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間章 側室リラの物語
ユーエルの昔語り
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リリアは驚いてユーエルを見上げる。そういえば、さっきの東の騎士が、「持つべきものは美人の姉」とかなんとか言っていた。
「ああ、俺の姉は殿下のご側室だったんだよ。例のご側室が持ち込んだ手紙の、本当の宛先だった、亡くなった側室」
「あ、あの!」
リリアが目を丸くして、目の前の騎士を見る。確かにこの人の姉だったら、すごい美人に違いない。
「姉が亡くなって、遺体は北方辺境の我が家の墓地に葬られた。一昨年かな、巡検の折りに墓参にいらっしゃって、機会があれば俺を登用したいって言ってくださった。でも、俺の身分では侍従官にはなれないし、帝都では仕事がなくてね。ソリスティアに赴任されるさいに、是非にと呼んでくださったんだよ」
現在、ユーエルは総督府付きの騎士だが、〈奥〉の警備責任者としてほとんど侍従武官と変わらない扱いだ。帝都からついていった近衛や、貴種の血も引く騎士たちからすれば、姉の縁で分不相応な好待遇に見えるのだろう。いろいろと嫌味を言われたりするらしい。
「……まあ、覚悟はしていたことだし。殿下にはずっと、御恩返しをしたいとは思っていたんだ」
「御恩返しって、姉上、殺されちゃったんですよね?御恩返しも何も……」
殿下がもっとしっかりしていたら、身ごもったご側室がご正室に折檻死させられることもなかっただろうに、なぜ、恨まないのだ。
ソリスティアは貴族のいない平民の街だ。リリアは騎士の娘として育ったが、思考は極めてフラットである。アデライードも殿下も王族風を吹かせたりはしないが、初めてミハルを見た時は、こんな令嬢に仕えるのはとても大変だろうと思ったものだ。ユーエルも辺境育ちだというが、やはり貴族の端くれだけあって、目上の者には無条件でひれ伏す習性でもあるのだろうか。
「ああ、あの件はね……確かに悔しいことだけれど、たぶん殿下にはどうにもならなかったよ。戦争に行っている最中で、サウラは皇后陛下のお気に入り。殿下は何かあったときは姉を守れるように、家宰にかなりの権限を与えておられたそうだけれど、その家宰が熱を出して寝込んでいたんだ。それでも高熱を押して姉を助け出そうとしてくださったらしいし、後で泣いてお詫びをされたよ。――そもそも、うちみたいな辺境の子爵家から、皇子の側室が出るなんてことが、普通はないんだよ」
ユーエルの実家フランザ子爵家は、北方玄武州では随一の名家ではなるが、所詮は辺境貴族である。中央から訳ありや妾腹の貴族令嬢が嫁いでくることはあるが、辺境の貴族の娘が中央貴族の元に嫁ぐことはまず、ない。
ユーエルは六人兄弟で、長男ミシェル、長女ルーナ、三女レイナ、次男ユーエルが正妻の子。だが正妻はユーエルを生んだ後に身体を壊し、ユーエルが五歳の歳に亡くなった。次女のミイナ、四女のリイナは妾腹である。
「お妾さんがいらっしゃったの?」
代々の騎士であるリリアは、一夫一婦を当たり前として育っているから、つい批判めいた言葉を口にしてしまう。あの真面目そうなゲルですらマーヤという妾がいることが、リリアは不思議でたまらなかった。奥さん一筋ってのは、貴族に男にとって、そんなに難しいことなのか?
リリアの疑問を察して、ユーエルが苦笑した。
「ああ、妾って言っても、女中頭兼、子供の養育掛兼、……みたいなものだよ。正妻である母の身体があまり丈夫でなかったからね。女中と子供たちの世話をしながら……他に行くところもないし、生涯独身か、妾でも子供が生んで育てられるか、選べって言われたら、子供を生む方を選ぶ女も少なくはないんじゃない?」
ユーエルの父の妾は近隣の男爵家の孫娘だった。弱小貴族の係累でぎりぎり貴族籍を持った娘というのが、ある意味、最も悲惨である。帝国は貴賤結婚を厳しく禁じているので、貴族籍を持つ者は貴族の元にしか嫁げないが、貴族同士の婚姻、それも正室となれば、それなりの持参金が要求される。辺境の男爵家では、何人もの娘のために持参金を用意することができない。後妻か側室にでもなれればまだ恵まれている方で、かなりの割合で、下級貴族の娘たちは嫁入りもできずに行かず後家として生涯を送ることになる。何かのきっかけで実家が経済的に破綻してしまうと、もう、行き場がない。
何しろ、貴族は娼婦になることも禁じられているから、平民なら許される最後の手段、身売りすらできない。金持ちの平民の囲い者にでもなるか――側室としても認められないので、境遇はさらに悲惨である――、神殿にでも入るか。しかし尼僧院に入るのだって、なにがしかの寄付金は必要なのである。
北の辺境で猫の額ほどの領地を経営し、雀の涙ほどの租税を取り立てて生計を立てていたある男爵家は、不作の年を乗り越えることができなかった。このままでは領地を返上して一家離散、という瀬戸際で、その家と交流のあったユーエルの父、フランザ子爵がいくばくかの金を用立てる代わりに、男爵の孫娘を引き取ったのである。――行儀見習いという名の、女中として。
こうしてフランザ家の女中となった娘は容姿は地味だったが気立てもよく、伯爵家出身の正妻にも気に入られた。体のあまり丈夫でない正妻が夫に薦めて、男爵の娘はフランザ子爵の妾になったのである。正妻の死後はこの女が実質的に邸を切り回していたが、女はあくまで控えめで、妾腹も含めて六人の兄弟は仲良く暮らしていた。
その話を聞いて、リリアはゲルの妾であるマーヤのことを思い出した。
マーヤも南方の小さな商家の出で、帝都に出てきて後宮の侍女になったが、ある事件がきっかけで暇を取ることになった。故郷の両親はすでに亡く、実家の商家はすでに叔父の代になっていて帰ることはできない。たまたま出産直後の奥方の具合がよくなくて、赤ん坊の世話掛が必要だったゲルの家に身を寄せているうちに、ゲルの奥方の公認のもとに妾になったと言っていた。確かにマーヤも、女中兼子供たちの養育係が主な仕事で、妾ってのはどっちかというと付けたりっぽい。家の中を切り回すに際して、主人の手がついていると他の使用人に睨みを利かせやすいのかもしれない。
「うちの実家程度の規模だと、側室のために小間使いを雇ったりなんかはできないからね。とりあえず貴族としての格好もつくし、一種の家族になるわけだから、家計を任せたりもできる。女中が下男とデキちゃって、金を持ち逃げするなんて話もよくあるんだよ」
だが、問題はその妾腹の子はどうしても立場が悪くなることである。男の子ならば騎士になったり、商売を始めたりして自活できるけれど、女の子は結婚の際に足元を見られて、法外な持参金を要求されたりする。
ユーエルの父フランザ子爵は、正妻の子と妾腹の娘たちを分け隔てすることはなかったが、正妻の二人の娘、ルーナとレイナが持参金もいらないから是非に、と結婚話が引きも切らないのに比べ、次女のミイナは持参金目当ての話しか来ないという有様。特にルーナとレイナが正妻に似て玄武州でも評判の美少女だったのに対し、ミイナは平凡な容姿であったから、なおさらであった。だから子爵も長男のミシェルも、むしろ次女のミイナの縁談に気を配り、どうにか良縁をと苦労していた。
ある年の秋、北方辺境騎士団に入っていた長男のミシェルが、巡検に訪れた皇子を領地に連れてきた。
フランザ子爵領は軍馬の産地として名高く、皇子が馬を買いたいと言い出したからだ。その時、皇子の侍従武官であったソルバン侯爵の次男ユルゲンが、長女のルーナを見初めた。一目惚れであったらしく、どうしてもルーナと結婚すると言い張って聞かない。ソルバン家は十二貴嬪家の一つで、代々皇帝の親衛隊長を世襲する名家である。当然、すでに貴種の家柄の婚約者がいた。十二貴嬪家の正妻は貴種以上しか認められない。ユルゲンは継承権を放棄するとまで言い出して、揉めに揉めたあげく、ついにソルバン家が折れた。側室としてなら娶ってもよい。ただし、婚約者と結婚するのが条件である、と。
フランザ家は辺境随一の名家で、金にも困っていない。はっきり言って、フランザ家側には娘を十二貴嬪家の側室に差し出すメリットなど何もないのだが、家格の差が大きすぎて断ることができない。フランザ家としては渋々、ルーナを側室に差し出すしかなかった。――思えば、これが不幸の始まりであった。
「ああ、俺の姉は殿下のご側室だったんだよ。例のご側室が持ち込んだ手紙の、本当の宛先だった、亡くなった側室」
「あ、あの!」
リリアが目を丸くして、目の前の騎士を見る。確かにこの人の姉だったら、すごい美人に違いない。
「姉が亡くなって、遺体は北方辺境の我が家の墓地に葬られた。一昨年かな、巡検の折りに墓参にいらっしゃって、機会があれば俺を登用したいって言ってくださった。でも、俺の身分では侍従官にはなれないし、帝都では仕事がなくてね。ソリスティアに赴任されるさいに、是非にと呼んでくださったんだよ」
現在、ユーエルは総督府付きの騎士だが、〈奥〉の警備責任者としてほとんど侍従武官と変わらない扱いだ。帝都からついていった近衛や、貴種の血も引く騎士たちからすれば、姉の縁で分不相応な好待遇に見えるのだろう。いろいろと嫌味を言われたりするらしい。
「……まあ、覚悟はしていたことだし。殿下にはずっと、御恩返しをしたいとは思っていたんだ」
「御恩返しって、姉上、殺されちゃったんですよね?御恩返しも何も……」
殿下がもっとしっかりしていたら、身ごもったご側室がご正室に折檻死させられることもなかっただろうに、なぜ、恨まないのだ。
ソリスティアは貴族のいない平民の街だ。リリアは騎士の娘として育ったが、思考は極めてフラットである。アデライードも殿下も王族風を吹かせたりはしないが、初めてミハルを見た時は、こんな令嬢に仕えるのはとても大変だろうと思ったものだ。ユーエルも辺境育ちだというが、やはり貴族の端くれだけあって、目上の者には無条件でひれ伏す習性でもあるのだろうか。
「ああ、あの件はね……確かに悔しいことだけれど、たぶん殿下にはどうにもならなかったよ。戦争に行っている最中で、サウラは皇后陛下のお気に入り。殿下は何かあったときは姉を守れるように、家宰にかなりの権限を与えておられたそうだけれど、その家宰が熱を出して寝込んでいたんだ。それでも高熱を押して姉を助け出そうとしてくださったらしいし、後で泣いてお詫びをされたよ。――そもそも、うちみたいな辺境の子爵家から、皇子の側室が出るなんてことが、普通はないんだよ」
ユーエルの実家フランザ子爵家は、北方玄武州では随一の名家ではなるが、所詮は辺境貴族である。中央から訳ありや妾腹の貴族令嬢が嫁いでくることはあるが、辺境の貴族の娘が中央貴族の元に嫁ぐことはまず、ない。
ユーエルは六人兄弟で、長男ミシェル、長女ルーナ、三女レイナ、次男ユーエルが正妻の子。だが正妻はユーエルを生んだ後に身体を壊し、ユーエルが五歳の歳に亡くなった。次女のミイナ、四女のリイナは妾腹である。
「お妾さんがいらっしゃったの?」
代々の騎士であるリリアは、一夫一婦を当たり前として育っているから、つい批判めいた言葉を口にしてしまう。あの真面目そうなゲルですらマーヤという妾がいることが、リリアは不思議でたまらなかった。奥さん一筋ってのは、貴族に男にとって、そんなに難しいことなのか?
リリアの疑問を察して、ユーエルが苦笑した。
「ああ、妾って言っても、女中頭兼、子供の養育掛兼、……みたいなものだよ。正妻である母の身体があまり丈夫でなかったからね。女中と子供たちの世話をしながら……他に行くところもないし、生涯独身か、妾でも子供が生んで育てられるか、選べって言われたら、子供を生む方を選ぶ女も少なくはないんじゃない?」
ユーエルの父の妾は近隣の男爵家の孫娘だった。弱小貴族の係累でぎりぎり貴族籍を持った娘というのが、ある意味、最も悲惨である。帝国は貴賤結婚を厳しく禁じているので、貴族籍を持つ者は貴族の元にしか嫁げないが、貴族同士の婚姻、それも正室となれば、それなりの持参金が要求される。辺境の男爵家では、何人もの娘のために持参金を用意することができない。後妻か側室にでもなれればまだ恵まれている方で、かなりの割合で、下級貴族の娘たちは嫁入りもできずに行かず後家として生涯を送ることになる。何かのきっかけで実家が経済的に破綻してしまうと、もう、行き場がない。
何しろ、貴族は娼婦になることも禁じられているから、平民なら許される最後の手段、身売りすらできない。金持ちの平民の囲い者にでもなるか――側室としても認められないので、境遇はさらに悲惨である――、神殿にでも入るか。しかし尼僧院に入るのだって、なにがしかの寄付金は必要なのである。
北の辺境で猫の額ほどの領地を経営し、雀の涙ほどの租税を取り立てて生計を立てていたある男爵家は、不作の年を乗り越えることができなかった。このままでは領地を返上して一家離散、という瀬戸際で、その家と交流のあったユーエルの父、フランザ子爵がいくばくかの金を用立てる代わりに、男爵の孫娘を引き取ったのである。――行儀見習いという名の、女中として。
こうしてフランザ家の女中となった娘は容姿は地味だったが気立てもよく、伯爵家出身の正妻にも気に入られた。体のあまり丈夫でない正妻が夫に薦めて、男爵の娘はフランザ子爵の妾になったのである。正妻の死後はこの女が実質的に邸を切り回していたが、女はあくまで控えめで、妾腹も含めて六人の兄弟は仲良く暮らしていた。
その話を聞いて、リリアはゲルの妾であるマーヤのことを思い出した。
マーヤも南方の小さな商家の出で、帝都に出てきて後宮の侍女になったが、ある事件がきっかけで暇を取ることになった。故郷の両親はすでに亡く、実家の商家はすでに叔父の代になっていて帰ることはできない。たまたま出産直後の奥方の具合がよくなくて、赤ん坊の世話掛が必要だったゲルの家に身を寄せているうちに、ゲルの奥方の公認のもとに妾になったと言っていた。確かにマーヤも、女中兼子供たちの養育係が主な仕事で、妾ってのはどっちかというと付けたりっぽい。家の中を切り回すに際して、主人の手がついていると他の使用人に睨みを利かせやすいのかもしれない。
「うちの実家程度の規模だと、側室のために小間使いを雇ったりなんかはできないからね。とりあえず貴族としての格好もつくし、一種の家族になるわけだから、家計を任せたりもできる。女中が下男とデキちゃって、金を持ち逃げするなんて話もよくあるんだよ」
だが、問題はその妾腹の子はどうしても立場が悪くなることである。男の子ならば騎士になったり、商売を始めたりして自活できるけれど、女の子は結婚の際に足元を見られて、法外な持参金を要求されたりする。
ユーエルの父フランザ子爵は、正妻の子と妾腹の娘たちを分け隔てすることはなかったが、正妻の二人の娘、ルーナとレイナが持参金もいらないから是非に、と結婚話が引きも切らないのに比べ、次女のミイナは持参金目当ての話しか来ないという有様。特にルーナとレイナが正妻に似て玄武州でも評判の美少女だったのに対し、ミイナは平凡な容姿であったから、なおさらであった。だから子爵も長男のミシェルも、むしろ次女のミイナの縁談に気を配り、どうにか良縁をと苦労していた。
ある年の秋、北方辺境騎士団に入っていた長男のミシェルが、巡検に訪れた皇子を領地に連れてきた。
フランザ子爵領は軍馬の産地として名高く、皇子が馬を買いたいと言い出したからだ。その時、皇子の侍従武官であったソルバン侯爵の次男ユルゲンが、長女のルーナを見初めた。一目惚れであったらしく、どうしてもルーナと結婚すると言い張って聞かない。ソルバン家は十二貴嬪家の一つで、代々皇帝の親衛隊長を世襲する名家である。当然、すでに貴種の家柄の婚約者がいた。十二貴嬪家の正妻は貴種以上しか認められない。ユルゲンは継承権を放棄するとまで言い出して、揉めに揉めたあげく、ついにソルバン家が折れた。側室としてなら娶ってもよい。ただし、婚約者と結婚するのが条件である、と。
フランザ家は辺境随一の名家で、金にも困っていない。はっきり言って、フランザ家側には娘を十二貴嬪家の側室に差し出すメリットなど何もないのだが、家格の差が大きすぎて断ることができない。フランザ家としては渋々、ルーナを側室に差し出すしかなかった。――思えば、これが不幸の始まりであった。
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