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第3章
第60話 これからもよろしく
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幹部を倒して2週間後。
七星祭に向けての学年代表トーナメントが行われ、俺たちは無事に学年優勝した。
案の定、生徒会長の手下と思われる人たちがいた。
だけど、生徒会長の子分っぽい人たちをボッコボコにしましたね、はい。
まぁ、学年優勝したってことはつまり七星祭には参加するのだが、補講よりは断然いいだろう。
そして、今日はそのお祝いとリナのお姉さんの退院祝いにパーティをすることになっていた。
俺、メミ、リコリス、アスカ、ラクリアは校門前に集合。
各自料理やお菓子を持っており、俺も街で買った詰め合わせのクッキーを持っていた。
「じゃあ、行くか」
集合した俺たちは、リナの家に向かう。
あれから、リナは寮暮らしからお姉さんとの2人暮らしをしていた。
2人が暮らしている家は学園から20分ほど離れた街の外れにある。
幸い天気がよく、俺たちは徒歩で向かうことにした。
途中、道に迷うというハプニングがあったが、無事に到着。
遅れてしまったが、リナたちなら許してくれるだろう。
「リナの家はここか」
「Oh……立派な家だYO」
着いた家は2人暮らしにしては立派な一軒家。
表から見える庭も広く、最近植えられたであろう花々が綺麗に咲いていた。
玄関に向かいドアをノック。
すると、一時してドアが開き、リナが出てきた。
「いらっしゃい。お前たち、随分遅かったな」
「ああ、ちょっと道に迷ってな」
「そうか。料理はもうすぐできるから、入ってくれ」
入ると、キッチンにはリナのお姉さん――セスさんがご飯の準備をしていた。
俺たちに気づいたセスさんは、すぐにこちらにやってきた。
「こんにちは、ネルくん。先日は本当にありがとうございました」
「いえ、こちらこそ、今日はお招きいただきありがとうございます」
「それは全然。ぜひゆっくりしていってね」
「はい」
「それでそちらの方は……」
セスさんはメミたちの方に視線を移す。
そっか。
なんだかんだこの3人はセスさんに会っていなかったんもんな。
すると、メミは丁寧に頭を下げた。
「お邪魔します。ネルの妹のメミです。よろしくお願いします」
「ラクリアだYO! よろしくYO!」
「アスカよ。よろしく、リナの姉さん」
「メミさんに、ラクリアさんに、アスカさんね。私のことはぜひセスって呼んでください」
「分かったわ! セス!」
そうして、セスさんに挨拶を終えると、俺たちも食事の準備を手伝い始めた。
今日は天気がいいため、外で食べることになり、俺たちはお皿や持参した料理を持って、裏口から外に出た。
庭には椅子と机がすでに用意されており、俺たちはそれぞれ机にランチョンマットを置いたり、食器を準備したりした。
机には、メミが持ってきたアップルパイやセスさんが作ったチキン、サラダなど多くの料理が並べられた。
そして、準備ができると、俺たちは席についた。
「じゃあ、いただきましょうか」
「ネルくーん、乾杯の挨拶はいいのかーい?」
ラクリアがそう言うと、みんなの視線が俺に集まる。
これは……俺がした方がいいみたいだな。
「まずはセスさん退院おめでとございます。元気になられて――」
「えー、ネルくん。なんか堅いYO」
「ん? そうか?」
「お偉いさんみたいに、お堅い挨拶だわ」
「アスカの言う通りだYO。勢いで言った方がいいYO」
うーん。ラクリアがそう言うのなら、じゃあ――――。
「セスさん退院おめでとー! あーんど……学年優勝おめでとー! かんぱーい!」
「「「かんぱーい!」」」
それぞれのグラスがぶつかり、カランという音が響く。
そして、そこからの俺たちはしゃべりながら、好き好きに食べた。
食べて、話して、笑って――――楽しかった。
気づけば、用意していた料理全てがなくなっていた。
その後はもちろん遊んだ。
カードゲームをしたり、魔法バトルをしたり、大喜利をしたり。
そして、今は咲き誇るコスモスの近くに敷いたシートの上で、アスカとリコリス、メミ、リナはボードゲームをしている。
ラクリアとセスさんは意外な組み合わせだが、話が合うのか楽しそうにおしゃべりをしていた。
そんな様子を眺めながら、俺は庭の隅にあった木の下で休んでいた。
すると、ゲームに負けたのかリナがこちらにやってきた。
「負けたのか」
「ああ、負けてしまった……どうも私にはボードゲームというものは苦手だ」
「へぇ、意外だな」
「あんまり触れる機会がなかったんだ」
「仕事ばっかりだったもんな……そういや、そのASETはどうするんだ? 続けるのか?」
もし続けるとしたら、リナは学校をやめるんだろうな。
しかし、リナは横に首を振った。
「一時休職だ。学園を卒業するまでは仕事はしないつもりだ」
「じゃあ、セスさんは?」
「1ヶ月後に再開する予定だ」
「そっか……セスさん、あんなことがあっても仕事を続けるんだな」
「ああ。私としては他の、安全な仕事もいいんじゃないのかと思ったんだがな……姉さんはあの仕事以外考えられないのの一点張りで……」
「あはは」
「でも、私も姉さんが望むのなら、それでいっかと思ったんだ」
そう話すリナは、優しく微笑んでいた。
……今まで冷たい人間とか、仕事人間だとか思っていたが、コイツは普通にお姉さん思いの妹じゃないか。
「お前、本当に変わったよな。別人みたいだな」
そう言うと、リナは苦笑い。
少し照れくさそうにもしていた。
「この前もネルにそんなことを言われた気がするな」
「ああ、確かに言った気がするが……でも、あの時とはだいぶ違うぞ」
「そうか?」
「ああ」
今はなんかこう……。
「全部の肩の荷が下りた感じがするな。心配事が全部消えたって感じだ」
「まぁ、心配事は無くなったな」
そう言って、リナは空を仰ぐ。
彼女の青の瞳は冷ややかなものではなく、とても柔らかく温かい優しいものになっていた。
「ネル、本当にありがとう。お前がいなかったら、姉さんを助けられなかった」
「お礼はもういいって言っただろ」
「礼なんてしてもしつくせない」
「うーん、そんなことを言われてもな」
ずっと感謝されるのも居心地悪いんだよな……。
「じゃあ、七星祭で頑張ってくれ」
「え? 七星祭か?」
「ああ、お前はラクリアとは違う戦闘スタイルだが、強いのは間違いない。今回のトーナメントだってかなり助かった。次の七星祭でも期待してるぞ」
すると、リナの頬は赤く染まる。
彼女は視線を逸らして、頬をぽりぽりとかいていた。
「……私はネルの役に立ったのか?」
「ああ、めちゃくちゃ助かった。いなかったら、マジ死んでた」
主にリコリスが。
「そうか、私は役に立ったか……」
「ああ、だから、チームメイトとして、これからもよろしくな」
俺はリナに右手を差し出す。
思えば、彼女とちゃんと握手を交わしたことがなかった。
男の姿の時はあったけど、あれはノーカウント。
それに、リナとの出会いは最低で、女の姿になってからもあまりいい仲とは言えなかった。
でも、これからはリナと仲良くしていきたい。
たぶん、コイツはいいやつだと思うから。
「ああ、よろしく頼む」
リナは俺の右手を取り、ぎゅっと握る。
その瞬間、風がサッと吹く。
俺の髪を揺らし、リナの水色の髪を揺らす。
近くで咲いていたコスモスの花も揺らし、空に花弁が舞った。
彼女はクシャっとした一番の笑みを浮かべていた。
とても綺麗だった。
★★★★★★★★
これで第3章終了です。
次回から、第4章七星祭編です。
よろしくお願いします。
七星祭に向けての学年代表トーナメントが行われ、俺たちは無事に学年優勝した。
案の定、生徒会長の手下と思われる人たちがいた。
