77 / 236
7、旅路
焚火
しおりを挟む
数日後、焚火の灯りでシウリンが筌の修理をしていると、フエルがシウリンの隣にやってきた。
「殿下、僕、殿下にお伝えすることがあるんです」
シウリンが手を止めてフエルを見る。辺りはもう真っ暗で、沢の音だけが聞こえる。焚火の熱で、顔だけが赤く照らされ、深い翳ができていた。
「何?」
「僕、この春には太陰宮の学院に入学したんですが、夏至の休みに太陽宮の……〈清脩〉僧院に行ったんです」
「……〈清脩〉僧院に? どうして?」
シウリンが黒い瞳を見開いたらしい。その二人の話を、ゾーイとゾラは横で剣の手入れをしながら、トルフィンは旅の記録を帳面に書き込みながら、ランパはアケビの蔓を編むために撓ませながら聞いていた。少し離れて、アルベラとシリルは毛布にくるまって、シウリンが貸してくれたジブリールを湯たんぽ代わりにウトウトしていた。
「〈清脩〉僧院に、成郡王殿下の傅役だったジーノ殿がいらっしゃって、お見舞いに行きました」
ジーノはこの夏に遷化したのを、フエルは看取ったのだった。
「成郡王殿下は殿下の兄上です。もう、八年前になりますか、魔物の害に遭って亡くなられて、それでジーノは聖地に入りました」
ゾーイが横から補足をする。
「へえ……そうなんだ」
シウリンが少し困ったように首を傾げる。フエルは、焚火に照らされたシウリンの顔をじっと眺める。
二十歳を過ぎ、男らしさを加えた彼にはもう、少年期のような危うさはない。だがジーノは言った。十四五歳のころの恭親王殿下は、それこそ魔性に魅入られそうなほどの美貌であったと。
死の床にあるジーノから、フエルは聞いた。――恭親王と、彼の父の関係を。十三歳のフエルには残酷な事実ではあるが、何も知らずに恭親王に仕え続ければ、フエルは無意識に恭親王を傷つけ、そして理由のわからないフエルもまた傷つくに違いないと。
ジーノの話を聞いた時のフエルの衝撃は言葉にできない。傅役が皇子を、臣下が主君を、犯すなどということが、あっていいわけはない。それも、陰陽の禁じる同性の間で――。
信じたくない気持ちと、しかし、そうであれば納得される恭親王の自分への態度。ゲルやゾーイや、メイローズらの、事情を知るらしい側近たちが自分を見る、どこか同情と諦めの混じった視線。フエルを聖地に追い払って、あからさまにほっとしたらしい彼らの、態度も何もかもが諒解される。
だから、真実を知ったフエルは、太陰宮の学院を出たら、恭親王の側仕えを辞して帝都に帰るつもりでいた。
だが、恭親王は記憶を失い、父のことも何もかも、すべて忘れていると聞き、フエルはその無垢なままの殿下になら、仕えられるかもしれないと思ったのだ。――たとえ、恭親王が十年間の記憶を取り戻し、フエルを拒絶するまでの、僅かな期間だけであっても。
フエルは、少し弱くなった焚火に薪をくべながら、言った。
「僕はルチアに会いました」
その言葉に、シウリンはびっくりして編んでいた筌を取り落としそうになる。
「ルチア! 孤児院にいた、ルチア?」
そう言ってシウリンはフエルに詰め寄る。ルチアは、シウリンの四歳年下で、シウリンを兄のように慕っていた。少女のような容姿に小柄で無力だったルチアは、しょっちゅう食べ物を横取りされたりと虐められていた。それを、庇っていたのがシウリンだった。
「ええ、今は、太陽宮の学院で、絵の勉強をしています」
「そうなんだ……元気だった?」
「ええ、元気でしたよ。――殿下に、ルチアのことを憶えているか聞いてくれと言われて……」
「そりゃ、憶えているけどさ」
シウリンはしばらく無言で焚火を見つめていて、言った。
「十年……か。みんな変わっちゃっただろうな。僕が、一番変わったんだろうけど」
「――僕はもともと、シウリンのお墓を探しに行ったんです」
その言葉にシウリンはさらに驚く。
「僕の……お墓を探しに?」
「……姫君に、頼まれたんです。シウリンの、お墓を探して欲しいって」
焚火の周囲にいた男たちが、はっとして手を止める。
「姫君は、シウリンは死んだと聞かされていた。……だからせめて、お墓の場所を知りたいと」
「僕が、シウリンは死んだと、アデライードに言っていたからだね?」
フエルが無言で頷き、枝で焚火を少し掻き回す。パチンと、生木の爆ぜる音がした。
「ルチアは、それに協力してくれたんです。森の中にシウリンの墓があると聞いて、僕とルチアで森に出かけました」
「……僕の、お墓?」
作業の手を止めて黒い目を見開き、じっとフエルを見つめるシウリンの方は敢えて見ないで、フエルは焚火を掻き回す。
「お墓は、森の中の炭焼き小屋の近くにありました。……炭焼きのゴルさんが、ずっと花を手向けていて――本物のお墓ではなくて、ゴルさんがシウリンを偲ぶために作った墓でした」
「ゴル爺が……」
「ゴルさんはもともと聖騎士で、〈王気〉が視えたので、シウリンの正体も薄々知っていたんです。それで、シウリンの失踪の理由も察しがついて――まるで、はじめからいないかの如くシウリンが扱われているのが耐えられず、お墓を作ったそうです」
シウリンの、瞳に涙が溜まり、零れ落ちて頬を伝う。
「そう、なんだ……。僕、ゴル爺にはいつもお蕎麦を食べさせてもらって……太陽神殿の学院に行っても、お休みには必ず顔を出すって約束してたんだ。約束、守れなくて悪かったな」
「あと、シシル準導師にも会いました」
その名を聞いて、シウリンが涙を手の甲で拭いながら、露骨に嫌そうな顔をする。
「……ああ、あの人。あの人は別にどうでもいいけど」
「殿下、僕、殿下にお伝えすることがあるんです」
シウリンが手を止めてフエルを見る。辺りはもう真っ暗で、沢の音だけが聞こえる。焚火の熱で、顔だけが赤く照らされ、深い翳ができていた。
「何?」
「僕、この春には太陰宮の学院に入学したんですが、夏至の休みに太陽宮の……〈清脩〉僧院に行ったんです」
「……〈清脩〉僧院に? どうして?」
シウリンが黒い瞳を見開いたらしい。その二人の話を、ゾーイとゾラは横で剣の手入れをしながら、トルフィンは旅の記録を帳面に書き込みながら、ランパはアケビの蔓を編むために撓ませながら聞いていた。少し離れて、アルベラとシリルは毛布にくるまって、シウリンが貸してくれたジブリールを湯たんぽ代わりにウトウトしていた。
「〈清脩〉僧院に、成郡王殿下の傅役だったジーノ殿がいらっしゃって、お見舞いに行きました」
ジーノはこの夏に遷化したのを、フエルは看取ったのだった。
「成郡王殿下は殿下の兄上です。もう、八年前になりますか、魔物の害に遭って亡くなられて、それでジーノは聖地に入りました」
ゾーイが横から補足をする。
「へえ……そうなんだ」
シウリンが少し困ったように首を傾げる。フエルは、焚火に照らされたシウリンの顔をじっと眺める。
二十歳を過ぎ、男らしさを加えた彼にはもう、少年期のような危うさはない。だがジーノは言った。十四五歳のころの恭親王殿下は、それこそ魔性に魅入られそうなほどの美貌であったと。
死の床にあるジーノから、フエルは聞いた。――恭親王と、彼の父の関係を。十三歳のフエルには残酷な事実ではあるが、何も知らずに恭親王に仕え続ければ、フエルは無意識に恭親王を傷つけ、そして理由のわからないフエルもまた傷つくに違いないと。
ジーノの話を聞いた時のフエルの衝撃は言葉にできない。傅役が皇子を、臣下が主君を、犯すなどということが、あっていいわけはない。それも、陰陽の禁じる同性の間で――。
信じたくない気持ちと、しかし、そうであれば納得される恭親王の自分への態度。ゲルやゾーイや、メイローズらの、事情を知るらしい側近たちが自分を見る、どこか同情と諦めの混じった視線。フエルを聖地に追い払って、あからさまにほっとしたらしい彼らの、態度も何もかもが諒解される。
だから、真実を知ったフエルは、太陰宮の学院を出たら、恭親王の側仕えを辞して帝都に帰るつもりでいた。
だが、恭親王は記憶を失い、父のことも何もかも、すべて忘れていると聞き、フエルはその無垢なままの殿下になら、仕えられるかもしれないと思ったのだ。――たとえ、恭親王が十年間の記憶を取り戻し、フエルを拒絶するまでの、僅かな期間だけであっても。
フエルは、少し弱くなった焚火に薪をくべながら、言った。
「僕はルチアに会いました」
その言葉に、シウリンはびっくりして編んでいた筌を取り落としそうになる。
「ルチア! 孤児院にいた、ルチア?」
そう言ってシウリンはフエルに詰め寄る。ルチアは、シウリンの四歳年下で、シウリンを兄のように慕っていた。少女のような容姿に小柄で無力だったルチアは、しょっちゅう食べ物を横取りされたりと虐められていた。それを、庇っていたのがシウリンだった。
「ええ、今は、太陽宮の学院で、絵の勉強をしています」
「そうなんだ……元気だった?」
「ええ、元気でしたよ。――殿下に、ルチアのことを憶えているか聞いてくれと言われて……」
「そりゃ、憶えているけどさ」
シウリンはしばらく無言で焚火を見つめていて、言った。
「十年……か。みんな変わっちゃっただろうな。僕が、一番変わったんだろうけど」
