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『強制連行』と言うより『完全犯罪』
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亨也達、三人は秘書の案内のもと、学校内を見て回っていた
「そう言えば、何故、亨也はSA に入れたんだ?人間は入れないんじゃないのか?」
「え?どういう事ですか?」
「簡単に言うと、SA って言うのは、バンパイアしか入れないんだ。それなのに、亨也がそのSAに入れたとすると、変じゃないのか?」
この教師、鋭いねぇ…面白い…
「確かに…。」
(作者が何か考えてる…怖い…。)
「ああ、それは理事長が無理矢理、連れてきたんですよ。」
「「は?」」
…今、言うの!?此処、不気味な実験室だよね!?
「亨也様が中学3年生の時…。」
「齊藤 (さいとう)。」
「何でしょう、理事長。」
今まで、書類をずっと見ていた理事長が急に話しかけた
「お前、神崎 亨也を覚えているか?」
「勿論ですよ。あんなかわいい人、忘れる訳がありません。」
(今も、彼が何処で何をしているのか、把握しているんですから。)
怖…え、以前からストーカーだったの!?
「来年、入学させる。」
「…は?え、亨也様の願書は貰っていませんが…。」
「ああ、強制入学だ。」
「畏まりました。」
良いのかそんなの…
その後…
「全ての手配が完了しました。」
「ああ、『ループ』を用意しろ。連れて来る。」
「畏まりました。」
「それと、SA の奴らに知らせとけ。」
「畏まりました。」
「と、いうことで亨也様がこの学園に来られたのです。」
「いや、『完全犯罪』じゃん!!どうしたら、『強制入学』で『畏まりました。』ってなんだよ!!」
「それ以前に、何で理事長やお前が、亨也を知っているんだ?」
「ああ、亨也様、小学生から中学1年生までは、電車通学でしたよね?」
「え、そうだが…何故?」
(それに、何で異世界人の理事長達が知っているんだ?)
異世界人が此方に来るのは簡単だよ!仕事って言えば、行かせてくれるし…
(マジか…。)
「その時に、一目惚れしました。」
(その後、亨也様の家を特定し、盗聴機まで付けたんですけど…。)
完全なる、ストーカーだな
「は?じゃあ、何で、名前を知っているんだ?」
「小学生の胸元に付いている、名札ですよ。」
(ああ、こんな奴がいるから、今時の小学生には、名札がないのか…。)
亨也が1人で納得していると、廊下から声がした
『下校時間は、とっくに過ぎている。其処にいるのは、誰だ!』
「たっく、風紀の奴ら仕事してくれるのは良いが、口が悪いな。ちょっくら、脅すか。」
(お前が言えたことではないがな。って、『脅す』!?)
ガチャッ
「俺だ。貴様ら最近、口が悪いって評判だぞ。」
『サエタル先生ですか。誰ですか、そんな噂をしたのは。』
「殺す気かよ。」
『いえ、ところで、後ろにいる可愛らしい子は誰ですか?』
『生徒のようではないみてぇだな。』
『…俺の…記憶にも…ない…。』
「ん?」
其処には、ハラハラとした顔で、此方を見ている亨也がいた
「何で出てんだよ…たくっ、新入生だ。」
『へぇ…。』
コツ、コツ…
(え?何か来る…。)
『こんにちは。怖がらせて、すみません。私は、風紀局のハレン リミテットと申します。そして此方が…『エリア ラント、よろしく。』また、此方が…『アミア サイルト…よろ…しく…。』二人共、人の声に被せないでください。』
「えっと…よろしくお願いいたします。」
「風紀局が他の種族と仲良くするのは、珍しいですね。」
「チッ。秘書もいるのか。」
「当たり前でしょう。『SA のお嬢』なのですから。」
「「「はぁ!?」」」
「『SA のお嬢』って、嘘だろ…。」
「…結構…前に…その…名前…自体…なくなっ…た…。」
「それ以前に、新入生で、急にSA だなんて…。」
「理事長が決めたので、異論は出来ませんよ。」
「マジか…。」
「あの理事長が言うのなら、仕方がありませんね。」
「…うん…。」
理事長、やっぱり最強なんだね…たぶん…
「亨也、次は教室らへんだが、行くか?」
「はい。」
「では、私達はこれで…。」
「待て、私達も同行しましょう。亨也さんに何かあっては、大変ですから。」
「いや、俺らがいるから、お前らは要らねぇ。」
「近い年の方が話しやすいだろ。」
「年上の方が、信頼されやすいんだ。」
何故か喧嘩を始めている四人を放っておいて、亨也と秘書は先に教室まで行った
「そう言えば、何故、亨也はSA に入れたんだ?人間は入れないんじゃないのか?」
「え?どういう事ですか?」
「簡単に言うと、SA って言うのは、バンパイアしか入れないんだ。それなのに、亨也がそのSAに入れたとすると、変じゃないのか?」
この教師、鋭いねぇ…面白い…
「確かに…。」
(作者が何か考えてる…怖い…。)
「ああ、それは理事長が無理矢理、連れてきたんですよ。」
「「は?」」
…今、言うの!?此処、不気味な実験室だよね!?
「亨也様が中学3年生の時…。」
「齊藤 (さいとう)。」
「何でしょう、理事長。」
今まで、書類をずっと見ていた理事長が急に話しかけた
「お前、神崎 亨也を覚えているか?」
「勿論ですよ。あんなかわいい人、忘れる訳がありません。」
(今も、彼が何処で何をしているのか、把握しているんですから。)
怖…え、以前からストーカーだったの!?
「来年、入学させる。」
「…は?え、亨也様の願書は貰っていませんが…。」
「ああ、強制入学だ。」
「畏まりました。」
良いのかそんなの…
その後…
「全ての手配が完了しました。」
「ああ、『ループ』を用意しろ。連れて来る。」
「畏まりました。」
「それと、SA の奴らに知らせとけ。」
「畏まりました。」
「と、いうことで亨也様がこの学園に来られたのです。」
「いや、『完全犯罪』じゃん!!どうしたら、『強制入学』で『畏まりました。』ってなんだよ!!」
「それ以前に、何で理事長やお前が、亨也を知っているんだ?」
「ああ、亨也様、小学生から中学1年生までは、電車通学でしたよね?」
「え、そうだが…何故?」
(それに、何で異世界人の理事長達が知っているんだ?)
異世界人が此方に来るのは簡単だよ!仕事って言えば、行かせてくれるし…
(マジか…。)
「その時に、一目惚れしました。」
(その後、亨也様の家を特定し、盗聴機まで付けたんですけど…。)
完全なる、ストーカーだな
「は?じゃあ、何で、名前を知っているんだ?」
「小学生の胸元に付いている、名札ですよ。」
(ああ、こんな奴がいるから、今時の小学生には、名札がないのか…。)
亨也が1人で納得していると、廊下から声がした
『下校時間は、とっくに過ぎている。其処にいるのは、誰だ!』
「たっく、風紀の奴ら仕事してくれるのは良いが、口が悪いな。ちょっくら、脅すか。」
(お前が言えたことではないがな。って、『脅す』!?)
ガチャッ
「俺だ。貴様ら最近、口が悪いって評判だぞ。」
『サエタル先生ですか。誰ですか、そんな噂をしたのは。』
「殺す気かよ。」
『いえ、ところで、後ろにいる可愛らしい子は誰ですか?』
『生徒のようではないみてぇだな。』
『…俺の…記憶にも…ない…。』
「ん?」
其処には、ハラハラとした顔で、此方を見ている亨也がいた
「何で出てんだよ…たくっ、新入生だ。」
『へぇ…。』
コツ、コツ…
(え?何か来る…。)
『こんにちは。怖がらせて、すみません。私は、風紀局のハレン リミテットと申します。そして此方が…『エリア ラント、よろしく。』また、此方が…『アミア サイルト…よろ…しく…。』二人共、人の声に被せないでください。』
「えっと…よろしくお願いいたします。」
「風紀局が他の種族と仲良くするのは、珍しいですね。」
「チッ。秘書もいるのか。」
「当たり前でしょう。『SA のお嬢』なのですから。」
「「「はぁ!?」」」
「『SA のお嬢』って、嘘だろ…。」
「…結構…前に…その…名前…自体…なくなっ…た…。」
「それ以前に、新入生で、急にSA だなんて…。」
「理事長が決めたので、異論は出来ませんよ。」
「マジか…。」
「あの理事長が言うのなら、仕方がありませんね。」
「…うん…。」
理事長、やっぱり最強なんだね…たぶん…
「亨也、次は教室らへんだが、行くか?」
「はい。」
「では、私達はこれで…。」
「待て、私達も同行しましょう。亨也さんに何かあっては、大変ですから。」
「いや、俺らがいるから、お前らは要らねぇ。」
「近い年の方が話しやすいだろ。」
「年上の方が、信頼されやすいんだ。」
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