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第9話 氷の女王
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あのオリエンテーションでクラスメイト全員に笑われたあの日から。
俺は、周りから落ちこぼれ認定を受けていた。
「名門ルビナーツ学園の生徒が1つの魔法しか使えないとか、末席じゃん(笑)」とか。
「唯一使える魔法が親父ギャグ並みにくだらない、ぷぷぷ」とか。
わざわざ俺がいるところで大声で言ってきた。
でも、全部スルー。すべて聞き流し。
そんなことよりも、だ。
この学園はなんだ?
本が多すぎやしないか?
もしかして、世界中の本を集めたのか?
生まれてから試験に行く時まで、鳴海家の敷地から一歩も出たことがなかった俺は、幻想的な図書館に夢中になっていた。
今まで読んできた本は基本姉さんが持ってくるものだけであり、その8割が姉さんの自作の本。
姉さん以外に執筆する人がいるとは知っていたけれど、まさかこんなに著者がいるとは知らなかった……。
落ちこぼれ認定されていた俺は当然友人などできず。
部活にも入る気にはなれなかったので、授業以外の時間はずっと図書館に入り浸っていた。
本が友達。
まさにそれを体現していた。
すでに周囲の好感度は底辺。
なら、いっそのこと周りは気にせず、自分の夢中になれることに全力を尽くすのみ。
吹っ切れた俺が入り浸っているルビナーツ学園の図書館の建物。
以前校門から見えた一番大きな尖塔だった。
外見はそこまで広くは見えなかった。
だが、入って見るとそこは異空間。
異世界だった。
中央のロビーから放射状に延びる廊下と、それに沿って並ぶ背の高い本棚。
屋根があるはずのその建物に天井はない。見上げれば、交差する何本もの橋の先に、空が見えた。
1階の中央には受付カウンターがあったが、司書がそこから動くことなく、借りられていたものであろう、宙に浮くその本を操り、所定の場所へと戻していく。
何階かごとに橋がかけられていたが、それを足を使って渡っている人はいるのだろうか?
ほとんどの人が空を歩き、そして、箒を持たず飛び、自由に階層を行きかっていた。
まさに魔法世界の図書館――――。
初めて来た時には、自分が見てきた世界とは何だったのかと思わせるほど、幻想的だった。
でも、今では随分となれ、気になる本を取り、いつもの席へと向かう。
俺の指定席となっている人気の少ない席。
今日もやはり人はいない。
でも、人気のないわりに、ここからの景色っていいんだよな………。
近くにある窓の外を覗けば、そこに広がっているのは大都市シカゴの街並み。
周辺はルビナーツ学園の敷地で趣を感じさせるものの、遠くにそびえたつビル群はやはり現代。
その景色は現代建築と近代建築が奇跡的に組み合わさったアート。
ここで勉強ができる――――これ以上の幸せにどこにあろうか。
取ってきた本を自分の両脇で山にして、ひたすら読み。
気になったところは自分なりにノートにまとめていく。
魔法こそ天才児の姉さんに個別授業を受けていたが、図書館の本には知らない知識や考察があった。
『色んな術式があるけれど、結局は術者の解釈次第。つまり、魔法の解釈は無限よ――――』
姉さんが光線を放って、なんなく山を切り崩している時にこぼしたその言葉。
さまざな本を出合うほど、ようやくその姉さんの言葉の意味を理解していく。
そうして、本を読み続けていると、気づけば深夜を超えて朝になっていた。
★★★★★★★★
図書館のリピーターとなったある日のこと。
その日は早めに切り上げて寮に戻ろうとしていたのだが。
「ナルミの落ちこぼれ――」
と声を掛けられた時には、周りにやつらがいた。
俺を取り囲むように、先を阻むように、彼が立っていた。
その中央にいたのは茶髪の男。
オリエンテーションで上の席から俺を笑っていたあの男だった。
「…………ランカスターの坊ちゃまが俺に何用で?」
厭味ったらしくそう呼ぶと、緑の瞳で今にも噛みつきそうな睨みをきかす。
コイツの名前はアーサー・J・ランカスター。
魔法界トップ四星の1つ、スティーグ家の傘下にあるランカスター家の息子だ。
四星ではないものの、ランカスター家は四星に次いで力を持つらしい。
最近コイツから、コイツの取り巻きからよく陰口を言われる。
直接ではないものの、声を大にして「なんで落ちこぼれと同じクラスなんだよ?」と取り巻き達と話すのだ。
正直、あの美少女が笑わなければ、ここまで酷くはならなかったのでは、と思う。
後で知ったことだが、俺の隣に座っていた、笑うことがない無表情で有名なあの美少女が、大笑いするくらいおかしい能力を持つものとして、俺は学園の笑いの種となっていた。
ムードメーカーとかいうのではない。バカにされる方の笑いの種。
「お前、いつまでここにいる?」
「え、いちゃあ悪い?」
「……おい、お前ら。コイツみたいな無能はこの学校に通う資格があると思うか?」
と俺に煽りながら、アーサーは取り巻きたちの方をちらりと見る。
それに対して、取り巻きたちは「そんな資格ない」などと好き好きに言っていた。
その答えに、アーサーは満足気に頷く。
「ああ、そうだ。こんなやつがここにいる資格はない。品格が落ちるだけだからな。僕みたいな才能のある人間がいるべきだと思うんだよ」
このムカつくやろうが言ってることはあながち間違いじゃない。ランカスター家のお坊ちゃまとあって、|四星《の子どもたちには劣るものの、通常の魔導士よりも能力がある。ペーパーテストも高得点を取っている。
普通にすればいいやつ。
だが、性格がクソ。最高にクソなのだ。
「お前は残念ながら、才能のかけらもない」
「そうだな」
俺には“スベル”という魔法しかない。
姉さんと違って、多種多様な魔法は使えない。
魔導士としては凡人以下。
でも、そんな俺に――――。
「―――魔法をかける気分はどうですかっ!」
魔流に集中し、手で魔力を集め、彼らの足元をに光を放つ。
「スベル」は視野に入っているものに全てに掛けることが可能なので、触れることなくとも仕掛けることができた。
彼らは足元が滑るのか、小鹿のように足をプルプルさせながら。
「こんのっ……っ、ポンコツめ……」
中腰のままで睨むランカスターの坊ちゃまの姿。
それは滑稽。酒が飲めるのなら、これだけで何倍でもいけるぐらいの面白さ。
でも、笑えばさらに彼を煽ることになる。その先のことを考えれば、非常に面倒だ。
「アハハ!!」
必死に我慢していた俺。
その笑い声はもちろん、俺ではない。
背後からトラウマレベルで聞き覚えのある、あの可愛らしい笑い声が聞こえた。
振り向けばいたのは、空色髪のあの美少女。
彼女は生まれたての小鹿の姿のアーサーたちを見て、手で隠せないくらい口を開けて大笑いしていた。
「くっ、貴様。バカにしよって」
いや、俺を睨まれても……笑っている人間はあなたの後ろにいるんですけど。
かなりバカにしている人がいるんですけど。
アーサーたちは「覚えていろよ」ととか言って産まれたて小鹿のように、足を滑らせながら、どこかに消えていった。
「そこのお嬢さん、そんなに笑わなくてもよくありません?」
「だって………あなたの魔法が本当におかしくって………うふふっ……」
えー、そんなに俺の魔法が面白い?
…………うーん、本当に殴ってあげましょうか?
女の子を戦闘以外で殴るのは、姉さんの教えに反する。
俺は片手に作った握りこぶしをぐっと抑え隠した。
「うふふ………うふふっ………」
笑いの種であったアーサーがいなくなった後も笑い続ける美少女。
彼女は四星の一柱セイバー家の令嬢、ミルドレッド・R・セイバー。
成績が優秀であることはもちろん、魔法技術は学園トップクラスであり。
俺が筆記試験中に爆発音を響かせた張本人。
非の打ち所がないその美少女についたあだ名————それは「氷の女王」
普段の彼女は今のように笑うことはない。ほぼない。
ある人によると、猫とじゃれ合っているときは乙女のように笑みを見せるらしいのだが、猫がいないこの学園では彼女の笑顔を見せたことがないらしい。
また、セイバー家のご令嬢ということもあって、彼女から声を掛けない限り、恐れ多くて誰も話しかけないのだ。
彼女が友人と笑う――――そんな様子は誰も見たことがないだろう。
こんなかわいい人が笑う姿を見れるのは幸せなこと。
カメラに収めておきたいほど可愛らしいが、笑っている理由が「俺の唯一使える魔法がおかしい」というので俺はあまり好いていない。
むしろ恨みたくなる。
呆れた目でミルドレッドを見ていると、落ち着いてきていた彼女はふぅと息をつき、いつもの人形のような無表情に戻っていた。
そして、俺の方にキレイな紺の瞳を向けてきた。
「………………」
「………………」
彼女がそれ以上口を開くことはなく。
俺の方も話すこともないので、その場から立ち去ろうとした。
だが、「…………ちょっと待って」と背後から消え入りそうな声に引き留められる。
振り返れば、氷の女王様が無垢な瞳を向けて、俺の裾を引っ張っていた。
「時間があればで構いません………今から私と一緒にお茶をしませんか……?」
「―――――――へ?」
俺は、周りから落ちこぼれ認定を受けていた。
「名門ルビナーツ学園の生徒が1つの魔法しか使えないとか、末席じゃん(笑)」とか。
「唯一使える魔法が親父ギャグ並みにくだらない、ぷぷぷ」とか。
わざわざ俺がいるところで大声で言ってきた。
でも、全部スルー。すべて聞き流し。
そんなことよりも、だ。
この学園はなんだ?