だけど、生徒会長の子分っぽい人たちをボッコボコにしましたね、はい。
まぁ、学年優勝したってことはつまり七星祭には参加するのだが、補講よりは断然いいだろう。
そして、今日はそのお祝いとリナのお姉さんの退院祝いにパーティをすることになっていた。
俺、メミ、リコリス、アスカ、ラクリアは校門前に集合。
各自料理やお菓子を持っており、俺も街で買った詰め合わせのクッキーを持っていた。
「じゃあ、行くか」
集合した俺たちは、リナの家に向かう。
あれから、リナは寮暮らしからお姉さんとの2人暮らしをしていた。
2人が暮らしている家は学園から20分ほど離れた街の外れにある。
幸い天気がよく、俺たちは徒歩で向かうことにした。
途中、道に迷うというハプニングがあったが、無事に到着。
遅れてしまったが、リナたちなら許してくれるだろう。
「リナの家はここか」
「Oh……立派な家だYO」
着いた家は2人暮らしにしては立派な一軒家。
表から見える庭も広く、最近植えられたであろう花々が綺麗に咲いていた。
玄関に向かいドアをノック。
すると、一時してドアが開き、リナが出てきた。
「いらっしゃい。お前たち、随分遅かったな」
「ああ、ちょっと道に迷ってな」
「そうか。料理はもうすぐできるから、入ってくれ」
入ると、キッチンにはリナのお姉さん――セスさんがご飯の準備をしていた。
俺たちに気づいたセスさんは、すぐにこちらにやってきた。
「こんにちは、ネルくん。先日は本当にありがとうございました」
「いえ、こちらこそ、今日はお招きいただきありがとうございます」
「それは全然。ぜひゆっくりしていってね」
「はい」
「それでそちらの方は……」
セスさんはメミたちの方に視線を移す。
そっか。
なんだかんだこの3人はセスさんに会っていなかったんもんな。
すると、メミは丁寧に頭を下げた。
「お邪魔します。ネルの妹のメミです。よろしくお願いします」
「ラクリアだYO! よろしくYO!」
「アスカよ。よろしく、リナの姉さん」
「メミさんに、ラクリアさんに、アスカさんね。私のことはぜひセスって呼んでください」
「分かったわ! セス!」
そうして、セスさんに挨拶を終えると、俺たちも食事の準備を手伝い始めた。
今日は天気がいいため、外で食べることになり、俺たちはお皿や持参した料理を持って、裏口から外に出た。
庭には椅子と机がすでに用意されており、俺たちはそれぞれ机にランチョンマットを置いたり、食器を準備したりした。
机には、メミが持ってきたアップルパイやセスさんが作ったチキン、サラダなど多くの料理が並べられた。
そして、準備ができると、俺たちは席についた。
「じゃあ、いただきましょうか」
「ネルくーん、乾杯の挨拶はいいのかーい?」
ラクリアがそう言うと、みんなの視線が俺に集まる。
これは……俺がした方がいいみたいだな。
「まずはセスさん退院おめでとございます。元気になられて――」
「えー、ネルくん。なんか堅いYO」
「ん? そうか?」
「お偉いさんみたいに、お堅い挨拶だわ」
「アスカの言う通りだYO。勢いで言った方がいいYO」
うーん。ラクリアがそう言うのなら、じゃあ――――。
「セスさん退院おめでとー! あーんど……学年優勝おめでとー! かんぱーい!」
「「「かんぱーい!」」」
それぞれのグラスがぶつかり、カランという音が響く。
そして、そこからの俺たちはしゃべりながら、好き好きに食べた。
食べて、話して、笑って――――楽しかった。
気づけば、用意していた料理全てがなくなっていた。
その後はもちろん遊んだ。
カードゲームをしたり、魔法バトルをしたり、大喜利をしたり。
そして、今は咲き誇るコスモスの近くに敷いたシートの上で、アスカとリコリス、メミ、リナはボードゲームをしている。
ラクリアとセスさんは意外な組み合わせだが、話が合うのか楽しそうにおしゃべりをしていた。
そんな様子を眺めながら、俺は庭の隅にあった木の下で休んでいた。
すると、ゲームに負けたのかリナがこちらにやってきた。
「負けたのか」
「ああ、負けてしまった……どうも私にはボードゲームというものは苦手だ」
「へぇ、意外だな」
「あんまり触れる機会がなかったんだ」
「仕事ばっかりだったもんな……そういや、そのASETはどうするんだ? 続けるのか?」
もし続けるとしたら、リナは学校をやめるんだろうな。
しかし、リナは横に首を振った。
「一時休職だ。学園を卒業するまでは仕事はしないつもりだ」
「じゃあ、セスさんは?」
「1ヶ月後に再開する予定だ」
「そっか……セスさん、あんなことがあっても仕事を続けるんだな」
「ああ。私としては他の、安全な仕事もいいんじゃないのかと思ったんだがな……姉さんはあの仕事以外考えられないのの一点張りで……」
「あはは」
「でも、私も姉さんが望むのなら、それでいっかと思ったんだ」
そう話すリナは、優しく微笑んでいた。
……今まで冷たい人間とか、仕事人間だとか思っていたが、コイツは普通にお姉さん思いの妹じゃないか。
「お前、本当に変わったよな。別人みたいだな」
そう言うと、リナは苦笑い。
少し照れくさそうにもしていた。
「この前もネルにそんなことを言われた気がするな」
「ああ、確かに言った気がするが……でも、あの時とはだいぶ違うぞ」
「そうか?」
「ああ」
今はなんかこう……。
「全部の肩の荷が下りた感じがするな。心配事が全部消えたって感じだ」
「まぁ、心配事は無くなったな」
そう言って、リナは空を仰ぐ。
彼女の青の瞳は冷ややかなものではなく、とても柔らかく温かい優しいものになっていた。
「ネル、本当にありがとう。お前がいなかったら、姉さんを助けられなかった」
「お礼はもういいって言っただろ」
「礼なんてしてもしつくせない」
「うーん、そんなことを言われてもな」
ずっと感謝されるのも居心地悪いんだよな……。
「じゃあ、七星祭で頑張ってくれ」
「え? 七星祭か?」
「ああ、お前はラクリアとは違う戦闘スタイルだが、強いのは間違いない。今回のトーナメントだってかなり助かった。次の七星祭でも期待してるぞ」
すると、リナの頬は赤く染まる。
彼女は視線を逸らして、頬をぽりぽりとかいていた。
「……私はネルの役に立ったのか?」
「ああ、めちゃくちゃ助かった。いなかったら、マジ死んでた」
主にリコリスが。
「そうか、私は役に立ったか……」
「ああ、だから、チームメイトとして、これからもよろしくな」
俺はリナに右手を差し出す。
思えば、彼女とちゃんと握手を交わしたことがなかった。
男の姿の時はあったけど、あれはノーカウント。
それに、リナとの出会いは最低で、女の姿になってからもあまりいい仲とは言えなかった。
でも、これからはリナと仲良くしていきたい。
たぶん、コイツはいいやつだと思うから。
「ああ、よろしく頼む」
リナは俺の右手を取り、ぎゅっと握る。
その瞬間、風がサッと吹く。
俺の髪を揺らし、リナの水色の髪を揺らす。
近くで咲いていたコスモスの花も揺らし、空に花弁が舞った。
彼女はクシャっとした一番の笑みを浮かべていた。
とても綺麗だった。
★★★★★★★★
これで第3章終了です。
次回から、第4章七星祭編です。
よろしくお願いします。
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重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
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*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
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