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第二章
ランデル風フル・ブレックファスト
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翌朝、昨夜の疲労でぐったり起き上がれないわたしとは裏腹に、殿下は早くから起きて、軍縮会議の進捗状況に関する報告を受けたらしい。――らしい、というのはわたしは眠っていて、後から聞いたからだ。
なんとか起き上ってシャワーを浴び、寝間着にガウン姿で浴室から戻ってきたところを、ちょうどハンナと鉢合わせする。
「おはようございます。朝のお茶です。ご朝食はもうすぐお届けできます」
「おはよう、ハンナ。ありがとう。……殿下は?」
「殿下はお茶だけ召しあがって、こちらの書記官の方との簡単な打ち合わせに出ていらっしゃいます。ご朝食はご一緒なさるとのことです」
「そう……じゃあ、ちゃんと仕度しないとダメね。着換えてきます」
「……お一人で大丈夫ですか?」
「ええ、昼間の服なら一人で仕度できます」
わたしはハンナから受け取った朝のお茶を飲み干すと、コネクティング・ドアの向こうの、自分の部屋に戻り、ブラウスとロングスカートにニットのプルオーバーを着て、鏡の前で髪を整え、簡単に化粧をした。
「……マニキュア、少し剥げかけね。塗りなおさないと」
ふと、手元を見下ろして気づく。ミス・リーンが、市内のサロンかホテルに行けと言っていたけど……。
ハンナに聞いてみようと思いながら、コネクティング・ドアのノブに手をかけた時、ドアの向こうから、シュルフト語の会話が聞こえてきた。
『信じられないわ、ハンナ。王子のお世話ならともかく、どうしてあたしたちがあんな、愛人の世話までさせられるの!』
『ヒルダ、声が大きいわよ』
『大丈夫よ、どうせ愛人はランデル語しかわかんないわよ。まともな教養があるなら、王子の愛人の分際で、のこのこ外国までやってこないわよ』
『……それでも声を抑えて。それから手が止まっているわ。お喋りだけをするつもりなら、もういいから行って。殿下の従僕の方もいるし、わたし一人で十分よ。むしろ邪魔』
『……何よ、手伝ってやろうと思ったのに』
『あわよくば、王子様のお目に留まりたいと思って、押しかけてきんでしょ。いつもより化粧が濃いからすぐにわかるわ。……でも無駄よ。あの王子様は彼女に夢中だから。あんたの出る幕はないわ』
『失礼ね! ……いいわよ、もう行くわ!』
『ついでに、そこのシーツとバスタオル、持って下がってちょうだい。それくらいは働いてよ』
『ああもう、何なの、ムカつくったらないわっ!』
どかどかと足音が響いて、バタン! ……と乱暴に扉が閉まる音がした。およそ、貴族の邸であんな躾けのなってないメイドは見たことがなくて、わたしはしばらく、ドアの前で茫然と立っていた。カチャカチャと食器のぶつかる音がして、ハンナが朝食の準備をしているのだとわかる。
わたしはしばし躊躇ったけれど、このままここに突っ立っているわけにもいかず、深呼吸を一つしてからドアを開け、殿下の部屋に戻る。部屋の丸テーブルに真っ白いクロスをかけ、食器やカトラリーを並べていたハンナが顔を上げた。
「どうぞ、お座りください。すぐに紅茶をお持ちいたします」
「……ありがとう」
……ハンナは陰口をむしろ止めてくれていたし……と自分を鼓舞して、わたしは勧められた椅子に座る。目の前のお皿には金色の縁取りと、緑色の小さな葉が連なった模様の、白い皿。……そうだ、これは祖母に見せてもらったことがある、アルティニア皇家御用達のブランドだ。
と、ノックの音がしてドアが開き、ジュリアンがワゴンを押して入ってきた。
「おはようございます、ミス・アシュバートン」
「おはよう、ジュリアン」
わたしは皿の上にきれいに畳んで立ててあったナプキンを取り、膝に広げる。ジュリアンがお皿と揃いのティーカップに、綺麗に色の出た紅茶を注ぐ。