本が多すぎやしないか?
もしかして、世界中の本を集めたのか?
生まれてから試験に行く時まで、鳴海家の敷地から一歩も出たことがなかった俺は、幻想的な図書館に夢中になっていた。
今まで読んできた本は基本姉さんが持ってくるものだけであり、その8割が姉さんの自作の本。
姉さん以外に執筆する人がいるとは知っていたけれど、まさかこんなに著者がいるとは知らなかった……。
落ちこぼれ認定されていた俺は当然友人などできず。
部活にも入る気にはなれなかったので、授業以外の時間はずっと図書館に入り浸っていた。
本が友達。
まさにそれを体現していた。
すでに周囲の好感度は底辺。
なら、いっそのこと周りは気にせず、自分の夢中になれることに全力を尽くすのみ。
吹っ切れた俺が入り浸っているルビナーツ学園の図書館の建物。
以前校門から見えた一番大きな尖塔だった。
外見はそこまで広くは見えなかった。
だが、入って見るとそこは異空間。
異世界だった。
中央のロビーから放射状に延びる廊下と、それに沿って並ぶ背の高い本棚。
屋根があるはずのその建物に天井はない。見上げれば、交差する何本もの橋の先に、空が見えた。
1階の中央には受付カウンターがあったが、司書がそこから動くことなく、借りられていたものであろう、宙に浮くその本を操り、所定の場所へと戻していく。
何階かごとに橋がかけられていたが、それを足を使って渡っている人はいるのだろうか?
ほとんどの人が空を歩き、そして、箒を持たず飛び、自由に階層を行きかっていた。
まさに魔法世界の図書館――――。
初めて来た時には、自分が見てきた世界とは何だったのかと思わせるほど、幻想的だった。
でも、今では随分となれ、気になる本を取り、いつもの席へと向かう。
俺の指定席となっている人気の少ない席。
今日もやはり人はいない。
でも、人気のないわりに、ここからの景色っていいんだよな………。
近くにある窓の外を覗けば、そこに広がっているのは大都市シカゴの街並み。
周辺はルビナーツ学園の敷地で趣を感じさせるものの、遠くにそびえたつビル群はやはり現代。
その景色は現代建築と近代建築が奇跡的に組み合わさったアート。
ここで勉強ができる――――これ以上の幸せにどこにあろうか。
取ってきた本を自分の両脇で山にして、ひたすら読み。
気になったところは自分なりにノートにまとめていく。
魔法こそ天才児の姉さんに個別授業を受けていたが、図書館の本には知らない知識や考察があった。
『色んな術式があるけれど、結局は術者の解釈次第。つまり、魔法の解釈は無限よ――――』
姉さんが光線を放って、なんなく山を切り崩している時にこぼしたその言葉。
さまざな本を出合うほど、ようやくその姉さんの言葉の意味を理解していく。
そうして、本を読み続けていると、気づけば深夜を超えて朝になっていた。
★★★★★★★★
図書館のリピーターとなったある日のこと。
その日は早めに切り上げて寮に戻ろうとしていたのだが。
「ナルミの落ちこぼれ――」
と声を掛けられた時には、周りにやつらがいた。
俺を取り囲むように、先を阻むように、彼が立っていた。
その中央にいたのは茶髪の男。
オリエンテーションで上の席から俺を笑っていたあの男だった。
「…………ランカスターの坊ちゃまが俺に何用で?」
厭味ったらしくそう呼ぶと、緑の瞳で今にも噛みつきそうな睨みをきかす。
コイツの名前はアーサー・J・ランカスター。
魔法界トップ四星の1つ、スティーグ家の傘下にあるランカスター家の息子だ。
四星ではないものの、ランカスター家は四星に次いで力を持つらしい。
最近コイツから、コイツの取り巻きからよく陰口を言われる。
直接ではないものの、声を大にして「なんで落ちこぼれと同じクラスなんだよ?」と取り巻き達と話すのだ。
正直、あの美少女が笑わなければ、ここまで酷くはならなかったのでは、と思う。
後で知ったことだが、俺の隣に座っていた、笑うことがない無表情で有名なあの美少女が、大笑いするくらいおかしい能力を持つものとして、俺は学園の笑いの種となっていた。
ムードメーカーとかいうのではない。バカにされる方の笑いの種。
「お前、いつまでここにいる?」
「え、いちゃあ悪い?」
「……おい、お前ら。コイツみたいな無能はこの学校に通う資格があると思うか?」
