手のひら返しをされた。
おまけだと思われていたあの子が聖女だという。いい子で優しい聖女さま。
どうしてあなたは、もっと早く名乗らなかったの。
それが優しさだと思ったの?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
〈完結〉この女を家に入れたことが父にとっての致命傷でした。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」アリサは父の後妻の言葉により、家を追い出されることとなる。
だがそれは待ち望んでいた日がやってきたでもあった。横領の罪で連座蟄居されられていた祖父の復活する日だった。
十年前、八歳の時からアリサは父と後妻により使用人として扱われてきた。
ところが自分の代わりに可愛がられてきたはずの異母妹ミュゼットまでもが、義母によって使用人に落とされてしまった。義母は自分の周囲に年頃の女が居ること自体が気に食わなかったのだ。
元々それぞれ自体は仲が悪い訳ではなかった二人は、お互い使用人の立場で二年間共に過ごすが、ミュゼットへの義母の仕打ちの酷さに、アリサは彼女を乳母のもとへ逃がす。
そして更に二年、とうとうその日が来た……
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
学園長からのお話です
ラララキヲ
ファンタジー
学園長の声が学園に響く。
『昨日、平民の女生徒の食べていたお菓子を高位貴族の令息5人が取り囲んで奪うという事がありました』
昨日ピンク髪の女生徒からクッキーを貰った自覚のある王太子とその側近4人は項垂れながらその声を聴いていた。
学園長の話はまだまだ続く……
◇テンプレ乙女ゲームになりそうな登場人物(しかし出てこない)
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる