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幕間 首席秘書官ロベルト・リーン大尉の業務日誌
側近達の秘密会議
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エルスペス・アシュバートン嬢に対する、アルバート殿下の執着ははっきり言って異常だった。
マックス・アシュバートン中佐とは、殿下は戦争前からの顔見知りであったらしいが、何となくだが第二の父親のように慕っている雰囲気はあった。中佐の方にも、身を挺して殿下を守るような、そんな情があったのは確かだ。
でも、ほとんど会ったこともなく、ロクに話をしたこともないエルスペス嬢に対して、なぜそこまでこだわるのか。
「やっぱり、マックス卿への恩というか、負い目じゃないか?」
本人もマックス・アシュバートン中佐を敬愛していた、ジョナサン・カーティスが言う。
「まさか本気で、彼女と結婚する気じゃないだろうねぇ? いくら何でも、身分違いだろうに」
ジェラルド・ブルックが金色の眉を顰める。戦場では、殿下はほとんど隔てなく、一般の兵士とも交流したし、自ら仕事を買って出ることもあった。それは戦場では必要だったけど、王都に戻ってきた今は、身分差というのはそれなりに意味を持つ。――平民出の俺が、ちょっと肩身が狭い程度には。
もっとも俺は、たいした手柄もないくせに威張っている貴族の子弟に、影でコソコソ言われたところで、何とも思わないけど。俺は殿下と激戦を潜り抜けただけでなく、今や殿下の絶大な信頼を得て、個人資産の管理も一手に任されている。本当の意味で、俺がいなけりゃ、殿下はメシも食えねえんだから。
エルスペス嬢は平民、と言ったって、もともとは伯爵家のご令嬢だ。たぶん、その気になれば、例えばマクガーニ中将閣下あたりの後見を受ければ、第三王子の妃になるくらいなら、問題ないんじゃないかと、俺は思った。俺がそう言えば、ジェラルドが首を振った。
「まあ、普通ならね。アルバート殿下は第三王子で、王位を継ぐ可能性は、本来ならほぼ、ないから。おそらく結婚後は公爵位に陞爵するだろうけど、しょぼい領地を貰うくらいだろうし」
「――もし、レコンフィールド公爵令嬢という相手がいなくて、そしてエルスペス嬢に代襲相続の勅許が降りていれば、むしろ有力候補だったかもしれない。彼女が相続した、リンドホルム伯爵とその領地も、実質的に殿下に転がり込んだわけだから」
ジョナサン・カーティスも頷いて補足する。今のご時世、王子にたいした所領は分け与えられないけれど、もともとご令嬢が所領を持っているなら、王家にとってはむしろ好都合なわけだ。
「だが実際問題、実質的な婚約者であるレコンフィールド公爵令嬢がいて、さらに、エルスペス嬢は相続もできずに領地を追い出されているじゃねぇか」
普段無口で、ほとんど会話に口を挟んでこない、ラルフ・シモンズがぶすっとした声で言う。ラルフはもともと、マックス・アシュバートン中佐の部下だったから、エルスペス嬢の窮状にもっとも憤慨していた。
「そんな状態で、仮にも第三王子殿下が結婚できるとは思えねぇ」
「しかも今や、殿下の即位の可能性はすごく高くなっている。……フィリップ王太子殿下に王子が生まれなくて、ジョージ殿下のご病気は治る見込みもない。いくらなんでも、ここでエルスペス・アシュバートン嬢との結婚を、国王陛下がお許しになるとは思えないな」
ジェラルドが言い、ジョナサンも溜息をつく。
「ステファニー嬢が、まさか殿下を待っているとはね。戦前はどっちかと言うと、殿下を振り回して面白がっているように、僕には見えたのに」
「殿下が怒らないのをいいことに、我儘放題だったからなぁ。俺たちも散々、振り回されたよ。予定に捻じ込んでくるからホント、迷惑だった」
ジョナサンの言葉にジェラルドも相槌を打つ。二人とも、レコンフィールド公爵令嬢の印象はあまりよくないらしい。
「でも、令嬢が待っていた以上、殿下がこの婚約を拒否するのは難しいと思うが。レコンフィールド公爵にも、意地があるだろう」
だが問題は、殿下がこれらの事情をほぼ、すっ飛ばしてエルスペス嬢に執着していることだ。
「殿下さあ……もしかしたら、恋なんてしたことないのかもね」
俺の言葉に、ジェラルドとジョナサンが目を剥き、そしてラルフは「ああ、なるほど」と頷いた。
「戦前の、殿下とステファニー嬢の仲はとても睦まじく見えたが。……殿下はステファニー嬢にぞっこんで、我儘を聞いておられるのだと――」
ジョナサンが言えば、ジェラルドも頷く。
「そうだよ。あの我儘ぶりを許容しておられるんだから、さぞかしと――」
「でも、要するに親に決められた相手だろ? で、戦争に行くときにすっぱり白紙に戻して、それで戦地で地獄を見たわけだ。戦争に行く前の殿下と今の殿下、ずっと身近にいた俺たちの目からも、かなり考え方は違ってる。今さら親の決めた相手なんて、と思っておられるんじゃない?」
俺の言葉に、ラルフがうんうんと頷く。
「そこへ、自分を身を挺して守った中佐の、ご令嬢が零落して自ら働いている。しかもかなりの美少女だ。中佐への恩返しも含めて、結婚したいと思っても、不思議じゃない」
エルスペス嬢が困窮しているのも、元はと言えばマックス・アシュバートン中佐が戦死したせいだ。殿下が責任を感じても当然だと思う。
「それを、恋と勘違いしておられる、と?」
ジョナサンが俺をじっと見て問いかける。
「勘違いなのか、本気で恋しちゃったのかは知らないけどさ。ステファニー嬢への感情とは違う、これこそ本当の恋だって思っておられるとしたら、ちょっとやそっとでは、殿下は納得しないんじゃないかな。何しろ恩人の娘だし」
俺が肩を竦めながら言えば、ジョナサンは眉を顰め、さらに尋ねる。
「つまり――ステファニー嬢のことは好きではなかったと?」
「少なくとも、今、殿下が好きだと思っているのはエルスペス嬢だと思うぜ。……それもかなり本気で」
戦地から戻って、そして一般の兵士とも交流して、殿下だって自由な恋愛を楽しみたいと思っているはずだ。王族だからって、周囲の言いなりに結婚するのは嫌だとも。
「……なら、ロベルトの意見としてはどうしろと?」
ジェラルドが醒めた目で俺に尋ねる。……こいつは、内心、平民出の俺を馬鹿にしてる。俺はそんなのは気にしない風につきあってるけどな。
「付き合わせてあげればいいんじゃない? 幸い、まだ正式な婚約はしてないし、エルスペス嬢は貴族の社交界とも無縁だ。ドレスを貢いで食事をして――青春じゃないの」
幸いにも、殿下は俺の財テクのおかげで、個人の自由になる資産もある。俺は一庶民として、税金を女に貢ぐのはやめろ思うが、税金を元手に俺が財テクで増やした分なら問題なかろう。
「姉貴の店なら、融通も効くし、秘密も守れるしね」
「結局、それが目的じゃないだろうな?」
ジェラルドが俺を睨むけれど、俺はにっこり笑って受け流した。
「冗談! 姉貴の店はそんな小細工しなくっても予約でいっぱいだぜ? 今、王都で一番人気のメゾンなんだから」
それは本当のことで、本来なら常連客からの紹介状があっても数か月待ちだったりする。でも、俺のコネならすぐにでも捻じ込めるし、都合はよかった。
「問題は、殿下がどこまでの付き合いで我慢するかだよね」
俺が少々下世話なことを言えば、ジェラルドとジョナサンは顔を見合わせる。
「ステファニー嬢とは、ごく常識的な、清い交際だったが――」
俺も、ジェラルドもジョナサンも、あの、初対面の時の肉食獣のような殿下の視線を目にしているから、到底、プラトニックな関係では済まないだろうと考えていた。何せ、処女かどうか気にしてたくらいだし。間違いなく、殿下は身体の関係まで求めてくるはずだ。
「だったら、エルスペス嬢をこのまま殿下の下で使うのは、まずいんじゃ――」
ラルフ・シモンズが言うけれど、秘書官の職を失えば、彼女の家族はたちどころに困窮する。
「……本気の恋だとしたら、反対したり邪魔したりしたら、かえって反発されて、僕たちの目をも盗んで動くかもしれない。はっきり言えば、それが一番困る。その後の成り行きがどうなるにせよ、殿下の希望に沿うしかないな。殿下の辛抱がいつまでもつか、あるいは彼女が逃げ切るか、見守るしかない。僕たち側近が介入して彼女を遠ざけたりして、殿下が変に暴走しても困る」
溜息交じりにジョナサン・カーティスが結論を出し、俺たちは控えめに殿下の恋を応援……というか傍観することになった。――二人の関係がどこまで進むにしろ、殿下に大きな傷を残さないよう、監視し、護衛する。
エルスペス嬢の尊厳は二の次になるが、殿下の配下としての俺たちの取るべき道としては、それが正解であると、俺も考えた。
マックス・アシュバートン中佐とは、殿下は戦争前からの顔見知りであったらしいが、何となくだが第二の父親のように慕っている雰囲気はあった。中佐の方にも、身を挺して殿下を守るような、そんな情があったのは確かだ。
でも、ほとんど会ったこともなく、ロクに話をしたこともないエルスペス嬢に対して、なぜそこまでこだわるのか。
「やっぱり、マックス卿への恩というか、負い目じゃないか?」
本人もマックス・アシュバートン中佐を敬愛していた、ジョナサン・カーティスが言う。
「まさか本気で、彼女と結婚する気じゃないだろうねぇ? いくら何でも、身分違いだろうに」
ジェラルド・ブルックが金色の眉を顰める。戦場では、殿下はほとんど隔てなく、一般の兵士とも交流したし、自ら仕事を買って出ることもあった。それは戦場では必要だったけど、王都に戻ってきた今は、身分差というのはそれなりに意味を持つ。――平民出の俺が、ちょっと肩身が狭い程度には。
もっとも俺は、たいした手柄もないくせに威張っている貴族の子弟に、影でコソコソ言われたところで、何とも思わないけど。俺は殿下と激戦を潜り抜けただけでなく、今や殿下の絶大な信頼を得て、個人資産の管理も一手に任されている。本当の意味で、俺がいなけりゃ、殿下はメシも食えねえんだから。
エルスペス嬢は平民、と言ったって、もともとは伯爵家のご令嬢だ。たぶん、その気になれば、例えばマクガーニ中将閣下あたりの後見を受ければ、第三王子の妃になるくらいなら、問題ないんじゃないかと、俺は思った。俺がそう言えば、ジェラルドが首を振った。
「まあ、普通ならね。アルバート殿下は第三王子で、王位を継ぐ可能性は、本来ならほぼ、ないから。おそらく結婚後は公爵位に陞爵するだろうけど、しょぼい領地を貰うくらいだろうし」
「――もし、レコンフィールド公爵令嬢という相手がいなくて、そしてエルスペス嬢に代襲相続の勅許が降りていれば、むしろ有力候補だったかもしれない。彼女が相続した、リンドホルム伯爵とその領地も、実質的に殿下に転がり込んだわけだから」
ジョナサン・カーティスも頷いて補足する。今のご時世、王子にたいした所領は分け与えられないけれど、もともとご令嬢が所領を持っているなら、王家にとってはむしろ好都合なわけだ。
「だが実際問題、実質的な婚約者であるレコンフィールド公爵令嬢がいて、さらに、エルスペス嬢は相続もできずに領地を追い出されているじゃねぇか」
普段無口で、ほとんど会話に口を挟んでこない、ラルフ・シモンズがぶすっとした声で言う。ラルフはもともと、マックス・アシュバートン中佐の部下だったから、エルスペス嬢の窮状にもっとも憤慨していた。
「そんな状態で、仮にも第三王子殿下が結婚できるとは思えねぇ」
「しかも今や、殿下の即位の可能性はすごく高くなっている。……フィリップ王太子殿下に王子が生まれなくて、ジョージ殿下のご病気は治る見込みもない。いくらなんでも、ここでエルスペス・アシュバートン嬢との結婚を、国王陛下がお許しになるとは思えないな」
ジェラルドが言い、ジョナサンも溜息をつく。
「ステファニー嬢が、まさか殿下を待っているとはね。戦前はどっちかと言うと、殿下を振り回して面白がっているように、僕には見えたのに」
「殿下が怒らないのをいいことに、我儘放題だったからなぁ。俺たちも散々、振り回されたよ。予定に捻じ込んでくるからホント、迷惑だった」
ジョナサンの言葉にジェラルドも相槌を打つ。二人とも、レコンフィールド公爵令嬢の印象はあまりよくないらしい。
「でも、令嬢が待っていた以上、殿下がこの婚約を拒否するのは難しいと思うが。レコンフィールド公爵にも、意地があるだろう」
だが問題は、殿下がこれらの事情をほぼ、すっ飛ばしてエルスペス嬢に執着していることだ。
「殿下さあ……もしかしたら、恋なんてしたことないのかもね」
俺の言葉に、ジェラルドとジョナサンが目を剥き、そしてラルフは「ああ、なるほど」と頷いた。
「戦前の、殿下とステファニー嬢の仲はとても睦まじく見えたが。……殿下はステファニー嬢にぞっこんで、我儘を聞いておられるのだと――」
ジョナサンが言えば、ジェラルドも頷く。
「そうだよ。あの我儘ぶりを許容しておられるんだから、さぞかしと――」
「でも、要するに親に決められた相手だろ? で、戦争に行くときにすっぱり白紙に戻して、それで戦地で地獄を見たわけだ。戦争に行く前の殿下と今の殿下、ずっと身近にいた俺たちの目からも、かなり考え方は違ってる。今さら親の決めた相手なんて、と思っておられるんじゃない?」
俺の言葉に、ラルフがうんうんと頷く。
「そこへ、自分を身を挺して守った中佐の、ご令嬢が零落して自ら働いている。しかもかなりの美少女だ。中佐への恩返しも含めて、結婚したいと思っても、不思議じゃない」
エルスペス嬢が困窮しているのも、元はと言えばマックス・アシュバートン中佐が戦死したせいだ。殿下が責任を感じても当然だと思う。
「それを、恋と勘違いしておられる、と?」
ジョナサンが俺をじっと見て問いかける。
「勘違いなのか、本気で恋しちゃったのかは知らないけどさ。ステファニー嬢への感情とは違う、これこそ本当の恋だって思っておられるとしたら、ちょっとやそっとでは、殿下は納得しないんじゃないかな。何しろ恩人の娘だし」
俺が肩を竦めながら言えば、ジョナサンは眉を顰め、さらに尋ねる。
「つまり――ステファニー嬢のことは好きではなかったと?」
「少なくとも、今、殿下が好きだと思っているのはエルスペス嬢だと思うぜ。……それもかなり本気で」
戦地から戻って、そして一般の兵士とも交流して、殿下だって自由な恋愛を楽しみたいと思っているはずだ。王族だからって、周囲の言いなりに結婚するのは嫌だとも。
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幸いにも、殿下は俺の財テクのおかげで、個人の自由になる資産もある。俺は一庶民として、税金を女に貢ぐのはやめろ思うが、税金を元手に俺が財テクで増やした分なら問題なかろう。
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俺も、ジェラルドもジョナサンも、あの、初対面の時の肉食獣のような殿下の視線を目にしているから、到底、プラトニックな関係では済まないだろうと考えていた。何せ、処女かどうか気にしてたくらいだし。間違いなく、殿下は身体の関係まで求めてくるはずだ。
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「……本気の恋だとしたら、反対したり邪魔したりしたら、かえって反発されて、僕たちの目をも盗んで動くかもしれない。はっきり言えば、それが一番困る。その後の成り行きがどうなるにせよ、殿下の希望に沿うしかないな。殿下の辛抱がいつまでもつか、あるいは彼女が逃げ切るか、見守るしかない。僕たち側近が介入して彼女を遠ざけたりして、殿下が変に暴走しても困る」
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