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ユージーン
証拠*
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僕はルイーズの秘所を指でなぞり、秘裂を割った。
「きゃあ、やめてぇ、お願い……!」
怯えて処女のように震える彼女を宥めようと、僕はそっと、壊れ物を扱うように花びらをなぞる。……不仲だったなら、抱いたのも数えるほどだろう。この三年以上、男を寄せ付けず、貞節をまもってきたルイーズ。
僕はごく自然に、ベッドの脇の床に膝をついて、ルイーズの秘所に顔を寄せて唇を這わせた。
舌で秘裂を割り、すぐ上の敏感な秘芽を舐め上げれば、ルイーズの腰が大きく揺れ、甲高い悲鳴が響く。
「いやあああっそれ、だめぇえっ……」
ピンク色の花弁に舌を這わせれば、僕の鼻が秘芽に当たる。たちまち、奥からは馨しい蜜が溢れ出し、僕は夢中になってそれを舐めまわした。ルイーズは薔薇で、僕はそれに群がる羽虫だ。きっと僕は、これがなければ生きていけない。命の滴を棄てて自ら死地に赴き、片目と過去を失って戻ってきた愚かな男。一度は捨てようとした者にみっともなく縋り付き、憐れみを乞いて生きていくしかない。
僕にはもう、ルイーズだけなんだ――
ぴちゃぴちゃとわざと音を立てるように舌を這わせれば、ルイーズの腰が蠢き、ひっきりなしに甘い喘ぎ声が上がる。
「あっああっ、いやっやめてっ……あっああっ……ああっ……いやあああっ……」
口の周りを愛液でべたべたにしながら、僕は立ち上がってきた陰核を舐め上げ、唇で吸いあげる。ルイーズの腰がやや持ち上がって、両脚が硬直する。もう一度強く吸えば、ルイーズが絶頂した。
「ああああっ……」
ぶわっと一気に蜜が溢れ出し、僕はそれを吸い上げる。ルイーズの身体が小刻みに痙攣する。
「ああっああ―――――っ」
「ルイーズ、イったね? 気持ちよかった?」
僕は秘所から顔を上げ、手の甲で口元を拭い、ルイーズを上から覗き込む。
ルイーズの頬はもう涙でぐしゃぐしゃになっていて、でも荒い息を吐きながら呆然と僕を見上げる。涙で潤んだ紫色の瞳に、片目の醜い僕が映る。
「僕も限界だ、挿れるよ……」
僕は膝まであるシャツ状の寝間着をたくし上げ、さっきから昂って、先走りまで零している醜い陰茎を取り出す。それを目にしたルイーズのアメジストの瞳が絶望に見開かれる。
「い、いやっ……まって、いやよっ……やめて……」
「諦めろ、君は僕の妻だろう。これに貫かれて犯され、僕の子種を受け入れる義務がある」
僕は濡れそぼったルイーズの蜜口に先端を宛がうと、蜜をまぶすようにして突き入れようとした。
が!
「きつっ……狭すぎだろ、ルイーズ!」
「いっ……やめて、痛いっ……」
女のここってこんなに狭かったか? ちょっと待てよ、これじゃあまるで……。僕は隘路を分け入るように、慎重に中を穿つが、とにかく狭い。久しぶりだからってこんなになるのか? ルイーズは痛がって、必死に逃げようとする。僕はルイーズの太ももを両手で捕まえ、両脚の間にぐっと腰を進め、強引に侵入を試みた。
「きゃああっ……」
途中、何かを突き破った感覚があって、僕は一つしかない目を瞠る。
ちょっと待てよ。そんな馬鹿な!
一気に奥まで突き入れ、そろりと抜き取った僕の陰茎から、確かな処女の証が流れ落ち、白いシーツに滴る。
「……なん、で……」
ルイーズは痛みを堪えるように固く目を閉じ、絶え間なく涙を流している。僕は愕然とする。
ルイーズは処女だった。
僕と五年前に結婚しているのに。つまりそれは――。
僕自身が妻を蔑ろにし、踏みにじっていた証拠をまざまざと目にして、僕は言葉を失う。
「う……もう、やめ……」
「ルイーズ、君は……」
僕はルイーズの頬の涙を舐めとり、唇を塞ぐ。もう一度ゆっくりと中を穿ち、痛みに怯えるルイーズを宥めるように優しくキスをした。
「い、いたい……もう、やめて……」
「大丈夫、もう少しだけ我慢して……今やめると、痛いだけで終わってしまう……」
僕がルイーズの顔じゅうにキスを落としながら、胸を愛撫してやるとルイーズの恐怖で縮こまった体から力が抜け、少しだけ動きがスムーズになる。記憶がないから断言はできないが、僕は生涯でもこれ以上に丁寧にしたことはない、というくらい、必死に心を込めてルイーズを抱いた。早く終わらせることも大事だが、少しくらいは気持ちよくなってもらわないと、本当に最低の記憶だけが刷り込まれてしまう。僕はいたわるようにゆっくり体を揺すりながら、ルイーズの手首の包帯を解く。そうしてその手を僕の肩に導き、掴まらせた。
ルイーズがシルクのシャツを掴むのを確認してから、僕はルイーズの腰を抱き寄せ、挿入を深くする。
「う……」
「まだ、痛い?」
「や……だって、こんな……」
「大丈夫だから、ルイーズ、僕に任せて……」
何度か出し入れすると、ルイーズも痛み以外の感覚を拾い始めたらしい。蠢く内部の感覚に、僕の快感も高まり、抽挿のスピードが速まっていく。
「ん……はっ……ああっ……」
「ああっルイーズ、ルイーズ……」
指を滑らせ、結合部分のすぐ上の陰核を弄ってやると、ルイーズの内部がきつく締まってきて、そのまま僕に縋り付くようにしてイった。
「ああっ……ああっ……」
「ああルイーズ……僕もイく……」
僕は内部の収縮に身を任せるようにして、彼女の中に精を放った。
こうして、僕たちは遅すぎる初夜を終えたのだ。
「きゃあ、やめてぇ、お願い……!」
怯えて処女のように震える彼女を宥めようと、僕はそっと、壊れ物を扱うように花びらをなぞる。……不仲だったなら、抱いたのも数えるほどだろう。この三年以上、男を寄せ付けず、貞節をまもってきたルイーズ。
僕はごく自然に、ベッドの脇の床に膝をついて、ルイーズの秘所に顔を寄せて唇を這わせた。
舌で秘裂を割り、すぐ上の敏感な秘芽を舐め上げれば、ルイーズの腰が大きく揺れ、甲高い悲鳴が響く。
「いやあああっそれ、だめぇえっ……」
ピンク色の花弁に舌を這わせれば、僕の鼻が秘芽に当たる。たちまち、奥からは馨しい蜜が溢れ出し、僕は夢中になってそれを舐めまわした。ルイーズは薔薇で、僕はそれに群がる羽虫だ。きっと僕は、これがなければ生きていけない。命の滴を棄てて自ら死地に赴き、片目と過去を失って戻ってきた愚かな男。一度は捨てようとした者にみっともなく縋り付き、憐れみを乞いて生きていくしかない。
僕にはもう、ルイーズだけなんだ――
ぴちゃぴちゃとわざと音を立てるように舌を這わせれば、ルイーズの腰が蠢き、ひっきりなしに甘い喘ぎ声が上がる。
「あっああっ、いやっやめてっ……あっああっ……ああっ……いやあああっ……」
口の周りを愛液でべたべたにしながら、僕は立ち上がってきた陰核を舐め上げ、唇で吸いあげる。ルイーズの腰がやや持ち上がって、両脚が硬直する。もう一度強く吸えば、ルイーズが絶頂した。
「ああああっ……」
ぶわっと一気に蜜が溢れ出し、僕はそれを吸い上げる。ルイーズの身体が小刻みに痙攣する。
「ああっああ―――――っ」
「ルイーズ、イったね? 気持ちよかった?」
僕は秘所から顔を上げ、手の甲で口元を拭い、ルイーズを上から覗き込む。
ルイーズの頬はもう涙でぐしゃぐしゃになっていて、でも荒い息を吐きながら呆然と僕を見上げる。涙で潤んだ紫色の瞳に、片目の醜い僕が映る。
「僕も限界だ、挿れるよ……」
僕は膝まであるシャツ状の寝間着をたくし上げ、さっきから昂って、先走りまで零している醜い陰茎を取り出す。それを目にしたルイーズのアメジストの瞳が絶望に見開かれる。
「い、いやっ……まって、いやよっ……やめて……」
「諦めろ、君は僕の妻だろう。これに貫かれて犯され、僕の子種を受け入れる義務がある」
僕は濡れそぼったルイーズの蜜口に先端を宛がうと、蜜をまぶすようにして突き入れようとした。
が!