「――僕はもともと、シウリンのお墓を探しに行ったんです」
その言葉にシウリンはさらに驚く。
「僕の……お墓を探しに?」
「……姫君に、頼まれたんです。シウリンの、お墓を探して欲しいって」
焚火の周囲にいた男たちが、はっとして手を止める。
「姫君は、シウリンは死んだと聞かされていた。……だからせめて、お墓の場所を知りたいと」
「僕が、シウリンは死んだと、アデライードに言っていたからだね?」
フエルが無言で頷き、枝で焚火を少し掻き回す。パチンと、生木の爆ぜる音がした。
「ルチアは、それに協力してくれたんです。森の中にシウリンの墓があると聞いて、僕とルチアで森に出かけました」
「……僕の、お墓?」
作業の手を止めて黒い目を見開き、じっとフエルを見つめるシウリンの方は敢えて見ないで、フエルは焚火を掻き回す。
「お墓は、森の中の炭焼き小屋の近くにありました。……炭焼きのゴルさんが、ずっと花を手向けていて――本物のお墓ではなくて、ゴルさんがシウリンを偲ぶために作った墓でした」
「ゴル爺が……」
「ゴルさんはもともと聖騎士で、〈王気〉が視えたので、シウリンの正体も薄々知っていたんです。それで、シウリンの失踪の理由も察しがついて――まるで、はじめからいないかの如くシウリンが扱われているのが耐えられず、お墓を作ったそうです」
シウリンの、瞳に涙が溜まり、零れ落ちて頬を伝う。
「そう、なんだ……。僕、ゴル爺にはいつもお蕎麦を食べさせてもらって……太陽神殿の学院に行っても、お休みには必ず顔を出すって約束してたんだ。約束、守れなくて悪かったな」
「あと、シシル準導師にも会いました」
その名を聞いて、シウリンが涙を手の甲で拭いながら、露骨に嫌そうな顔をする。
「……ああ、あの人。あの人は別にどうでもいいけど」
11
お気に入りに追加
169
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
子ども扱いしないでください! 幼女化しちゃった完璧淑女は、騎士団長に甘やかされる
佐崎咲
恋愛
旧題:完璧すぎる君は一人でも生きていけると婚約破棄されたけど、騎士団長が即日プロポーズに来た上に甘やかしてきます
「君は完璧だ。一人でも生きていける。でも、彼女には私が必要なんだ」
なんだか聞いたことのある台詞だけれど、まさか現実で、しかも貴族社会に生きる人間からそれを聞くことになるとは思ってもいなかった。
彼の言う通り、私ロゼ=リンゼンハイムは『完璧な淑女』などと称されているけれど、それは努力のたまものであって、本質ではない。
私は幼い時に我儘な姉に追い出され、開き直って自然溢れる領地でそれはもうのびのびと、野を駆け山を駆け回っていたのだから。
それが、今度は跡継ぎ教育に嫌気がさした姉が自称病弱設定を作り出し、代わりに私がこの家を継ぐことになったから、王都に移って血反吐を吐くような努力を重ねたのだ。
そして今度は腐れ縁ともいうべき幼馴染みの友人に婚約者を横取りされたわけだけれど、それはまあ別にどうぞ差し上げますよというところなのだが。
ただ。
婚約破棄を告げられたばかりの私をその日訪ねた人が、もう一人いた。
切れ長の紺色の瞳に、長い金髪を一つに束ね、男女問わず目をひく美しい彼は、『微笑みの貴公子』と呼ばれる第二騎士団長のユアン=クラディス様。
彼はいつもとは違う、改まった口調で言った。
「どうか、私と結婚してください」
「お返事は急ぎません。先程リンゼンハイム伯爵には手紙を出させていただきました。許可が得られましたらまた改めさせていただきますが、まずはロゼ嬢に私の気持ちを知っておいていただきたかったのです」
私の戸惑いたるや、婚約破棄を告げられた時の比ではなかった。
彼のことはよく知っている。
彼もまた、私のことをよく知っている。
でも彼は『それ』が私だとは知らない。
まったくの別人に見えているはずなのだから。
なのに、何故私にプロポーズを?
しかもやたらと甘やかそうとしてくるんですけど。
どういうこと?
============
番外編は思いついたら追加していく予定です。
<レジーナ公式サイト番外編>
「番外編 相変わらずな日常」
レジーナ公式サイトにてアンケートに答えていただくと、書き下ろしweb番外編をお読みいただけます。
いつも攻め込まれてばかりのロゼが居眠り中のユアンを見つけ、この機会に……という話です。
※転載・複写はお断りいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる