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4,ミカエラの恋
リボンの意味
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ユーリがシウリンとミカエラの噂を聞きつけたのは、シウリンがミカエラのリボンを受け取った翌日のことだ。次の朝、ユーリはシウリンに乗馬を指南していて、城外に魔物の小規模な群れが出たとの報せが入り、そのまま数騎で駆けつけた。シウリンは乗馬も身体が覚えてはいたのか、並足まではすぐにマスターした。
肩を過ぎる彼の髪が刺繍の入った黒いリボンでまとめられ、それが靡いているのを目にして、ユーリは眉を顰める。明らかに女物で、それも貴族の女くらいしか持つことのできない、豪華なもの。少し想像を巡らせば、その持ち主などこの城に一人しかいない。これ見よがしにミカエラのリボンをひらひらさせて、ただで済むはずがない。
ユーリはガルシア城の中では比較的シウリンと親しくしているから、彼の中身が十二歳のお子様だと知っている。シウリンがリボンの意味をわかって受け取ったのか、確かめなければと、ユーリはシウリンを中庭に呼び出した。――シウリンがいつもいる中庭ではなく、騎士達の宿舎がある棟の、訓練場になっている中庭だ。
「話ってなに?」
建物脇の木のベンチに座り、ジブリールを膝に乗せてその白い毛皮を撫でながら、シウリンが素直に尋ねる。
「その、リボンなんだけどな、ミカエラ様のか?」
「うん。もらった」
あっさり頷かれて拍子抜けするが、同時にこれはまずいと、ユーリは直感する。
「何て言ってもらったんだよ。その意味を知ってるのか?」
「え? 髪の毛が伸びすぎて、誰かに紐をもらわなきゃって言ったら、くれたんだけど。……意味って?」
「やっぱり――」
はあーとユーリがわざとらしく溜息をつく。
「お前、ミカエラ様の婿に納まるつもりなのか?」
「ムコ? だからムコって何なの?」
さすがにユーリが一瞬、シウリンがふざけているのかと、頭に血が上るけれど、シウリンの知識が歪んでいるのをこの数日で実感していたので、辛うじて怒鳴るのを我慢する。
「婿とは、要するに夫のことだ。――ミカエラ様と結婚するつもりがあるのかと、聞いている」
シウリンがポカンとした顔でユーリを見る。
「結婚?……まさか。僕はもう、結婚しているし」
「お前は〈王気〉があるってことは、龍種、つまり東の皇族なんだろう? あっちの皇帝やら皇子は後宮を構えて何人もの女を囲っているって聞いているぞ? 女房も一人ってことはあるまい」
「え、何それ。そんなこと、『聖典』には書いてないよね……?」
シウリンの世俗に関する知識は、ほとんどすべて『聖典』に書かれた説話やたとえ話に依拠している。「結婚」については『聖典』に出てくるから知ってはいたが、複数の奥方なんてのは出てこないし、「婿」と言う単語も出てこないから知らなかったのだ。
「『聖典』に書いてなくても、東西とも、貴族の男たちは一夫多妻が許されている。許されているっつーか、むしろ、身分の高いものほど、嫌でも複数の妻を娶る羽目になる」
質実剛健を旨とするガルシア領では、ガルシア伯フェルディナンドすら生涯一人の妻を守り、後添えすら娶らなかった。だが、そのおかげでガルシア家の血筋が絶えそうになっている。フェルディナンドが再婚して息子を生んでいれば、ここまでガルシア領が追い詰められることもなかったはずなのだ。
一方のシウリンは、一人の夫に複数の妻という状況が想像すらできず、困惑する。
「とりあえず、僕にはアデライードしか奥さんはいないはず。彼女もそんなことは言っていなかったし。……彼女と結婚する前には、他の人と結婚してたらしいけど、まるで覚えていないし……」
そう言えば、アデライードはこの先、シウリンが他の女性と関係を持つこともあり得るようなことは言っていた。
「お前が〈聖婚〉の皇子だとすれば、〈禁苑〉のお墨付きあっての結婚だし、複数の妻は問題があるのかもしれないが、女王の夫になるなら、普通は四、五人は奥方がいるもんだと聞いている」
「四、五人?……必要ないよ、そんなに! だって、奥さんってことは、その……するんだよね? 全員と?」
シウリンの問いに、ユーリはシウリンがセックスのことを知っていたことに驚いた。
「そりゃ、するだろう。何のための女房だよ」
「嫌だよ、したくないよ。アデライード以外となんて。無理」
シウリンが如何にも嫌そうな顔で言う。
「でも、そのリボン、もらっちまってるだろう。しかも、これ見よがしにヒラヒラさせて」
「何か、リボンに意味があるの?」
「女がリボンを男に渡すのは、『あなたが好きです』って意味だ」
「!!」
「んで、それを受け取って身に着けるのは、『俺には恋人がいる』って意味だ」
ほとんど反射的に、シウリンはうなじに結ばれていた黒いリボンを解く。
「そんなの、聞いてない! ミカエラさんは何も言わなかったよ!」
シウリンが大声を出したので、膝の上のジブリールが不思議そうにシウリンを見上げている。
「どーせ、そんなこったろうと思ったけれど、もう、ものすごい勢いで噂になってるぞ?――んで、城のジジイどもはお前がミカエラ様の婿に納まって、魔力の強い子供が生まれれば万々歳だと思ってる。このまんまだと、お前、城から出してもらえなくなるぞ?」
「それは困るよ!」
リボンを握りしめて顔を歪めるシウリンに、だがユーリとしてはどうしたものか、迷う。
「――なあ、正直に言えば、ミカエラ様の結婚相手の件は、本当に困っているんだ。ガルシア家を継ぐには貴種の、かなりの魔力のある家から婿をもらう必要があるが、そんな男はこんな辺境まで来てくれない。このままだと、ガルシア家は断絶して、辺境の魔物に備える者がいなくなる。お前が、ミカエラ様の婿になってくれれば――」
「嫌だよ! 僕はアデライード以外とは結婚しない。それに、そんな種馬みたいな言い方、やめてくれないかな。そんな風だから、婿の来手がないんじゃないの? いろいろと失礼すぎるよ、ここの人たちは」
バッサリと一刀両断するシウリンに、だが、ユーリはなおも食い下がる。
「だが、お前が〈聖婚〉の皇子として女王の夫になるのであれば、かならず、どこか西の貴種の家から、何人かの妻を娶る必要があるはずだ。その一人がミカエラ様であって、何が悪い? ガルシア家が絶えれば、女王国だって困る。女王だって、この縁組を拒否はできないと思うけどな」
「そんな難しい話、僕にされても困る。――今、僕は十二歳までの記憶しかないんだよ。二十三歳の僕なら、もう少し大人の判断ができるかもしれないけど、今は無理だよ。こんな状態で、結婚なんて重大なこと、決められない」
何となく、二十三歳の自分であれば、この結婚も了承したかもしれないと、うっすら思いながら、だがシウリンは首を振った。ガルシア家の断絶が、女王国にとって危機的な状況をもたらすと、シウリンにも予想はついたからだ。だが、シウリン自身がその婿に納まるのは嫌だった。
――何よりも、シウリンの心情的にアデライードを裏切ることはできない。
あの、大樹の下でシウリンは誓ったのだ。これ以後、生涯アデライード以外を抱かないと――。
肩を過ぎる彼の髪が刺繍の入った黒いリボンでまとめられ、それが靡いているのを目にして、ユーリは眉を顰める。明らかに女物で、それも貴族の女くらいしか持つことのできない、豪華なもの。少し想像を巡らせば、その持ち主などこの城に一人しかいない。これ見よがしにミカエラのリボンをひらひらさせて、ただで済むはずがない。
ユーリはガルシア城の中では比較的シウリンと親しくしているから、彼の中身が十二歳のお子様だと知っている。シウリンがリボンの意味をわかって受け取ったのか、確かめなければと、ユーリはシウリンを中庭に呼び出した。――シウリンがいつもいる中庭ではなく、騎士達の宿舎がある棟の、訓練場になっている中庭だ。
「話ってなに?」
建物脇の木のベンチに座り、ジブリールを膝に乗せてその白い毛皮を撫でながら、シウリンが素直に尋ねる。
「その、リボンなんだけどな、ミカエラ様のか?」
「うん。もらった」
あっさり頷かれて拍子抜けするが、同時にこれはまずいと、ユーリは直感する。
「何て言ってもらったんだよ。その意味を知ってるのか?」
「え? 髪の毛が伸びすぎて、誰かに紐をもらわなきゃって言ったら、くれたんだけど。……意味って?」
「やっぱり――」
はあーとユーリがわざとらしく溜息をつく。
「お前、ミカエラ様の婿に納まるつもりなのか?」
「ムコ? だからムコって何なの?」
さすがにユーリが一瞬、シウリンがふざけているのかと、頭に血が上るけれど、シウリンの知識が歪んでいるのをこの数日で実感していたので、辛うじて怒鳴るのを我慢する。
「婿とは、要するに夫のことだ。――ミカエラ様と結婚するつもりがあるのかと、聞いている」
シウリンがポカンとした顔でユーリを見る。
「結婚?……まさか。僕はもう、結婚しているし」
「お前は〈王気〉があるってことは、龍種、つまり東の皇族なんだろう? あっちの皇帝やら皇子は後宮を構えて何人もの女を囲っているって聞いているぞ? 女房も一人ってことはあるまい」
「え、何それ。そんなこと、『聖典』には書いてないよね……?」
シウリンの世俗に関する知識は、ほとんどすべて『聖典』に書かれた説話やたとえ話に依拠している。「結婚」については『聖典』に出てくるから知ってはいたが、複数の奥方なんてのは出てこないし、「婿」と言う単語も出てこないから知らなかったのだ。
「『聖典』に書いてなくても、東西とも、貴族の男たちは一夫多妻が許されている。許されているっつーか、むしろ、身分の高いものほど、嫌でも複数の妻を娶る羽目になる」
質実剛健を旨とするガルシア領では、ガルシア伯フェルディナンドすら生涯一人の妻を守り、後添えすら娶らなかった。だが、そのおかげでガルシア家の血筋が絶えそうになっている。フェルディナンドが再婚して息子を生んでいれば、ここまでガルシア領が追い詰められることもなかったはずなのだ。
一方のシウリンは、一人の夫に複数の妻という状況が想像すらできず、困惑する。
「とりあえず、僕にはアデライードしか奥さんはいないはず。彼女もそんなことは言っていなかったし。……彼女と結婚する前には、他の人と結婚してたらしいけど、まるで覚えていないし……」
そう言えば、アデライードはこの先、シウリンが他の女性と関係を持つこともあり得るようなことは言っていた。
「お前が〈聖婚〉の皇子だとすれば、〈禁苑〉のお墨付きあっての結婚だし、複数の妻は問題があるのかもしれないが、女王の夫になるなら、普通は四、五人は奥方がいるもんだと聞いている」
「四、五人?……必要ないよ、そんなに! だって、奥さんってことは、その……するんだよね? 全員と?」
シウリンの問いに、ユーリはシウリンがセックスのことを知っていたことに驚いた。
「そりゃ、するだろう。何のための女房だよ」
「嫌だよ、したくないよ。アデライード以外となんて。無理」
シウリンが如何にも嫌そうな顔で言う。
「でも、そのリボン、もらっちまってるだろう。しかも、これ見よがしにヒラヒラさせて」
「何か、リボンに意味があるの?」
「女がリボンを男に渡すのは、『あなたが好きです』って意味だ」
「!!」
「んで、それを受け取って身に着けるのは、『俺には恋人がいる』って意味だ」
ほとんど反射的に、シウリンはうなじに結ばれていた黒いリボンを解く。
「そんなの、聞いてない! ミカエラさんは何も言わなかったよ!」
シウリンが大声を出したので、膝の上のジブリールが不思議そうにシウリンを見上げている。
「どーせ、そんなこったろうと思ったけれど、もう、ものすごい勢いで噂になってるぞ?――んで、城のジジイどもはお前がミカエラ様の婿に納まって、魔力の強い子供が生まれれば万々歳だと思ってる。このまんまだと、お前、城から出してもらえなくなるぞ?」
「それは困るよ!」
リボンを握りしめて顔を歪めるシウリンに、だがユーリとしてはどうしたものか、迷う。
「――なあ、正直に言えば、ミカエラ様の結婚相手の件は、本当に困っているんだ。ガルシア家を継ぐには貴種の、かなりの魔力のある家から婿をもらう必要があるが、そんな男はこんな辺境まで来てくれない。このままだと、ガルシア家は断絶して、辺境の魔物に備える者がいなくなる。お前が、ミカエラ様の婿になってくれれば――」
「嫌だよ! 僕はアデライード以外とは結婚しない。それに、そんな種馬みたいな言い方、やめてくれないかな。そんな風だから、婿の来手がないんじゃないの? いろいろと失礼すぎるよ、ここの人たちは」
バッサリと一刀両断するシウリンに、だが、ユーリはなおも食い下がる。
「だが、お前が〈聖婚〉の皇子として女王の夫になるのであれば、かならず、どこか西の貴種の家から、何人かの妻を娶る必要があるはずだ。その一人がミカエラ様であって、何が悪い? ガルシア家が絶えれば、女王国だって困る。女王だって、この縁組を拒否はできないと思うけどな」
「そんな難しい話、僕にされても困る。――今、僕は十二歳までの記憶しかないんだよ。二十三歳の僕なら、もう少し大人の判断ができるかもしれないけど、今は無理だよ。こんな状態で、結婚なんて重大なこと、決められない」
何となく、二十三歳の自分であれば、この結婚も了承したかもしれないと、うっすら思いながら、だがシウリンは首を振った。ガルシア家の断絶が、女王国にとって危機的な状況をもたらすと、シウリンにも予想はついたからだ。だが、シウリン自身がその婿に納まるのは嫌だった。
――何よりも、シウリンの心情的にアデライードを裏切ることはできない。
あの、大樹の下でシウリンは誓ったのだ。これ以後、生涯アデライード以外を抱かないと――。
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