67 / 68
番外編
侍従官ジョナサン・カーティスの独白③
しおりを挟む
要するに、僕はデイジーに結婚を断られたのだ。
そのことに気づくまでに、僕は数日かかった。――かなり鈍いし、自分でも間抜けだとは思う。
でも母などは、僕とデイジーが婚約に至らなかったことを安堵しているようだったし、妹のドロシ―も「デイジーがお嫁に来なくてよかった」などと言っていた。嫡男クリスの婚約者として、我が家でわが物顔にふるまうデイジーを、煙たく思う使用人もいたらしい。僕は全然、気づいていなかったけれど。
向こうから誘うような形で関係を持ったクセに結婚を断るなんて、僕はデイジーの考えていることがわからなかった。いや、「誘われた」と思っているのは僕だけで、デイジーの意識の中では違うのだろうか?
僕が、女性というものをどこか、得体のしれない存在と思うようになったのは、間違いなくデイジーのせいで――ただ、その後の数か月、僕はクリスの落とした最後の爆弾の後始末に忙殺され、とてもじゃないが女性のことなど考えているひまもなかった。
僕はその年、士官学校を卒業する予定だった。就職先も陸軍省にほぼ決まりかけていた。
そこに降って湧いた兄クリスの不祥事。多額の金をばら撒いても、噂ははびこる。特に、身内の色恋関係の不祥事は。
――僕は陸軍省の仕事を辞退せざるを得なくなり、就職口に困った。
そんな時に、第三王子アルバート殿下の侍従官就任の話が来た。正直、意外だった。
僕が面接に出掛けると、普段は寄宿舎にいるはずの、殿下ご自身がいらっしゃった。
「やあ、舎監の先輩」
そう、殿下は僕と同じ寮で、僕は最高学年で舎監をしていた。――殿下はそれで僕の顔を名前を憶えていらっしゃったのだ。
「なんかね、調査報告書が来たけどさ、面倒くさいから読んでないんだ」
殿下は僕に封筒を差し出す。中は、クリスの事件の詳細が書かれ、「王子の侍従官には不適格」との論評があった。
僕はきっと、微妙な表情で殿下を見ただろう。
「何か、ろくでもないことが書いてありそうだけど、俺は、先輩さえよければ俺の下についてもらいたいと思っている。……第三王子で即位もしないから、たいして出世はできないけど」
「いえ……お仕えできますものなら、喜んで」
僕の答えを聞くと、殿下は僕から封筒をひったくり、それを火のついた暖炉に投げ込んでしまった。
「そう、じゃあ、決まりだね。何か言う奴はいるかもしれないが、気にしないでくれ」
殿下の話では、殿下は士官学校卒業までは、寄宿舎で暮らすけれど、卒業後は王都に邸宅を賜わる予定でいる。王族としての事務仕事などもそろそろ開始されるから、それで侍従官を選任することにしたらしい。
「二年間は王宮からもらう資産の管理と、独り立ちの準備くらいかな。だから一人で全部やらせてしまうことになるけど。言ってくれれば俺も少しは働く。あとはステファニーとのデートの時の護衛くらいかな。しょっちゅう、呼び出されて、あちこち連れ回される。先輩は貴族だから、そういう付き合いは問題ないよね。あとは――」
どこか投げやりな様子で仕事を列挙され、僕はそのまま、侍従官への任官が決まった。殿下が士官学校を卒業するまでは、週二日、寄宿舎に通って殿下と書類のやり取りをし、他は王都で事務仕事、週末の二日はステファニー嬢とのデートに護衛として付き添うことになった。
ステファニー嬢とのデートと言っても二人だけのことはまずない。お茶会や歌劇場へのエスコート、乗馬やピクニックが中心だったけれど、たいてい、ステファニー嬢の友人や姉妹が一緒だった。
参加者は、レコンフィールド公爵に関わる上位貴族の子弟、ステファニー嬢におもねる取り巻きの令嬢たち。娯楽の輪の中心は常にステファニー嬢で、殿下はいつもステファニー嬢を立てるように、一歩引いていた。――というか、微妙に退屈そうに僕には見えた。
上位貴族層の青年たちと、王都のクラブで歓談することもある。そんな時、殿下は僕を侍従官ではなく、貴族の友人として扱ってくれた。――殿下が僕を侍従官に選んだのは、僕がロックウィル伯爵の嫡男で、貴族青年の集まりに紛れても違和感がないせいだ。
考えてみれば、同じ寮に、伯爵位以上の爵位を持つ貴族子弟は僕を含めて数人だけだったし、彼らはもっと前途有望な出世コースに乗れる。第三王子の侍従官というのは、王子が即位する可能性もほぼないわけで、出世コースという観点から行けばかなり外れる。
そいういう意味で、たまたま兄の醜聞で就職がポシャった僕は、殿下にとってはうってつけだったわけだ。
侍従官になった最初の三年間、僕は実に唯一の殿下の配下として仕えた。休日に殿下がレコンフィールド公爵令嬢と出かける時、僕はほぼ毎回、付き従った。(だから殿下は、週の半ばに僕に休みをくれた。)殿下とレコンフィールド公爵令嬢、そしてその友人のシュタイナー伯爵令嬢のミランダ・コートウォール嬢と、彼女の婚約者のギルフォード侯爵子息アイザック・グレンジャー卿。いつからか、四人でのダブル・デートが定番になったが、殿下は必ず僕を連れていった。
――たぶん。あくまで僕の予想だけれど、殿下はアイザック・グレンジャーが苦手だった。
ステファニー嬢とミランダ嬢が女性同士で何かしている間、殿下はアイザック・グレンジャーと時間を潰さなければならない。どうもそれが苦痛だったらしいのだ。それで、そんな時は僕も間に入って会話をとりなした。アイザック・グレンジャーが大学を出る時に、彼を侍従官に登用するしないという話になったが、殿下は遠回しに拒否した。その頃はもう一人、ジェニングス侯爵の嫡男ジェラルド・ブルックを侍従として登用していたから、三人も必要ない、というのが殿下の意見だった。
殿下はレコンフィールド公爵家を中心とする、上位貴族の社交グループになじめていなかった。
僕とジェラルドを侍従に選んだのも、僕はリーデンシャーの田舎の伯爵家、ジェラルドは南部カールトンの出身で、王都の貴族社会と距離があり、要するに近くにいて疲れないからなのだろう。
そして殿下が感じていた疎外感は、そのまま殿下とレコンフィールド公爵令嬢との、なんとも言い難い歪な関係にそのまま反映されていた。
第三王子の婚約者としてふるまうレコンフィールド公爵令嬢レディ・ステファニーは、グループの中心であり、太陽であり、女神だった。グループ内の貴族子弟も令嬢も、みなレディ・ステファニーの機嫌を取ろうと必死だった。優先されるべきはレディ・ステファニーであり、殿下は常に、その意見を追認した。
アルバート殿下は、レコンフィールド公爵令嬢に首ったけだ――
そんな意見が普通に語られ、ステファニー嬢は満更でもない表情だったが、僕から見れば少しばかり異常だった。
王妃の姪で従妹とはいえ、なぜ王子より公爵令嬢が優先されるのだろう? ジェラルドなどは「殿下が我儘を許しているから」と評したが、それだけではない気がした。少なくとも殿下はステファニー嬢を愛してなどいないのでは? 彼女がいない場所で、殿下は一夜限りの浮気を繰り返した。本当にステファニー嬢が好きだったら、浮気なんてできないはず。
僕がそんな疑問を抱きはじめた時、殿下はある子爵夫人と出会った。
正確には、子爵夫人と、その幼い令嬢に――。
そのことに気づくまでに、僕は数日かかった。――かなり鈍いし、自分でも間抜けだとは思う。
でも母などは、僕とデイジーが婚約に至らなかったことを安堵しているようだったし、妹のドロシ―も「デイジーがお嫁に来なくてよかった」などと言っていた。嫡男クリスの婚約者として、我が家でわが物顔にふるまうデイジーを、煙たく思う使用人もいたらしい。僕は全然、気づいていなかったけれど。
向こうから誘うような形で関係を持ったクセに結婚を断るなんて、僕はデイジーの考えていることがわからなかった。いや、「誘われた」と思っているのは僕だけで、デイジーの意識の中では違うのだろうか?
僕が、女性というものをどこか、得体のしれない存在と思うようになったのは、間違いなくデイジーのせいで――ただ、その後の数か月、僕はクリスの落とした最後の爆弾の後始末に忙殺され、とてもじゃないが女性のことなど考えているひまもなかった。
僕はその年、士官学校を卒業する予定だった。就職先も陸軍省にほぼ決まりかけていた。
そこに降って湧いた兄クリスの不祥事。多額の金をばら撒いても、噂ははびこる。特に、身内の色恋関係の不祥事は。
――僕は陸軍省の仕事を辞退せざるを得なくなり、就職口に困った。
そんな時に、第三王子アルバート殿下の侍従官就任の話が来た。正直、意外だった。
僕が面接に出掛けると、普段は寄宿舎にいるはずの、殿下ご自身がいらっしゃった。
「やあ、舎監の先輩」
そう、殿下は僕と同じ寮で、僕は最高学年で舎監をしていた。――殿下はそれで僕の顔を名前を憶えていらっしゃったのだ。
「なんかね、調査報告書が来たけどさ、面倒くさいから読んでないんだ」
殿下は僕に封筒を差し出す。中は、クリスの事件の詳細が書かれ、「王子の侍従官には不適格」との論評があった。
僕はきっと、微妙な表情で殿下を見ただろう。
「何か、ろくでもないことが書いてありそうだけど、俺は、先輩さえよければ俺の下についてもらいたいと思っている。……第三王子で即位もしないから、たいして出世はできないけど」
「いえ……お仕えできますものなら、喜んで」
僕の答えを聞くと、殿下は僕から封筒をひったくり、それを火のついた暖炉に投げ込んでしまった。
「そう、じゃあ、決まりだね。何か言う奴はいるかもしれないが、気にしないでくれ」
