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第一章
急転
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馬車の中で、アルバート殿下はまっすぐ正面を見て、わたしを見ようとはなさらなかったが、小さな声で言った。
「……悪かった。何も知らない純真なお前に、無茶を強いた」
わたしはさきほどの、殿下に強いられた行為の生々しさを思い出し、布の鞄を胸に抱いて、俯く。
「無理強いしたのは悪かった。お前が――いや、俺が、悪い。すまない」
何と答えていいかわからなくて、わたしは無言で、馬車の車輪の音だけが響く。
「……朝は、体調が悪かったのは本当なんだな。俺は――お前が俺から逃げたいのかと思って、カッとなったんだ。あの男は前からお前に付きまとっていたし……」
殿下の手が、そっとわたしの肩に触れた瞬間に、わたしはビクッと身体を震わせてしまい、殿下の手が肩のあたりで遠慮がちに揺蕩う。
わたしが殿下の顔を見れば、殿下も困ったような表情で、じっと、わたしを見ていた。
「エルシー……俺は……」
「……なんで、あんな……」
わたしが辛うじて絞り出した声は、途中で馬車の車輪の音にかき消されてしまう。
殿下が、わたしの肩に恐る恐る触れて、そうしてからそっと抱き寄せる。恐怖でこわばっているわたしの背中を撫で、髪にキスをした。
「すまない――全部、俺が悪い」
「わたしを、どうするつもりなんです?」
「それは――」
わたしは、殿下が何を考えているのか、知りたいわけじゃない。
特務将校で殿下の護衛だったという父が存命で、わたしがリンドホルム伯爵の令嬢だったならばともかく、爵位も領地も財産もない今のわたし、エルスペス・アシュバートンの人生と、第三王子であるアルバート殿下の人生は重なりようがない。殿下にだってそれはわかっているはずなのに。
殿下はわたしに対し、多少の好意を抱いてはいるのだろう。でも、身分も財産もないわたしは、殿下にとってはほんの一時、通り過ぎるだけのちっぽけな存在に過ぎない。わたしを弄んで捨てたとしても、殿下の人生にはなんの疵も残らない。
――でも、わたしは、違う。
わたしの両肩には家族の暮らしが圧し掛かり、その糧を得る手段は限られている。この職を失ったらたちまち収入は途絶え、我が家は困窮する。祖母の薬代や生活費まで面倒見てくれるような、そんな気前のいい結婚相手はそうそうはいない。
殿下は、抜き差しならないところまで、わたしを追い込もうといている。
殿下と関係を持てば、殿下は援助をくれるかもしれない。でも、それは一時のこと。いずれはボロ雑巾のように捨てられ、顧みられなくなるだろう。そうなった時、きっとわたしの評判は地に落ちて、もう二度と、這い上がれなくなるくらい、悪い噂に踏みにじられることになるだろう。世間は強い者に媚びを売り、弱い者をさらに叩くことを、わたしは王都で知った。
そうなる前に、逃げるべきだと、ハートネル中尉は言った。
その後の生活に不安があるならば、結婚してくれるとまで――。
「……あいつと、結婚するつもりか?」
頭の上から響く、殿下の声はひび割れていた。わたしは、微かに首を振る。
「――今は、何も考えられません。あんな――」
殿下に命じられた行為は、わたしにはあまりにも衝撃的だった。あの程度のこと、娼婦ならば皆な、当たり前にするのかもしれないが、わたしは男性の裸すら目にしたことはなかった。わたしは両手で顔を覆い、膝の上に抱えていた布の鞄が膝から滑り落ちる。殿下が、慌てたようにわたしを抱きしめる。
「すまない、そこまで、傷つけると思わなかった。俺は――」
殿下が、何か言おうとしたとき、馬車は早くもわたしの小さな家の近くに着いてしまい、そして馭者の隣に座っていたロベルトさんが、扉を叩いて殿下に異変を告げた。
「殿下、着きましたけど、家の様子がどこか変です。辻馬車が止まっていて……あれは……医者のようですが……」
それを聞いたわたしは殿下の胸の中からすり抜け、窓の外を見る。
小さな家の玄関の前に馬車が止まり、それが動き出すのと、大きな往診鞄を下げた白髪の後ろ姿が玄関扉に吸い込まれるのがほぼ同時だった。
「――ウィルキンス先生?」
「医者か?」
殿下に聞かれ、わたしは頷く。
「……祖母の、具合が悪いのかも――」
ウィルキンス先生は近所に住んでいて、普段の往診は徒歩だ。それが馬車を使ったというのは、よほどの急ぎだったのでは――。わたしは居ても立っても居られなくなって、まだ停まり切っていない馬車から転がるように飛び降りて、後ろも見ないで家に駆けだした。
「エルシー、待て!」
背後から殿下の声がしたが、悪い予感に囚われていたわたしは、それを無視した。
家の中は騒めいていた。ちょうどウィルキンス先生をジョンソンが祖母の寝室に案内して、駆け足で戻ってきたところの鉢合わせる。
「お嬢様!……今、使いを出すべきかと思っていたところで……」
「おばあ様、そんなにお悪いの?!」
ジョンソンが悲痛な表情で頷く。
「心臓の発作で……たまたま、メアリーが近くにおりましたのですぐに異変に気付きましたが、発見が遅ければもっと危険だったでしょう。すぐに手持ちの薬をお飲ませしましたが改善しないので、今、医師をお呼びしたのです。最近では一番のおお苦しみようで――」
わたしが茫然と立ち尽くしていると、カランと鈴が鳴って玄関の扉が開く。振り向けば、わたしの鞄を持ったロベルトさんだった。
「ミス・アシュバートン、鞄を忘れてるよ。……それと、状況は?」
殿下を置き去りにしてきたことを思い出し、わたしがハッと玄関の向こうを見る。王家の紋章付の馬車が戸口に停まったままで、それに気づいたジョンソンが蒼くなる。
「……馬車、よろしいのですか?」
「アルバート殿下には中で待機していただいています。急病人のようですから、状況によっては馬車が必要かもしれませんから」
ロベルトさんが言い、ジョンソンに向かって微笑んだ。
「亡くなったマックス・アシュバートン氏はアルバート殿下の護衛も務めていました。そのご母堂の容態は大変気になさっておられます」
「そうでしたか……」
ジョンソンが頷くと、祖母の寝室の扉が開いて、ウィルキンス先生が速足で出てきた。
「非常に良くない。わしの手には余る……大きな病院に運んだ方がいい」
「そんな……!」
わたしは両手を口にあてて息を飲む。……大きな病院などと言われても、どこに――。
「王立診療所ならば、アルバート殿下のコネですぐに見てもらえます」
ロベルトさんが口を出し、初めてその存在に気づいたらしいウィルキンス先生が怪訝な顔で、ロベルトさんを見つめる。
「アルバート殿下?」
「実は外の馬車に殿下がおられます。これから、その馬車ですぐに運びましょう」
ウィルキンス先生は窓の外を覗き、王家の紋章入りの馬車を見てギョッとした。
「ともかくまず、病人を病院まで運びますから、支度を――医師、病人に付き添っていただけますか?」
ロベルトさんに言われて、ウィルキンス先生は慌てて頷く。
「それは構わないが――」
「入院に必要な身の回りの物は後ほど届ければいいから、まずは本人とメイド、それから医師と俺とで病院に付き添います。アルバート殿下には、この家でアシュバートン嬢と待機してもらいますので」
「で、殿下がこの家で待機?!」
滅多なことでは慌てないジョンソンが、珍しく動揺を露わにする。
「殿下と馭者に伝えてくるので、その間に病人をこちらに連れてきてください」
ロベルトさんは指示を出すと、玄関の外へと小走りに出ていった。
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わたしが殿下の顔を見れば、殿下も困ったような表情で、じっと、わたしを見ていた。
「エルシー……俺は……」
「……なんで、あんな……」
わたしが辛うじて絞り出した声は、途中で馬車の車輪の音にかき消されてしまう。
殿下が、わたしの肩に恐る恐る触れて、そうしてからそっと抱き寄せる。恐怖でこわばっているわたしの背中を撫で、髪にキスをした。
「すまない――全部、俺が悪い」
「わたしを、どうするつもりなんです?」
「それは――」
わたしは、殿下が何を考えているのか、知りたいわけじゃない。
特務将校で殿下の護衛だったという父が存命で、わたしがリンドホルム伯爵の令嬢だったならばともかく、爵位も領地も財産もない今のわたし、エルスペス・アシュバートンの人生と、第三王子であるアルバート殿下の人生は重なりようがない。殿下にだってそれはわかっているはずなのに。
殿下はわたしに対し、多少の好意を抱いてはいるのだろう。でも、身分も財産もないわたしは、殿下にとってはほんの一時、通り過ぎるだけのちっぽけな存在に過ぎない。わたしを弄んで捨てたとしても、殿下の人生にはなんの疵も残らない。
――でも、わたしは、違う。
わたしの両肩には家族の暮らしが圧し掛かり、その糧を得る手段は限られている。この職を失ったらたちまち収入は途絶え、我が家は困窮する。祖母の薬代や生活費まで面倒見てくれるような、そんな気前のいい結婚相手はそうそうはいない。
殿下は、抜き差しならないところまで、わたしを追い込もうといている。
殿下と関係を持てば、殿下は援助をくれるかもしれない。でも、それは一時のこと。いずれはボロ雑巾のように捨てられ、顧みられなくなるだろう。そうなった時、きっとわたしの評判は地に落ちて、もう二度と、這い上がれなくなるくらい、悪い噂に踏みにじられることになるだろう。世間は強い者に媚びを売り、弱い者をさらに叩くことを、わたしは王都で知った。
そうなる前に、逃げるべきだと、ハートネル中尉は言った。
その後の生活に不安があるならば、結婚してくれるとまで――。
「……あいつと、結婚するつもりか?」
頭の上から響く、殿下の声はひび割れていた。わたしは、微かに首を振る。
「――今は、何も考えられません。あんな――」
殿下に命じられた行為は、わたしにはあまりにも衝撃的だった。あの程度のこと、娼婦ならば皆な、当たり前にするのかもしれないが、わたしは男性の裸すら目にしたことはなかった。わたしは両手で顔を覆い、膝の上に抱えていた布の鞄が膝から滑り落ちる。殿下が、慌てたようにわたしを抱きしめる。
「すまない、そこまで、傷つけると思わなかった。俺は――」
殿下が、何か言おうとしたとき、馬車は早くもわたしの小さな家の近くに着いてしまい、そして馭者の隣に座っていたロベルトさんが、扉を叩いて殿下に異変を告げた。
「殿下、着きましたけど、家の様子がどこか変です。辻馬車が止まっていて……あれは……医者のようですが……」
それを聞いたわたしは殿下の胸の中からすり抜け、窓の外を見る。
小さな家の玄関の前に馬車が止まり、それが動き出すのと、大きな往診鞄を下げた白髪の後ろ姿が玄関扉に吸い込まれるのがほぼ同時だった。
「――ウィルキンス先生?」
「医者か?」
殿下に聞かれ、わたしは頷く。
「……祖母の、具合が悪いのかも――」
ウィルキンス先生は近所に住んでいて、普段の往診は徒歩だ。それが馬車を使ったというのは、よほどの急ぎだったのでは――。わたしは居ても立っても居られなくなって、まだ停まり切っていない馬車から転がるように飛び降りて、後ろも見ないで家に駆けだした。
「エルシー、待て!」
背後から殿下の声がしたが、悪い予感に囚われていたわたしは、それを無視した。
家の中は騒めいていた。ちょうどウィルキンス先生をジョンソンが祖母の寝室に案内して、駆け足で戻ってきたところの鉢合わせる。
「お嬢様!……今、使いを出すべきかと思っていたところで……」
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ジョンソンが悲痛な表情で頷く。
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「……馬車、よろしいのですか?」
「アルバート殿下には中で待機していただいています。急病人のようですから、状況によっては馬車が必要かもしれませんから」
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「入院に必要な身の回りの物は後ほど届ければいいから、まずは本人とメイド、それから医師と俺とで病院に付き添います。アルバート殿下には、この家でアシュバートン嬢と待機してもらいますので」
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