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学園編
137 お嬢様は失敗した?
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熱中症は、場合によっては命の危険があるらしく、屋内だとしても涼しい格好をして、適度に水分を取る必要があるのだけど。
私はこの体になってからというもの、あまり食事を摂ることがないのでこんな格好というわけだ。
「それにしても、二人はその格好でよく暑くないわね」
二人は澄ました顔をして、汗一つもかくこと無く立っている。
ルキアは少し肌を露出しているものの、ルビーに至っては相変わらずメイド服を着ている。
ほぼ下着に近い状態とはいえ、本を読んでいてもそれなりに暑く感じている。
それだと言うのに、二人が何故余裕なのかも私は知っている。
ルビーの髪は近くに置いてある箱から流れている風によってなびいている。
「お嬢様と違って、水分も取っております」
いやいや、根本的に違うわよね。
どう見てもそこから出てくる風のおかげなのよね。
「私にはそれがないのにずるいとおもうのだけど?」
薄着をしているのは体温を上げすぎないため。
この部屋から出ないことで、許されている。
ルビーが私にアレを使わせてくれないのは、確実にだらけるのを見越している。
いつもの服を着て、冷風を浴びながらゴロゴロしていたら怒られるのが目に見えている。
この格好でアレを使おうものなら、風邪を引く可能性だってある。
「はいはい。私が悪かったわよ。流石に暇すぎるのよ……ルビー、服の用意をして、屋敷を歩くわ」
「かしこまりました」
着替えを済ませ、廊下へと出ると窓から入り込む風は少し生暖かい。
メイド達は、汗を流しつつも懸命に働いている。
「イクミ殿。外へは出ないように」
「分かっているわよ」
正直な所、昼寝をするのならあの馬車が最適なんだけど……どうして使わせてくれないの?
食堂へと向かい、ルキアに頼んで水を氷に変化してもらう。
コップに氷を入れ、冷たい水を飲み寛ぐものの暇でしか無い。
公爵様はずっと執務室に籠もっているようだけど。
大丈夫なのかしらね?
冷たい紅茶を用意して、公爵様の所へと向かう。
「グセナーレ様。いかがなされましたかな?」
「少しは休憩してもよろしいのではないですか?」
公爵様の部屋の中も暑く、二杯ほどすぐに飲み干していた。
魔法石を使った魔道具と呼ばれる物は街にはあまり行き届いていない。
氷の作るのだって、屋敷では当然のようにあるし、食材も冷蔵庫で保存されている。
公爵家だろうとも、そんなものはなく、魔法石が使われているのは街灯が作られているものの、王宮のある王都だから安全のために用意されている。
その街に住む、人達のためではない。
魔石は全て、王国のために使われる。
街灯からの派生で、屋敷を持つような貴族や商人に、ランプは王国から買うことはできる。
お金のない国民にそんな物は行き渡らない。
「少しお願いがありまして」
「お願いでございますか……まずは、お聞きしましょう」
ここで私の出来ることはなにもない。だけど、私が居ることでここで頂く食事だったり、色々な費用を押し付けることになってくる。
公爵家からすれば、些細なことと言われるだろうが、私だけが居候をしに来たわけでもない。
「どうでしょうか?」
「なるほど。私に異論はございません。グセナーレ様におまかせします」
公爵様の許可を取り、一度は渡した魔石の一部を頂く。
食堂の倉庫と、その隣りにある応接室を改装工事をしていく。
公爵家ともなれば、お抱えの職人がいるというものいいわね。
「この部屋なら、井戸からも近いし気に入ってくれるといいのだけどね」
「きっと気に入られることでしょう」
クレアは私の所に来ては、二人……ルルも一緒によく入っていたりする。ほぼ毎日のように入りたいのだろうけど、あのバスタブが私と一緒で好きじゃないのかもしれないしね。
ルキアには魔法石を作ってもらい、三日ほどで全ての改築が完了する。
倉庫には、冷蔵と冷凍庫が設置され、五人は同時に入れそうな浴場が完成した。
井戸は小屋を用意して、食堂へと続く廊下も用意した。その廊下に水路を作って食堂や浴場に水を流せるようにした。
私が使っているお風呂のように、水も適温も全て魔法石で賄っているようなものではなかったけど、今ある魔法石だとこれが限界らしい。
浴槽に手を入れ、温度も丁度いい。
「いかがでしょうか?」
「これはなんというか……娘が言っていてのはこれだったのですね」
今回使われた魔法石だと、半年ほどしかもたないらしい。
それでも十分すぎるとは思うけど?
水は井戸だし、光熱費はかからないし……半年での交換なら別にいいのではないの?
「こちらの箱に魔法石の変えも用意しております。あとは、メルかジェドルト様が作ってくれるとは思います」
「メルティア嬢か……グセナーレ様はどうお思いですかな?」
「それは、ジェドルト様の婚約者にということですか?」
公爵様は頷くが、私からそんな事を軽々しく言えるものじゃない。
メルのことを思えば、そうするべきと言いたい。だけど、メルの頑張りを無視してしまう結果は避けておきたい。
「それを判断するのは私ではなく、公爵様とジェドルト様にあると思います」
「わかりました」
公爵様は浴場を気に入ったようで何よりだった。一応、ここに居る使用人たちにも使ってもらえるように頼み込み、許可が降りるとメイド達にかなり感謝された。
やることがないからと言って帰るとしても、クレア達に何も言わないままだと、後で何も言われるか分からない。
それから二日が経ち、夕暮れになると皆が帰ってきたが、その様子からしてうまく言っているようだった。
浴場のことを話すと、数日は風呂に入っていないためか、二人は私の話を最後まで聞くことはなく、浴場へと走っていく。
「きゃーー!!!」
「く、クレアローズ!」
今まさにもう一度入ろうとしていた公爵様と鉢合わせ、ドアが開くと勢いよく大きな物体が壁に激突していた。
裸のまま外に放り出された公爵様を見て……どう声をかければと思いつつも、出てくる言葉はなかった。
「お父様の変態!」
クレアはそう言ってドアを締めている。
いくらなんでも酷い言い掛かりよね。
自分たちから入っていながらそれはないでしょ?
それにしても、公爵様は……だ、大丈夫よね? 死んでないよね?
あの子はこれ以上鍛えると言うよりも、手加減を覚えたほうがいいんじゃないのかしら?
使用中という、板はすぐに用意される事となった。
私はこの体になってからというもの、あまり食事を摂ることがないのでこんな格好というわけだ。
「それにしても、二人はその格好でよく暑くないわね」
二人は澄ました顔をして、汗一つもかくこと無く立っている。
ルキアは少し肌を露出しているものの、ルビーに至っては相変わらずメイド服を着ている。
ほぼ下着に近い状態とはいえ、本を読んでいてもそれなりに暑く感じている。
それだと言うのに、二人が何故余裕なのかも私は知っている。
ルビーの髪は近くに置いてある箱から流れている風によってなびいている。
「お嬢様と違って、水分も取っております」
いやいや、根本的に違うわよね。
どう見てもそこから出てくる風のおかげなのよね。
「私にはそれがないのにずるいとおもうのだけど?」
薄着をしているのは体温を上げすぎないため。
この部屋から出ないことで、許されている。
ルビーが私にアレを使わせてくれないのは、確実にだらけるのを見越している。
いつもの服を着て、冷風を浴びながらゴロゴロしていたら怒られるのが目に見えている。
この格好でアレを使おうものなら、風邪を引く可能性だってある。
「はいはい。私が悪かったわよ。流石に暇すぎるのよ……ルビー、服の用意をして、屋敷を歩くわ」
「かしこまりました」
着替えを済ませ、廊下へと出ると窓から入り込む風は少し生暖かい。
メイド達は、汗を流しつつも懸命に働いている。
「イクミ殿。外へは出ないように」
「分かっているわよ」
正直な所、昼寝をするのならあの馬車が最適なんだけど……どうして使わせてくれないの?
食堂へと向かい、ルキアに頼んで水を氷に変化してもらう。
コップに氷を入れ、冷たい水を飲み寛ぐものの暇でしか無い。
公爵様はずっと執務室に籠もっているようだけど。
大丈夫なのかしらね?
冷たい紅茶を用意して、公爵様の所へと向かう。
「グセナーレ様。いかがなされましたかな?」
「少しは休憩してもよろしいのではないですか?」
公爵様の部屋の中も暑く、二杯ほどすぐに飲み干していた。
魔法石を使った魔道具と呼ばれる物は街にはあまり行き届いていない。
氷の作るのだって、屋敷では当然のようにあるし、食材も冷蔵庫で保存されている。
公爵家だろうとも、そんなものはなく、魔法石が使われているのは街灯が作られているものの、王宮のある王都だから安全のために用意されている。
その街に住む、人達のためではない。
魔石は全て、王国のために使われる。
街灯からの派生で、屋敷を持つような貴族や商人に、ランプは王国から買うことはできる。
お金のない国民にそんな物は行き渡らない。
「少しお願いがありまして」
「お願いでございますか……まずは、お聞きしましょう」
ここで私の出来ることはなにもない。だけど、私が居ることでここで頂く食事だったり、色々な費用を押し付けることになってくる。
公爵家からすれば、些細なことと言われるだろうが、私だけが居候をしに来たわけでもない。
「どうでしょうか?」
「なるほど。私に異論はございません。グセナーレ様におまかせします」
公爵様の許可を取り、一度は渡した魔石の一部を頂く。
食堂の倉庫と、その隣りにある応接室を改装工事をしていく。
公爵家ともなれば、お抱えの職人がいるというものいいわね。
「この部屋なら、井戸からも近いし気に入ってくれるといいのだけどね」
「きっと気に入られることでしょう」
クレアは私の所に来ては、二人……ルルも一緒によく入っていたりする。ほぼ毎日のように入りたいのだろうけど、あのバスタブが私と一緒で好きじゃないのかもしれないしね。
ルキアには魔法石を作ってもらい、三日ほどで全ての改築が完了する。
倉庫には、冷蔵と冷凍庫が設置され、五人は同時に入れそうな浴場が完成した。
井戸は小屋を用意して、食堂へと続く廊下も用意した。その廊下に水路を作って食堂や浴場に水を流せるようにした。
私が使っているお風呂のように、水も適温も全て魔法石で賄っているようなものではなかったけど、今ある魔法石だとこれが限界らしい。
浴槽に手を入れ、温度も丁度いい。
「いかがでしょうか?」
「これはなんというか……娘が言っていてのはこれだったのですね」
今回使われた魔法石だと、半年ほどしかもたないらしい。
それでも十分すぎるとは思うけど?
水は井戸だし、光熱費はかからないし……半年での交換なら別にいいのではないの?
「こちらの箱に魔法石の変えも用意しております。あとは、メルかジェドルト様が作ってくれるとは思います」
「メルティア嬢か……グセナーレ様はどうお思いですかな?」
「それは、ジェドルト様の婚約者にということですか?」
公爵様は頷くが、私からそんな事を軽々しく言えるものじゃない。
メルのことを思えば、そうするべきと言いたい。だけど、メルの頑張りを無視してしまう結果は避けておきたい。
「それを判断するのは私ではなく、公爵様とジェドルト様にあると思います」
「わかりました」
公爵様は浴場を気に入ったようで何よりだった。一応、ここに居る使用人たちにも使ってもらえるように頼み込み、許可が降りるとメイド達にかなり感謝された。
やることがないからと言って帰るとしても、クレア達に何も言わないままだと、後で何も言われるか分からない。
それから二日が経ち、夕暮れになると皆が帰ってきたが、その様子からしてうまく言っているようだった。
浴場のことを話すと、数日は風呂に入っていないためか、二人は私の話を最後まで聞くことはなく、浴場へと走っていく。
「きゃーー!!!」
「く、クレアローズ!」
今まさにもう一度入ろうとしていた公爵様と鉢合わせ、ドアが開くと勢いよく大きな物体が壁に激突していた。
裸のまま外に放り出された公爵様を見て……どう声をかければと思いつつも、出てくる言葉はなかった。
「お父様の変態!」
クレアはそう言ってドアを締めている。
いくらなんでも酷い言い掛かりよね。
自分たちから入っていながらそれはないでしょ?
それにしても、公爵様は……だ、大丈夫よね? 死んでないよね?
あの子はこれ以上鍛えると言うよりも、手加減を覚えたほうがいいんじゃないのかしら?
使用中という、板はすぐに用意される事となった。
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