76 / 236
7、旅路
寒い日のすいとん
しおりを挟む
季節はしだいに冬に向かっていた。何日も村を通らず、まともな獲物も狩れない日もある。
その日は朝から雨が降って、しかも防水の合羽は人数分には足りなかった。まずアルベラとシリルに合羽を着せ、ゾーイはもちろんシウリンに譲るつもりだったが、シウリンはいらないと言う。結局、ゾーイとゾラと、シウリンが合羽無しで山道を行く。篠突く雨と寒さにアルベラの顔色は青白く、シリルも、フエルも疲労困憊しているのがわかった。しかし雨を避けられるような場所もなくて、夕方近くになって、ようやく見つけた猟師の避難小屋のような建物に逃げ込んだ時には、若年組は三人ともぐったりして、寒さに震えていた。
シウリンが手早く暖炉に火を入れて、アルベラとシリル、フエルを休ませる。エールライヒは濡れた羽をせっせと嘴で整え、ジブリールは豪快に水滴を弾き飛ばす。さすがに一日雨に打たれて、最も体力のあるゾーイとゾラも疲労で座り込んでしまった。しかし、シウリンは一人、濡れた服のまま沢に水を汲み行くと言って出て行ってしまう。
「それにしても、殿下、丈夫ですよね……」
暖炉の前で毛布にくるまって、フエルが震えながら感心する。さすがに誰も、主の後を追う気力もなくて、ただランパが生姜の粉を入れたお茶を沸かして皆に振舞い、トルフィンは濡れたものを暖炉の前に広げて乾かしていく。シウリンは泥だらけになって戻ってくると、濡れた服を脱ぎ、当たり前のように全裸で食事の支度を始めようとした。アルベラは真っ赤になって下を向き、ゾラが慌ててシウリンを窘める。
「裸はやばいっしょ、殿下。着替えは……」
「ないよ」
もともと馬で旅をしていた彼らは数枚の着換えを持っていたが、徒歩のつもりだったシウリンは替えを持っていない。慌てたトルフィンが自分のシャツを差し出したので、シウリンはそれを羽織ったシャツ一枚の姿で、さて、何を食べられるか考え始める。ゾーイが言う。
「今日は食糧を調達できませんでしたから、携行食の固焼きパンで……」
「こんなに疲れて寒い日に、そんなご飯じゃ力が出ないよ」
シウリンはホーヘルミアで調達した大きな鉄の鍋を取り出し、それからランパが管理している食糧の籠をあさる。一昨日狩ったウサギ肉が少しだけ残っていた。後は馬鈴薯と、萎びかけた青椒がちょこっと。シウリンは自分の荷物から、ガルシア辺境伯領でもらってきた味噌と、エヴァンズ伯の城で分けてもらった小麦粉を取り出した。ついでに、ぐったりしているのアルベラたちに、アデライードが持ってきた砂糖菓子の、最後の残りを手渡してやる。
「少し時間がかかるから、これを食べておきなよ。三人で仲良く分けるんだよ?」
子供扱いされたことに、フエルがムッとしたように言う。
「僕は大丈夫です! 料理手伝いますよ!」
「何言ってんのよ、一番、年下のくせに」
喧嘩し始める若年組の声に、うとうとしていたのを起こされて、ゾーイが窘める。
「うるさいぞ。そんなことで騒ぐな」
「そうだよ。とにかく甘いものは疲れが取れるから」
いつも、尼僧院の仕事の後で、老尼僧がほんのり甘い蕎麦粉の菓子を渡してくれたのを思い出しながら、シウリンが微笑んだ。
辛うじて動けるのはランパとトルフィンだが、トルフィンは料理はからっきしだった。それでトルフィンには濡れたものを乾かす仕事を頼み、シウリンはランパに野菜を刻むように言う。馬鈴薯は皮を剥いて細切りに、青椒も細切りに。その間に、ガルシア辺境伯領の砦で失敬してきた小さな鍋に小麦粉を入れ、水を二、三回に分けて加え、箸で混ぜてドロドロの種を作る。種を寝かせる間に、シウリンもランパを手伝って野菜を刻み、ウサギ肉は量が少ないから、叩いて挽肉にする。
それからシウリンは暖炉に五徳を置き、鉄の大鍋を熱して、ウサギ肉の脂身と一緒に挽肉を色が変わるまで炒める。馬鈴薯と青椒もざっと炒め、水を入れて沸かす。塩と味噌で味を調え、思い出して言う。
「ランパ、さっきの乾燥生姜、まだある?」
ランパが無言で差し出すそれを、ひとつまみ鍋に入れ、ぐつぐつしてきたところに、小さな鍋を傾けて、溶いた小麦粉の種を少しずつ、箸で切るようにして落としていく。だいたい半プル(十五センチメートル)程度の、白い麺が具の間で躍る。
「撥魚か、懐かしいな」
シウリンの調理の様子を見ていたゾラが言い、アルベラが振り向く。
「食べたことあるの?」
「前、帝都の馴染みの妓の得意料理で、夜食に作ってくれた。具は残り野菜だけだったけど。美味かったよ」
帝国でも北方の、あまり米の採れない地方の名物料理である。小麦粉の麺が白い魚のように見えることから、この名がついたとされる。
「しっかし、殿下、どこでそんな料理習ったんすか?」
ゾラが尋ねる。十年、側に仕えたのに、さすがに皇子が料理するのを見たことはなかった。――釣った魚を捌いたのを見たことがあるが、その時は傅役のゲルが必死に止めて、その後はない。
シウリンは種を手際よく湯の中に落としながら答える。
「えー?水車小屋の番人だったルカの得意料理だったんだよ。時々、食糧を届けに行っていたから、その時習った。彼は疙瘩って呼んでたよ。普通のうどんだと、捏ねたり寝かせたりが大変だけど、これはすぐできるからさあ」
すべての種を湯に落としてしばらく煮立たせると、シウリンは大鍋をぐるりとひと混ぜし、言った。
「はい、できたよ? ランパ、固焼きパンも出して。スープにつけて食べれば、お腹も足りるでしょ」
ランパと手分けしてみなの椀に注ぎ分け、熱々の麺を食べる。
「おいしい……」
アルベラは、雨で冷え切った手足に、熱が行き渡るのを感じる。モチモチした麺は温かく、優しく腹を満たしてくれる。さすがにその夜は、翌朝の分を残しておく余裕もなくて、鍋の中の湯も麺も、一滴残らず彼らの腹の中に納まった。
その日は朝から雨が降って、しかも防水の合羽は人数分には足りなかった。まずアルベラとシリルに合羽を着せ、ゾーイはもちろんシウリンに譲るつもりだったが、シウリンはいらないと言う。結局、ゾーイとゾラと、シウリンが合羽無しで山道を行く。篠突く雨と寒さにアルベラの顔色は青白く、シリルも、フエルも疲労困憊しているのがわかった。しかし雨を避けられるような場所もなくて、夕方近くになって、ようやく見つけた猟師の避難小屋のような建物に逃げ込んだ時には、若年組は三人ともぐったりして、寒さに震えていた。
シウリンが手早く暖炉に火を入れて、アルベラとシリル、フエルを休ませる。エールライヒは濡れた羽をせっせと嘴で整え、ジブリールは豪快に水滴を弾き飛ばす。さすがに一日雨に打たれて、最も体力のあるゾーイとゾラも疲労で座り込んでしまった。しかし、シウリンは一人、濡れた服のまま沢に水を汲み行くと言って出て行ってしまう。
「それにしても、殿下、丈夫ですよね……」
暖炉の前で毛布にくるまって、フエルが震えながら感心する。さすがに誰も、主の後を追う気力もなくて、ただランパが生姜の粉を入れたお茶を沸かして皆に振舞い、トルフィンは濡れたものを暖炉の前に広げて乾かしていく。シウリンは泥だらけになって戻ってくると、濡れた服を脱ぎ、当たり前のように全裸で食事の支度を始めようとした。アルベラは真っ赤になって下を向き、ゾラが慌ててシウリンを窘める。
「裸はやばいっしょ、殿下。着替えは……」
「ないよ」
もともと馬で旅をしていた彼らは数枚の着換えを持っていたが、徒歩のつもりだったシウリンは替えを持っていない。慌てたトルフィンが自分のシャツを差し出したので、シウリンはそれを羽織ったシャツ一枚の姿で、さて、何を食べられるか考え始める。ゾーイが言う。
「今日は食糧を調達できませんでしたから、携行食の固焼きパンで……」
「こんなに疲れて寒い日に、そんなご飯じゃ力が出ないよ」
シウリンはホーヘルミアで調達した大きな鉄の鍋を取り出し、それからランパが管理している食糧の籠をあさる。一昨日狩ったウサギ肉が少しだけ残っていた。後は馬鈴薯と、萎びかけた青椒がちょこっと。シウリンは自分の荷物から、ガルシア辺境伯領でもらってきた味噌と、エヴァンズ伯の城で分けてもらった小麦粉を取り出した。ついでに、ぐったりしているのアルベラたちに、アデライードが持ってきた砂糖菓子の、最後の残りを手渡してやる。
「少し時間がかかるから、これを食べておきなよ。三人で仲良く分けるんだよ?」
子供扱いされたことに、フエルがムッとしたように言う。
「僕は大丈夫です! 料理手伝いますよ!」
「何言ってんのよ、一番、年下のくせに」
喧嘩し始める若年組の声に、うとうとしていたのを起こされて、ゾーイが窘める。
「うるさいぞ。そんなことで騒ぐな」
「そうだよ。とにかく甘いものは疲れが取れるから」
いつも、尼僧院の仕事の後で、老尼僧がほんのり甘い蕎麦粉の菓子を渡してくれたのを思い出しながら、シウリンが微笑んだ。
辛うじて動けるのはランパとトルフィンだが、トルフィンは料理はからっきしだった。それでトルフィンには濡れたものを乾かす仕事を頼み、シウリンはランパに野菜を刻むように言う。馬鈴薯は皮を剥いて細切りに、青椒も細切りに。その間に、ガルシア辺境伯領の砦で失敬してきた小さな鍋に小麦粉を入れ、水を二、三回に分けて加え、箸で混ぜてドロドロの種を作る。種を寝かせる間に、シウリンもランパを手伝って野菜を刻み、ウサギ肉は量が少ないから、叩いて挽肉にする。
それからシウリンは暖炉に五徳を置き、鉄の大鍋を熱して、ウサギ肉の脂身と一緒に挽肉を色が変わるまで炒める。馬鈴薯と青椒もざっと炒め、水を入れて沸かす。塩と味噌で味を調え、思い出して言う。
「ランパ、さっきの乾燥生姜、まだある?」
ランパが無言で差し出すそれを、ひとつまみ鍋に入れ、ぐつぐつしてきたところに、小さな鍋を傾けて、溶いた小麦粉の種を少しずつ、箸で切るようにして落としていく。だいたい半プル(十五センチメートル)程度の、白い麺が具の間で躍る。
「撥魚か、懐かしいな」
シウリンの調理の様子を見ていたゾラが言い、アルベラが振り向く。
「食べたことあるの?」
「前、帝都の馴染みの妓の得意料理で、夜食に作ってくれた。具は残り野菜だけだったけど。美味かったよ」
帝国でも北方の、あまり米の採れない地方の名物料理である。小麦粉の麺が白い魚のように見えることから、この名がついたとされる。
「しっかし、殿下、どこでそんな料理習ったんすか?」
ゾラが尋ねる。十年、側に仕えたのに、さすがに皇子が料理するのを見たことはなかった。――釣った魚を捌いたのを見たことがあるが、その時は傅役のゲルが必死に止めて、その後はない。
シウリンは種を手際よく湯の中に落としながら答える。
「えー?水車小屋の番人だったルカの得意料理だったんだよ。時々、食糧を届けに行っていたから、その時習った。彼は疙瘩って呼んでたよ。普通のうどんだと、捏ねたり寝かせたりが大変だけど、これはすぐできるからさあ」
すべての種を湯に落としてしばらく煮立たせると、シウリンは大鍋をぐるりとひと混ぜし、言った。
「はい、できたよ? ランパ、固焼きパンも出して。スープにつけて食べれば、お腹も足りるでしょ」
ランパと手分けしてみなの椀に注ぎ分け、熱々の麺を食べる。
「おいしい……」
アルベラは、雨で冷え切った手足に、熱が行き渡るのを感じる。モチモチした麺は温かく、優しく腹を満たしてくれる。さすがにその夜は、翌朝の分を残しておく余裕もなくて、鍋の中の湯も麺も、一滴残らず彼らの腹の中に納まった。
12
お気に入りに追加
171
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
捨てた騎士と拾った魔術師
吉野屋
恋愛
貴族の庶子であるミリアムは、前世持ちである。冷遇されていたが政略でおっさん貴族の後妻落ちになる事を懸念して逃げ出した。実家では隠していたが、魔力にギフトと生活能力はあるので、王都に行き暮らす。優しくて美しい夫も出来て幸せな生活をしていたが、夫の兄の死で伯爵家を継いだ夫に捨てられてしまう。その後、王都に来る前に出会った男(その時は鳥だった)に再会して国を左右する陰謀に巻き込まれていく。

〈完結〉毒を飲めと言われたので飲みました。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。
国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。
悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる