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第四章 嘘つき王子
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エルシーは金に困っている。おばあ様が入院して、莫大な金がかかる。
だから、俺に身体を明け渡す。――秘書官の業務として。
俺とステファニーの婚約が決まったら、エルシーを解放し、ただし、おばあ様の入院費は支払う。
それが、エルシーの求めた、約束。
エルシーは俺がなぜ、自分に執着するのかわからない。
十二年前、俺が「リジー」としてリンドホルムで過ごしたことも、それからずっと、エルシーだけを愛していたことも、知らない。
何よりエルシーは、俺を愛していない。
俺は、どうしようもなく、もどかしかった。
あの薔薇園の絵を描いたのは俺だと、すべてを告げてしまえば簡単なのことなのに、それは王家の重大な秘密にエルシーを巻き込むことになる。王家がアシュバートン家にしてきた、あまりにひどい仕打ちを、説明しなければならない。
エルシーの相続が認められなかったのは、俺とエルシーの結婚の可能性を潰すためなのかもしれない。さらには、もしかしたら、ビリーの死も――。
俺は、真実は口にする勇気がなかった。
今、何も知らないエルシーは、俺、「第三王子アルバート」の恋人でいてくれる。――エルシーの主観では愛人だとしても。
でも、俺がアシュバートン家の犠牲の上に生み出された、呪われた泥人形だと知ったら、エルシーは俺を許さないのではないか。
エルシーが「emeth」を知った時、それは「meth」に変わってしまうのではないか――。
でも、俺はエルシーを愛している。
十二年前の幼いエルシーも、現在の、美しく気高く成長したエルシーも好きだ。
一度抱いてしまったら、もう、彼女なしでは生きていけない。
アパートメントに戻り、俺は自室で上着を脱ぎ、タイを外し、ウエストコートも脱いで、時計とカフリンクスを銀の皿の上に置く。バスルームで顔を洗おうとして、そこでふと、剃刀を目にする。
俺の髭を剃るためのものだが、よく手入れされていて、切れ味はいい。
何の脈絡もなく、俺は昨夜のエルシーの身体を思い出す。すっかり大人になった、魅惑的な白い肢体。
幼いころは真っ平で妖精のようだったが、成長した今は女神のように綺麗だ。
膨らんだ胸、細い腰、露をたたえた秘所。その上の薄い恥毛――一度目にした幼いエルシーは無毛でつるつるで――。
俺は、その剃刀をシャツの胸ポケットに入れて、エルシーの部屋に向かう。ちょうど、エルシーは入浴の為にバスルームに入ったところだった。
一糸まとわぬ姿で、バスタブに湯を溜めようとしているエルシーを強引に、大理石の洗面台に座らせる。嫌がるエルシーに足首を掴み、それも洗面台に乗せて、両脚を開かせる。
エルシーの秘所が俺の目の前にさらけだされて、俺はゴクリと生唾を飲み込む。
「やだ、やめて、何を――!」
「怪我をしたくなければ、動くな」
俺は洗面台にならぶ化粧品の小瓶の中から、乳液の瓶を取り出し、それをたっぷり、エルシーの恥毛に塗り付ける。――顔に塗るものなら大丈夫だと思ったからだ。
「ひあ、やめて! 何を――」
抵抗するエルシーに、脚を開くように命じて、俺は胸ポケットから剃刀を取り出す。
鋭利な刃が電灯を反射してギラリと光り、エルシーが息を飲んだ。
俺はバスルームの床に膝をつき、慎重にエルシーの恥毛を剃り落とす。花びらの周囲も念入りに。
――あの日の、興奮が甦ってきた。汚れを知らない、無垢なエルシー。
「よし、これでつるつるだ」
俺はパチンと剃刀の刃を閉じ、エルシーの無毛の秘所にキスをする。
エルシーが恥ずかしさに身を捩った。
俺はいたずら心を起こし、エルシーの身体の向きを変える。洗面台には大きな、鏡がある。蔓薔薇の意匠の枠には小さな電球をいくつもはめ込んで、中を明るく照らす。俺は鏡に映るように、エルシーの脚を開いた。
「いやです、やめて……こんなの……」
顔を背けるエルシーの細い顎に手をかけ、無理に正面に固定する。
鏡の中には、後ろから男に拘束され、脚を開いてすべてをさらけだした、美しいエルシーの姿が映っている。
「ちゃんと見ろ。お前の身体のことを教えてやる。――とくにここ。ちゃんと、自分で見たことないんじゃないか?」
俺は指を伸ばし、エルシーの、無毛の花弁を開き、もう一つの手の指でするりと撫でる。奥の、ピンク色の襞まで丸見えだった。
「綺麗だな、早咲きの薔薇みたいだ。……ここが、昨日一番感じてた場所だ」
ピンク色の花弁にすぐ上、包皮を剥いてクリトリスを露出させる。弄ってやると、エルシーが甲高い悲鳴をあげた。
「ひあっ……やっ……それ、いや……」
「敏感だな、もう、濡れてきた」
俺は溢れてきた蜜を指ですくい、クリトリスにまぶすようにして、さらに弄ってやると、エルシーの腰が揺れ、荒い息遣いとともに、喘ぎ声がこぼれる。
「ああっやあっ……はっ……はっ……ふうっ……んんっ……」
鏡の中のエルシーが俺に秘所を弄られて、淫らな声が浴室に響く。瞬く間に濡れたその場所は、俺の指が動くたびに、くちゅくちゅといやらしい水音をたてた。俺は花弁を割り、もう一つの指を蜜口に差し入れる。
「はあっ……」
「それからここ。……ここに、俺が昨夜、入った」
相変わらず狭いその場所に俺はゆっくりと中指を差し込み、焦らすように内部を探る。
「ああっ……やめ……」
鏡の中で男に秘所を弄られて、身もだえる姿を見たくないのだろう。エルシーは顔を背けているが、俺は非情に命じた。
「ちゃんと見ていろ。どこを触られるとどんな風になるのか。その目で」
「そんな……」
俺は指を二本に増やし、水音をたてながら中をかき回し、もう一つの手でクリトリスをつまんだ。
「ああっ……ああんっ……」
エルシーが快楽を堪えようと、必死に首を振る。目じりから涙があふれ、頬を濡らしていく。
「気持ちいいんだろう? こんなに濡らして」
「んんっ……いやっ」
違う違うと必死に首を振る姿も可愛いくて、もっともっと虐めたくなる。もう、エルシーの秘所はどろどろに濡れて、指を動かすたびにいやらしい水音がして、愛液がたぷたぷ溢れそうだ。
「大洪水じゃないか、ぐしょぐしょだ」
俺は内部の敏感な場所を探り、ある一点を探り当てる。そこをぐりぐりと刺激してやると、エルシーがこらえきれずに悲鳴をあげる。
「ああっやっ、あっ、あっ、ああっ……」
鏡の中のエルシーの淫らな表情。眉を寄せ、目は涙で潤んで、唇は半ば開いて、ひっきりなしに声をあげている。快楽と羞恥で白い肌が薄もも色に染まり、身を捩るたびに、形のよい乳房が揺れ、亜麻色の髪を乱し、快感に身もだえる。俺はエルシーの小さな耳朶を口に含み、甘噛みした。
「はっ……ああっ」
「エルシー、すごく淫らな顔してる。……そろそろイけ。自分がどんな顔してイくのか、ちゃんと見ておけ」
「ああっ、やめて、おねがっ……」
俺はエルシーの懇願を無視して、内部の感じる場所とクリトリスを同時に刺激してやれば、エルシーは俺の指を引きちぎる勢いで内部を締め上げ、全身を硬直させて達した。
だから、俺に身体を明け渡す。――秘書官の業務として。
俺とステファニーの婚約が決まったら、エルシーを解放し、ただし、おばあ様の入院費は支払う。
それが、エルシーの求めた、約束。
エルシーは俺がなぜ、自分に執着するのかわからない。
十二年前、俺が「リジー」としてリンドホルムで過ごしたことも、それからずっと、エルシーだけを愛していたことも、知らない。
何よりエルシーは、俺を愛していない。
俺は、どうしようもなく、もどかしかった。
あの薔薇園の絵を描いたのは俺だと、すべてを告げてしまえば簡単なのことなのに、それは王家の重大な秘密にエルシーを巻き込むことになる。王家がアシュバートン家にしてきた、あまりにひどい仕打ちを、説明しなければならない。
エルシーの相続が認められなかったのは、俺とエルシーの結婚の可能性を潰すためなのかもしれない。さらには、もしかしたら、ビリーの死も――。
俺は、真実は口にする勇気がなかった。
今、何も知らないエルシーは、俺、「第三王子アルバート」の恋人でいてくれる。――エルシーの主観では愛人だとしても。
でも、俺がアシュバートン家の犠牲の上に生み出された、呪われた泥人形だと知ったら、エルシーは俺を許さないのではないか。
エルシーが「emeth」を知った時、それは「meth」に変わってしまうのではないか――。
でも、俺はエルシーを愛している。
十二年前の幼いエルシーも、現在の、美しく気高く成長したエルシーも好きだ。
一度抱いてしまったら、もう、彼女なしでは生きていけない。
アパートメントに戻り、俺は自室で上着を脱ぎ、タイを外し、ウエストコートも脱いで、時計とカフリンクスを銀の皿の上に置く。バスルームで顔を洗おうとして、そこでふと、剃刀を目にする。
俺の髭を剃るためのものだが、よく手入れされていて、切れ味はいい。
何の脈絡もなく、俺は昨夜のエルシーの身体を思い出す。すっかり大人になった、魅惑的な白い肢体。
幼いころは真っ平で妖精のようだったが、成長した今は女神のように綺麗だ。
膨らんだ胸、細い腰、露をたたえた秘所。その上の薄い恥毛――一度目にした幼いエルシーは無毛でつるつるで――。
俺は、その剃刀をシャツの胸ポケットに入れて、エルシーの部屋に向かう。ちょうど、エルシーは入浴の為にバスルームに入ったところだった。
一糸まとわぬ姿で、バスタブに湯を溜めようとしているエルシーを強引に、大理石の洗面台に座らせる。嫌がるエルシーに足首を掴み、それも洗面台に乗せて、両脚を開かせる。
エルシーの秘所が俺の目の前にさらけだされて、俺はゴクリと生唾を飲み込む。
「やだ、やめて、何を――!」
「怪我をしたくなければ、動くな」
俺は洗面台にならぶ化粧品の小瓶の中から、乳液の瓶を取り出し、それをたっぷり、エルシーの恥毛に塗り付ける。――顔に塗るものなら大丈夫だと思ったからだ。
「ひあ、やめて! 何を――」
抵抗するエルシーに、脚を開くように命じて、俺は胸ポケットから剃刀を取り出す。
鋭利な刃が電灯を反射してギラリと光り、エルシーが息を飲んだ。
俺はバスルームの床に膝をつき、慎重にエルシーの恥毛を剃り落とす。花びらの周囲も念入りに。
――あの日の、興奮が甦ってきた。汚れを知らない、無垢なエルシー。
「よし、これでつるつるだ」
俺はパチンと剃刀の刃を閉じ、エルシーの無毛の秘所にキスをする。
エルシーが恥ずかしさに身を捩った。
俺はいたずら心を起こし、エルシーの身体の向きを変える。洗面台には大きな、鏡がある。蔓薔薇の意匠の枠には小さな電球をいくつもはめ込んで、中を明るく照らす。俺は鏡に映るように、エルシーの脚を開いた。
「いやです、やめて……こんなの……」
顔を背けるエルシーの細い顎に手をかけ、無理に正面に固定する。
鏡の中には、後ろから男に拘束され、脚を開いてすべてをさらけだした、美しいエルシーの姿が映っている。
「ちゃんと見ろ。お前の身体のことを教えてやる。――とくにここ。ちゃんと、自分で見たことないんじゃないか?」
俺は指を伸ばし、エルシーの、無毛の花弁を開き、もう一つの手の指でするりと撫でる。奥の、ピンク色の襞まで丸見えだった。
「綺麗だな、早咲きの薔薇みたいだ。……ここが、昨日一番感じてた場所だ」
ピンク色の花弁にすぐ上、包皮を剥いてクリトリスを露出させる。弄ってやると、エルシーが甲高い悲鳴をあげた。
「ひあっ……やっ……それ、いや……」
「敏感だな、もう、濡れてきた」
俺は溢れてきた蜜を指ですくい、クリトリスにまぶすようにして、さらに弄ってやると、エルシーの腰が揺れ、荒い息遣いとともに、喘ぎ声がこぼれる。
「ああっやあっ……はっ……はっ……ふうっ……んんっ……」
鏡の中のエルシーが俺に秘所を弄られて、淫らな声が浴室に響く。瞬く間に濡れたその場所は、俺の指が動くたびに、くちゅくちゅといやらしい水音をたてた。俺は花弁を割り、もう一つの指を蜜口に差し入れる。
「はあっ……」
「それからここ。……ここに、俺が昨夜、入った」
相変わらず狭いその場所に俺はゆっくりと中指を差し込み、焦らすように内部を探る。
「ああっ……やめ……」
鏡の中で男に秘所を弄られて、身もだえる姿を見たくないのだろう。エルシーは顔を背けているが、俺は非情に命じた。
「ちゃんと見ていろ。どこを触られるとどんな風になるのか。その目で」
「そんな……」
俺は指を二本に増やし、水音をたてながら中をかき回し、もう一つの手でクリトリスをつまんだ。
「ああっ……ああんっ……」
エルシーが快楽を堪えようと、必死に首を振る。目じりから涙があふれ、頬を濡らしていく。
「気持ちいいんだろう? こんなに濡らして」
「んんっ……いやっ」
違う違うと必死に首を振る姿も可愛いくて、もっともっと虐めたくなる。もう、エルシーの秘所はどろどろに濡れて、指を動かすたびにいやらしい水音がして、愛液がたぷたぷ溢れそうだ。
「大洪水じゃないか、ぐしょぐしょだ」
俺は内部の敏感な場所を探り、ある一点を探り当てる。そこをぐりぐりと刺激してやると、エルシーがこらえきれずに悲鳴をあげる。
「ああっやっ、あっ、あっ、ああっ……」
鏡の中のエルシーの淫らな表情。眉を寄せ、目は涙で潤んで、唇は半ば開いて、ひっきりなしに声をあげている。快楽と羞恥で白い肌が薄もも色に染まり、身を捩るたびに、形のよい乳房が揺れ、亜麻色の髪を乱し、快感に身もだえる。俺はエルシーの小さな耳朶を口に含み、甘噛みした。
「はっ……ああっ」
「エルシー、すごく淫らな顔してる。……そろそろイけ。自分がどんな顔してイくのか、ちゃんと見ておけ」
「ああっ、やめて、おねがっ……」
俺はエルシーの懇願を無視して、内部の感じる場所とクリトリスを同時に刺激してやれば、エルシーは俺の指を引きちぎる勢いで内部を締め上げ、全身を硬直させて達した。
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