「きつっ……狭すぎだろ、ルイーズ!」
「いっ……やめて、痛いっ……」
女のここってこんなに狭かったか? ちょっと待てよ、これじゃあまるで……。僕は隘路を分け入るように、慎重に中を穿つが、とにかく狭い。久しぶりだからってこんなになるのか? ルイーズは痛がって、必死に逃げようとする。僕はルイーズの太ももを両手で捕まえ、両脚の間にぐっと腰を進め、強引に侵入を試みた。
「きゃああっ……」
途中、何かを突き破った感覚があって、僕は一つしかない目を瞠る。
ちょっと待てよ。そんな馬鹿な!
一気に奥まで突き入れ、そろりと抜き取った僕の陰茎から、確かな処女の証が流れ落ち、白いシーツに滴る。
「……なん、で……」
ルイーズは痛みを堪えるように固く目を閉じ、絶え間なく涙を流している。僕は愕然とする。
ルイーズは処女だった。
僕と五年前に結婚しているのに。つまりそれは――。
僕自身が妻を蔑ろにし、踏みにじっていた証拠をまざまざと目にして、僕は言葉を失う。
「う……もう、やめ……」
「ルイーズ、君は……」
僕はルイーズの頬の涙を舐めとり、唇を塞ぐ。もう一度ゆっくりと中を穿ち、痛みに怯えるルイーズを宥めるように優しくキスをした。
「い、いたい……もう、やめて……」
「大丈夫、もう少しだけ我慢して……今やめると、痛いだけで終わってしまう……」
僕がルイーズの顔じゅうにキスを落としながら、胸を愛撫してやるとルイーズの恐怖で縮こまった体から力が抜け、少しだけ動きがスムーズになる。記憶がないから断言はできないが、僕は生涯でもこれ以上に丁寧にしたことはない、というくらい、必死に心を込めてルイーズを抱いた。早く終わらせることも大事だが、少しくらいは気持ちよくなってもらわないと、本当に最低の記憶だけが刷り込まれてしまう。僕はいたわるようにゆっくり体を揺すりながら、ルイーズの手首の包帯を解く。そうしてその手を僕の肩に導き、掴まらせた。
ルイーズがシルクのシャツを掴むのを確認してから、僕はルイーズの腰を抱き寄せ、挿入を深くする。
「う……」
「まだ、痛い?」
「や……だって、こんな……」
「大丈夫だから、ルイーズ、僕に任せて……」
何度か出し入れすると、ルイーズも痛み以外の感覚を拾い始めたらしい。蠢く内部の感覚に、僕の快感も高まり、抽挿のスピードが速まっていく。
「ん……はっ……ああっ……」
「ああっルイーズ、ルイーズ……」
指を滑らせ、結合部分のすぐ上の陰核を弄ってやると、ルイーズの内部がきつく締まってきて、そのまま僕に縋り付くようにしてイった。
「ああっ……ああっ……」
「ああルイーズ……僕もイく……」
僕は内部の収縮に身を任せるようにして、彼女の中に精を放った。
こうして、僕たちは遅すぎる初夜を終えたのだ。
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