オートミールのポリッジが供され、糖蜜の壺が添えられる。あまり好きではないけれど、わたしは大人しく糖蜜を少しかけて、スプーンを手にする。――ランデル大使館の朝食は、ランデル式のフル・ブレックファストらしい。
わたしがポリッジを二口ほど食べたところで、扉が開いて殿下が入ってきた。すでにカッチリと軍服を着ていて、髪も固めている。
「おはようございます」
「ああ、おはよう。――腹が減って死にそうだ。朝食はランデル式か。ルーセンやアルティニアの朝飯は不味くはないが、物足りない」
殿下はまっすぐにわたしのところにきて、長身をかがめてわたしの額にキスを落とす。ハンナやジュリアンの目の前で恥ずかしい、と思ったけれど、殿下はごく自然に、わたしの向かいの席に回って腰を下ろす。すぐにジュリアンが殿下のカップにも熱い紅茶を注いだ。
殿下の前にもポリッジの皿が置かれ、殿下が食べ始める。林檎のコンポートと、クランベリーのジュース。それから、ベーコンとソーセージ、ニシンの燻製と目玉焼き、ベイクドビーンズが盛り合わせになったメインの皿が置かれ、久々の豪勢な朝食にわたしは一瞬、目を瞠る。――絶対に、食べ切れない。
そこへダメ押しのように、薄切りのトーストが二枚、バターとマーマレードが小皿に添えて出る。わたしはベーコンと目玉焼き、マーマレードを塗ったトーストをなんとか一枚食べ、クランベリージュースで流し込む。殿下はと言えば、あっという間にメインの皿を片付け、トーストのおかわりまで命じていた。特に、一週間ぶりに食べるニシンにご満悦だった。
「あの列車、ニシンの缶詰を積んでないんだ。朝メシにニシンが出ないなんて、あり得んだろ。ベジャールのおっさんにも俺はその点、文句をつけておいてから、次からは改善されるといいな」
嬉しそうのニシンを頬張る姿はどこか子供っぽい。わたしはお茶を飲みながら肩を竦める。
「そう言えば、老姉妹も塩辛いものが足りないって零していらしたわ。歳を取ると、習慣を変えたくない、とも」
「朝メシは大事だぞ? 戦場でも、朝メシだけは何とか、温かいモノを配るようにしていた。状況が緊迫するとお湯も沸かせないからな。でも水と固パンの日が続くと、栄養云々以前に、人間、気力が無くなっていくんだ」
時々、殿下の語る戦争中の話は、正直なところ聞くのが辛い。でもその苦労を乗り越えて今の殿下がいるのだからと、わたしは殿下の話の先を促すように、彼の目を見た。
殿下は金色の瞳を少し細めて、わたしに微笑みかける。
「戦時中のシュルフト兵の強さは、俺は食事のせいじゃないかと考えてる」
「……シュルフト軍の軍用食が優れていると? ならば研究して、我が軍でも取り入れてみては?」
わたしが言えば、殿下は笑った。
「捕虜の持ってた携帯食を奪って食ったけど、メシはどっこいどっこいだった。そうじゃなくて、奴ら、普段から夕食はいつも、パンとチーズとハムと、ワインやエールで済ますらしいじゃないか。なんて言うんだっけ? えーとカリエスじゃなくて……えーと……そうだ、冷たい食事だ! 俺たちは毎食、必ず熱いお茶だスープだって、火を使ったもんが出てこないと、食べた気がしない。でも、シュルフト人ってのは、冷たい食事に慣れてるんだよ」
殿下の言葉に、わたしはなるほどと頷いた。
「確かに習慣の違いはありますわね。わたしたちは熱いお茶がないと生きていけないけど、それがルーセン人はワインで、シュルフト人はビール、コーキチのようなヤパーネ人は生魚とライスなのね」
「……コーキチの民族だけは、正直、理解不能だ」
「お酒もライスから作るそうですわ。どんな味なのかしら?」
「朝からライスを食うのかな? しかもカトラリーじゃなくて、二本の棒で」
「パンがないって言ってたから、たぶん……」
やはり二本の棒をそれぞれ一本ずつ両手で持っているコーキチの姿を思い浮かべ、わたしは首を傾げた。
コーキチの国の王は後宮のおかげで、二千年も続いていると言うけど……。
やっぱり、東洋は神秘の国だと、わたしは改めて納得した。
なんとか起き上ってシャワーを浴び、寝間着にガウン姿で浴室から戻ってきたところを、ちょうどハンナと鉢合わせする。
「おはようございます。朝のお茶です。ご朝食はもうすぐお届けできます」
「おはよう、ハンナ。ありがとう。……殿下は?」
「殿下はお茶だけ召しあがって、こちらの書記官の方との簡単な打ち合わせに出ていらっしゃいます。ご朝食はご一緒なさるとのことです」
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「……お一人で大丈夫ですか?」
「ええ、昼間の服なら一人で仕度できます」
わたしはハンナから受け取った朝のお茶を飲み干すと、コネクティング・ドアの向こうの、自分の部屋に戻り、ブラウスとロングスカートにニットのプルオーバーを着て、鏡の前で髪を整え、簡単に化粧をした。
「……マニキュア、少し剥げかけね。塗りなおさないと」
ふと、手元を見下ろして気づく。ミス・リーンが、市内のサロンかホテルに行けと言っていたけど……。
ハンナに聞いてみようと思いながら、コネクティング・ドアのノブに手をかけた時、ドアの向こうから、シュルフト語の会話が聞こえてきた。
『信じられないわ、ハンナ。王子のお世話ならともかく、どうしてあたしたちがあんな、愛人の世話までさせられるの!』
『ヒルダ、声が大きいわよ』
『大丈夫よ、どうせ愛人はランデル語しかわかんないわよ。まともな教養があるなら、王子の愛人の分際で、のこのこ外国までやってこないわよ』
『……それでも声を抑えて。それから手が止まっているわ。お喋りだけをするつもりなら、もういいから行って。殿下の従僕の方もいるし、わたし一人で十分よ。むしろ邪魔』
『……何よ、手伝ってやろうと思ったのに』
『あわよくば、王子様のお目に留まりたいと思って、押しかけてきんでしょ。いつもより化粧が濃いからすぐにわかるわ。……でも無駄よ。あの王子様は彼女に夢中だから。あんたの出る幕はないわ』
『失礼ね! ……いいわよ、もう行くわ!』
『ついでに、そこのシーツとバスタオル、持って下がってちょうだい。それくらいは働いてよ』
『ああもう、何なの、ムカつくったらないわっ!』
どかどかと足音が響いて、バタン! ……と乱暴に扉が閉まる音がした。およそ、貴族の邸であんな躾けのなってないメイドは見たことがなくて、わたしはしばらく、ドアの前で茫然と立っていた。カチャカチャと食器のぶつかる音がして、ハンナが朝食の準備をしているのだとわかる。
わたしはしばし躊躇ったけれど、このままここに突っ立っているわけにもいかず、深呼吸を一つしてからドアを開け、殿下の部屋に戻る。部屋の丸テーブルに真っ白いクロスをかけ、食器やカトラリーを並べていたハンナが顔を上げた。
「どうぞ、お座りください。すぐに紅茶をお持ちいたします」
「……ありがとう」
……ハンナは陰口をむしろ止めてくれていたし……と自分を鼓舞して、わたしは勧められた椅子に座る。目の前のお皿には金色の縁取りと、緑色の小さな葉が連なった模様の、白い皿。……そうだ、これは祖母に見せてもらったことがある、アルティニア皇家御用達のブランドだ。
と、ノックの音がしてドアが開き、ジュリアンがワゴンを押して入ってきた。
「おはようございます、ミス・アシュバートン」
「おはよう、ジュリアン」
わたしは皿の上にきれいに畳んで立ててあったナプキンを取り、膝に広げる。ジュリアンがお皿と揃いのティーカップに、綺麗に色の出た紅茶を注ぐ。
オートミールのポリッジが供され、糖蜜の壺が添えられる。あまり好きではないけれど、わたしは大人しく糖蜜を少しかけて、スプーンを手にする。――ランデル大使館の朝食は、ランデル式のフル・ブレックファストらしい。
わたしがポリッジを二口ほど食べたところで、扉が開いて殿下が入ってきた。すでにカッチリと軍服を着ていて、髪も固めている。
「おはようございます」
「ああ、おはよう。――腹が減って死にそうだ。朝食はランデル式か。ルーセンやアルティニアの朝飯は不味くはないが、物足りない」
殿下はまっすぐにわたしのところにきて、長身をかがめてわたしの額にキスを落とす。ハンナやジュリアンの目の前で恥ずかしい、と思ったけれど、殿下はごく自然に、わたしの向かいの席に回って腰を下ろす。すぐにジュリアンが殿下のカップにも熱い紅茶を注いだ。
殿下の前にもポリッジの皿が置かれ、殿下が食べ始める。林檎のコンポートと、クランベリーのジュース。それから、ベーコンとソーセージ、ニシンの燻製と目玉焼き、ベイクドビーンズが盛り合わせになったメインの皿が置かれ、久々の豪勢な朝食にわたしは一瞬、目を瞠る。――絶対に、食べ切れない。
そこへダメ押しのように、薄切りのトーストが二枚、バターとマーマレードが小皿に添えて出る。わたしはベーコンと目玉焼き、マーマレードを塗ったトーストをなんとか一枚食べ、クランベリージュースで流し込む。殿下はと言えば、あっという間にメインの皿を片付け、トーストのおかわりまで命じていた。特に、一週間ぶりに食べるニシンにご満悦だった。
「あの列車、ニシンの缶詰を積んでないんだ。朝メシにニシンが出ないなんて、あり得んだろ。ベジャールのおっさんにも俺はその点、文句をつけておいてから、次からは改善されるといいな」
嬉しそうのニシンを頬張る姿はどこか子供っぽい。わたしはお茶を飲みながら肩を竦める。
「そう言えば、老姉妹も塩辛いものが足りないって零していらしたわ。歳を取ると、習慣を変えたくない、とも」
「朝メシは大事だぞ? 戦場でも、朝メシだけは何とか、温かいモノを配るようにしていた。状況が緊迫するとお湯も沸かせないからな。でも水と固パンの日が続くと、栄養云々以前に、人間、気力が無くなっていくんだ」
時々、殿下の語る戦争中の話は、正直なところ聞くのが辛い。でもその苦労を乗り越えて今の殿下がいるのだからと、わたしは殿下の話の先を促すように、彼の目を見た。
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「戦時中のシュルフト兵の強さは、俺は食事のせいじゃないかと考えてる」
「……シュルフト軍の軍用食が優れていると? ならば研究して、我が軍でも取り入れてみては?」
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「捕虜の持ってた携帯食を奪って食ったけど、メシはどっこいどっこいだった。そうじゃなくて、奴ら、普段から夕食はいつも、パンとチーズとハムと、ワインやエールで済ますらしいじゃないか。なんて言うんだっけ? えーとカリエスじゃなくて……えーと……そうだ、冷たい食事だ! 俺たちは毎食、必ず熱いお茶だスープだって、火を使ったもんが出てこないと、食べた気がしない。でも、シュルフト人ってのは、冷たい食事に慣れてるんだよ」
殿下の言葉に、わたしはなるほどと頷いた。
「確かに習慣の違いはありますわね。わたしたちは熱いお茶がないと生きていけないけど、それがルーセン人はワインで、シュルフト人はビール、コーキチのようなヤパーネ人は生魚とライスなのね」
「……コーキチの民族だけは、正直、理解不能だ」
「お酒もライスから作るそうですわ。どんな味なのかしら?」
「朝からライスを食うのかな? しかもカトラリーじゃなくて、二本の棒で」
「パンがないって言ってたから、たぶん……」
やはり二本の棒をそれぞれ一本ずつ両手で持っているコーキチの姿を思い浮かべ、わたしは首を傾げた。
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