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第三章
ごめんで済んだら警察いらない
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「エルシー、無事か?! もっとよく顔を見せて……」
「リジー……いえ、殿下、くるし……」
殿下の硬い胸にぎゅうぎゅうに抱きしめられ、わたしは息もできずに身を捩る。
「ああ、エルシー、報せを聞いた時は心臓が止まるかと……」
殿下はわたしの前の絨毯に膝をつき、わたしの頬にちゅ、ちゅっと幾度もキスを落とす。……仮にも王太子ご夫妻の前で勘弁して、とわたしが引き離そうとするが、殿下の強い腕は頑として外れなかった。
「バーティ、落ち着け! ミス・アシュバートンは怪我も何もしていない!」
王太子殿下が声をかけると、殿下はギロリと睨みつけ、いっそう、わたしを抱き締める。
「……だから俺は信用ならないと言っていた! 兄上は結局、王妃に逆らえない! あの女がどれだけ狂っているか、見ようとしないんだ! だからこんな――」
「バーティ、それについては詫びる。私の見通しが甘かった。現実から目を背けていたと言われれば、反論もできない。だが、とりあえず、今は落ち着いて座ってくれ」
殿下はしぶしぶわたしから離れると、だが隣の椅子ではなく、わたしの座る一人がけのソファの、ひじ掛けに腰を下ろし、わたしの手を固く握った。一秒たりともわたしを離すまいとする様子に、王太子殿下も、そして妃殿下も、呆れたような表情で互いの顔を見合わせる。
すぐにヴァルターさんが新しいお茶のポットを持ってきた。
「……で、何があったのです? ヴァルターからの報せは、何故、俺の元に届かず、兄上が先にオーランド邸に来ているのです? そして王妃は?」
「お前は市警の警視総監の元に行っていたじゃないか。だから私の元に届けられ、緊急事態だから私自身で急行したのだ。母上は王宮に戻した。今度こそ、絶対に抜け出せないように監視を強める」
「どうだか」
殿下が疑わしそうに王太子夫妻を見る。
「いったい、何しに来たんです? 義姉上まで巻き込んで」
「……バーティ、わたくしがお義母様に押し切られてしまって……ちょっと文句を言うだけかと思ったのよ。お義母様はステファニーが可哀想だと仰って、わたくしも……その、彼女の方に情があったから、つい――」
「俺の愛人を口汚く罵るために来たのですか」
「リジー!」
わたしは殿下を咎める。
「妃殿下は特に何も仰らなかったわ。むしろ騒動に巻き込まれただけよ」
「それでも!」
殿下は怒りのあまり言葉が出てこないという風情で、それで深呼吸をしてからわたしに尋ねる。
「何があった?」
「……知らない老婦人たちが尋ねてきて、でもヴァルターさんもカーティス大尉も追い返せない人のようだとハンナが教えてくれたので、ハンナに裏口から出て警察に走らせましたの」
「!!」
わたしの言葉に、アルバート殿下も、王太子ご夫妻も絶句する。
「……言われたことはたいしたことじゃなかったわ。誰だか知らない人に下賤だの愛人だの罵られてもどうってことはないけど、お茶を飲んだら帰ってくれ、って言ったら、突然、お茶のカップやらなにやら、投げつけてきたの」
「……け、けがは?」
「全部お盆を盾に防いだから、大丈夫よ? その後、陶器の破片で襲い掛かってきたけど、カーティス大尉とジュリアンが守ってくれましたし。ちょうどそこへ警察もやってきたから、強盗だから捕まえてもらおうとしたのですけど……」
わたしは王太子夫妻にいけしゃあしゃあと言い切った。
「まさか王妃陛下と王太子妃殿下だったなんて、想像もしませんでしたわ! 何しろわたし田舎者で、社交界デビューもしていないので、王族の方のお顔は存じ上げなくて」
王太子殿下が青い顔で言う。
「……その、警察の件なのだが……」
「だって名前も名乗らず乗り込んできた方が、お茶をぶつけてきたり、襲い掛かってきたんですもの。普通に警察呼びますでしょ?――ああ、高貴な方々は護衛がついていらっしゃるから、警察のお世話になったりしないのかしら? 王都の下町では、何かあったら市警の警官を呼ぶのは常識でしてよ?」
「内密に済まして欲しいのだが――」
「嫌です。証拠も証人もばっちりですし、被害届も出します。凶悪な犯罪被害に遭ったのに、見て見ぬ振りなんて、市民の義務としても許されませんわ」
王太子殿下が食い下がる。
「そこを何とか。被害届を出されれば、王家としても対応しないわけにいかない。ことは内々に収めたいのだ」
「内々に収めるって言うのは要するに、王妃陛下の罪をなかったことにするのでしょう? そんなの絶対に、受け入れられません」
わたしが頑として言えば、王太子夫妻が必死に頼み込む。
「わたくしからもお願いを――軽はずみでした。あなたには心から謝罪するわ」
「ミス・アシュバートン、頼む。悪いようにはしない。王妃には必ず処罰を――」
「お断りします。謝罪でなかったことにできるなら、警察は何のためにありますの? 余所の家に押しかけ、悪口雑言の挙句、器物損壊と暴行容疑。わたしが上手く避けたから無事に済んでいますが、まともに熱湯を被っていたら、どう償うおつもりだったのです? わたしは一市民として、公正な、法の裁きを望みます」
傲然と胸を張るわたしに、王太子殿下は困ったように眉間に皺を寄せる。
「しかしだ――仮にも王妃が王都内で狼藉に及んだなどと表沙汰になれば――」
「わたしが口を噤んでも無駄ですわ。ハンナに警察を呼びに行かせるついでに、柵の外をうろついている新聞記者たちに、特ダネが撮れると彼らを中に入れさせておきましたの。新聞記者たち、王妃陛下が暴れている時に絶妙のタイミングでやってきて、ばっちり写真に収めていきましたわ。さすがですわね?」
「エルシー?!」
アルバート殿下もびっくりして、わたしを見る。
「わざと、新聞記者に写真まで撮らせたって言うのか?」
「ええ。王妃とははっきりわからずとも、王妃によく似た老婦人が、アルバート殿下の愛人に暴行を働いたニュースは、明日にも王都を廻ると思いますわ。――ごめんなさい、リジー。あなたのことは信じているけれど、わたし、王家を信じる気にはなれません。どれだけの約束が反故にされたと思っていらっしゃるの?」
わたしはまっすぐに王太子殿下を見つめる。
「すべてを明らかにしろと言うつもりはありません。でも今回の件については、わたしは引くつもりはないの。法廷でも何でも出るとこ出るわ。あの人はわたしのことを、爵位も失った卑しい平民女と罵った。わたしの父は国のために戦い、命を落としたのです。仮にも王妃が口走って許されることではないわ。このまま名誉を守られ、息子の死に心を痛めて修道院に籠った、悲劇の王妃になるなんて、絶対許せません! 戦争で父を失った国民を罵倒し、暴行した犯罪者でしょう? たとえ王妃であっても、悪いことをすれば罪に問われるべきだわ。王家だからってだけで、何でも許される時代は終わっていますのよ、王太子殿下」
わたしの発言に、王太子殿下が雷に打たれたように愕然とし、琥珀色の目を見開いて、しばし固まっていた。
王太子殿下はわたしの顔をじっと見つめ、パチパチとニ、三度瞬きすると、息を吸ってから言った。
「……そう、だな……その通りだ。私は王家を守ることが国を守ることだとの言い訳で、母の罪をずっと、誤魔化し続けていたのだ。――バーティに対しても、何もかも」
「兄上……?」
アルバート殿下が問いかけるのに軽く微笑んで、王太子殿下が言う。
「すべてを明らかにすることはできないが、少なくとも今回の件については、王妃の罪を問おう。……完全に他と同じように裁くことも無理だし、今回のではたいした罪には問えないが、なかったことにはしないと約束する。その上で、王妃の精神状態を理由に、きちんと監視処置を取る。……しかし、ミス・アシュバートンの豪胆さには恐れ入るよ」
王太子殿下が、妃殿下を見て笑う。
「ブリジット、王位の継承は関係なく、バーティはミス・アシュバートンに夢中で、他の女性を妻にするなんて、認めそうもない。無理強いすれば王位も国も捨てて、新大陸にでも逃げ込んでしまうだろう。それは、すぐさま我々自身の首を絞める。そうだろう?」
「……え、ええ……わかりますわ、あなた」
王太子妃殿下がわたしを見つめ、目を伏せた。
「本当に、申し訳なかったわ。わたくしも、思い上がっていたの。あなたの立場を聞いていたのに、どこかでステファニーこそ正しい妃になるべき存在で、あなたのことを蔑んでいた。本当に愚かだわ……」
王太子夫妻が立ちあがり、わたしたちは握手をして別れる。
オーランド邸から王宮に向かう人々を見送り、殿下はわたしの耳元で言った。
「エルシー、肝心な時に側にいられなくて、済まなかった。……無事でよかった」
「ええ、大丈夫。……ただ、無茶をしたかもしれないわ。ごめんなさい」
「いや、いい。何があっても、俺はエルシーを離しはしないから」
殿下と口づけを交わすのを、周囲の人たちが見て見ぬ振りをするのを感じて、わたしは恥ずかしくて死にたくなった。
「リジー……いえ、殿下、くるし……」
殿下の硬い胸にぎゅうぎゅうに抱きしめられ、わたしは息もできずに身を捩る。
「ああ、エルシー、報せを聞いた時は心臓が止まるかと……」
殿下はわたしの前の絨毯に膝をつき、わたしの頬にちゅ、ちゅっと幾度もキスを落とす。……仮にも王太子ご夫妻の前で勘弁して、とわたしが引き離そうとするが、殿下の強い腕は頑として外れなかった。
「バーティ、落ち着け! ミス・アシュバートンは怪我も何もしていない!」
王太子殿下が声をかけると、殿下はギロリと睨みつけ、いっそう、わたしを抱き締める。
「……だから俺は信用ならないと言っていた! 兄上は結局、王妃に逆らえない! あの女がどれだけ狂っているか、見ようとしないんだ! だからこんな――」
「バーティ、それについては詫びる。私の見通しが甘かった。現実から目を背けていたと言われれば、反論もできない。だが、とりあえず、今は落ち着いて座ってくれ」
殿下はしぶしぶわたしから離れると、だが隣の椅子ではなく、わたしの座る一人がけのソファの、ひじ掛けに腰を下ろし、わたしの手を固く握った。一秒たりともわたしを離すまいとする様子に、王太子殿下も、そして妃殿下も、呆れたような表情で互いの顔を見合わせる。
すぐにヴァルターさんが新しいお茶のポットを持ってきた。
「……で、何があったのです? ヴァルターからの報せは、何故、俺の元に届かず、兄上が先にオーランド邸に来ているのです? そして王妃は?」
「お前は市警の警視総監の元に行っていたじゃないか。だから私の元に届けられ、緊急事態だから私自身で急行したのだ。母上は王宮に戻した。今度こそ、絶対に抜け出せないように監視を強める」
「どうだか」
殿下が疑わしそうに王太子夫妻を見る。
「いったい、何しに来たんです? 義姉上まで巻き込んで」
「……バーティ、わたくしがお義母様に押し切られてしまって……ちょっと文句を言うだけかと思ったのよ。お義母様はステファニーが可哀想だと仰って、わたくしも……その、彼女の方に情があったから、つい――」
「俺の愛人を口汚く罵るために来たのですか」
「リジー!」
わたしは殿下を咎める。
「妃殿下は特に何も仰らなかったわ。むしろ騒動に巻き込まれただけよ」
「それでも!」
殿下は怒りのあまり言葉が出てこないという風情で、それで深呼吸をしてからわたしに尋ねる。
「何があった?」
「……知らない老婦人たちが尋ねてきて、でもヴァルターさんもカーティス大尉も追い返せない人のようだとハンナが教えてくれたので、ハンナに裏口から出て警察に走らせましたの」
「!!」
わたしの言葉に、アルバート殿下も、王太子ご夫妻も絶句する。
「……言われたことはたいしたことじゃなかったわ。誰だか知らない人に下賤だの愛人だの罵られてもどうってことはないけど、お茶を飲んだら帰ってくれ、って言ったら、突然、お茶のカップやらなにやら、投げつけてきたの」
「……け、けがは?」
「全部お盆を盾に防いだから、大丈夫よ? その後、陶器の破片で襲い掛かってきたけど、カーティス大尉とジュリアンが守ってくれましたし。ちょうどそこへ警察もやってきたから、強盗だから捕まえてもらおうとしたのですけど……」
わたしは王太子夫妻にいけしゃあしゃあと言い切った。
「まさか王妃陛下と王太子妃殿下だったなんて、想像もしませんでしたわ! 何しろわたし田舎者で、社交界デビューもしていないので、王族の方のお顔は存じ上げなくて」
王太子殿下が青い顔で言う。
「……その、警察の件なのだが……」
「だって名前も名乗らず乗り込んできた方が、お茶をぶつけてきたり、襲い掛かってきたんですもの。普通に警察呼びますでしょ?――ああ、高貴な方々は護衛がついていらっしゃるから、警察のお世話になったりしないのかしら? 王都の下町では、何かあったら市警の警官を呼ぶのは常識でしてよ?」
「内密に済まして欲しいのだが――」
「嫌です。証拠も証人もばっちりですし、被害届も出します。凶悪な犯罪被害に遭ったのに、見て見ぬ振りなんて、市民の義務としても許されませんわ」
王太子殿下が食い下がる。
「そこを何とか。被害届を出されれば、王家としても対応しないわけにいかない。ことは内々に収めたいのだ」
「内々に収めるって言うのは要するに、王妃陛下の罪をなかったことにするのでしょう? そんなの絶対に、受け入れられません」
わたしが頑として言えば、王太子夫妻が必死に頼み込む。
「わたくしからもお願いを――軽はずみでした。あなたには心から謝罪するわ」
「ミス・アシュバートン、頼む。悪いようにはしない。王妃には必ず処罰を――」
「お断りします。謝罪でなかったことにできるなら、警察は何のためにありますの? 余所の家に押しかけ、悪口雑言の挙句、器物損壊と暴行容疑。わたしが上手く避けたから無事に済んでいますが、まともに熱湯を被っていたら、どう償うおつもりだったのです? わたしは一市民として、公正な、法の裁きを望みます」
傲然と胸を張るわたしに、王太子殿下は困ったように眉間に皺を寄せる。
「しかしだ――仮にも王妃が王都内で狼藉に及んだなどと表沙汰になれば――」
「わたしが口を噤んでも無駄ですわ。ハンナに警察を呼びに行かせるついでに、柵の外をうろついている新聞記者たちに、特ダネが撮れると彼らを中に入れさせておきましたの。新聞記者たち、王妃陛下が暴れている時に絶妙のタイミングでやってきて、ばっちり写真に収めていきましたわ。さすがですわね?」
「エルシー?!」
アルバート殿下もびっくりして、わたしを見る。
「わざと、新聞記者に写真まで撮らせたって言うのか?」
「ええ。王妃とははっきりわからずとも、王妃によく似た老婦人が、アルバート殿下の愛人に暴行を働いたニュースは、明日にも王都を廻ると思いますわ。――ごめんなさい、リジー。あなたのことは信じているけれど、わたし、王家を信じる気にはなれません。どれだけの約束が反故にされたと思っていらっしゃるの?」
わたしはまっすぐに王太子殿下を見つめる。
「すべてを明らかにしろと言うつもりはありません。でも今回の件については、わたしは引くつもりはないの。法廷でも何でも出るとこ出るわ。あの人はわたしのことを、爵位も失った卑しい平民女と罵った。わたしの父は国のために戦い、命を落としたのです。仮にも王妃が口走って許されることではないわ。このまま名誉を守られ、息子の死に心を痛めて修道院に籠った、悲劇の王妃になるなんて、絶対許せません! 戦争で父を失った国民を罵倒し、暴行した犯罪者でしょう? たとえ王妃であっても、悪いことをすれば罪に問われるべきだわ。王家だからってだけで、何でも許される時代は終わっていますのよ、王太子殿下」
わたしの発言に、王太子殿下が雷に打たれたように愕然とし、琥珀色の目を見開いて、しばし固まっていた。
王太子殿下はわたしの顔をじっと見つめ、パチパチとニ、三度瞬きすると、息を吸ってから言った。
「……そう、だな……その通りだ。私は王家を守ることが国を守ることだとの言い訳で、母の罪をずっと、誤魔化し続けていたのだ。――バーティに対しても、何もかも」
「兄上……?」
アルバート殿下が問いかけるのに軽く微笑んで、王太子殿下が言う。
「すべてを明らかにすることはできないが、少なくとも今回の件については、王妃の罪を問おう。……完全に他と同じように裁くことも無理だし、今回のではたいした罪には問えないが、なかったことにはしないと約束する。その上で、王妃の精神状態を理由に、きちんと監視処置を取る。……しかし、ミス・アシュバートンの豪胆さには恐れ入るよ」
王太子殿下が、妃殿下を見て笑う。
「ブリジット、王位の継承は関係なく、バーティはミス・アシュバートンに夢中で、他の女性を妻にするなんて、認めそうもない。無理強いすれば王位も国も捨てて、新大陸にでも逃げ込んでしまうだろう。それは、すぐさま我々自身の首を絞める。そうだろう?」
「……え、ええ……わかりますわ、あなた」
王太子妃殿下がわたしを見つめ、目を伏せた。
「本当に、申し訳なかったわ。わたくしも、思い上がっていたの。あなたの立場を聞いていたのに、どこかでステファニーこそ正しい妃になるべき存在で、あなたのことを蔑んでいた。本当に愚かだわ……」
王太子夫妻が立ちあがり、わたしたちは握手をして別れる。
オーランド邸から王宮に向かう人々を見送り、殿下はわたしの耳元で言った。
「エルシー、肝心な時に側にいられなくて、済まなかった。……無事でよかった」
「ええ、大丈夫。……ただ、無茶をしたかもしれないわ。ごめんなさい」
「いや、いい。何があっても、俺はエルシーを離しはしないから」
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