32 / 37
三十一、愛欲深淵*
しおりを挟む
「詩阿は俺を愛していない」
陛下に断言されて、わたしは息を飲んだ。
そんなことはない、と必死に言い募ろうとしたが、舌が震えて上手く喋れない。
だって愛してしまったら、陛下が心変わりしたらどうなるの?
もしかしたら、他の、もっと美しい人が現れて、陛下の心を奪ってしまうかもしれない。そうして、わたしではかく、その人の元に足繁く通うようになったら。それを目の当たりにして、心が保つと思えない。
だってわたしは皇后だから――
陛下がわたしを抱きしめて、耳元で囁く。
「信じて、愛してくれ。俺にはただ、詩阿一人だ。俺の命が続く限り、愛するのは詩阿だけだと誓う」
もし、この人が皇帝でなかったら、こんな風に言われたらきっと嬉しくて、わたしは疑うこともなくその言葉を信じたに違いない。
わたしは――
帳の中で、陛下がわたしの胸に顔を埋め、深いため息を吐く。
「柔らかい……ここにこうしていると、一番、心が安らぐ……」
片方の手がやわやわと乳房を揉みしだき、指先で尖りを摘まみあげてクリクリと弄る。背筋を甘い疼きが走って、堪えきれずに、喘ぎ声を零してしまう。
「ふっ……ああっ……」
陛下がもう一つ先端を口に含み、吸い上げ、舌で転がすように弄ぶ。陛下が胸の愛撫にかける情熱は異常で、もうずっと長いこと続いている。
「んっ……ああっ、あっ……くっ……んっ……」
強く吸い上げられ、舌先で潰すように舐め転がされ、時に甘噛みされて、そのたびにわたしはビクビクと身体を震わせ、甘い声を上げてしまう。
「……胸だけで達けそうだな」
「そん、なの……あっ……」
陛下の手がわたしの下肢に伸びる。太ももを大きな掌で撫で上げ、すっかり濡れそぼった秘所に到り、花びらに触れる。
くちゅ……と淫らな水音がして、わたしは羞恥でギュッと目をつぶった。
「もう、ぐずぐずだ……ずっと触れてほしかったのか?」
「ち、ちがっ……ああっ」
陛下の指がわたしのなかに突き立てられる。ずぼずぼと水音をたてながら出し入れされ、わたしは無意識にその指を締めあげてしまったらしい。陛下の端麗なお顔に苦笑が浮かぶ。
「詩阿……こんなに待ち遠しそうに締め付けて……俺の指を食いちぎりそうだ」
「お、お許しを……ああっ、あっ、あっ……それっだめっ……」
指はすぐに二本に増やされて、内部の敏感な場所をひっかかれ、わたしは腰が溶けそうな快感に思わず悲鳴を上げた。
「あっ……あーーーーっ」
帳台のなかに水音が響く。陛下の指が内部を探りながら、花びらのすぐ上にある、敏感な芽をぐりぐりと親指で刺激した。わたしの中で膨れ上がった快感が、弾けそうになる。なのに。
陛下の指がそこから離れ、わたしは快楽の頂点に到る梯子を外されてしまう。
「あ……? へい、か……?」
「閨では名を呼べと申したはず。……詩阿?」
「あ……申し訳、……ああっ……」
いったん、中断された愛撫がまた始まる。蜜をまぶすように敏感な尖りを幾度も撫でられ、再び頂点が見えそうになると、陛下は手を止めてしまわれる。
陛下が、真上から覗き込んで言った。
「達きたいか? 詩阿」
「はっ……はあっ、はあっ……」
わたしは、反射的に首を振った。すると陛下は不満そうに眉尻を下げる。
「そうか……強情だな」
陛下はわたしの脚を大きく開かせると、その付け根に顔を埋める。熱い舌に快楽の源泉のような秘芽を舐め上げられて、わたしの脳裏に白い光が走る。
「ああっ、あっ……あっ……」
ぴちゃ、ぴちゃと獣が水を飲むような音がわたしの耳を犯し、羞恥心と快感で頭を沸騰しそうになる。ああっ、だめ、きちゃう、我慢できな――
なのに、やっぱり頂点の一歩手前で陛下は愛撫を中断し、わたしを上から覗き込んだ。
「あ……?」
「そろそろ、達きたいか?」
「あ……」
陛下の、熱く硬い昂りがわたしの脚の間に宛がわれ、ゆるゆると焦らすように擦り付けられる。
「そろそろ、これが欲しくないか? 詩阿……」
「あ……」
わたしは首を振った。そんなの、わたしの口から言えることではない。なのに、陛下はわたしを煽るように、耳元に口を寄せ、囁く。
「詩阿……俺を欲しがれ」
「あ……だって……」
熱い息が耳朶にかかり、それだけで脳が灼けて溶けてしまいそう。
ぐちゅぐちゅと秘所が擦られていやらしい音を立てる。お腹の奥が切なくきゅうきゅう締まって、早く空虚を埋めて欲しいと思う。
欲しい、奥まで……いつものように、早く――
「詩阿は、俺のものだろう? 詩阿……体だけでも、もう、俺に堕ちてしまえ」
ねっとりと耳を食まれ、熱い舌に耳孔を舐られて、わたしの理性が溶け堕ち、わたしはとうとう陥落した。
「あ……ああっ……弘毅、さまッ……早くっ……おね、おねがいっ……」
「どうして欲しい? 詩阿、もっとちゃんと強請れ」
「あっ……あふっ……なかに、くださいっ、弘毅さまの、熱いのッ……はやくっ」
「詩阿……全部、そなたのものだッ……俺の、すべて……」
陛下の熱杭がわたしの中に打ち込まれる。ずぶずぶと泥濘に飲み込まれるように、ゆっくりわたしの中を侵食し、欠けたところが満たされていく。
「ああっ……あっ……あーーーーっ」
陛下の逞しい肩に縋りつき、わたしは身体を弓なりに反らして、快感を享受する。ああ、このまま溶けてしまうほど気持ちがよくて――
最奥まで貫かれて、焦らされ続けたわたしは一気に達してしまった。
「あっ……あああっ……ああーーーーーーっ」
待ち望んでいた長い絶頂。わたしはただただ陛下に縋りつき、全身を震わせる。視界が白く焼き切れ、何も考えられなくなる。
「くッ……詩阿……うううっ……すごいっ……くぅっ……」
陛下が端麗な顔を歪め、奥歯を噛みしめるようにして、天を仰ぐ。男らしい首筋で、喉ぼとけがゴクリと動いた。
「はっ……ああっ……あっ……」
ようやく絶頂から降りて、わたしは身体を弛緩させる。その瞬間を狙ったように、陛下がぐいっと腰を突き上げ、わたしの一番奥深い場所をグリグリと抉ってきた。
「ひあっ……あーーーーっ、だめぇっ……あっ……ああっ……」
「詩阿ッ……俺の、これが好きか? 詩阿?」
「ああっ、だめっ、あっ、あっ、ああっ……」
激しく腰を突き上げられ、頭の方にずり上がっていきそうになるのを、陛下が両手でわたしの腰をぐっと掴んで、ガツガツと奥を抉る。陛下の先端が最奥を叩くたびに、脳に閃光が走って、わたしは顔を振り、身を捩って快楽に耐える。唇から零れる嬌声はとどめようもなく、水音に肌がぶつかる音と寝台の軋む音が混じり、わたしの快楽をさらに煽る。
「あっ……ぁあーーーーっ」
瞬く間にもう一度頂点に押し上げられ、浮遊感とともに、わたしは陛下を締め付ける。
「ああ、詩阿……俺のものだッ……まだまだ……俺無しでいられない身体にしてやる……」
陛下はわたしの片足を肩にかつぐようしして、抽挿の角度を変え、さらに結合を深める。
「ああっ……」
陛下がわたしの中を出入りするたびに、溢れる愛液が掻きだされて、わたしの太ももを濡らし、敷布に溢れて染みを作る。最奥まで満たされて、わたしは陛下の注ぎ込む快楽の毒に蝕まれて、その沼に囚われ、溺れて、ただ藁をも掴むように陛下に縋りつくしかできない。
「すごいな……詩阿……気持ちいいか?」
「ああっ、はっ、はいっ……きもち、いい、ああっあーーーーっ」
もう、何度目の絶頂かもわからない波に攫われ、わたしの意識が途切れかけた時、陛下もついに決壊して、わたしの中に熱い精を吐きだした。
陛下の尊い子種がわたしの中を充たしていく。熱い……
「詩阿……愛している……」
陛下はそう、囁くとわたしの唇を塞ぎ、両腕でギュッとわたしを抱きしめる。まだ繋がったまま、わたしも陛下の背中に両腕でしがみついた。
「んん……」
愛されている……? 信じても、いいの……?
