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忘れてた…死ぬ!
しおりを挟む「ちょっと、お兄さん、何してんのかなぁ?」
「俺らの前で、いい度胸だなぁ?」
「今すぐ、廊下に出ろ。」
松島 (ヤベェ…マジかよ。何で、三人とも起きてんだよ。)
「チッ。分かった。出ればいいんだろ。」
ガチャ
二人(天宮と松島)が廊下に行った後
藤咲 「お嬢、どうしました?何かされましたか?」
(蓮、覚えてろよ…。)
神崎 「うんん。何でもないよ。」 グスンッ
五十嵐 「お茶でも飲むか?」
神崎 コクンッ
神崎 ・ 五十嵐 ((可愛すぎ…。))
その頃、廊下では…
天宮 「何故、泣かせた。」
松島 「あれに、気づかないのか?結構、無理をしてたぞ、お嬢。」
天宮 「なんだと?」
松島 「『Force entraining(強制連行) 』。あれを使ったのって、理事長じゃねぇのか?」
天宮 「そうかもな…あ…。」
松島 「どうした?」
天宮 「理事長に呼ばれてたの、忘れてた…。」
松島 「ハア!?」
「ハア!?」
神崎 「どうかしたのかなぁ?」
藤咲 「くだらないことでしょう。それよりも、美味しいですか?パンケーキ。」
神崎 「うん!」
すっかり、餌付けされてるね♪
(だって、お茶を飲もうと、ベットから出たら、お腹がなって…光が『お腹が空いているなら、パンケーキでも、作りましょうか?』って言うから…。)
つい嬉しくて、返事をしてしまったってことか
(はい…。)
甘党め…
ガチャ
松島 「ヤバい!!」
バンッ!
突然、扉が開いて、松島と天宮が(凄く焦って)出てきた
神崎 「どうかしたの?」
天宮 「理事長に呼ばれてたの、忘れてた…。」
藤咲 「は?バカじゃないんですか?さっさと、理事長室に行ってください。」
天宮 「いや、呼ばれてるのは、お嬢だ。」
藤咲 「嘘だろ…。」
(謝って、済む話じゃねぇよな…ヤバいな。)
五十嵐 「と、取り敢えず今から理事長室行くか…。」
天宮 「ああ、そうした方が良い。」
それから、バタバタ支度をして、理事長室に向かった
神崎 「何でそんなに怖がってんだ?」
天宮 「ああ、レジェンドだからだ。」
神崎 「『レジェンド』?」
松島 「要するに、王様の王様って、ことだ。」
神崎 「へっへぇ…。」
(めっちゃ、ヤバそうなんですけど!!)
大丈夫だよ!あ、でも色々と大丈夫じゃないかも…
神崎 (大丈夫じゃねぇじゃん!)
まぁ、所謂、腐男子からすると、『その光景は、第三者の目線から見たかった』ってやつがあるんだよ!
(嫌な予感しかねぇ…。)
一時間くらい歩いた後…
藤咲 「お嬢、着きましたよ。」
神崎 (マジか…王道の『豪華な扉がありました』ってやつじゃん…。)
「ありがとう。」
天宮 「じゃあ、聞いてみるわ。」
神崎 (『聞いてみる』?)
所謂、お取り次ぎってこと
神崎 (成る程…って、壁にかけてある電話で、するんかい!イメージと違う…。)
天宮 「遅くなってすみません。神崎 亨也を連れてきました… バンッ!ギュウッ!
『会いたかった!!!』
神崎 「え、何?と言うか、誰?」
突然、扉が開いて、急に抱きしめられた…
『まさか、この日が来るとはなぁ…ああ、可愛い。俺の嫁。』
全員 「「「「「嫁!?」」」」」
神崎 (どういうことだよ!作者!)
……。
(返事しろ!)
……。
(かなり、ヤバい気がする…。)
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