と俺に煽りながら、アーサーは取り巻きたちの方をちらりと見る。
それに対して、取り巻きたちは「そんな資格ない」などと好き好きに言っていた。
その答えに、アーサーは満足気に頷く。
「ああ、そうだ。こんなやつがここにいる資格はない。品格が落ちるだけだからな。僕みたいな才能のある人間がいるべきだと思うんだよ」
このムカつくやろうが言ってることはあながち間違いじゃない。ランカスター家のお坊ちゃまとあって、|四星《の子どもたちには劣るものの、通常の魔導士よりも能力がある。ペーパーテストも高得点を取っている。
普通にすればいいやつ。
だが、性格がクソ。最高にクソなのだ。
「お前は残念ながら、才能のかけらもない」
「そうだな」
俺には“スベル”という魔法しかない。
姉さんと違って、多種多様な魔法は使えない。
魔導士としては凡人以下。
でも、そんな俺に――――。
「―――魔法をかける気分はどうですかっ!」
魔流に集中し、手で魔力を集め、彼らの足元をに光を放つ。
「スベル」は視野に入っているものに全てに掛けることが可能なので、触れることなくとも仕掛けることができた。
彼らは足元が滑るのか、小鹿のように足をプルプルさせながら。
「こんのっ……っ、ポンコツめ……」
中腰のままで睨むランカスターの坊ちゃまの姿。
それは滑稽。酒が飲めるのなら、これだけで何倍でもいけるぐらいの面白さ。
でも、笑えばさらに彼を煽ることになる。その先のことを考えれば、非常に面倒だ。
「アハハ!!」
必死に我慢していた俺。
その笑い声はもちろん、俺ではない。
背後からトラウマレベルで聞き覚えのある、あの可愛らしい笑い声が聞こえた。
振り向けばいたのは、空色髪のあの美少女。
彼女は生まれたての小鹿の姿のアーサーたちを見て、手で隠せないくらい口を開けて大笑いしていた。
「くっ、貴様。バカにしよって」
いや、俺を睨まれても……笑っている人間はあなたの後ろにいるんですけど。
かなりバカにしている人がいるんですけど。
アーサーたちは「覚えていろよ」ととか言って産まれたて小鹿のように、足を滑らせながら、どこかに消えていった。
「そこのお嬢さん、そんなに笑わなくてもよくありません?」
「だって………あなたの魔法が本当におかしくって………うふふっ……」
えー、そんなに俺の魔法が面白い?
…………うーん、本当に殴ってあげましょうか?
女の子を戦闘以外で殴るのは、姉さんの教えに反する。
俺は片手に作った握りこぶしをぐっと抑え隠した。
「うふふ………うふふっ………」
笑いの種であったアーサーがいなくなった後も笑い続ける美少女。
彼女は四星の一柱セイバー家の令嬢、ミルドレッド・R・セイバー。
成績が優秀であることはもちろん、魔法技術は学園トップクラスであり。
俺が筆記試験中に爆発音を響かせた張本人。
非の打ち所がないその美少女についたあだ名————それは「氷の女王」
普段の彼女は今のように笑うことはない。ほぼない。
ある人によると、猫とじゃれ合っているときは乙女のように笑みを見せるらしいのだが、猫がいないこの学園では彼女の笑顔を見せたことがないらしい。
また、セイバー家のご令嬢ということもあって、彼女から声を掛けない限り、恐れ多くて誰も話しかけないのだ。
彼女が友人と笑う――――そんな様子は誰も見たことがないだろう。
こんなかわいい人が笑う姿を見れるのは幸せなこと。
カメラに収めておきたいほど可愛らしいが、笑っている理由が「俺の唯一使える魔法がおかしい」というので俺はあまり好いていない。
むしろ恨みたくなる。
呆れた目でミルドレッドを見ていると、落ち着いてきていた彼女はふぅと息をつき、いつもの人形のような無表情に戻っていた。
そして、俺の方にキレイな紺の瞳を向けてきた。
「………………」
「………………」
彼女がそれ以上口を開くことはなく。
俺の方も話すこともないので、その場から立ち去ろうとした。
だが、「…………ちょっと待って」と背後から消え入りそうな声に引き留められる。
振り返れば、氷の女王様が無垢な瞳を向けて、俺の裾を引っ張っていた。
「時間があればで構いません………今から私と一緒にお茶をしませんか……?」
「―――――――へ?」
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