殿下の話では、殿下は士官学校卒業までは、寄宿舎で暮らすけれど、卒業後は王都に邸宅を賜わる予定でいる。王族としての事務仕事などもそろそろ開始されるから、それで侍従官を選任することにしたらしい。
「二年間は王宮からもらう資産の管理と、独り立ちの準備くらいかな。だから一人で全部やらせてしまうことになるけど。言ってくれれば俺も少しは働く。あとはステファニーとのデートの時の護衛くらいかな。しょっちゅう、呼び出されて、あちこち連れ回される。先輩は貴族だから、そういう付き合いは問題ないよね。あとは――」
どこか投げやりな様子で仕事を列挙され、僕はそのまま、侍従官への任官が決まった。殿下が士官学校を卒業するまでは、週二日、寄宿舎に通って殿下と書類のやり取りをし、他は王都で事務仕事、週末の二日はステファニー嬢とのデートに護衛として付き添うことになった。
ステファニー嬢とのデートと言っても二人だけのことはまずない。お茶会や歌劇場へのエスコート、乗馬やピクニックが中心だったけれど、たいてい、ステファニー嬢の友人や姉妹が一緒だった。
参加者は、レコンフィールド公爵に関わる上位貴族の子弟、ステファニー嬢におもねる取り巻きの令嬢たち。娯楽の輪の中心は常にステファニー嬢で、殿下はいつもステファニー嬢を立てるように、一歩引いていた。――というか、微妙に退屈そうに僕には見えた。
上位貴族層の青年たちと、王都のクラブで歓談することもある。そんな時、殿下は僕を侍従官ではなく、貴族の友人として扱ってくれた。――殿下が僕を侍従官に選んだのは、僕がロックウィル伯爵の嫡男で、貴族青年の集まりに紛れても違和感がないせいだ。
考えてみれば、同じ寮に、伯爵位以上の爵位を持つ貴族子弟は僕を含めて数人だけだったし、彼らはもっと前途有望な出世コースに乗れる。第三王子の侍従官というのは、王子が即位する可能性もほぼないわけで、出世コースという観点から行けばかなり外れる。
そいういう意味で、たまたま兄の醜聞で就職がポシャった僕は、殿下にとってはうってつけだったわけだ。
侍従官になった最初の三年間、僕は実に唯一の殿下の配下として仕えた。休日に殿下がレコンフィールド公爵令嬢と出かける時、僕はほぼ毎回、付き従った。(だから殿下は、週の半ばに僕に休みをくれた。)殿下とレコンフィールド公爵令嬢、そしてその友人のシュタイナー伯爵令嬢のミランダ・コートウォール嬢と、彼女の婚約者のギルフォード侯爵子息アイザック・グレンジャー卿。いつからか、四人でのダブル・デートが定番になったが、殿下は必ず僕を連れていった。
――たぶん。あくまで僕の予想だけれど、殿下はアイザック・グレンジャーが苦手だった。
ステファニー嬢とミランダ嬢が女性同士で何かしている間、殿下はアイザック・グレンジャーと時間を潰さなければならない。どうもそれが苦痛だったらしいのだ。それで、そんな時は僕も間に入って会話をとりなした。アイザック・グレンジャーが大学を出る時に、彼を侍従官に登用するしないという話になったが、殿下は遠回しに拒否した。その頃はもう一人、ジェニングス侯爵の嫡男ジェラルド・ブルックを侍従として登用していたから、三人も必要ない、というのが殿下の意見だった。
殿下はレコンフィールド公爵家を中心とする、上位貴族の社交グループになじめていなかった。
僕とジェラルドを侍従に選んだのも、僕はリーデンシャーの田舎の伯爵家、ジェラルドは南部カールトンの出身で、王都の貴族社会と距離があり、要するに近くにいて疲れないからなのだろう。
そして殿下が感じていた疎外感は、そのまま殿下とレコンフィールド公爵令嬢との、なんとも言い難い歪な関係にそのまま反映されていた。
第三王子の婚約者としてふるまうレコンフィールド公爵令嬢レディ・ステファニーは、グループの中心であり、太陽であり、女神だった。グループ内の貴族子弟も令嬢も、みなレディ・ステファニーの機嫌を取ろうと必死だった。優先されるべきはレディ・ステファニーであり、殿下は常に、その意見を追認した。
アルバート殿下は、レコンフィールド公爵令嬢に首ったけだ――
そんな意見が普通に語られ、ステファニー嬢は満更でもない表情だったが、僕から見れば少しばかり異常だった。
王妃の姪で従妹とはいえ、なぜ王子より公爵令嬢が優先されるのだろう? ジェラルドなどは「殿下が我儘を許しているから」と評したが、それだけではない気がした。少なくとも殿下はステファニー嬢を愛してなどいないのでは? 彼女がいない場所で、殿下は一夜限りの浮気を繰り返した。本当にステファニー嬢が好きだったら、浮気なんてできないはず。
僕がそんな疑問を抱きはじめた時、殿下はある子爵夫人と出会った。
正確には、子爵夫人と、その幼い令嬢に――。
20
あなたにおすすめの小説
もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる