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第一章
愛人モドキ
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アルバート殿下の秘書官になって一月以上が過ぎた。
オペラの後、いくつかの催しやレストランでの食事に付き合わされている。わたしは殿下の私生活に全く興味がなかったけれど、何度も夕食を共にするとおかしいと思い始める。
殿下は、王宮でご両親である国王夫妻とほとんど過ごしておられない。王家は一般の家庭とは違うと言え、家族の縁が薄過ぎるのではないかしら。
「お宅……というのもヘンですが、王宮にはお戻りにならないのですか?」
わたしの問いに、サーモンのテリーヌを食べていた殿下が、顔を上げる。
「王宮? 俺が?……まあ、確かに家と言えば家だが……」
「王家の方々は、家族でご一緒にお食事とかはなさらないのですか?」
殿下のスケジュールを完全に把握しているわけではないが、夕食を王宮で摂っている形跡は公式行事の晩餐会以外、ほぼない。たいていは陸軍の幹部たちと会食か、公務が入っているか。プライベートはクラブで男同士の付き合いをこなし、空いた時間はわたしを連れてレストランに行く。ご両親である両陛下もご多忙なのだろうが、戦地から帰られたばかりというのに、戦勝祝いの晩餐会など以外で、顔を合わせておられないのではと、心配になる。
殿下は白ワインを一口飲んでから、肩を竦める。
「王妃……母上は今、体調がすぐれなくて、離宮に行っていることが多いし、父上と飯を食うと、結婚しろしろと言われて、面倒くさいんだ」
「レコンフィールド公爵令嬢とは、戦争のために正式に婚約してないだけで、昔からの婚約者だと――」
「お前までそんな話を」
殿下はうんざりした表情で、付け合わせの野菜をフォークでぶっ刺し、口に放り込む。
「でも、王族の方にとって、結婚は義務でしょう?……よろしいんですか、こんなところで平民の秘書官とお食事なんかなさって。ゴシップ紙にでも嗅ぎつけられたら、とんだ浮気者だって騒がれますよ? 殿下とご令嬢は幼馴染で相思相愛で、戦争で引き裂かれた純愛だってもっぱらの噂……」
「どこでどうやったらそんな話になるんだか。……ステファニーとは確かに幼馴染だが、相思相愛じゃない。俺は別に好きじゃなかった。戦争で引き裂かれたも何も、戦争に行く時、婚約話を白紙に戻す絶好のチャンスだと思って、結婚はしないと宣言していたんだがな。結婚は義務というが、このご時世に政略結婚なんて、時代遅れもいいところだ」
不愉快そうにグイっとグラスを呷る殿下を見ながら、わたしは首を傾げる。……殿下は三男だから、比較的自由に結婚相手を選べる立場だったはずが、王太子殿下に男児が生まれなくて、このままだと王位継承者がいなくなってしまう。だから殿下と血筋のしっかりした令嬢の結婚を急がせて、何とか後継者を確保したい……というのが王家の思惑らしいのだが。
「そういうご身分に産まれたんですから、王族の義務だと思って諦めたらいかがです?」
わたしが突き放すように言ってワイングラスに手を伸ばすと、殿下は端麗な眉をググっと顰め、わたしを睨んだ。
「……勝手なことを。お前だって、好きでもない男と結婚しろと言われて、はい、わかりました、ってなるか? ならないだろ?」
「それが領地のためなら結婚しますよ。領民を守るのが義務ですから」
あっさり言い切ったわたしに、殿下が目を瞠る。
「代襲相続の勅許が降りていたら、条件の合う相手と結婚するつもりでした。……今となっては無駄な覚悟でしたけど」
もう、領主としての責任は負わなくてもいい。自分の人生のために、よりよい結婚相手を得たいとは思っているけれど。そう言うと、殿下はわたしに尋ねた。
「でも……そのお前にだって、好きな男の一人や二人、いたんじゃないのか? ホラ、土地の幼馴染とか、親戚の男とかさ」
「好きな男……?」
わたしはたぶん、不躾にも露骨に眉を顰めたと思う。特に親戚の男だなんて、思い出したくもない!
「幼馴染なんていません! おばあ様が厳しくて、城の外に出ることもほとんどなくて……弟が寄宿舎に入ってからは、家庭教師の先生くらいしか、話し相手もいないし。周りにいた男なんて、執事か園丁のおじいさんぐらいですよ!……でも、代襲相続の勅許が降りていたら、親戚の――今のリンドホルム伯爵の息子と結婚させるなんて、話もありましたけど。でもおばあ様はあの父子が大嫌いで、断固拒否して、そのおかげで城に居づらくなったんですけどね」
わたしの言葉に、殿下が身を乗り出す。
「そんな話があったのか!……ええっと、今のリンドホルム伯爵の息子ということは、マックスの従兄の息子……ほぼ他人だな……」
「弁護士になるって言って王都で働いていたはずが、女関係で何か仕出かして、故郷に戻っていたんですよ! 年だって十も年上で。そんな男とわたしの結婚をおばあ様が許すはずもなくて。前から疑問なんですが、どうしてあんな男が戦争にもいかずにぶらぶらしていて、立派な人は戦争で死んでしまう! 国の制度がどこかおかしいんじゃないですか?」
いきなり国の政策を批判し始めたわたしに、殿下がワインを吹きそうになる。
「それはだな、要するに戦地に行くものはかなりが志願兵で、つまりは国を守ろうという立派な男だからだ。そして国よりも自分が大事だというどうしょうもない男だけが、国内に残るわけだ。これは人間だけでなく、働きアリが十匹いるとして、うち二匹は働かない怠けアリなんだ。その怠けアリだけを十匹集めると、さすがの怠けアリも働くらしいが、やっぱり働かない超怠けアリが二匹の割合で……」
「アリの話なんて聞いてません!」
殿下はナプキンで口元を拭い、言う。
「……じゃあ、結婚するなら、どんな相手がいいんだ?」
「お金のある人。ついでに、ケチじゃない人。……おばあ様の薬代を渋るような人は困るわ」
「お前、全部、おばあ様だな?」
殿下が呆れたように言い、ワインを呷る。
給仕が皿を下げ、肉料理のメインの皿が供される。仔牛のエスカロープだったので、殿下は給仕を呼び止め、赤ワインを注文する。
……ずいぶん、贅沢な料理にも慣れてきたが、一人だけ豪勢な食事をしている罪悪感はまだ、拭い去れない。
殿下が選んだ赤ワインは、隣国の有名ワイナリーの芳醇なもの。……あまりお酒は得意でないけれど、口当たりがよくてついつい、過ごしてしまう。
「美味しい……」
何気なく呟くと、正面に座る殿下がわたしをじっと見つめているのに気づく。
「その、首飾りよく似合っているな」
ハッとして胸元を見下ろす。今日は、一番初めにミス・リーンの店で購入したパールグレーのドレスに黒いボレロ。胸元を飾るのは、大粒のピジョン・ブラッドのルビーのペンダント。……これはこの店に来る前に、殿下が付けてくれたものだ。
最初の数回はミス・リーンの店で着換え、化粧や髪型を整えてもらっていたが、最近は殿下が王都に所有している高級アパートメントの部屋で着換え、その部屋付きのメイドが手伝ってくれるようになった。……ますます愛人じみてきているが、この派手なドレス姿で家に帰るわけにいかないから、しょうがない。
「その……いい加減に祖母にバレそうなんですが……」
何しろ、家で夕食を摂らない日が増えているし、高級化粧品で手入れをしてもらっているから、肌の色つやも格段によくなっている。祖母はそういうのに目ざといから、そろそろおかしいと思い始めているに違いない。何より職場の同僚も――。
「……わたしが、殿下と不適切な関係にあるのでは、という、噂もあるみたいで、友人に注意されました。殿下も戦地から戻られて、少し遊びも飽きられたのではありませんか? 事務の引継ぎもだいぶ要領を得てきたし、そろそろ――」
「まさかお前、俺の秘書官をやめたいのか?」
殿下がいつになく低い声で聞いてきて、わたしの背筋がゾクっとした。怖い。
見れば、金色の瞳が何となく不穏な光を湛えている。――忘れていたけど、殿下はずっと戦場で、自ら前線に立っていらっしゃった。要するに武闘派。怒らせたら勝ち目はない。
「いえ、その――」
「だいたい、この仕事をやめて、お前はどうするつもりか? さっき言ったみたいな、祖母の薬代を払ってくれる、気前のいい金持ちと結婚するつもりか?」
「そんな……当てがあるわけじゃありませんが……」
わたしは目を伏せる。確かにこの仕事をやめたら、家計は立ちいかなくなるけれど、こんな愛人まがいの業務をこなして、何かの噂になったら、二度と結婚もできなくなる。――結婚の望みが絶たれた没落令嬢の行く先なんて、娼婦か愛人のどっちかだ。
「俸給も以前より上がっているし、何の文句がある。……今度また、この前の旧ワーズワース邸で催しがあるぞ。それに付き合ってもらわないと困る」
「……まだ間諜ごっこをなさるのですか?」
あの趣味の悪い邸にまた行くのかと思ったら、わたしはついつい、ウンザリして溜息をついてしまった。
オペラの後、いくつかの催しやレストランでの食事に付き合わされている。わたしは殿下の私生活に全く興味がなかったけれど、何度も夕食を共にするとおかしいと思い始める。
殿下は、王宮でご両親である国王夫妻とほとんど過ごしておられない。王家は一般の家庭とは違うと言え、家族の縁が薄過ぎるのではないかしら。
「お宅……というのもヘンですが、王宮にはお戻りにならないのですか?」
わたしの問いに、サーモンのテリーヌを食べていた殿下が、顔を上げる。
「王宮? 俺が?……まあ、確かに家と言えば家だが……」
「王家の方々は、家族でご一緒にお食事とかはなさらないのですか?」
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殿下は白ワインを一口飲んでから、肩を竦める。
「王妃……母上は今、体調がすぐれなくて、離宮に行っていることが多いし、父上と飯を食うと、結婚しろしろと言われて、面倒くさいんだ」
「レコンフィールド公爵令嬢とは、戦争のために正式に婚約してないだけで、昔からの婚約者だと――」
「お前までそんな話を」
殿下はうんざりした表情で、付け合わせの野菜をフォークでぶっ刺し、口に放り込む。
「でも、王族の方にとって、結婚は義務でしょう?……よろしいんですか、こんなところで平民の秘書官とお食事なんかなさって。ゴシップ紙にでも嗅ぎつけられたら、とんだ浮気者だって騒がれますよ? 殿下とご令嬢は幼馴染で相思相愛で、戦争で引き裂かれた純愛だってもっぱらの噂……」
「どこでどうやったらそんな話になるんだか。……ステファニーとは確かに幼馴染だが、相思相愛じゃない。俺は別に好きじゃなかった。戦争で引き裂かれたも何も、戦争に行く時、婚約話を白紙に戻す絶好のチャンスだと思って、結婚はしないと宣言していたんだがな。結婚は義務というが、このご時世に政略結婚なんて、時代遅れもいいところだ」
不愉快そうにグイっとグラスを呷る殿下を見ながら、わたしは首を傾げる。……殿下は三男だから、比較的自由に結婚相手を選べる立場だったはずが、王太子殿下に男児が生まれなくて、このままだと王位継承者がいなくなってしまう。だから殿下と血筋のしっかりした令嬢の結婚を急がせて、何とか後継者を確保したい……というのが王家の思惑らしいのだが。
「そういうご身分に産まれたんですから、王族の義務だと思って諦めたらいかがです?」
わたしが突き放すように言ってワイングラスに手を伸ばすと、殿下は端麗な眉をググっと顰め、わたしを睨んだ。
「……勝手なことを。お前だって、好きでもない男と結婚しろと言われて、はい、わかりました、ってなるか? ならないだろ?」
「それが領地のためなら結婚しますよ。領民を守るのが義務ですから」
あっさり言い切ったわたしに、殿下が目を瞠る。
「代襲相続の勅許が降りていたら、条件の合う相手と結婚するつもりでした。……今となっては無駄な覚悟でしたけど」
もう、領主としての責任は負わなくてもいい。自分の人生のために、よりよい結婚相手を得たいとは思っているけれど。そう言うと、殿下はわたしに尋ねた。
「でも……そのお前にだって、好きな男の一人や二人、いたんじゃないのか? ホラ、土地の幼馴染とか、親戚の男とかさ」
「好きな男……?」
わたしはたぶん、不躾にも露骨に眉を顰めたと思う。特に親戚の男だなんて、思い出したくもない!
「幼馴染なんていません! おばあ様が厳しくて、城の外に出ることもほとんどなくて……弟が寄宿舎に入ってからは、家庭教師の先生くらいしか、話し相手もいないし。周りにいた男なんて、執事か園丁のおじいさんぐらいですよ!……でも、代襲相続の勅許が降りていたら、親戚の――今のリンドホルム伯爵の息子と結婚させるなんて、話もありましたけど。でもおばあ様はあの父子が大嫌いで、断固拒否して、そのおかげで城に居づらくなったんですけどね」
わたしの言葉に、殿下が身を乗り出す。
「そんな話があったのか!……ええっと、今のリンドホルム伯爵の息子ということは、マックスの従兄の息子……ほぼ他人だな……」
「弁護士になるって言って王都で働いていたはずが、女関係で何か仕出かして、故郷に戻っていたんですよ! 年だって十も年上で。そんな男とわたしの結婚をおばあ様が許すはずもなくて。前から疑問なんですが、どうしてあんな男が戦争にもいかずにぶらぶらしていて、立派な人は戦争で死んでしまう! 国の制度がどこかおかしいんじゃないですか?」
いきなり国の政策を批判し始めたわたしに、殿下がワインを吹きそうになる。
「それはだな、要するに戦地に行くものはかなりが志願兵で、つまりは国を守ろうという立派な男だからだ。そして国よりも自分が大事だというどうしょうもない男だけが、国内に残るわけだ。これは人間だけでなく、働きアリが十匹いるとして、うち二匹は働かない怠けアリなんだ。その怠けアリだけを十匹集めると、さすがの怠けアリも働くらしいが、やっぱり働かない超怠けアリが二匹の割合で……」
「アリの話なんて聞いてません!」
殿下はナプキンで口元を拭い、言う。
「……じゃあ、結婚するなら、どんな相手がいいんだ?」
「お金のある人。ついでに、ケチじゃない人。……おばあ様の薬代を渋るような人は困るわ」
「お前、全部、おばあ様だな?」
殿下が呆れたように言い、ワインを呷る。
給仕が皿を下げ、肉料理のメインの皿が供される。仔牛のエスカロープだったので、殿下は給仕を呼び止め、赤ワインを注文する。
……ずいぶん、贅沢な料理にも慣れてきたが、一人だけ豪勢な食事をしている罪悪感はまだ、拭い去れない。
殿下が選んだ赤ワインは、隣国の有名ワイナリーの芳醇なもの。……あまりお酒は得意でないけれど、口当たりがよくてついつい、過ごしてしまう。
「美味しい……」
何気なく呟くと、正面に座る殿下がわたしをじっと見つめているのに気づく。
「その、首飾りよく似合っているな」
ハッとして胸元を見下ろす。今日は、一番初めにミス・リーンの店で購入したパールグレーのドレスに黒いボレロ。胸元を飾るのは、大粒のピジョン・ブラッドのルビーのペンダント。……これはこの店に来る前に、殿下が付けてくれたものだ。
最初の数回はミス・リーンの店で着換え、化粧や髪型を整えてもらっていたが、最近は殿下が王都に所有している高級アパートメントの部屋で着換え、その部屋付きのメイドが手伝ってくれるようになった。……ますます愛人じみてきているが、この派手なドレス姿で家に帰るわけにいかないから、しょうがない。
「その……いい加減に祖母にバレそうなんですが……」
何しろ、家で夕食を摂らない日が増えているし、高級化粧品で手入れをしてもらっているから、肌の色つやも格段によくなっている。祖母はそういうのに目ざといから、そろそろおかしいと思い始めているに違いない。何より職場の同僚も――。
「……わたしが、殿下と不適切な関係にあるのでは、という、噂もあるみたいで、友人に注意されました。殿下も戦地から戻られて、少し遊びも飽きられたのではありませんか? 事務の引継ぎもだいぶ要領を得てきたし、そろそろ――」
「まさかお前、俺の秘書官をやめたいのか?」
殿下がいつになく低い声で聞いてきて、わたしの背筋がゾクっとした。怖い。
見れば、金色の瞳が何となく不穏な光を湛えている。――忘れていたけど、殿下はずっと戦場で、自ら前線に立っていらっしゃった。要するに武闘派。怒らせたら勝ち目はない。
「いえ、その――」
「だいたい、この仕事をやめて、お前はどうするつもりか? さっき言ったみたいな、祖母の薬代を払ってくれる、気前のいい金持ちと結婚するつもりか?」
「そんな……当てがあるわけじゃありませんが……」
わたしは目を伏せる。確かにこの仕事をやめたら、家計は立ちいかなくなるけれど、こんな愛人まがいの業務をこなして、何かの噂になったら、二度と結婚もできなくなる。――結婚の望みが絶たれた没落令嬢の行く先なんて、娼婦か愛人のどっちかだ。
「俸給も以前より上がっているし、何の文句がある。……今度また、この前の旧ワーズワース邸で催しがあるぞ。それに付き合ってもらわないと困る」
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