わたしも、この人を愛しても――
たとえ、この愛が今だけだとしても――
陛下に断言されて、わたしは息を飲んだ。
そんなことはない、と必死に言い募ろうとしたが、舌が震えて上手く喋れない。
だって愛してしまったら、陛下が心変わりしたらどうなるの?
もしかしたら、他の、もっと美しい人が現れて、陛下の心を奪ってしまうかもしれない。そうして、わたしではかく、その人の元に足繁く通うようになったら。それを目の当たりにして、心が保つと思えない。
だってわたしは皇后だから――
陛下がわたしを抱きしめて、耳元で囁く。
「信じて、愛してくれ。俺にはただ、詩阿一人だ。俺の命が続く限り、愛するのは詩阿だけだと誓う」
もし、この人が皇帝でなかったら、こんな風に言われたらきっと嬉しくて、わたしは疑うこともなくその言葉を信じたに違いない。
わたしは――
帳の中で、陛下がわたしの胸に顔を埋め、深いため息を吐く。
「柔らかい……ここにこうしていると、一番、心が安らぐ……」
片方の手がやわやわと乳房を揉みしだき、指先で尖りを摘まみあげてクリクリと弄る。背筋を甘い疼きが走って、堪えきれずに、喘ぎ声を零してしまう。
「ふっ……ああっ……」
陛下がもう一つ先端を口に含み、吸い上げ、舌で転がすように弄ぶ。陛下が胸の愛撫にかける情熱は異常で、もうずっと長いこと続いている。
「んっ……ああっ、あっ……くっ……んっ……」
強く吸い上げられ、舌先で潰すように舐め転がされ、時に甘噛みされて、そのたびにわたしはビクビクと身体を震わせ、甘い声を上げてしまう。
「……胸だけで達けそうだな」
「そん、なの……あっ……」
陛下の手がわたしの下肢に伸びる。太ももを大きな掌で撫で上げ、すっかり濡れそぼった秘所に到り、花びらに触れる。
くちゅ……と淫らな水音がして、わたしは羞恥でギュッと目をつぶった。
「もう、ぐずぐずだ……ずっと触れてほしかったのか?」
「ち、ちがっ……ああっ」
陛下の指がわたしのなかに突き立てられる。ずぼずぼと水音をたてながら出し入れされ、わたしは無意識にその指を締めあげてしまったらしい。陛下の端麗なお顔に苦笑が浮かぶ。
「詩阿……こんなに待ち遠しそうに締め付けて……俺の指を食いちぎりそうだ」
「お、お許しを……ああっ、あっ、あっ……それっだめっ……」
指はすぐに二本に増やされて、内部の敏感な場所をひっかかれ、わたしは腰が溶けそうな快感に思わず悲鳴を上げた。
「あっ……あーーーーっ」
帳台のなかに水音が響く。陛下の指が内部を探りながら、花びらのすぐ上にある、敏感な芽をぐりぐりと親指で刺激した。わたしの中で膨れ上がった快感が、弾けそうになる。なのに。
陛下の指がそこから離れ、わたしは快楽の頂点に到る梯子を外されてしまう。
「あ……? へい、か……?」
「閨では名を呼べと申したはず。……詩阿?」
「あ……申し訳、……ああっ……」
いったん、中断された愛撫がまた始まる。蜜をまぶすように敏感な尖りを幾度も撫でられ、再び頂点が見えそうになると、陛下は手を止めてしまわれる。
陛下が、真上から覗き込んで言った。
「達きたいか? 詩阿」
「はっ……はあっ、はあっ……」
わたしは、反射的に首を振った。すると陛下は不満そうに眉尻を下げる。
「そうか……強情だな」
陛下はわたしの脚を大きく開かせると、その付け根に顔を埋める。熱い舌に快楽の源泉のような秘芽を舐め上げられて、わたしの脳裏に白い光が走る。
「ああっ、あっ……あっ……」
ぴちゃ、ぴちゃと獣が水を飲むような音がわたしの耳を犯し、羞恥心と快感で頭を沸騰しそうになる。ああっ、だめ、きちゃう、我慢できな――
なのに、やっぱり頂点の一歩手前で陛下は愛撫を中断し、わたしを上から覗き込んだ。
「あ……?」
「そろそろ、達きたいか?」
「あ……」
陛下の、熱く硬い昂りがわたしの脚の間に宛がわれ、ゆるゆると焦らすように擦り付けられる。
「そろそろ、これが欲しくないか? 詩阿……」
「あ……」
わたしは首を振った。そんなの、わたしの口から言えることではない。なのに、陛下はわたしを煽るように、耳元に口を寄せ、囁く。
「詩阿……俺を欲しがれ」
「あ……だって……」
熱い息が耳朶にかかり、それだけで脳が灼けて溶けてしまいそう。
ぐちゅぐちゅと秘所が擦られていやらしい音を立てる。お腹の奥が切なくきゅうきゅう締まって、早く空虚を埋めて欲しいと思う。
欲しい、奥まで……いつものように、早く――
「詩阿は、俺のものだろう? 詩阿……体だけでも、もう、俺に堕ちてしまえ」
ねっとりと耳を食まれ、熱い舌に耳孔を舐られて、わたしの理性が溶け堕ち、わたしはとうとう陥落した。
「あ……ああっ……弘毅、さまッ……早くっ……おね、おねがいっ……」
「どうして欲しい? 詩阿、もっとちゃんと強請れ」
「あっ……あふっ……なかに、くださいっ、弘毅さまの、熱いのッ……はやくっ」
「詩阿……全部、そなたのものだッ……俺の、すべて……」
陛下の熱杭がわたしの中に打ち込まれる。ずぶずぶと泥濘に飲み込まれるように、ゆっくりわたしの中を侵食し、欠けたところが満たされていく。
「ああっ……あっ……あーーーーっ」
陛下の逞しい肩に縋りつき、わたしは身体を弓なりに反らして、快感を享受する。ああ、このまま溶けてしまうほど気持ちがよくて――
最奥まで貫かれて、焦らされ続けたわたしは一気に達してしまった。
「あっ……あああっ……ああーーーーーーっ」
待ち望んでいた長い絶頂。わたしはただただ陛下に縋りつき、全身を震わせる。視界が白く焼き切れ、何も考えられなくなる。
「くッ……詩阿……うううっ……すごいっ……くぅっ……」
陛下が端麗な顔を歪め、奥歯を噛みしめるようにして、天を仰ぐ。男らしい首筋で、喉ぼとけがゴクリと動いた。
「はっ……ああっ……あっ……」
ようやく絶頂から降りて、わたしは身体を弛緩させる。その瞬間を狙ったように、陛下がぐいっと腰を突き上げ、わたしの一番奥深い場所をグリグリと抉ってきた。
「ひあっ……あーーーーっ、だめぇっ……あっ……ああっ……」
「詩阿ッ……俺の、これが好きか? 詩阿?」
「ああっ、だめっ、あっ、あっ、ああっ……」
激しく腰を突き上げられ、頭の方にずり上がっていきそうになるのを、陛下が両手でわたしの腰をぐっと掴んで、ガツガツと奥を抉る。陛下の先端が最奥を叩くたびに、脳に閃光が走って、わたしは顔を振り、身を捩って快楽に耐える。唇から零れる嬌声はとどめようもなく、水音に肌がぶつかる音と寝台の軋む音が混じり、わたしの快楽をさらに煽る。
「あっ……ぁあーーーーっ」
瞬く間にもう一度頂点に押し上げられ、浮遊感とともに、わたしは陛下を締め付ける。
「ああ、詩阿……俺のものだッ……まだまだ……俺無しでいられない身体にしてやる……」
陛下はわたしの片足を肩にかつぐようしして、抽挿の角度を変え、さらに結合を深める。
「ああっ……」
陛下がわたしの中を出入りするたびに、溢れる愛液が掻きだされて、わたしの太ももを濡らし、敷布に溢れて染みを作る。最奥まで満たされて、わたしは陛下の注ぎ込む快楽の毒に蝕まれて、その沼に囚われ、溺れて、ただ藁をも掴むように陛下に縋りつくしかできない。
「すごいな……詩阿……気持ちいいか?」
「ああっ、はっ、はいっ……きもち、いい、ああっあーーーーっ」
もう、何度目の絶頂かもわからない波に攫われ、わたしの意識が途切れかけた時、陛下もついに決壊して、わたしの中に熱い精を吐きだした。
陛下の尊い子種がわたしの中を充たしていく。熱い……
「詩阿……愛している……」
陛下はそう、囁くとわたしの唇を塞ぎ、両腕でギュッとわたしを抱きしめる。まだ繋がったまま、わたしも陛下の背中に両腕でしがみついた。
「んん……」
愛されている……? 信じても、いいの……?
わたしも、この人を愛しても――
たとえ、この愛が今だけだとしても――
50
お気に入りに追加
1,447
あなたにおすすめの小説
【掌編集】今までお世話になりました旦那様もお元気で〜妻の残していった離婚受理証明書を握りしめイケメン公爵は涙と鼻水を垂らす
まほりろ
恋愛
新婚初夜に「君を愛してないし、これからも愛するつもりはない」と言ってしまった公爵。
彼は今まで、天才、美男子、完璧な貴公子、ポーカーフェイスが似合う氷の公爵などと言われもてはやされてきた。
しかし新婚初夜に暴言を吐いた女性が、初恋の人で、命の恩人で、伝説の聖女で、妖精の愛し子であったことを知り意気消沈している。
彼の手には元妻が置いていった「離婚受理証明書」が握られていた……。
他掌編七作品収録。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します
「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」
某小説サイトに投稿した掌編八作品をこちらに転載しました。
【収録作品】
①「今までお世話になりました旦那様もお元気で〜ポーカーフェイスの似合う天才貴公子と称された公爵は、妻の残していった離婚受理証明書を握りしめ涙と鼻水を垂らす」
②「何をされてもやり返せない臆病な公爵令嬢は、王太子に竜の生贄にされ壊れる。能ある鷹と天才美少女は爪を隠す」
③「運命的な出会いからの即日プロポーズ。婚約破棄された天才錬金術師は新しい恋に生きる!」
④「4月1日10時30分喫茶店ルナ、婚約者は遅れてやってきた〜新聞は星座占いを見る為だけにある訳ではない」
⑤「『お姉様はズルい!』が口癖の双子の弟が現世の婚約者! 前世では弟を立てる事を親に強要され馬鹿の振りをしていましたが、現世では奴とは他人なので天才として実力を充分に発揮したいと思います!」
⑥「婚約破棄をしたいと彼は言った。契約書とおふだにご用心」
⑦「伯爵家に半世紀仕えた老メイドは伯爵親子の罠にハマり無一文で追放される。老メイドを助けたのはポーカーフェイスの美女でした」
⑧「お客様の中に褒め褒めの感想を書ける方はいらっしゃいませんか? 天才美文感想書きVS普通の少女がえんぴつで書いた感想!」
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
【完結】忘れてください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
愛していた。
貴方はそうでないと知りながら、私は貴方だけを愛していた。
夫の恋人に子供ができたと教えられても、私は貴方との未来を信じていたのに。
貴方から離婚届を渡されて、私の心は粉々に砕け散った。
もういいの。
私は貴方を解放する覚悟を決めた。
貴方が気づいていない小さな鼓動を守りながら、ここを離れます。
私の事は忘れてください。
※6月26日初回完結
7月12日2回目完結しました。
お読みいただきありがとうございます。
【完結】私が王太子殿下のお茶会に誘われたからって、今更あわてても遅いんだからね
江崎美彩
恋愛
王太子殿下の婚約者候補を探すために開かれていると噂されるお茶会に招待された、伯爵令嬢のミンディ・ハーミング。
幼馴染のブライアンが好きなのに、当のブライアンは「ミンディみたいなじゃじゃ馬がお茶会に出ても恥をかくだけだ」なんて揶揄うばかり。
「私が王太子殿下のお茶会に誘われたからって、今更あわてても遅いんだからね! 王太子殿下に見染められても知らないんだから!」
ミンディはブライアンに告げ、お茶会に向かう……
〜登場人物〜
ミンディ・ハーミング
元気が取り柄の伯爵令嬢。
幼馴染のブライアンに揶揄われてばかりだが、ブライアンが自分にだけ向けるクシャクシャな笑顔が大好き。
ブライアン・ケイリー
ミンディの幼馴染の伯爵家嫡男。
天邪鬼な性格で、ミンディの事を揶揄ってばかりいる。
ベリンダ・ケイリー
ブライアンの年子の妹。
ミンディとブライアンの良き理解者。
王太子殿下
婚約者が決まらない事に対して色々な噂を立てられている。
『小説家になろう』にも投稿しています
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
記憶がないなら私は……
しがと
恋愛
ずっと好きでようやく付き合えた彼が記憶を無くしてしまった。しかも私のことだけ。そして彼は以前好きだった女性に私の目の前で抱きついてしまう。もう諦めなければいけない、と彼のことを忘れる決意をしたが……。 *全4話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる